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2019年3月17日 (日) 11:13時点における版

マラサイ
外国語表記 Marasai
登場作品
デザイナー 小林誠
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スペック
分類 汎用量産型モビルスーツ
型式番号 RMS-108
頭頂高 17.5m
全高 20.5m
本体重量 33.1t
全備重量 59.4t
主動力 熱核融合炉
ジェネレーター出力 1,790kW
スラスター総推力 74,600kg
アポジモーター数 8
装甲材質 ガンダリウム合金
センサー有効半径 10,900m
開発組織 アナハイム・エレクトロニクス社
所属 ティターンズ
主なパイロット
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概要

ティターンズの量産型モビルスーツハイザックの発展型で、アナハイム・エレクトロニクス社で開発された。
本来ならエゥーゴに引き渡されるはずだったが、アナハイム社が「ガンダムMk-II強奪事件」へ関与していたのではないかと疑われ、それをかわすためにティターンズへと無償で引き渡された(この際、型式番号もMSA-002からRMS-108へと変更されている)。このため、ティターンズ(地球連邦軍)側が知らなかったガンダリウムγの技術もティターンズの元へ渡る事となり、グリプス戦役の全陣営がガンダリウムγを使用したモビルスーツを運用するという形になった。
ハイザックをベースとしつつも、ムーバブルフレームを採用し、ジェネレーターも強化されている為、ビーム・ライフルとビーム・サーベルの同時運用も可能となっている。また、カタログスペック上はリック・ディアス百式に匹敵し、操縦性も高い。反面、ハイザックの延長線上の機体にも関わらず機体コストが高く、軍の主力機とはならず、主にティターンズ等の一部のエリートへの支給が優先され、ハイザックやジムIIが引き続き主力としんなり、マラサイ自体も後に登場するバーザムに主力の座を譲ることとなる。

当初はエゥーゴの量産機としてデザインされた当機だが、製作陣営から「両陣営でモノアイ機とゴーグル機が混在するのは混乱する」と言う意見が出た為、急遽ティターンズ側の機体に変更されており、これが上記の「政治的理由」の参考にされている(リック・ディアスやメタスのようなモノアイ機がエゥーゴ陣営に存在するが、量産機では無い事から許容された模様)。

登場作品と操縦者

機動戦士Ζガンダム
先行生産型十数機がティターンズに引き渡され、その内の2機にジェリドやカクリコンが搭乗し、カミーユガンダムMk-IIと交戦したが、両者とも撃破されている。
機動戦士ガンダムΖΖ
第45話、進軍するグレミー軍の中にグレミー軍カラー(灰色)の機体が確認できる。
機動戦士ガンダムUC (アニメ版)
ジオン軍残党が運用してトリントン基地を強襲、防衛隊のジムII等を圧倒するもののバイアラン・カスタムに撃破される。
機動戦士ガンダム サイドストーリー オブ ゼータ
ハイザックやアッシマーと共にエゥーゴ(ジオン)陣営のMSとして登場している。
機動戦士ムーンガンダム
1話冒頭の戦闘にティターンズ残党の戦力として登場している。
機動戦士ガンダム ジオンの再興
ジオン陣営の主力MSとして活躍している。
機動戦士クロスボーン・ガンダム DUST
強盗団が搭乗。モノアイが直せないためか、単眼センサーが4つ並べられている。また、ビーム兵器も使用できないのか実体剣を装備している。

装備・機能

武装・必殺攻撃

60mmバルカン砲
頭部に2門内蔵されている機関砲。
ビーム・サーベル
シールド裏面に2基マウントされている。
ビーム・ライフル
Eパック方式の携行兵装。ハイザックと同じものを使用している。
フェダーイン・ライフル
『星の鼓動は愛』で登場した機体が装備していたが、使用は確認されていない。『UC』では使用が確認されている。
シールド
右肩に装備されている。ハイザックよりも大型化されており、折りたたみも可能。
海ヘビ
携行式の電撃兵器。『UC』に登場するジオン残党の機体が使用している。
ビーム・マシンガン
ギラ・ドーガ用の射撃兵装。『UC バンデシネ』に登場する袖付き所属の機体が使用している。

対決・名場面

関連機体

マラサイ (Define版)
漫画『機動戦士Ζガンダム Define』における本機。開発経緯に変更があり、リック・ディアスの開発データを盗用したデッドコピー機となっている。
ロゼット
ADVANCE OF Ζ ~ティターンズの旗のもとに~』に登場したハイザックをベースに開発された本機の試作機。
マラサイ改
本機のカスタム機。
ストライク・マラサイ
地上用に現地改修した機体。
レジオンマラサイ
レジオンによって捕獲された機体。
ハイザック
前任機。
ギラ・ドーガ
本機の設計思想を引き継いだ形で、ザクIIIなどの機体を統合して完成した。

余談

  • 初期設定では「ドミンゴ」という名前だった(ギャプランも同様)。ただ、同名の車が商標登録済みだったため「マラサイ」に変更されたとされている。「マラサイ」の名称に関しては、書籍『機動戦士ガンダムの常識 モビルスーツ大全 Ζ&ΖΖ&逆襲のシャア編』での記述によると、急な変更を受けた製作スタッフの「今さら~」という発言か元になっているとされている。
    • 一方で「ドミンゴ」の名称が『ADVANCE OF Ζ 刻に抗いし者』で、過去にエゥーゴがテストしていた機体の1つとして挙がっている。
  • 本機のデザインは後に、ロボットアニメ『装甲騎兵ボトムズ ザ・ラストレッドショルダー』に登場するアーマードトルーパー「ブラッドサッカー」のモデルになっている。

商品情報

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