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== GSF-YAM01 デルタアストレイ (Δ Astray) ==
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{{登場メカ概要
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| 読み = <!-- 読み方が難しい場合に使用 -->
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| 外国語表記 = Δ Astray
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| 登場作品 = [[機動戦士ガンダムSEED C.E.73 Δ ASTRAY]]
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<!-- *続編、或いは個別作品に出演した作品のみ記載。 -->
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| デザイナー = 大河原邦男
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}}<!-- 必要に応じて追加をお願いします。 -->
  
*登場作品:[[機動戦士ガンダムSEED C.E.73 ΔASTRAY]]
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{{登場メカ概要
*デザイナー:大河原邦男
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| タイトル = スペック
*分類:[[モビルスーツ]]
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| 分類 = [[モビルスーツ]]
*装甲材質:不明
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| 生産形態 = ワンオフ機
<!-- *頭頂高: -->
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| 型式番号 = GSF-YAM01
*全高:17.64m
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| 頭頂高 =
*重量:76.93t
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| 全高 = 17.64m
<!-- *全備重量: -->
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*主動力:核エンジン
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<!-- *ジェネレーター出力: -->
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| 主動力 = [[核エンジン]]
<!-- *スラスター総推力: -->
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| ジェネレーター出力 =
<!-- *センサー有効半径: -->
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| スラスター総推力 =
*開発:[[オーストレールコロニー]] [[ユートピア・プラニティア・ファクトリー]][[ロウ・ギュール]]
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| 装甲材質 =
*主なパイロット:[[アグニス・ブラーエ]][[アイザック・マウ]]
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| センサー有効半径 =
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| 開発組織 = [[ユートピア・プラニティア・ファクトリー]]
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| 開発拠点 = [[オーストレール]]
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| 所属 = マーズコロニー
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| 所属組織 =
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| 所属部隊 =
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| 母艦 = [[アキダリア]]
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| 主なパイロット =
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*[[アグニス・ブラーエ]]
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*[[アイザック・マウ]]
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}}<!-- 必要に応じて追加をお願いします。 -->
  
[[マーシャン]][[モビルスーツ]][[オーストレールコロニー]][[ユートピア・プラニティア・ファクトリー]]で開発された機体で、初の火星製[[MS]]である。[[ガンダムタイプ]]の[[GUNDAM|OS]]と頭部を持つ事から「マーズファーストガンダム(ファーストマーシャンガンダム)」とも呼ばれる。開発には当時火星を来訪していた[[ロウ・ギュール]]の協力も得ており、そのおかげで予定よりも早期に完成している。当初は純粋な戦闘用として完成する予定だったが、ロウの意向でそれ以外の目的でも運用可能なよう調整された。<br />各所には[[D.S.S.D]]やロウ等からもたらされた地球の技術が導入されているが、特殊な関節機構や曲線が多用されたデザインなど地球製MSとは一線を画す外見を持つ。<br />「火星では太陽との距離が開きすぎているせいで太陽光発電に適さない」という理由から動力は核エンジンを採用している。加えて地球での任務に使用する目的から[[ニュートロンジャマーキャンセラー]]も搭載し、[[ニュートロンジャマー]]の影響を受ける事なく無制限にエネルギー供給を受け続けられる。<br />最大の特徴は背部に搭載された[[ヴォワチュール・リュミエール]]で、高い加速性能を発揮する。ただし通常時は起動しておらず、従来型のスラスターで推進力を得ている。重力下での単独飛行も可能。<br />武装はビームライフルと実体剣のみと非常にシンプルで、シールドは装備していない。
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== 概要 ==
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[[オーストレール]]コロニーの[[ユートピア・プラニティア・ファクトリー]]で開発された機体。初の[[火星]][[モビルスーツ]]で、[[ガンダムタイプ]]の[[GUNDAM|OS]]と頭部を持つことから、「マーズファーストガンダム(ファーストマーシャンガンダム)」とも呼ばれる。当初の名称は「デルタ」だったが、[[ロウ・ギュール|ロウ]]が勝手に「デルタアストレイ」と呼んだ事がきっかけでそちらが定着する事になった(当然だが、本機と[[ガンダムアストレイ|アストレイシリーズ]]との間に技術的な関連性はない)。「デルタ」はギリシャ文字からとられているが、これは元々「扉」という意味も持っている。
  
