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[[アナハイム・エレクトロニクス社]]が[[宇宙世紀]]0120年代に開発した[[地球連邦軍_(UC)|地球連邦軍]]の正式量産型[[モビルスーツ]]。当初より[[ヘビーガン]]の後継機種として開発されていたが、一連の小型モビルスーツ化に乗り遅れたアナハイムは、基本設計を終えたジェムズガンの設計変更を迫られることとなった。極秘プロジェクト「[[シルエットフォーミュラプロジェクト]]」から得られた技術を元に設計変更を行い、完成したのがジェムズガンである。
 
[[アナハイム・エレクトロニクス社]]が[[宇宙世紀]]0120年代に開発した[[地球連邦軍_(UC)|地球連邦軍]]の正式量産型[[モビルスーツ]]。当初より[[ヘビーガン]]の後継機種として開発されていたが、一連の小型モビルスーツ化に乗り遅れたアナハイムは、基本設計を終えたジェムズガンの設計変更を迫られることとなった。極秘プロジェクト「[[シルエットフォーミュラプロジェクト]]」から得られた技術を元に設計変更を行い、完成したのがジェムズガンである。
  
地球連邦軍の量産機としては初めて[[ビーム・シールド]]を採用しているが、堅牢かつ安全性や整備性も高く、また少ない改造での特殊環境への対応可能な高い環境適応能力を誇る。低コストで大量生産に適したモビルスーツであったものの、その戦闘力は当初の想定に達しなかった<ref>「'''ジェムズガンの原型はヘビーガンであり、そのヘビーガンの原型は[[ジェガン]]である。再三に渡る旧式モビルスーツからのアップデートは同機の性能を相対的にだが著しく低下させた'''」との説が主張されることもあるが、実際の書籍では「VガンダムMSVハンドブック1 1993」にて踏襲している部分が多いとしか言及されていない為、真偽は不明。また、シルエットフォーミュラプロジェクトの技術投入も行われているため、旧技術のみの機体ではない。少なくともジェネレーター出力はヘビーガンより1.34倍と大幅に向上し、スラスター総推力は低下しているが、機体の軽量化にも成功しているため、少なくともカタログスペック上はかなりの性能向上が図られている</ref>。
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地球連邦軍の量産機としては初めて[[ビーム・シールド]]を採用しているが、堅牢かつ安全性や整備性も高く、また少ない改造での特殊環境への対応可能な高い環境適応能力を誇る。低コストで大量生産に適したモビルスーツであったものの、その戦闘力は当初の想定に達しなかった<ref>「'''ジェムズガンの原型はヘビーガンであり、そのヘビーガンの原型は[[ジェガン]]である。再三に渡る旧式モビルスーツからのアップデートは同機の性能を相対的にだが著しく低下させた'''」との説が主張されることもあるが、実際の書籍では「VガンダムMSVハンドブック1 1993」にて踏襲している部分が多いとしか言及されていない為、真偽は不明。また、シルエットフォーミュラプロジェクトの技術投入も行われているため、旧技術のみの機体ではない。少なくともジェネレーター出力はヘビーガンより1.34倍と大幅に向上し、スラスター総推力は低下しているが、機体の軽量化にも成功しているため、カタログスペック上はかなりの性能向上が図られている</ref>。
  
 
熟練パイロットの評判も良くなかった事から、新たにジェムズガンのブラッシュアップモデルといえる宇宙用の高性能モビルスーツ・[[ジャベリン]]の設計に着手することとなったため、ジェムズガンは地上用主力機としての道を歩むことになった。各地上基地で大量配備が行われたものの、宇宙世紀0150年代には実戦配備から30年近くが経過し、ジャベリンの地上対応型配備が進んでいる影響もあり、旧式化している。
 
