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== RGM-79G ジム・コマンド ==
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{{登場メカ概要
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| 外国語表記 = GM COMMAND
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*[[機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY]]
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| デザイナー = 出渕裕
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*登場作品:[[機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争]]、[[機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY]]、[[機動戦士ガンダム戦記 MOBILE SUIT GUNDAM BATTLEFIELD RECORD U.C.0081]]
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*デザイナー:出渕裕
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*所属:[[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]]
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*主なパイロット:地球連邦軍一般兵、[[ユウ・カジマ]][[サマナ・フュリス]][[フィリップ・ヒューズ]][[ユーグ・クーロ]]、他
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== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[一年戦争]]時に開発された[[ジムシリーズ]]のバリエーションの1つ。戦時量産型として開発された[[ジム]]に代わって、基本設計により忠実な機種として開発された後期量産型ジムの1種。通信機能が向上したとされ、ランドセルの形状が異なるほか右肩付け根にアンテナが追加されている。また他のジムシリーズのMSとは異なりビームサーベルをリアスカートに装備している点も特徴。<br />本機のスペックは数値の上ではガンダムと同等以上のものを持っているが、『0080』本編では従来のジム同様に敵に撃破される描写が多い。これは『0080』や『0083』に登場する[[ジム改]]などの他の量産機と同様に、本機も元々はただデザインをリファインしただけで[[ジム]]と同一の機体であるとされていたためで、「ジムのバリエーションの1つで性能が上」とする設定は後付けのものだからである。<br />しかし設定が整理されて以降は第11独立機械化混成部隊やファントムスイープ隊など実戦豊富とされる部隊やティターンズやエゥーゴにも配備されているほか、コロニー駐留部隊や地上の拠点防衛向けに配備されたとされている。
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[[一年戦争]]時に開発された[[ジムシリーズ]]のバリエーションの1つ。戦時量産型として開発された[[ジム]]に代わって、基本設計により忠実な機種として開発された後期生産型ジムの1種である。「ジム・コマンド (コロニー戦仕様)」と表記される場合もある。
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本機の特徴として、ランドセルの換装が可能、右肩付け根へのアンテナ追加、従来のジムシリーズとは異なりビームサーベルをリアスカートに装備している点が挙げられる。また、ジム系列機としては初めてモノアイ式のメインカメラユニットを採用している。
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本機はジムD型をベースとしており、機体各所にスラスターを分散配置、D型で実績のあった補助冷却機構の搭載、1,400kWに迫る出力を持つタキム社製新型ジェネレーターの採用等により、高出力化と高機動化を実現した。しかし、このクラスのジェネレーターの生産には無重力環境下の生産設備が必要であり、当時は[[ルナツー]]にしか大規模な生産設備が無かった事から、MS経験者への優先配備機として、配備は限定的なものとなった。「指揮官」を意味する「コマンド(Command)」が機体名に用いられているのも、MS経験者が小隊の隊長を任じられ、結果的に指揮官が使用するケースが多数見られた事に起因している。また、MS経験者が貴重な人材であり、ジムとは性質の異なる任務が宛がわれる傾向にあった事から、特殊部隊機(Commando)であると誤解を生じる場合もあったようだ。
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終戦後はジェネレーター生産に関する問題も技術的に解決されたため、[[ジム改|C型]]には及ばずとも一定数が製造され、公国軍残党狩りを専門とする遊撃部隊や特殊部隊のパイロット達に好んで使用された。
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本機のスペックは数値の上ではガンダムと同等以上のものを持っているが、『0080』本編では従来のジム同様に敵に撃破される描写が多い。これは『0080』や『0083』に登場する[[ジム改]]などの他の量産機と同様に、本機も元々はただデザインをリファインしただけで[[ジム]]と同一の機体であるとされていたためで、「ジムのバリエーションの1つで性能が上」とする設定は後付けのものだからである。
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設定が整理されて以降は、第11独立機械化混成部隊やファントムスイープ隊など実戦豊富とされる部隊や、ティターンズやエゥーゴにも配備されている他、コロニー駐留部隊や地上の拠点防衛向けに配備されたとされている。前述の被撃墜描写に関しても「スペック的には公国軍のMS-14[[ゲルググ]]に匹敵すると言われているが、緊急性が低い領域へ多く配備されていたためか、各機能が抑制されている場合が多く、ポテンシャルを存分に発揮できない局面も多かったとされている」と考察する資料<ref>[[ガンプラ]]「MG 1/100 ジム・コマンド (コロニー戦仕様)」のインストより。</ref>も存在する。
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
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:初登場作品。第1話で中立コロニー群サイド6・リボーコロニーの内部に威力偵察で進入したジオン軍のMS部隊を迎撃する姿が描かれているが、大概は撃墜されている。後に[[バーナード・ワイズマン|バーニィ]]が、[[ザクII改]]の修理に本機の残骸から得た部品を使用している。その描写から、ジオンと連邦軍でモビルスーツのパーツの共有化が図られている事が窺える。
 