当初の名称は「デルタ」だったが、ロウが勝手に「デルタアストレイ」と呼んだ事がきっかけでそちらが定着する事になった(当然だが、本機と[[ガンダムアストレイ|アストレイシリーズ]]との間には関連性はない)。「デルタ」はギリシャ文字からとられているが、これは元々「扉」という意味も持っている。
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開発には当時火星に来訪していたロウの協力も得ており、そのおかげで予定よりも早期に完成した。また、当初は純粋な戦闘用として設計されていたが、ロウの意向により戦闘以外の目的でも運用できるように調整されている。
  
本機は実は「テラナー(地球人)がマーシャンにどのような対応を取るのかを調べる」という裏の目的の為に用意された機体でもある。これは火星圏で[[ニュートロンジャマーキャンセラー|Nジャマーキャンセラー]]のベースマテリアルとなるレアメタルの鉱脈が発見された為で、これが原因で地球圏の争いが火星圏へと飛び火する事を恐れていた火星政府は密かに特殊な自爆装置を本機と母艦[[アキダリア]]に搭載し、期限内に火星へと帰還できるか確認しようとした。帰還できなかった場合、政府はアグニス達とテラナーとの間にトラブルがあったと判断、「交渉の余地なし」として地球圏と完全に断絶する予定であった。<br />この装置の存在を知っていたのは政府と[[ナーエ・ハーシェル]]のみで、パイロットのアグニスすら知らされていなかった(ちなみにナーエは「アグニスなら任務をやり遂げてくれる」と信じていたので、あえて教えていなかった)。
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ロウがもたらした技術の他、友好関係にあった[[プラント]]、[[D.S.S.D]]などによる宇宙開発の過程で得られた技術が導入されているが、特殊な関節機構や曲面が多用されたデザインなど、[[地球]]圏のモビルスーツとは一線を画す外見を持つ。搭載OSは[[ザフト軍]]の「[[ファーストステージシリーズ]]」と同様であり、「火星」では太陽との距離が開き過ぎているせいで太陽光発電に適さない」と理由から動力は[[核エンジン]]が採用されている。加えて地球での任務に使用する目的から[[ニュートロンジャマーキャンセラー]]も搭載し、[[ニュートロンジャマー]]の影響を受ける事なく無制限にエネルギー供給を受け続けられる。
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最大の特徴はD.S.S.Dが開発した推進システム「[[ヴォワチュール・リュミエール]]」を採用している点であり、圧倒的な加速性能と機動性を獲得している。ただし、パイロットの負担が大きいため常時稼働はしておらず、従来型のスラスターで推進するが、その状態でも重力下での単独飛行が可能となっている。武装は火星独自の技術が用いられた[[ビームライフル]]と実体剣のみと非常にシンプルである。
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本機は実は「テラナー(地球人)がマーシャンにどのような対応を取るのかを調べる」という裏の目的の為に用意された機体でもある。これは火星圏でNジャマーキャンセラーのベースマテリアルとなるレアメタルの鉱脈が発見された為で、これが原因で地球圏の争いが火星圏へと飛び火する事を恐れていた火星政府は密かに特殊な自爆装置を本機と母艦[[アキダリア]]に搭載し、期限内に火星へと帰還できるか確認しようとした。帰還できなかった場合、政府はアグニス達とテラナーとの間にトラブルがあったと判断、「交渉の余地なし」として地球圏と完全に断絶する予定であった。
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この装置の存在を知っていたのは政府と[[ナーエ・ハーシェル]]のみで、パイロットのアグニスすら知らされていなかった(ちなみにナーエは「アグニスなら任務をやり遂げてくれる」と信じていたので、あえて教えていなかった)。
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
<!-- :作品名:説明 -->
 
 
;[[機動戦士ガンダムSEED C.E.73 ΔASTRAY]]
 
