フォースインパルスガンダム

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フォースインパルスガンダム
外国語表記 FORCE IMPULSE GUNDAM
作中名称 フォースインパルス
登場作品 機動戦士ガンダムSEED DESTINY
デザイナー 大河原邦男
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スペック
分類 汎用試作型モビルスーツ
生産形態 ワンオフ機 / 換装形態
型式番号 ZGMF-X56S/α
全高 18.41m
本体重量 78.3t
主動力 バッテリー
装甲材質 ヴァリアブルフェイズシフト装甲
素体 インパルスガンダム
開発組織 ザフト軍
所属組織 ザフト軍
所属部隊 ミネルバ隊
母艦 ミネルバ
主なパイロット
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概要[編集 | ソースを編集]

インパルスに高機動戦闘を想定したシルエット「フォースシルエット」を装着した形態。

フォースシルエットは機体の空戦機動力を最も効率的に引き上げる装備であり、大出力スラスターや大型ウイングなどによって、重力下・無重力下において極めて高度な機動性を獲得、更に基本装備は射撃・格闘双方においても有効に発揮した。特に空戦能力においてはフリーダムに匹敵する程であったと言われている。

その中近距離での高機動戦闘に特化すると同時に優れた汎用性を誇る性能特性から、フォースシルエットはインパルスにおける標準的な装備形態とされ、第2次連合・プラント大戦において最も多用される事となった。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

機動戦士ガンダムSEED DESTINY
初登場作品。当初はシン・アスカが搭乗。アーモリーワンの戦闘でソードシルエットからこの装備に換装するが、強奪された3機のガンダムを取り逃がし、ネオの乗るエグザスにも翻弄されてしまう。ユニウスセブン落下阻止の際の戦闘でも出撃したが、大した戦果は挙げられなかった。オーブ沖での戦闘ではザムザザーに撃墜されそうになるが、シンがS.E.E.D.を覚醒させ、逆にザムザザーを撃墜。その後も着々と戦果を挙げていった。
エンジェルダウン作戦においてはフリーダムの足止め、及び撃破の任を担い出撃。この戦闘でシンは機体の特性を生かした戦いを披露して機体性能で勝るフリーダムを追い詰め、最後はソードシルエットから射出されたエクスカリバーを使って撃破した。
シンがデスティニーに乗り換えた後はルナマリア・ホークが搭乗し、多大な戦果を挙げている。メサイア攻防戦ではエターナルを狙うが、メイリンの説得とドムトルーパーのジェットストリームアタックに圧倒され、一時撤退。その後、アスランインフィニットジャスティスと交戦するが、一蹴される。さらにその後、インフィニットジャスティスとデスティニーの戦闘を止めようと2機の間に割り込んで錯乱していたシンのデスティニーに撃墜されそうになるが、インフィニットジャスティスが間一髪でその攻撃を阻止。直後に撃墜されたデスティニーを追って自らも戦線離脱した。
機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY

装備・機能[編集 | ソースを編集]

特殊機能[編集 | ソースを編集]

ヴァリアブルフェイズシフト装甲
フェイズシフト装甲の改良型。装甲に掛ける電圧を調整できるようになっており、エネルギー消費の効率化を図っている。その影響で、装備に応じて装甲の色が変化するようになった。
デュートリオンビーム送電システム
電力を指向性のビームに返還し、機体へ照射する事でワイヤレスでエネルギーを供給するシステム。これにより、母艦が存在する限り帰艦する事なく戦闘を継続ける事が可能となった。
シルエットシステム
機体の背部装備を換装し、様々な運用用途に対応する。ユニウス条約によるMSの保有数が制限される中で、一機のMSで複数の用途に対応する目的で採用された。インパルスはミネルバからシルエットフライヤーを用いて射出、前線で装備を換装する。

武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]

インパルス本体側[編集 | ソースを編集]

MMI-GAU25A 20mmCIWS
胸部に2門内蔵された機関砲。ミサイル迎撃などの防御や牽制、対人戦や対ソフトスキン目標への攻撃を目的としている。連射性能に優れ、至近距離ではMSの装甲を破壊したケースも確認されているが、搭載部位の関係上、有効射界が限定されるという欠点がある。
M71-AAK フォールディングレイザー対装甲ナイフ
ストライクの装備するアーマーシュナイダーのデータをベースに開発された格闘兵装。両腰部に1本ずつ、計2本を装備する。高硬度のブレードと振動波を併用し、一般的なMSの装甲であれば切断するほどの攻撃力を発揮する他、使用時に電力を消費しない。
MA-BAR72 高エネルギービームライフル
フリーダムやジャスティスに装備されたルプス・ビームライフルの改良型。マティウスアーセナリーMA製の最新モデルで、デュートリオンビーム送電システムによるエネルギー供給を前提として設計されている。連射性能や攻撃力などのバランスに優れる事から、主にフォースインパルスの主兵装として使用される。
セイバーやカオス、ガイアのビームライフルも外観こそ違うが、基本設計は同一である。
MMI-RG59V 機動防盾
左腕部に装備されている装甲板式のシールド。伸縮機能を有しており、非使用時には縮小させ、使用時に装甲を伸長させる事で防御面積を拡大させるなど、機体の状態に合わせて使い分けられる。主にフォースインパルスでは展開した状態、ブラストやソードでは縮めた状態で使用される。

