ガンダムTR-6[ハイゼンスレイII・ラー]
ナビゲーションに移動
検索に移動
ガンダムTR-6[ハイゼンスレイII・ラー] | |
---|---|
外国語表記 | GUNDAM TR-6 [HAZE'N THLEY II-RAH] |
登場作品 | |
デザイナー | 藤岡建機 |
スペック | |
---|---|
別名 | ガンダムTR-6[アドバンスド・ウーンドウォートEX] |
分類 | 試作型可変モビルスーツ |
生産形態 | 試作機 → 少数生産機 / 換装形態 |
型式番号 |
|
主動力 | 熱核融合炉 |
素体 | ガンダムTR-6[ハイゼンスレイII] |
開発組織 | ティターンズ |
所属 | |
母艦 | アレキサンドリア級アスワン |
主なパイロット |
概要[編集 | ソースを編集]
ガンダムTR-6[ハイゼンスレイII]とフルドドIIが合体した形態。フルドドIIの諸機能が付与される事で基本性能が向上する他、フルドドIIのドラムフレームを介してガンダムTR-6[インレ]等の大型装備とドッキングする事が出来る。バランスの取れた戦闘形態であり、運用形態を限定した特殊な形態を除き、最も運用柔軟性に富んでおり、多様な任務に対応可能。
その圧倒的な戦闘力から戦略兵器としての運用を目的とした「領域支配(エリア・ドミナンス)機」に分類されている。領域支配機とは、敵陣への突入と制圧を単独で行う事を主任務とし、その為の性能を付与された機体である。このカテゴリに分類される他のMSとしては、Ζ計画の次世代機(ΖΖガンダムなど)が挙げられ、これらの機体は戦場で見せた単機での圧倒的な活躍、装備の互換性や合体変形といった機体特性などに共通点が見受けられる。
フルドドIIは上半身・下半身にそれぞれ一機ずつ装備する事で第二形態(ラーII形態)となる。また、出撃時には背部にブースターやプロペラントタンクを装着し、クルーザー形態を取る。各形態でもモビルアーマー形態への可変・分離・合体機構は問題なく機能する。
登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]
- ADVANCE OF Ζ ティターンズの旗のもとに
- 初登場作品。エリアルド・ハンターがグリプスIIを巡る最終決戦で運用し、オットー・ペデルセンから下された「ガンダムを実戦投入せずに破壊する」という命令を実行した。漫画版ではコロニーレーザ奪還の為に先頭に立ったものの、それに呼応した部隊が壊滅的な被害を被った為、殿となって友軍の撤退を支援。フルドドIIを失いながらも孤軍奮闘した後、機体を破壊した。
- A.O.Ζ Re-Boot ガンダム・インレ-くろうさぎのみた夢-
装備・機能[編集 | ソースを編集]
特殊機能[編集 | ソースを編集]
- 換装
- 機体各部に強化パーツを装着可能。肩部コンテナや膝部ウェポンベイに各種武装を内蔵可能。
- 万能化換装システムとそれを支える強化人間人格OSによって敵の装備を奪い野戦換装を行うといった芸当も可能。
- 分離・合体
- フルドドIIと、それを介した大型パーツとの分離・合体が可能。Gトップ・ファイター「ストロベリーII」、Gボトム・ファイター「ニルドル・ハインII」、更にはプリムローズIIへの分離が可能。
- 変形
- モビルアーマー形態への可変機構を持つ。またガブスレイと同様、脚部のみを変形させる中間形態へ移行する事が可能。
- 強化人間人格OS (BUNNyS)
- ガンダムTR-6に搭載された特殊OS。機体制御はもとより、万能化換装システムの柔軟性を支える重要なOSでもある。
- OS自体がサイコミュを扱えるという特徴を持ち、一般兵であってもファンネルといったサイコミュ兵装を扱う事が可能となる。その性質上、強化人間パイロットが使用すれば、更に強大な力を発揮する。
- Gトップ・ファイター及びGボトム・ファイター分離時には片側の機体操作を半自立的に担う事も可能。