;[[機動戦士ガンダムSEED C.E.73 ΔASTRAY]]
:パイロットは[[アグニス・ブラーエ]]、[[アイザック・マウ]]。<br />[[プラント]]を訪れた際に[[地球連合軍]]が宣戦布告・侵攻してきた為、防衛に協力する目的で出撃している。地上の連合軍基地でも[[ファントムペイン]]のMS部隊と交戦し、[[オーブ連合首長国|オーブ]]では[[カガリ・ユラ・アスハ]]を浚った[[フリーダムガンダム]]の攻撃を受けて頭部を損傷している。そのまま追撃を試みるが[[ロンド・ミナ・サハク]]の[[ガンダムアストレイ ゴールドフレーム天ミナ]]に止められて断念した。<br />オーブ出国時の戦闘で[[スウェン・カル・バヤン]]の[[ストライクノワール]]と戦い、左腕を犠牲にノワールストライカーを破壊して墜落させたが、スウェンが[[ワイド・ラビ・ナダガ]]の[[スローターダガーIWSP]]から[[ストライカーパックシステム|I.W.S.P.]]を奪った事で再び攻撃され撃墜されている。その損傷は激しく、自爆装置が作動してもおかしくない状態だったが奇跡的に作動しなかった。<br />その後、可能な範囲で修復が行われ、[[ターンデルタ]]のパワー供給用として使用されている(戦闘は不可能)。[[エミリオ・ブロデリック]]の[[ロッソイージス]]と戦った時にはアイザックが乗り込み、機体をアグニスの元へと運んでいる。アキダリアが火星へと戻る際、本機も一緒に帰還した。
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:パイロットは[[アグニス・ブラーエ]]、[[アイザック・マウ]]。<br />[[プラント]]を訪れた際に[[地球連合軍]]が宣戦布告・侵攻してきた為、防衛に協力する目的で出撃している。地上の連合軍基地でも[[ファントムペイン]]のMS部隊と交戦し、[[オーブ連合首長国|オーブ]]では[[カガリ・ユラ・アスハ]]を浚った[[フリーダムガンダム]]の攻撃を受けて頭部を損傷している。そのまま追撃を試みるが[[ロンド・ミナ・サハク]]の[[ガンダムアストレイ ゴールドフレーム天ミナ]]に止められて断念した。<br />オーブ出国時の戦闘で[[スウェン・カル・バヤン]]の[[ストライクノワール]]と戦い、右腕を犠牲にノワールストライカーを破壊して墜落させたが、スウェンが[[ワイド・ラビ・ナダガ]]の[[スローターダガーIWSP]]から[[ストライカーパックシステム|I.W.S.P.]]を奪った事で再び攻撃され撃墜されている。その損傷は激しく、自爆装置が作動してもおかしくない状態だったが奇跡的に作動しなかった。<br />その後、可能な範囲で修復が行われ、[[ターンデルタ]]のパワー供給用として使用されている(戦闘は不可能)。[[エミリオ・ブロデリック]]の[[ロッソイージス]]と戦った時にはアイザックが乗り込み、機体をアグニスの元へと運んでいる。アキダリアが火星へと戻る際、本機も一緒に帰還した。
  
 
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
 
 
=== 特殊機能 ===
 
=== 特殊機能 ===
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;[[ヴォワチュール・リュミエール]]
 