熟練パイロットの評判も良くなかった事から、新たにジェムズガンのブラッシュアップモデルといえる宇宙用の高性能モビルスーツ・[[ジャベリン]]の設計に着手することとなったため、ジェムズガンは地上用主力機としての道を歩むことになった。各地上基地で大量配備が行われたものの、宇宙世紀0150年代には実戦配備から30年近くが経過し、ジャベリンの地上対応型配備が進んでいる影響もあり、旧式化している。
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== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
;[[機動戦士Vガンダム]]
 
;[[機動戦士Vガンダム]]
:初登場作品。第11話で初登場した。0150年代では地上用モビルスーツとして各部隊に配備されているものの、0120年代の技術水準で設計されている同機は旧式化しており、リガ・ミリティアやザンスカール帝国のモビルスーツには対抗できなくなっていた。
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:初登場作品。第11話で初登場した。0150年代では地上用モビルスーツとして各部隊に配備されているものの、0120年代の技術水準で設計されている同機は旧式化しており、ザンスカール帝国のモビルスーツには対抗できなくなっていた。
 
;[[機動戦士クロスボーン・ガンダム]]
 
;[[機動戦士クロスボーン・ガンダム]]
 
:0130年代に正式採用。一部は宇宙用にも配備された。
 
:0130年代に正式採用。一部は宇宙用にも配備された。

2023年5月26日 (金) 13:50時点における最新版

ジェムズガン
外国語表記 Jamesgun
登場作品
デザイナー 石垣純哉
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スペック
分類 汎用量産型モビルスーツ ⇒ 地上用量産型モビルスーツ
型式番号 RGM-119
頭頂高 14.7m
本体重量 7.1t
全備重量 16.3t
主動力 熱核融合炉
ジェネレーター出力 3,860kW
スラスター総推力 66,810kg
アポジモーター数 16
装甲材質 ガンダリウム合金セラミック複合材
開発組織 アナハイム・エレクトロニクス社
所属 地球連邦軍
主なパイロット ハリソン・マディン
ミッチェル・ドレック・ナー
連邦兵
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概要[編集 | ソースを編集]

アナハイム・エレクトロニクス社宇宙世紀0120年代に開発した地球連邦軍の正式量産型モビルスーツ。当初よりヘビーガンの後継機種として開発されていたが、一連の小型モビルスーツ化に乗り遅れたアナハイムは、基本設計を終えたジェムズガンの設計変更を迫られることとなった。極秘プロジェクト「シルエットフォーミュラプロジェクト」から得られた技術を元に設計変更を行い、完成したのがジェムズガンである。

地球連邦軍の量産機としては初めてビーム・シールドを採用しているが、堅牢かつ安全性や整備性も高く、また少ない改造での特殊環境への対応可能な高い環境適応能力を誇る。低コストで大量生産に適したモビルスーツであったものの、その戦闘力は当初の想定に達しなかった[1]

熟練パイロットの評判も良くなかった事から、新たにジェムズガンのブラッシュアップモデルといえる宇宙用の高性能モビルスーツ・ジャベリンの設計に着手することとなったため、ジェムズガンは地上用主力機としての道を歩むことになった。各地上基地で大量配備が行われたものの、宇宙世紀0150年代には実戦配備から30年近くが経過し、ジャベリンの地上対応型配備が進んでいる影響もあり、旧式化している。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

機動戦士Vガンダム
初登場作品。第11話で初登場した。0150年代では地上用モビルスーツとして各部隊に配備されているものの、0120年代の技術水準で設計されている同機は旧式化しており、ザンスカール帝国のモビルスーツには対抗できなくなっていた。
機動戦士クロスボーン・ガンダム
0130年代に正式採用。一部は宇宙用にも配備された。
機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人
ヘビーガンに代わる形で地球連邦軍に配備されている。
機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト
リガ・ミリティア所属機が登場する。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]