:初登場作品。第1話で中立コロニー群サイド6・リボーコロニーの内部に威力偵察で進入したジオン軍のMS部隊を迎撃する姿が描かれているが、大概は撃墜されている。後に[[バーナード・ワイズマン|バーニィ]]が、[[ザクII改]]の修理に本機の残骸から得た部品を使用している。その描写から、ジオンと連邦軍でモビルスーツのパーツの共有化が図られている事が窺える。
 
;[[機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY]]
 
;[[機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY]]
:[[ユウ・カジマ]]の所属する[[第11独立機械化混成部隊]](モルモット隊)に主力機として配備されている。カラーリングは宇宙戦仕様と同様、赤と白のツートンカラー。なお、本編はオデッサ作戦終了直後、後期生産型のジムの量産が始まっていない時期であるため、本来であれば本機の登場は時系列的におかしい。その為か、後出する作品では[[ジム]]や[[陸戦型ジム]]に差し替えられる事がある。『サイドストーリーズ』のリメイク版では先行配備機として設定されている。
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:[[ユウ・カジマ]]の所属する[[モルモット隊|第11独立機械化混成部隊]](モルモット隊)に主力機として配備されている。カラーリングは宇宙戦仕様と同様、赤と白のツートンカラー。なお、本編はオデッサ作戦終了直後、後期生産型のジムの量産が始まっていない時期であるため、本来であれば本機の登場は時系列的におかしい。その為か、後出する作品では[[ジム]]や[[陸戦型ジム]]に差し替えられる事があり、また、『サイドストーリーズ』のリメイク版では先行配備機として設定されている。
;[[機動戦士ガンダム戦記 MOBILE SUIT GUNDAM BATTLEFIELD RECORD U.C.0081]]
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;[[機動戦士ガンダム戦記 (PS3版)]]
:[[ユーグ・クーロ]]の所属する[[ファントムスイープ隊]]に主力機として配備されている。
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:[[ユーグ・クーロ]]の所属する[[ファントムスイープ隊]]に主力機として配備されている。シールドには部隊章であるドクロのマークが描かれている。
;MS ERA 0001〜0080 ガンダム戦場写真集
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;MS ERA 0001~0080 ガンダム戦場写真集
 
:ジオン軍に鹵獲された機体が登場している。緑のジオンカラーに塗装され、ジオンマークが塗装された六角形のシールドを装備している。
 
:ジオン軍に鹵獲された機体が登場している。緑のジオンカラーに塗装され、ジオンマークが塗装された六角形のシールドを装備している。
  
 
== 武装・必殺攻撃 ==
 
== 武装・必殺攻撃 ==
 
;60mmバルカン砲
 
;60mmバルカン砲
:頭部に装備された迎撃用バルカンシステム。主に相手の牽制などに用いられる。
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:頭部に2門内蔵されている迎撃用バルカンシステム。主に相手の牽制などに用いられる。
 
;ブルパップ・マシンガン
 
;ブルパップ・マシンガン
:90mmの実弾を装填したプルバップ式マシンガン。一年戦争後期のジム系統に代表される武装の1つで、後発作品にも多数登場している。
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:90mm口径のプルバップ式マシンガン。一年戦争後期のジム系統に代表される武装の1つで、後発作品にも多数登場している。
 
;ハンド・グレネード
 
;ハンド・グレネード
 
:モビルスーツ用の特殊擲弾。モルモット隊所属機が装備。
 
:モビルスーツ用の特殊擲弾。モルモット隊所属機が装備。
 
;ビーム・サーベル
 
;ビーム・サーベル
:ビーム刃を発生させる近接戦闘武装。リアアーマーに2本装備。ホルダーの装備位置の違いからか、形状が若干異なる(ジム・ガンダム系というよりリック・ディアスのものに近い)。
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:ビーム刃を発生させる近接戦闘武装。リア・スカートのサーベルラックに2本装備されている。2本装備の理由としては、本機のバックパックが機動性重視の設計によりエネルギー充填機能がオミットされ、1本を使い回す事ができなかったためである。また、従来のジムタイプと比べて、グリップの形状が若干異なる(ジム・ガンダム系というより[[リック・ディアス]]の物に近い)。
 