;[[ヴォワチュール・リュミエール]]
:D.S.S.Dが開発した推進システム。背部に独特な形状の発生装置を有している。使用すると光の翼が発生するが、本機のそれはシステムを強化した影響で安定性に欠けており、千切れ飛ぶ現象が起きている。<br />同組織の[[スターゲイザー]]が搭載している物とは基礎技術こそ同じだが別の方向に発展しており、あちらは光の膜で太陽風を受け止めるソーラーセイルのシステムが基本であり惑星間航行用スラスターとして機能するが、こちらは緊急推進システムとして機能し、システム起動と同時に光圧推進による急加速が可能。この加速は有人の機動兵器としては最速とされる。機体各所に設置された黄色のパネルはサブシステムで、方向転換など推力バランスに使われる。<br />システム起動中はパイロットに強烈なGが襲い掛かる為、対応策として専用コクピットを採用。シートに体を固定して体圧や血流を制御する事で本来耐えられないはずの加速運動にも(短時間だが)耐えられるようになった。なお、このコクピットは機体特性に合わせて作られた専用パイロットスーツと組み合わせて使用する事を前提としており、それを着用していない状態だと負担が増大する。<br />[[ストライクフリーダムガンダム]]や[[デスティニーガンダム]]も本機に近いタイプのシステムを搭載しているが、あくまでも基礎技術のみが共通した近縁種であり同一ではない。
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:[[D.S.S.D]]が開発した次世代の推進システム。同組織の[[スターゲイザー]]に搭載されている物と基礎技術こそ同じだが別の方向に発展しており、あちらがソーラーセイルとしての機能が基本なのに対し、こちらは自機内に搭載されたレーザー発振器による光圧推進を基本としている。稼働させることで背部の発生装置から光の翼が展開するが、本機のそれはシステムを強化した影響で安定性に欠けており、翼が千切れ飛ぶ現象が発生している。また、機体各所に設置された黄色いパネルはサブシステムであり、方向転換や推力バランスを取るのみ使用される。このシステムにより有人の機動兵器としては最速の加速性を発揮可能だが、起動中はパイロットに強烈なGが襲い掛かるため、対応策として専用コクピットと専用パイロットスーツが採用されている。これによりシートに体に固定して体圧や血流を制御することで、本体耐えられないはずの加速運動にも短時間ではあるものの耐えられるようになっている。この性質により本機の「ヴォワチュール・リュミエール」は緊急推進システムに位置付けられている。なお専用パイロットスーツの着用せずとも使用可能だが、その場合パイロットにかかる負荷は増大する。
;パワー送信
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:;パワー送信
:ヴォワチュール・リュミエールを利用し、[[ターンデルタ]]にパワーを送る。<br />本機からターンデルタへの核エンジンとNジャマーキャンセラーの移植が不可能だった為、代替案として考案された。
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::ヴォワチュール・リュミエールが周囲空間にエネルギー干渉する点を利用し、[[ターンデルタ]]にパワーを送る機能。本機からターンデルタへの核エンジンとNジャマーキャンセラーの移植が不可能だった為、代替案として考案された。
 
;[[ニュートロンジャマーキャンセラー]]
 
;[[ニュートロンジャマーキャンセラー]]
 
:[[ニュートロンジャマー]]を無効化する装置。
 
:[[ニュートロンジャマー]]を無効化する装置。
 
;自爆装置
 
;自爆装置
:ロウの帰還後、オーストレールコロニー政府によって搭載された。母艦[[アキダリア]]にも搭載されていて、デルタアストレイが自爆するとあちらも同時に自爆する仕組みである。<br />本機が戦闘で大破するとその瞬間にエンジンが暴走して自爆するようになっている。また鹵獲等の事態も想定し、エンジン周りを整備しただけでも自爆する。更に予定された期日までにデルタアストレイとアキダリアが帰還しなかった場合も自爆してしまう。
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:[[ロウ・ギュール|ロウ]]の帰還後、[[オーストレール]]コロニー政府によって搭載された。母艦[[アキダリア]]にも搭載されていて、デルタアストレイが自爆するとあちらも同時に自爆する仕組みである。本機が戦闘で大破するとその瞬間にエンジンが暴走して自爆するようになっている。また鹵獲等の事態も想定し、エンジン周りを整備しただけでも自爆する。更に予定された期日までにデルタアストレイとアキダリアが帰還しなかった場合も自爆してしまう。
  
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
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;[[ビームライフル]]
;ビームライフル
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:本機専用のビームライフル。特筆すべき点は見受けられない。
:携行式のビーム砲。他の機体の物との違いは特に見受けられない。
 
 
;ソード
 
;ソード
:接近戦用の実体剣。不使用時は左腰部の鞘に収められている。<br />[[VPS装甲]]製の[[ストライカーパックシステム|ノワールストライカー]]をも破壊できる威力がある(設定を把握していなかった可能性もあるが)。
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:接近戦用の実体剣。非使用時には左腰部の鞘に収められている。こちらも特筆すべき点は見受けられないが、[[ヴァリアブルフェイズシフト装甲|VPS装甲]]製の[[ストライクノワール|ノワールストライカー]]を破壊する威力を見せている(設定を把握していなかった可能性もあるが)。
  
 
== 対決・名場面 ==
 
== 対決・名場面 ==
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== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
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;[[ターンデルタ]]
 
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;[[ガードシェル]]
 
:火星製MSの2号機。
 
:火星製MSの2号機。
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:それぞれヴォワチュール・リュミエールやその近縁種の推進システムを搭載している機体群。
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:[[ロウ・ギュール|ロウ]]が火星を含めた様々な技術を用いて製造した機体。当初は損傷したデルタアストレイから核エンジン等を移植しようとしたが、爆発の危険性があったため断念している。
 
