ランバ・ラル

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ランバ・ラル(Ramba Ral)

  • 登場作品:機動戦士ガンダム
  • 声優:広瀬正志、喜山茂雄(THE ORIGIN)
  • 種族:地球人(スペースノイド)
  • 性別:男
  • 年齢:35歳
  • 所属:ジオン公国軍
  • 階級:大尉
  • 役職・称号など:ランバ・ラル隊々長、MSパイロット、青い巨星
  • 主な搭乗機:グフ
  • キャラクターデザイン:安彦良和

機動戦士ガンダム

ジオン軍の宇宙攻撃軍大尉。青い巨星の異名を持つゲリラ戦の専門家。
ザビ家が台頭する以前からの名門、ラル家の息子であるが、父であるジンバ・ラルジオン・ズム・ダイクンの側近ということでザビ派で占められる軍上層部から疎まれ、出世が見込めなかった。
優れたモビルスーツパイロットであり、また卓越した戦術家でもある。策謀渦巻く政治の世界にはあまり踏み込もうとせず、軍人としてはかなり有能。そのためか派閥としては対立していたが、ドズル・ザビに見出されて部下として取り上げられていたほど。部下からの信頼は絶大だが、地球圏での指揮官であったマ・クベからはドズル派であったことと、腹芸のできないタイプだったこともあって疎まれていたようだ。それにも関わらず、意図的に補給をされなかった際に恨みごとの一つも言わなかった。
彼自身は戦争という環境に子供や女性が参加しているという点を好ましく思っておらず、ホワイトベースへ侵入した際にはフラウ・ボウが銃を持っていたにも関わらず武器を奪っただけで見逃してやり、部下のクランプは窓の近くにキッカがいたため爆破をせずに下がるように促すなど、高潔な軍人であった。
ホワイトベースを追撃して地球に降り立ち、慣れない重力下でも得意の神出鬼没戦術でブライトたちを苦しめた。特にアムロとは酒場での一件もあり、鼻っ柱の強い彼をして「あの人に勝ちたい」とまで言わしめた。ガンダム伝統の「強い大人」の代表格。

機動戦士ガンダム THE ORIGIN

一年戦争以前、バリバリの士官だったころのランバ・ラルが描かれている。父ジンバ・ラルの元でダイクン家のために奔走した。TV版ではジンバ・ラルはすでに故人となっており、シャアの言葉からしか人柄は伺えないが、「ORIGIN」ではややザビ家に対する敵愾心が強い父親に対し、ザビ家との対立を避けようとする冷静で現実的な判断をしている。
また、伴侶であるクラウレ・ハモンとの仲も描かれており、より魅力的な二人の姿が描写されている。


登場作品と役柄

機動戦士ガンダム
ドズル・ザビから命じられて「仇討ち部隊」としてホワイトベースをつけ狙う。しかしガンダムとの戦いに敗れ、補給を受けられないまま白兵戦に持ち込むが失敗。

人間関係

ジオン公国軍

クラウレ・ハモン
内縁の妻。戦場に同伴させても批判は出なかったらしい。
クランプ
副官。
タチ
直属の部下の1人。ルウム戦役当時は内事局情報部の局員だったが、後にラル、ハモン達と行動を共にする。
アコースコズン・グラハム
部下。ザクIIで共に戦闘する。
ゼイガン
部下。ホワイトベースを捜索するべく、彼にフラウとアムロの追跡を命じた。
シン・マツナガ
ドズル・ザビ
上官。ダイクン派関係者と知ってか知らずか、ガルマ・ザビの仇討ちを命じる。
キャスバル・レム・ダイクン
ゲラート・シュマイザー
属する派閥は違うが(彼はキシリア派)、互いの実力を認め合う戦友同士。
ジンバ・ラル
父親。ジオン・ダイクンの忠臣であったが、ザビ家への憎悪のために周囲を振り回している。
マ・クベ
キシリア・ザビ配下の大佐。ドズルの直属であるラル達が、キシリアの勢力下で作戦行動している事を快く思わず、ドムの支給を中断させる妨害を行った。

地球連邦軍

アムロ・レイ
彼にとってシャアに続く強敵となり、そして成長するきっかけになった。
セイラ・マス
互いに素性を知っている。第20話の白兵戦中にホワイトベース内で出会い、気を取られているうちにランバ・ラルは重傷を負ってしまう。
フラウ・ボゥ
部下に捕えられた彼女を、ホワイトベースがいるポイントを調べるべく、あえて逃がした。
リュウ・ホセイ
第20話の白兵戦で彼に撃たれ重傷を負うが、反撃で彼にも重傷を負わせた。
ブライト・ノア
冒険王版では彼に止めを刺される。

その他

ラルさん
顔も言動も似てる……けど、別人??

