ブラレロ

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ブラレロ
外国語表記 Bra-Rello
登場作品 MSV-R
デザイナー 大河原邦男
宮本 崇 (UCE版)[1]
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スペック
分類 ニュータイプ専用試作型モビルアーマー
生産形態 実験機 / サイコミュ練習機
型式番号 MAN-00X-2
主動力 熱核融合炉
開発組織 ジオン公国軍
所属 ジオン公国軍
主なパイロット ペッシェ・モンターニュ
アシュレイ・ホーン
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概要[編集 | ソースを編集]

ジオン公国軍ニュータイプ専用試作型モビルアーマーザクレロをベースに開発された。

グラナダ基地サイコミュシステムを使用したブラウ・ブロの有線コントロール式メガ粒子砲技術の実証検証は成功し、それと同時に同システムをダウンサイジング化した物を搭載したモビルスーツ、あるいはモビルアーマーの開発が命じられた。その理由としてブラウ・ブロは大型突撃艇並みの大きさであったため、量産に向かないと判断されたためである。

開発陣がダウンサイジング機の候補に挙げたのはザクIIとザクレロであった。モビルアーマーのベースにはビグロも候補として挙げられたが、加速性能を損なうとして候補から外された。2案は了承されザクIIはビショップ計画にてサイコミュ試験用ザクサイコミュ高機動試験用ザクへと発展することとなる。もう一方のプランは量産計画の頓挫したザクレロを再利用して、新たにニュータイプ対応の量産機を開発するものであった。

本機は先行生産されたザクレロをベースにわずか1ヶ月で改造された。機体後部にはブラウ・ブロの物の小型化を目指した有線メガ粒子砲が装備され、口部に搭載されている拡散メガ粒子砲にはザクレロの後期型と同様にシャッターが設けられている。プロペラントタンクも増設され、稼働時間が延長されている。コックピットはタンデム化されており、ニュータイプ能力が発揮できない場合でも通常パイロットによって操縦可能となっている。ア・バオア・クーにて腕部も改修され、ヒート・ナタも有線制御式となっている。これにより計4基の攻撃ユニットによるオールレンジ攻撃が可能となった。テスト結果は良好であり、高い攻撃性能を発揮した。

ア・バオア・クーに送られた本機はニュータイプのトレーナー機として運用された。当初のプランであるニュータイプ対応の量産機とはならなかったが、サイコミュの練習機という特殊な機体となった。後にア・バオア・クー防衛任務のために配置転換され、腕部を有線制御式ヒート・ナタへと改修して実戦に参加している。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

MSV-R
出典元。「月刊ガンダムエース」2011年8月号掲載のVol.28で紹介された。挿絵は「一年戦争の末期である12月下旬頃に、ア・バオア・クーから腕部改修後のテストフライトに向かう本機を撮影した物」という体裁となっている。本機は稼働した時期の記録や腕部改修前の姿が発見されておらず、フラナガン機関に残された設計図等のみ確認されている。
機動戦士ガンダム U.C. ENGAGE
2022年2月実装のイベント「0079 ペッシェ・モンターニュ ~序章 命、めぐりあいII~」にて敵機体として映像化込みで実装。宮本 崇氏によりゲーム用に大幅にアレンジされた新規デザインとなっている。ア・バオア・クー防衛戦においてペッシェアシュレイの二人乗りで出撃するも、途中で機体が激しく損傷しアシュレイが戦死。これを機にペッシェがニュータイプとして覚醒し、オールレンジ攻撃を駆使して戦艦2隻、ジム (THE ORIGIN版)9機とボール数機を次々と仕留めていった。ペッシェはその後帰還には成功したものの、損傷した機体がどうなったかについては特に描写は無い。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]

拡散メガ粒子砲
機体中央部に内蔵されているメガ粒子砲。メガ粒子砲は改修前と変わりないが、非使用時に遮断するシャッターが追加されている。
4連装ミサイルランチャー
機体両側面に装備されているミサイル。
有線制御式メガ粒子砲
機体後部に2基装備されている有線制御式のメガ粒子砲。ブラウ・ブロの物より小型化されている。エネルギーは本体のパワーコンデンサーから供給される。
有線式大型ヒート・ナタ
両腕部に装備された有線制御式のヒート・ナタ。出力の限界からメガ粒子砲の代替案として採用された。テストフライトにおいては有用性を示す結果を残しているが、実戦での効果は確認されていない。

対決・名場面[編集 | ソースを編集]

関連機体[編集 | ソースを編集]

ザクレロ
ベース機。
ブラウ・ブロ
この機体のサイコミュシステムを小型化する目標で本機が開発された。

リンク[編集 | ソースを編集]

脚注[編集 | ソースを編集]