バルカン砲
頭部に左右一対2門内蔵されている機関砲。連邦系量産機の伝統を引き継いだ武装である。
ビーム・サーベル
両腰のサイドアーマー内(内側)に左右一対計2基収納されている接近戦用の武装。
ビーム・ライフル
本機に採用された小型のビーム・ライフル。整備性や生産性を重視した、簡易的な構造となっている。性能に関しては宇宙世紀0150年代の他機種のビーム・ライフルに比べて収束率が低く、ある意味ジェガン以前のジムシリーズ、つまり連邦軍向け一般量産機仕様ビーム・ライフルの仕様に戻ってしまった感が否めない。
ビーム・シールド
左腕部に装備されている防御兵装。連邦軍の量産機としては初めて採用された。
メガ・ビーム・バズーカ
元々はクラスターガンダムの装備。0150年代では連邦軍の標準的なオプション装備である。F90系列規格のハードポイントが無い本機ではハードポイント周りの機能と部品を省いた廉価量産品が採用されている。

その他 [編集 | ソースを編集]

スコップ
MS大の大きなスコップ。『V』第11話にて旧ベチエン飛行場を整備していた機体が使用。
アンカーシールド
兵装兼作業用機器。伸縮自在のアンカーとある程度の強度のシールドを組み合わせた複合装備。『鋼鉄の7人』に登場した機体が使用。

対決・名場面[編集 | ソースを編集]

関連機体[編集 | ソースを編集]

カラーバリエーション [編集 | ソースを編集]

ジェムズガン (宇宙艦隊所属機)
ジャベリンが配備されるまでの間、宇宙艦隊に配備されていた機体。ジムカラーに塗装されている。
ジェムズガン (ヨーロッパ地区配備機)
グレーに塗装された機体。後に全ての機体がこのカラーに統一された。
ジェムズガン (インド地区配備機)
緑と白のツートンカラーに塗装された機体。
ジェムズガン (アマゾン地区守備隊)
深緑と茶色のツートンカラーに塗装された機体。
ジェムズガン (コロニー守備隊機)
各コロニーに配備されている機体。一年戦争時のジム・コマンドと同様、クリーム色と黒のツートンカラーに塗装されている。
ジェムズガン (AAAA隊)
連邦軍のMS部隊「AAAA隊」の所属機。デザートカラーに塗装されており、砂漠用ジェムズガンと共に運用された。

別仕様・改修型など [編集 | ソースを編集]

ジェムズガン初期量産型
宇宙世紀120年から5年間配備された機体。機体カラーがヘビーガン等と同じライトグリーンで、ビーム・シールドが装備されていない。
砂漠用ジェムズガン
砂漠用に現地改修された機体。
ショートショルダー
対人用に改修された現地改修機。
ジェムズガン改
眼球型センサー・カメラを搭載したキュクロープス仕様。

系列機・派生機など [編集 | ソースを編集]

ヘビーガン / ハーディガン
前世代機。ハーディガンに関しては機密機の要素が強かった事も有って繋がりが無いかの様に解説される事も多い。
ジャベリン
ジェムズガンをベースにした宇宙用機体。
ジェイブス
小説版「機動戦士Vガンダム」第5巻に登場するジェムズガンの後継となる次期主力機。形式番号やスペックシートは公表されておらず、機体名以外の詳細は不明だが、外見はジェムズガンをやや一回り大型化した様な機体とされる。

商品情報[編集 | ソースを編集]

ガンプラ[編集 | ソースを編集]

資料リンク [編集 | ソースを編集]

リンク[編集 | ソースを編集]

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. ジェムズガンの原型はヘビーガンであり、そのヘビーガンの原型はジェガンである。再三に渡る旧式モビルスーツからのアップデートは同機の性能を相対的にだが著しく低下させた」との説が主張されることもあるが、実際の書籍では「VガンダムMSVハンドブック1 1993」にて踏襲している部分が多いとしか言及されていない為、真偽は不明。また、シルエットフォーミュラプロジェクトの技術投入も行われているため、旧技術のみの機体ではない。少なくともジェネレーター出力はヘビーガンより1.34倍と大幅に向上し、スラスター総推力は低下しているが、機体の軽量化にも成功しているため、カタログスペック上はかなりの性能向上が図られている