名台詞

機動戦士ガンダム

「ザクとは違うのだよ、ザクとは!」
第12話より、ガンダムのビーム・サーベルを受け止めた際に。台詞と共に軽快な動きと力強さを見せ、視聴者にこれまで登場してきたザクとの違いを知らしめた。また、後の『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場するハイネ・ヴェステンフルスは同様の台詞をオマージュしている。が、こちらは発言したその回で…
「お前の言う通り、今度の作戦はザビ家の個人的な恨みから出てはいる。しかしだ、この戦いで木馬を沈めてガルマ様の仇を討ってみろ、わしは二階級特進だ。わしの出世は部下達の生活の安定に繋がる」
ハモン「兵達のため?」
「お前の為でもある。ザビ家により近い生活ができる。…まぁ、見ていろ」
ハモン「信じております」
第18話より、ハモンから木馬討伐を引き受けた理由について聞かれた際に。上の都合に振り回されながらも、部下、そして愛する者のためを思って全力を尽くす。ラルの器の大きさを垣間見ることができるシーン。
「いい目をしているな。フッフッフッ…それにしても、いい度胸だ。ますます気に入ったよ」(TV版)
「いい目をしているな。フッフッ、それに度胸もいい。ますます気に入ったよ」(劇場版)
第19話より、フラウが捕らえられた際に隠し持っていた拳銃を取り出そうとしていたアムロの動きを見破って。アムロ達がホワイトベースのクルーであると予測したラルはあえてアムロ達を見逃し、ゼイガンにその後をつけさせる。
「せ、正確な射撃だ。それゆえコンピュータには予想しやすい」
同上。ガンダムのビーム・ライフルを全て上半身の動きだけで避けた際に。最初は射撃の正確さに焦りつつも、すぐ冷静に対応できているあたり、さすがベテランのパイロットである。
「まさかな…時代が変わったようだな。坊やみたいなのがパイロットとはな!」(TV版)
「まさかな…時代が変わったようだな。坊やみたいなのがパイロットとは!」(劇場版)
同上。自身を打ち負かした相手が数刻前に会ったばかりのアムロである事を知って。
「見事だな!しかし小僧、自分の力で勝ったのではないぞ!そのモビルスーツの性能のおかげだという事を、忘れるな!」(TV版)
「見事だな!しかし坊主、自分の力で勝ったのではないぞ!そのモビルスーツの性能のおかげだという事を忘れるな!」(劇場版)
アムロ「ま、負け惜しみを!」
同上。撃墜されたグフから脱出する際に。撃墜されたとはいえ、性能が上のガンダムのコックピットハッチを損傷させるなど、今までの敵が為し得なかった事を果たしているあたり、かなり重みのある台詞である。しかしながら、アムロがラルの得意とする接近戦で勝利しているため、負け惜しみというのも強ち間違ってはいない…と思われる。その点は大人ゆえの発言力の強さと言ったところか。
「ハモン、すまぬ。ランバ・ラル、戦いの中で戦いを忘れた…!」

その他

「グフとは違うのだよ! グフとは!」
『ギレンの野望』シリーズでドムに搭乗させた状態で戦闘する際の台詞。念願のドムを手に入れて意気揚々である。なお、ゲルググに搭乗させると「ドムとは~」、ガンダムに搭乗させると「ジムとは~」に変更される。

迷台詞

「げっ!!」
冒険王版での断末魔の声。アルテイシアに再会するや否やブライトに射殺されるという、まさかの最期。あまりにも呆気なさすぎである。ろくに台詞すら言わせてもらえないところが、余計に哀愁を感じさせる。

搭乗機体・関連機体

グフ
アムロ・レイと対峙した時に使用した機体。搭乗時に発した名言は有名。
ランバ・ラル専用ザクI
グフ以前の搭乗機。
キュイ
第20話で乗車。
ザンジバル
地球降下時の座乗艦。
ギャロップ
地球降下後の座乗艦。
モビルワーカー
『THE ORIGIN』で後期型のテストパイロットを務める。
ブグ (THE ORIGIN)
『THE ORIGIN』でのグフ以前の搭乗機。
ドム (ランバ・ラル専用機)、ゲルググ (ランバ・ラル専用機)、ギャン (ランバ・ラル専用機)
『ギレンの野望』シリーズに登場するゲームオリジナル専用機。いずれも専用カラーに塗装されており、搭乗させると上記の名台詞の欄にある台詞を放ってくれる。

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