;シールド
 
;シールド
 
:ビームコーティングがなされている曲面的なシールド。『0080』劇中では未装備だが、後発作品において頻繁に登場している。
 
:ビームコーティングがなされている曲面的なシールド。『0080』劇中では未装備だが、後発作品において頻繁に登場している。
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== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
 
;[[ジム・コマンド宇宙戦仕様]]
 
;[[ジム・コマンド宇宙戦仕様]]
:本機の宇宙戦装備。バックパックなどが変更されている。
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:本機の宇宙戦装備。バックパックが空間戦仕様の物に換装されている。
;[[ジム]]
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;ジムD型
:連邦軍の戦時量産機。
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:[[寒冷地用ジム]]の通常仕様。本機のベース機である。
;[[ジム改]]
 
:本機と同様、後期生産型のジムに分類される機体。
 
;[[寒冷地用ジム]]
 
:通常仕様であるD型が本機のベースとなっている。
 
 
;[[ジム・スナイパーII]]
 
;[[ジム・スナイパーII]]
 
:本機をベースに[[ジム・スナイパーカスタム]]の開発コンセプトを取り入れて完成させた傑作機。
 
:本機をベースに[[ジム・スナイパーカスタム]]の開発コンセプトを取り入れて完成させた傑作機。
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;[[ジム改[ケラウノス所属機]]]
 
;[[ジム改[ケラウノス所属機]]]
 
:組み立ての際の不足パーツに本機のパーツが使用されている。
 
:組み立ての際の不足パーツに本機のパーツが使用されている。
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;[[ガンダム (ハンマーヘッド)]]
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:本機もしくはコマンド宇宙戦仕様がベース機となっている。
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;[[ジム改]]
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:本機と同様、後期生産型のジムに分類される機体。
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== 余談 ==
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*機体名の「コマンド」についてだが、指揮・司令(転じて司令部等)を示す「Command」であり、特殊部隊や奇襲部隊を示す「Commando」は誤り。
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== 商品情報 ==
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== リンク ==
 
== リンク ==
 
*[[登場メカ]]
 
*[[登場メカ]]
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== 脚注 ==
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2019年6月20日 (木) 20:30時点における版

ジム・コマンド
外国語表記 GM COMMAND
登場作品
デザイナー 出渕裕
テンプレートを表示
スペック
分類 汎用量産型モビルスーツ
型式番号 RGM-79G
頭頂高 18.0m
本体重量 43.5t
全備重量 56.4t
主動力 熱核融合炉
ジェネレーター出力 1,330kW
スラスター総推力 67,000kg
装甲材質 チタン・セラミック複合材
センサー有効半径 6,000m
開発組織 地球連邦軍
開発拠点 オーガスタ工廠(基礎設計)
ルナツー工廠(大量生産)
所属組織 地球連邦軍
所属部隊 第11独立機械化混成部隊 (モルモット隊)
ファントムスイープ隊
他多数
主なパイロット ユウ・カジマ
サマナ・フュリス
フィリップ・ヒューズ
ユーグ・クーロ
地球連邦軍一般兵
他多数
テンプレートを表示

概要

一年戦争時に開発されたジムシリーズのバリエーションの1つ。戦時量産型として開発されたジムに代わって、基本設計により忠実な機種として開発された後期生産型ジムの1種である。「ジム・コマンド (コロニー戦仕様)」と表記される場合もある。

本機の特徴として、ランドセルの換装が可能、右肩付け根へのアンテナ追加、従来のジムシリーズとは異なりビームサーベルをリアスカートに装備している点が挙げられる。また、ジム系列機としては初めてモノアイ式のメインカメラユニットを採用している。

本機はジムD型をベースとしており、機体各所にスラスターを分散配置、D型で実績のあった補助冷却機構の搭載、1,400kWに迫る出力を持つタキム社製新型ジェネレーターの採用等により、高出力化と高機動化を実現した。しかし、このクラスのジェネレーターの生産には無重力環境下の生産設備が必要であり、当時はルナツーにしか大規模な生産設備が無かった事から、MS経験者への優先配備機として、配備は限定的なものとなった。「指揮官」を意味する「コマンド(Command)」が機体名に用いられているのも、MS経験者が小隊の隊長を任じられ、結果的に指揮官が使用するケースが多数見られた事に起因している。また、MS経験者が貴重な人材であり、ジムとは性質の異なる任務が宛がわれる傾向にあった事から、特殊部隊機(Commando)であると誤解を生じる場合もあったようだ。

終戦後はジェネレーター生産に関する問題も技術的に解決されたため、C型には及ばずとも一定数が製造され、公国軍残党狩りを専門とする遊撃部隊や特殊部隊のパイロット達に好んで使用された。