;[[アキダリア]]
 
;[[アキダリア]]
 
:母艦。デルタアストレイと連動した自爆装置を有している。
 
:母艦。デルタアストレイと連動した自爆装置を有している。
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== 商品情報 ==
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== リンク ==
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== 話題まとめ ==
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== 資料リンク ==
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[[Category:機動戦士ガンダムSEED C.E.73 Δ ASTRAY]]
== リンク ==
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<!-- DEFAULTSORTとCategoryを元に、各カテゴリページに表示・自動整列されます。 -->
*[[登場メカ]]
 

2021年6月16日 (水) 20:23時点における版

デルタアストレイ
外国語表記 Δ Astray
登場作品 機動戦士ガンダムSEED C.E.73 Δ ASTRAY
デザイナー 大河原邦男
テンプレートを表示
スペック
分類 モビルスーツ
生産形態 ワンオフ機
型式番号 GSF-YAM01
全高 17.64m
本体重量 76.93t
主動力 核エンジン
開発組織 ユートピア・プラニティア・ファクトリー
開発拠点 オーストレール
所属 マーズコロニー
母艦 アキダリア
主なパイロット
テンプレートを表示

概要

オーストレールコロニーのユートピア・プラニティア・ファクトリーで開発された機体。初の火星モビルスーツで、ガンダムタイプOSと頭部を持つことから、「マーズファーストガンダム(ファーストマーシャンガンダム)」とも呼ばれる。当初の名称は「デルタ」だったが、ロウが勝手に「デルタアストレイ」と呼んだ事がきっかけでそちらが定着する事になった(当然だが、本機とアストレイシリーズとの間に技術的な関連性はない)。「デルタ」はギリシャ文字からとられているが、これは元々「扉」という意味も持っている。

開発には当時火星に来訪していたロウの協力も得ており、そのおかげで予定よりも早期に完成した。また、当初は純粋な戦闘用として設計されていたが、ロウの意向により戦闘以外の目的でも運用できるように調整されている。

ロウがもたらした技術の他、友好関係にあったプラントD.S.S.Dなどによる宇宙開発の過程で得られた技術が導入されているが、特殊な関節機構や曲面が多用されたデザインなど、地球圏のモビルスーツとは一線を画す外見を持つ。搭載OSはザフト軍の「ファーストステージシリーズ」と同様であり、「火星」では太陽との距離が開き過ぎているせいで太陽光発電に適さない」と理由から動力は核エンジンが採用されている。加えて地球での任務に使用する目的からニュートロンジャマーキャンセラーも搭載し、ニュートロンジャマーの影響を受ける事なく無制限にエネルギー供給を受け続けられる。

最大の特徴はD.S.S.Dが開発した推進システム「ヴォワチュール・リュミエール」を採用している点であり、圧倒的な加速性能と機動性を獲得している。ただし、パイロットの負担が大きいため常時稼働はしておらず、従来型のスラスターで推進するが、その状態でも重力下での単独飛行が可能となっている。武装は火星独自の技術が用いられたビームライフルと実体剣のみと非常にシンプルである。

本機は実は「テラナー(地球人)がマーシャンにどのような対応を取るのかを調べる」という裏の目的の為に用意された機体でもある。これは火星圏でNジャマーキャンセラーのベースマテリアルとなるレアメタルの鉱脈が発見された為で、これが原因で地球圏の争いが火星圏へと飛び火する事を恐れていた火星政府は密かに特殊な自爆装置を本機と母艦アキダリアに搭載し、期限内に火星へと帰還できるか確認しようとした。帰還できなかった場合、政府はアグニス達とテラナーとの間にトラブルがあったと判断、「交渉の余地なし」として地球圏と完全に断絶する予定であった。

この装置の存在を知っていたのは政府とナーエ・ハーシェルのみで、パイロットのアグニスすら知らされていなかった(ちなみにナーエは「アグニスなら任務をやり遂げてくれる」と信じていたので、あえて教えていなかった)。

