マシュマー・セロ
ナビゲーションに移動
検索に移動
マシュマー・セロ | |
---|---|
外国語表記 | Mashymre Cello |
登場作品 | 機動戦士ガンダムΖΖ |
声優 | 堀内賢雄 |
プロフィール | |
---|---|
種族 | 人間 (スペースノイド) ⇒ 強化人間 |
性別 | 男 |
生年月日 | 宇宙世紀0069年10月29日 |
年齢 | 18歳 ⇒ 19歳 |
没年月日 | 宇宙世紀0089年1月13日 |
出身 | サイド3 |
身長 | 185cm |
体重 | 75kg |
髪色 | 紫 |
瞳の色 | 黄 |
血液型 | AB型 |
大事なもの |
ハマーン様 ハマーン様から賜った薔薇 |
職業 | MSパイロット |
所属 | ネオ・ジオン軍 |
主な搭乗機 |
概要[編集 | ソースを編集]
ハマーン配下のモビルスーツパイロット。ハマーンに絶対の忠誠を誓い、巡洋艦エンドラの艦長を務める。自称「エンドラの騎士」。貴公子然とした容姿に加え、騎士として正々堂々と戦い、敵に対しても敬意を払うという少々時代じみた立ち居振る舞いが特徴的。戦争という非情な環境にありながら万事ロマンチストでありすぎるため、周囲との認識の違いからコメディリリーフを演じてしまう事も多々あった。
左胸に飾っている薔薇はハマーンから賜った物であり、枯れないようにコーティング処理を施した上で、肌身はなさず持ち歩いている。また、ハマーンからの叱咤激励を「ハマーン様のお言葉」と時々思い出しては、人目をはばからずに赤面したり、奮起する事も多い。
シャングリラに入港したアーガマに攻撃をしかけてジュドーに撃退されて以来、ガルスJ、ズサ、ハンマ・ハンマとMSを乗り換えてはジュドーに挑み、その度に敗退。度重なる失敗によりついに左遷されエンドラを退艦、その忠誠心を肥大化させた強化人間としての調整を受けてしまう。強化後、精神は極度に不安定となり、副官イリアの監視のもとで、作戦行動をとることになる。ダブリンへのコロニー落としを成功させ、グレミー・トトが反乱した際にはハマーン派の急先鋒として奮戦。ザクIII改でプルツーのクィン・マンサを退けるなどの目覚ましい戦果をあげるが、その戦闘から帰還中、グレミー派のラカン率いるスペース・ウルフ隊と戦闘になり、半ば暴走状態になりながら複数のドーベン・ウルフを道連れに戦死した。
なお、ハマーン一筋と思いきやファ・ユイリィに一目惚れする場面もあり、思わず「天使殿」と呼ぶなどの一面も見せた。
登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]
- 機動戦士ガンダムΖΖ
- 初出作品。序盤はコミカルな敵役だったがΖΖガンダムに敗れたのを機に一度退場。しばらく経った第37話で再登場するも、別人のように冷徹な強化人間へと変貌していた。肥大化したハマーンへの忠誠心を抱えたまま、最期は自らを省みることなく殉じた。
- 機動戦士ガンダムΖΖ (小説版)
- 序盤の敵として登場し、ハンマ・ハンマに乗る所まではTV版と概ね同じだが、ΖΖに敗れた際に宇宙を漂流。そこをアーガマを追っていたヤザン・ゲーブルとゲモン・バジャックに救助され、共に地球へと降りる。地球ではロンメル隊とも合流し、ゲゼの3号機を駆ってガンダムチームに挑むものの、ロンメル隊が殉ずる光景を目の当たりにして躍起になり単機で突出。結果、撃墜され戦死した。ヤザン達も一応の仲間意識を持っており、墓を立ててその場を後にした。
- 機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像
- 機動戦士ガンダムΖΖ外伝 ジオンの幻陽
- 機動戦士Ζガンダム Define
人間関係[編集 | ソースを編集]
ネオ・ジオン[編集 | ソースを編集]
- ハマーン・カーン
- ネオ・ジオン軍の指導者。絶対的忠誠を誓っており、強化後もその忠誠心は変わらない。
- ゴットン・ゴー
- エンドラ所属時の副官。ボケとツッコミの名コンビだった。
- キャラ・スーン
- ジュドー達に敗れ続け戦果を挙げられずにいた際、監視役としてエンドラに乗艦した。小悪魔的な態度を取る彼女にはマシュマーもほとほと手を焼いており、彼女にエンドラの艦長の座を奪われる事になった。
- グレミー・トト