フォースシルエット側[編集 | ソースを編集]

MA-M941 ヴァジュラビームサーベル
シルエット上部に計2本装備されているセカンドステージシリーズ共通のビームサーベル。ジャスティスのラケルタ・ビームサーベルの発展型とも言える格闘兵装。ユニウス条約によって関連技術に制約が課される事を踏まえ、従来のミラージュコロイド技術を使用したタイプとは異なる技術研究によって開発されたもので、従来よりも高出力なものとして完成した。

その他[編集 | ソースを編集]

MMI-710 エクスカリバーレーザー対艦刀
本来はソードシルエットに装備されているレーザー対艦刀。対フリーダム戦ではフォースシルエットを装備したままソードシルエットから、フリーダムを撃墜した。最大出力時はレーザー刃部分から刀身先端までビームの刃が発生する。余談だが、第34話終了後になされた「エクスカリバーの切っ先にはビームが出力されないのでPS装甲のフリーダムを串刺しにはできない」といった突っ込みに対して、スペシャルエディション版では切っ先にビームを出力させ、小説版では串刺しではなく肩から袈裟懸けに斬りおろす、という対応の違いが見られる。
RQM60 フラッシュエッジビームブーメラン
エクスカリバーと同じく、本来はソードシルエット用の装備。アークエンジェルに向かおうとするフリーダムの足を止めるために使用し、フリーダムの態勢を崩した。

対決・名場面[編集 | ソースを編集]

復讐~フリーダム撃破~
フリーダムの戦闘記録を元に、シンとレイがシミュレーションして出した結論はフリーダムのパイロットであるキラ・ヤマトは相手の命を奪う攻撃を選択しない。撃ってくるのは、決まって武装かメインカメラだ。そこにインパルスの勝機がある。というものだった。
フリーダムの攻撃の場所が事前に分かっている上に射撃が恐ろしく正確が故に攻撃を最低限の動きで攻撃を回避し、それでもダメージを受けたチェストフライヤーをパージして大推力のフォースシルエットと共に質量弾として急襲させる攻撃、手持ちの盾を投げた所にビームを当てて反射させる攻撃、胴体部を狙った攻撃をレッグフライヤーの分離で回避するなどトリッキーな戦法で相手の戦術の選択幅を狭め、シンの鬼気迫る気迫を持って終始インパルスが優位に立ちフリーダムを追い詰める。
アークエンジェルが海まで到達しかけたところで、フリーダムも後退を始めるが、シンの指示で呼び出されたソードシルエットからエクスカリバーが取り出され、スラスターを全開に吹かしてフリーダムに突撃。エクスカリバーでフリーダムを串刺しにした。爆炎が晴れた後に残っていたのはインパルス。遂に打倒フリーダムは果たされた。

関連機体[編集 | ソースを編集]

各種換装形態 [編集 | ソースを編集]

インパルスガンダム
背部に何も装着しない形態。
ソードインパルスガンダム
近接格闘戦用装備「ソードシルエット」を装着した形態。巨大な対艦刀を主武装とする。
ブラストインパルスガンダム
砲撃戦闘用装備「ブラストシルエット」を装着した形態。巨大なビーム砲を主武装とする。
デスティニーインパルスガンダム
フォース、ソード、ブラストの三種の武装を統合した形態。チェストフライヤーも専用のものを用意する。

系列機・後継機 [編集 | ソースを編集]

フォースインパルスガンダムSpecII
バッテリーを最新型に換装した改良型。VPS装甲のカラーリングが変化し、ややくすんだ色合いになった。
デスティニーガンダム
デスティニーインパルスで起きた諸処の問題を解決するために新規建造された後継機。

技術的関与のある機体 [編集 | ソースを編集]

エールストライクガンダム
本機とコンセプトを同じとするストライクガンダムの高機動戦闘型。
ブレイズザクウォーリア / ブレイズザクファントム
高機動戦用装備「ブレイズウィザード」を装備した機体。本機にデータが流用されている。
ミネルバ
専用運用艦。

商品情報[編集 | ソースを編集]

ガンプラ[編集 | ソースを編集]

フィギュア[編集 | ソースを編集]

リンク[編集 | ソースを編集]