登場作品と操縦者

機動戦士ガンダムSEED C.E.73 ΔASTRAY
パイロットはアグニス・ブラーエアイザック・マウ
プラントを訪れた際に地球連合軍が宣戦布告・侵攻してきた為、防衛に協力する目的で出撃している。地上の連合軍基地でもファントムペインのMS部隊と交戦し、オーブではカガリ・ユラ・アスハを浚ったフリーダムガンダムの攻撃を受けて頭部を損傷している。そのまま追撃を試みるがロンド・ミナ・サハクガンダムアストレイ ゴールドフレーム天ミナに止められて断念した。
オーブ出国時の戦闘でスウェン・カル・バヤンストライクノワールと戦い、右腕を犠牲にノワールストライカーを破壊して墜落させたが、スウェンがワイド・ラビ・ナダガスローターダガーIWSPからI.W.S.P.を奪った事で再び攻撃され撃墜されている。その損傷は激しく、自爆装置が作動してもおかしくない状態だったが奇跡的に作動しなかった。
その後、可能な範囲で修復が行われ、ターンデルタのパワー供給用として使用されている(戦闘は不可能)。エミリオ・ブロデリックロッソイージスと戦った時にはアイザックが乗り込み、機体をアグニスの元へと運んでいる。アキダリアが火星へと戻る際、本機も一緒に帰還した。

装備・機能

特殊機能

ヴォワチュール・リュミエール
D.S.S.Dが開発した次世代の推進システム。同組織のスターゲイザーに搭載されている物と基礎技術こそ同じだが別の方向に発展しており、あちらがソーラーセイルとしての機能が基本なのに対し、こちらは自機内に搭載されたレーザー発振器による光圧推進を基本としている。稼働させることで背部の発生装置から光の翼が展開するが、本機のそれはシステムを強化した影響で安定性に欠けており、翼が千切れ飛ぶ現象が発生している。また、機体各所に設置された黄色いパネルはサブシステムであり、方向転換や推力バランスを取るのみ使用される。このシステムにより有人の機動兵器としては最速の加速性を発揮可能だが、起動中はパイロットに強烈なGが襲い掛かるため、対応策として専用コクピットと専用パイロットスーツが採用されている。これによりシートに体に固定して体圧や血流を制御することで、本体耐えられないはずの加速運動にも短時間ではあるものの耐えられるようになっている。この性質により本機の「ヴォワチュール・リュミエール」は緊急推進システムに位置付けられている。なお専用パイロットスーツの着用せずとも使用可能だが、その場合パイロットにかかる負荷は増大する。
パワー送信
ヴォワチュール・リュミエールが周囲空間にエネルギー干渉する点を利用し、ターンデルタにパワーを送る機能。本機からターンデルタへの核エンジンとNジャマーキャンセラーの移植が不可能だった為、代替案として考案された。
ニュートロンジャマーキャンセラー
ニュートロンジャマーを無効化する装置。
自爆装置
ロウの帰還後、オーストレールコロニー政府によって搭載された。母艦アキダリアにも搭載されていて、デルタアストレイが自爆するとあちらも同時に自爆する仕組みである。本機が戦闘で大破するとその瞬間にエンジンが暴走して自爆するようになっている。また鹵獲等の事態も想定し、エンジン周りを整備しただけでも自爆する。更に予定された期日までにデルタアストレイとアキダリアが帰還しなかった場合も自爆してしまう。

武装・必殺攻撃

ビームライフル
本機専用のビームライフル。特筆すべき点は見受けられない。
ソード
接近戦用の実体剣。非使用時には左腰部の鞘に収められている。こちらも特筆すべき点は見受けられないが、VPS装甲製のノワールストライカーを破壊する威力を見せている(設定を把握していなかった可能性もあるが)。

対決・名場面

関連機体

ガードシェル
火星製MSの2号機。
スターゲイザー / ストライクフリーダムガンダム / デスティニーガンダム / デスティニーインパルスガンダム
デスティニーインパルスガンダムR / DIアダガ / ガンダムアストレイ レッドフレーム改 / ガンダムアストレイ ゴールドフレームアマテラス
それぞれヴォワチュール・リュミエールやその近縁種の推進システムを搭載している機体群。
ターンデルタ
ロウが火星を含めた様々な技術を用いて製造した機体。当初は損傷したデルタアストレイから核エンジン等を移植しようとしたが、爆発の危険性があったため断念している。
アキダリア
母艦。デルタアストレイと連動した自爆装置を有している。

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