- エンドラ所属時の部下。当時は新兵であり、マシュマーが退艦する際には彼だけが気遣ってくれた。しかし、後にハマーンに反旗を翻したため、直接対決こそ無かったものの対立関係となってしまう。
- イリア・パゾム
- 強化後の新しい副官。その正体は強化人間になったマシュマーの監視役。
- ガザの嵐隊 (パンパ・リダ / ビアン / ワイム)
- エンドラ所属時の部下。
- ジャムルの3D (デル / ダニー / デューン)
- エンドラII所属時に派遣されてきたジャムル・フィンを駆る部隊。
- サトウ
- エンドラIIに合流してきたジオン共和国軍のリーダー。旧公国軍シンパであり、部隊内で無礼な態度を取る彼らにはエンドラIIの乗員も含めマシュマーも「ジオンの古狸」と腹に据えかねていた。
エゥーゴ[編集 | ソースを編集]
- ジュドー・アーシタ
- シャングリラに住む少年。初めての対決以降、好敵手と認め、幾度と無く勝負を挑んだ。結局、彼に悉く敗退した事で強化人間にされる道へ進ませられる事になってしまう。さらに強化処置を受けた事で彼に関する記憶を失ったため、再会時にはただの敵としてしか認識できなかった。
- ファ・ユイリィ
- 『ΖΖ』第4話で病院前に立ち寄った際に対面。カミーユを気遣う姿に感銘を覚え「天使」と称した。一方のファはあまりにもしつこく賞賛してくるマシュマーに引き気味で、すぐにその場を立ち去った。
その他 [編集 | ソースを編集]
- ゲモン・バジャック
- 『ΖΖ』第5話でネオ・ジオンにゲゼを売り込もうと協力を申し出た。協力的な態度に一度は賛同するものの、彼がジュドーに敗れたと報告を受けた際には「あんなジャンク屋に任せていたのが間違いだったな」と辛辣な感想を述べた。一方で『小説版ΖΖ』ではハンマ・ハンマを撃墜され漂流していた所を彼とヤザンに救助され、以降は行動を共にする。
- ヤザン・ゲーブル
- 元ティターンズ兵。第8話では被弾して乗り捨てたゲゼのせいでエンドラの砲塔が損傷し、アーガマをみすみすシャングリラから出港させてしまった。『小説版ΖΖ』では上述通り彼とも行動を共にし、アーガマを追って地球へ降りる事になる。
名台詞[編集 | ソースを編集]
機動戦士ガンダムΖΖ [編集 | ソースを編集]
- 「力強さの中にも優美さと気品を失わない… いいMSだ。まるでこのバラのように…」
- 第4話より、ガルスJを初めて見た時に評したセリフ。この後「いいMS」はガルスJの代名詞となった。なお、このセリフはオンライン対戦ゲーム「機動戦士ガンダム バトルオペレーション2」でガルスJが実装された際のキャッチコピーに使われている。
- 「私は胸のバラに賭けて、お前を倒す!Ζ!」
- マシュマーのハマーンに対する忠誠心を最も象徴したセリフ。
- 「私はコロニーを落とし、多くの人々の命を奪った。このバラは私には重い」
「騎士はすべからく詩人であるのだ。猛々しいだけでは野獣と一緒だ」 - 第37話より、強化処置を受けた後、イリア・パゾムに薔薇を捧げた時のセリフ。強化を受けた事で既にかつてのようなコミカルさは失われており、久しぶりに彼を見た視聴者は戸惑いを覚える事になった。しかしながら騎士としてのプライドは依然として残っており、彼の優しさ、人間らしさが垣間見える。
- 「悪には悪の報いが、罪には罪の報いが下されるのだ」
- 第45話より、グレミー・トトの反乱の際、部下の士気を上げる為に行なった演説より。
- 「このマシュマー・セロ、己の肉が骨から削ぎ取れるまで戦う!」
- 死の間際、ラカン・ダカラン率いるスペースウルフ隊に決死の特攻を仕掛けた際のセリフ。
- 「ハマーン様……バンザーイ!!」
- 上記の特攻後の凄絶な自爆の際のセリフ。
搭乗機体・関連機体[編集 | ソースを編集]
- ガルスJ
- 最初の搭乗機。
- ズサ
- 2度目のシャングリラ制圧の際の搭乗機。
- ハンマ・ハンマ
- シャングリラを離れたアーガマを追撃した際の搭乗機。
- ザクIII改
- 最後の搭乗機。
- ゲゼ (3号機)
- 小説版『ΖΖ』での最後の搭乗機。
- リゲルグ
- 『ジオンの幻陽』や『Define』での搭乗機。
- エンドラ
- 前半の座乗艦。
- エンドラII
- 後半の座乗艦。
テーマ曲[編集 | ソースを編集]
- 熱血のマシュマー
- 『ΖΖ』第4話のサブタイトルであり、曲名にマシュマー本人の名前が入っている曲。『ΖΖ』本編では主に戦闘中に流れるBGMとしてマシュマーを問わず用いられた。