サイコミュ試験用ザク
サイコミュ試験用ザク | |
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外国語表記 | Zaku II Z Type |
登場作品 | |
デザイナー | 大河原邦男 |
スペック | |
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分類 | ニュータイプ専用試作型モビルスーツ |
型式番号 | MS-06Z |
頭頂高 | 17.7m |
本体重量 | 60.4t |
主動力 | 熱核融合炉 |
装甲材質 | 超硬スチール合金 |
開発組織 | ジオン公国軍 |
開発拠点 | グラナダ |
所属組織 | ジオン公国軍 |
所属部隊 | マルコシアス隊 (4号機) |
母艦 | |
主なパイロット |
ヤハギ・フランジバック アンネローゼ・ローゼンハイン (4号機) |
概要
ジオン公国軍がジオングの試作機としてザクIIをベースに開発した試作型モビルスーツ。本機の計画案はMS-16Xとして通案され、集大成MSとして「ジオング」の呼称が先行して決定された。この開発プロジェクトは「ビショップ計画」と名付けられ、本機も計画名で呼ばれる場合もある。
ジオンはニュータイプの持つ脳波誘導の特性を兵器に活用するべく研究を進めており、一年戦争が有視界戦闘が全てを支配する戦争であっただけに、この計画が実現すれば旧態の電子兵器戦に匹敵する戦術を導入出来ると期待されていた。
サイコミュシステムの試作に対しては、直接ジオングには装着されず、当面のデータ収集とビーム兵器のテストを兼ね、中型戦闘機、ブラウ・ブロ、そしてMS-06Fを母体とする本機の3種の母機が用意された。
本機はF型をベースにしているが、使用されているのはメインフレーム程度であり、頭部を除いてザクの印象は無い。頭部は後方周回式のモニター・カメラに改められ、頭頂部から後部までのサーチが可能。また、各部動力ケーブルも内装式になった事で容積もザクから若干増している。
上半身はジェネレーターの容積増大化と共に推進エンジンの増設が行われ、胸部には左右に1基ずつ、熱核ロケットエンジンが施設され、合計推力は388tにも及ぶ。ただし、その稼働時間は約10分と短く、戦場で使用した際の能力は疑問視された。歩行ユニットは降着用の用途しか持たず、宇宙空間での使用には事実上の用は成さなかったとされる。
腕部はビーム砲の支持ユニットとして使われ、肘から先にはジオングの規格による腕型ビーム砲が取り付けられた。その為、外見上は腕の異常に大きなシルエットとなり、「マウンテンゴリラ」の別名で呼ばれたとも言われている。
サイコミュ試験用ザクは3機が試作され、グラナダより実験艦レムリアに搭載され、コレヒドールに運ばれ稼働試験に供され、その内の2号機がサイコミュ高機動試験用ザクへと改装され、また予備パーツから製造された4号機がアンネローゼの専用機としてア・バオア・クーでの戦闘で運用された。
登場作品と操縦者
- MSV
- 出典元。
- 機動戦士ガンダム エコール・デュ・シエル
- ヤハギ・フランジハックの夢で登場。ア・バオア・クー攻防戦に参加している。なおこの機体は3号機とされている。
- 機動戦士ガンダム外伝 ミッシングリンク
- 4号機にアンネローゼ・ローゼンハインが搭乗。ソロモン、ア・バオア・クーの戦闘に参加するが、最後にペイルライダーと交戦し、行方不明となる。
装備・機能
武装・必殺攻撃
- 有線式5連装メガ粒子砲
- 前腕部に装備されたビーム砲。五指それぞれにビーム砲が搭載されており、有線コントロールによるオールレンジ攻撃が可能。前腕部自体はジオングの規格に準じている事から前腕部が大型化し、これが「マウンテンゴリラ」と呼ばれる一因となった。
対決・名場面
関連機体
- ザクII
- 原型機。ただし、流用されているのはメインフレーム程度であり、頭部にのみその名残を見る事が出来る。
- サイコミュ高機動試験用ザク
- パイロットの能力不足と機動力の不足を改善する為に2号機を改修した機体。
- サイコミュシステム初期試験型ザク
- ビショップ計画の前段階で開発された機体。
- ジオング
- 完成機となる機体。サイコミュ試験用ザクの開発段階で機体名が既に決定していたとされる。
商品情報
ガンプラ