本機のスペックは数値の上ではガンダムと同等以上のものを持っているが、『0080』本編では従来のジム同様に敵に撃破される描写が多い。これは『0080』や『0083』に登場するジム改などの他の量産機と同様に、本機も元々はただデザインをリファインしただけでジムと同一の機体であるとされていたためで、「ジムのバリエーションの1つで性能が上」とする設定は後付けのものだからである。

設定が整理されて以降は、第11独立機械化混成部隊やファントムスイープ隊など実戦豊富とされる部隊や、ティターンズやエゥーゴにも配備されている他、コロニー駐留部隊や地上の拠点防衛向けに配備されたとされている。前述の被撃墜描写に関しても「スペック的には公国軍のMS-14ゲルググに匹敵すると言われているが、緊急性が低い領域へ多く配備されていたためか、各機能が抑制されている場合が多く、ポテンシャルを存分に発揮できない局面も多かったとされている」と考察する資料[1]も存在する。

登場作品と操縦者

機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争
初登場作品。第1話で中立コロニー群サイド6・リボーコロニーの内部に威力偵察で進入したジオン軍のMS部隊を迎撃する姿が描かれているが、大概は撃墜されている。後にバーニィが、ザクII改の修理に本機の残骸から得た部品を使用している。その描写から、ジオンと連邦軍でモビルスーツのパーツの共有化が図られている事が窺える。
機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY
ユウ・カジマの所属する第11独立機械化混成部隊(モルモット隊)に主力機として配備されている。カラーリングは宇宙戦仕様と同様、赤と白のツートンカラー。なお、本編はオデッサ作戦終了直後、後期生産型のジムの量産が始まっていない時期であるため、本来であれば本機の登場は時系列的におかしい。その為か、後出する作品ではジム陸戦型ジムに差し替えられる事があり、また、『サイドストーリーズ』のリメイク版では先行配備機として設定されている。
機動戦士ガンダム戦記 (PS3版)
ユーグ・クーロの所属するファントムスイープ隊に主力機として配備されている。シールドには部隊章であるドクロのマークが描かれている。
MS ERA 0001~0080 ガンダム戦場写真集
ジオン軍に鹵獲された機体が登場している。緑のジオンカラーに塗装され、ジオンマークが塗装された六角形のシールドを装備している。

武装・必殺攻撃

60mmバルカン砲
頭部に2門内蔵されている迎撃用バルカンシステム。主に相手の牽制などに用いられる。
ブルパップ・マシンガン
90mm口径のプルバップ式マシンガン。一年戦争後期のジム系統に代表される武装の1つで、後発作品にも多数登場している。
ハンド・グレネード
モビルスーツ用の特殊擲弾。モルモット隊所属機が装備。
ビーム・サーベル
ビーム刃を発生させる近接戦闘武装。リア・スカートのサーベルラックに2本装備されている。2本装備の理由としては、本機のバックパックが機動性重視の設計によりエネルギー充填機能がオミットされ、1本を使い回す事ができなかったためである。また、従来のジムタイプと比べて、グリップの形状が若干異なる(ジム・ガンダム系というよりリック・ディアスの物に近い)。
シールド
ビームコーティングがなされている曲面的なシールド。『0080』劇中では未装備だが、後発作品において頻繁に登場している。
シールド (モルモット隊)
モルモット隊所属機が装備しているシールド。ジム寒冷地仕様などが装備するシールドに似ているが、上下先端にスパイクが付いている等、若干の差異がある。

対決・名場面

関連機体

ジム・コマンド宇宙戦仕様
本機の宇宙戦装備。バックパックが空間戦仕様の物に換装されている。
ジムD型
寒冷地用ジムの通常仕様。本機のベース機である。
ジム・スナイパーII
本機をベースにジム・スナイパーカスタムの開発コンセプトを取り入れて完成させた傑作機。
ジム・コマンド・ライトアーマー
ジム・ライトアーマーと同様、軽量化によって機動力を向上させた機体。
ハイブースト・ジム
移動速度の向上を目的に改修された機体。
ジム・ドミナンス
後期生産型のジムを改修した機体であり、機体パーツに本機との類似点が見られる。
ジム改[ケラウノス所属機]
組み立ての際の不足パーツに本機のパーツが使用されている。
ガンダム (ハンマーヘッド)
本機もしくはコマンド宇宙戦仕様がベース機となっている。
ジム改
本機と同様、後期生産型のジムに分類される機体。

余談

  • 機体名の「コマンド」についてだが、指揮・司令(転じて司令部等)を示す「Command」であり、特殊部隊や奇襲部隊を示す「Commando」は誤り。

商品情報

ガンプラ

書籍 

リンク

脚注

  1. ガンプラ「MG 1/100 ジム・コマンド (コロニー戦仕様)」のインストより。