- マルチ・アーム・ユニット
- フルドドIIのドラムフレームを介して二基装着されている多目的アーム。ギャプランTR-5[フライルー]の装備と同一の物。主にウインチ・キャノンの保持や装備の換装等に使用される。
武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]
- コンポジット・シールド・ブースター
- シールド、ブースター、ロング・ビーム・ライフル、ヒート・ソード、クロー・アーム・ユニットといった機能を備えた複合兵装。ガンダムTR-6の主兵装。
- 多彩な装備を内包し、格闘戦・射撃戦双方に対応可能な他、クロー・アームはワイヤーによる遠隔操作によってウインチ・ユニットとしても使用出来る。
- また、Iフィールド発生器も備えており、シールド周辺に展開して敵のビームを防御する。
- ハイメガ粒子砲
- ボディ・アーマーに内蔵されている高出力のメガ粒子砲。使用時には胴体中央部のハッチが回転する事で砲身が露出。モビルアーマー形態では更に機首方向に回転する。
- ハイメガ粒子砲を運用する為にボディー・アーマーの左右にはサブジェネレーター等の補機が搭載されている他、モビルアーマー形態時の同軸砲として中央部先端には機関砲も備えている。
- メガ粒子砲
- 背部ブースター・ポッド(モビルアーマー形態の機首部分)に内蔵されているメガ粒子砲。普段はハッチが閉じているが、使用時に砲身が展開される。
- ハイゼンスレイIIラー形態時にはフロントアーマーにも増設され、ハイメガ粒子砲とともに縦二門で配置されたレイアウトは、サイコガンダムやドーベン・ウルフの胸部メガ粒子砲に連なる物となっている。
- 肩部ビーム・キャノン
- 両肩に装着されているビーム・キャノン。ガブスレイのそれを模した装備。
- 肩部コンテナ
- 内装を変更可能なコンテナユニット。ミサイルやガトリングなど多彩なオプションが用意されている。
- スプレッド・ビーム砲
- 腰部に装備されている拡散ビーム砲。使用用途はガブスレイやフライルーのそれに準じる。
- 膝部ウェポンベイ
- モビルアーマー形態時に使用可能な武装を収納するウェポンベイ。ミサイルランチャーやビーム砲などが収納される。肩部コンテナと同規格。
- 脚部クロー・アーム
- ガブスレイのそれと同じく脚部を変形させる事で展開される大型クロー・アーム。
- モビルアーマー形態での使用の他に、脚部のみを変形させた中間形態でも使用できる。
- ビーム・サーベル
- 股間部サブアーム及び、脚部クロー・アームに装備可能なビーム・サーベル。脚部用の物はクロー・アームで掴んで使用する。サーベルとして以外にも、ビーム・ライフルとしての機能も有している。
- 強化型ウインチ・キャノン
- 肩部フルドドIIのドラムフレームに接続されたマルチ・アーム・ユニットを介して二基装着されるビーム砲。ギャプランTR-5[アドバンスド・フライルー]に装備されている物と同一の装備であり、ワイヤー制御によって疑似的なオールレンジ攻撃が可能。
- クロー・ユニット
- フルドドIIのクロー・アーム。クローはジャバラアームを介して本体と接続されており自在に可動する他、クロー内部にはビーム・キャノンも搭載されている。
関連機体[編集 | ソースを編集]
- ガンダムTR-6[ハイゼンスレイII]
- ベース機。この状態であってもグリプス戦役期の機体として最上位の性能を有している。
- フルドドII
- フルドドの後継機。ハイゼンスレイIIにはドラムフレームを有するショルダーアーマーとマルチ・アーム・ユニット、ウインチ・キャノン、ブースト・ポッドがドッキングする。
資料リンク [編集 | ソースを編集]
- A.O.Z Re-boot Vol.65 RX-124 ガンダムTR-6[ハイゼンスレイII・ラー]
- A.O.Z Re-boot Vol.77 RX-124HS ガンダムTR-6[ハイゼンスレイII・ラー]形態