「ジャミトフ・ハイマン」の版間の差分
37行目: | 37行目: | ||
== 概要 == | == 概要 == | ||
− | [[ティターンズ]]の最高司令官。元は[[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]]の財務部門を管理する高官であったが、[[デラーズ紛争]] | + | [[ティターンズ]]の最高司令官。元は[[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]]の財務部門を管理する高官であったが、[[デラーズ紛争]]終結後、地球至上主義者を纏め上げ[[ジオン残党]]狩りと地球圏の治安維持を名目にティターンズを結成した。 |
− | 生粋の[[アースノイド]]かつ連邦軍の高官であはあるが、腹心である[[バスク・オム]]のように[[スペースノイド]] | + | 生粋の[[アースノイド]]かつ連邦軍の高官であはあるが、腹心である[[バスク・オム]]のように[[スペースノイド]]に対する憎悪や侮蔑を原動力としておらず、むしろ地球環境を汚染し続ける人類と、それを黙認する連邦の腐敗した体制を嫌っていた。その最終目的は戦争によって地球経済を困窮させてアースノイドを間引きし、地球上の人類を全て宇宙へ移住させ、地球環境を改善させる事にあった<ref>ただし、その思想はスペースノイドの間で語られるエレズムとは異なり、スペースノイドへの反感から端を発した物でもある。</ref>。[[ニュータイプ]]に対しても、「人類を脅かすミュータント」という認識を抱く一方で、独自の解釈でその概念を捉えており、[[オールドタイプ]]であっても意識の持ち方次第で(本来の意味での)ニュータイプになり得るという考えを持っていた。 |
− | しかし、[[バスク・オム]]や[[ジャマイカン・ダニンガン]] | + | 地球環境再生の一環として戦争を利用し、時として大量虐殺も厭わないという意味ではどちらかと言えば[[ギレン・ザビ]]に共感するものがある。また、手段こそ異なれど、地球環境の保護と改善を促すという意味では政敵である[[ブレックス・フォーラ]]や[[クワトロ・バジーナ]]と目的を同じとしていた。 |
+ | |||
+ | しかし、[[バスク・オム]]や[[ジャマイカン・ダニンガン]]には彼の真意は伝わっておらず、彼らの横暴な振る舞いによってティターンズを取り巻く民衆の感情は悪化<ref>ジャミトフはティターンズの首魁ではあるものの、[[30バンチ事件]]や[[グラナダ]]へのコロニー落としなど、政治的な批判を受けるであろう作戦行動には難色を示している。</ref>。更には[[ブレックス・フォーラ]]が[[エゥーゴ]]を立ち上げた事により、[[グリプス戦役]]が勃発。ジャミトフは覇権獲得の為の政治工作を繰り広げ、同時に部隊を私物化するバスクに対する牽制の為に[[パプテマス・シロッコ]]を登用する等の布石を打っていたが、[[ダカール演説]]でティターンズの横暴が明かされた事で支持基盤を失い、最終的にシロッコの裏切りによって謀殺された。 | ||
== 登場作品と役柄 == | == 登場作品と役柄 == | ||
83行目: | 85行目: | ||
== リンク == | == リンク == | ||
*[[登場人物]] | *[[登場人物]] | ||
− | + | == 脚注 == | |
− | + | <references /> | |
<!-- 本文には<ref>内容</ref>のかたちで挿入してください。 --> | <!-- 本文には<ref>内容</ref>のかたちで挿入してください。 --> | ||
2020年12月9日 (水) 23:18時点における版
ジャミトフ・ハイマン | |
---|---|
外国語表記 | Jamitov Hymem |
登場作品 | |
声優 |
|
デザイナー |
|
プロフィール | |
---|---|
種族 | 地球人(アースノイド) |
性別 | 男性 |
年齢 | 不明(老年) |
没年月日 | 宇宙世紀0088年1月25日 |
所属 | 地球連邦軍 |
所属部隊 | ティターンズ |
階級 |
|
主な搭乗機 | ドゴス・ギア |
概要
ティターンズの最高司令官。元は地球連邦軍の財務部門を管理する高官であったが、デラーズ紛争終結後、地球至上主義者を纏め上げジオン残党狩りと地球圏の治安維持を名目にティターンズを結成した。
生粋のアースノイドかつ連邦軍の高官であはあるが、腹心であるバスク・オムのようにスペースノイドに対する憎悪や侮蔑を原動力としておらず、むしろ地球環境を汚染し続ける人類と、それを黙認する連邦の腐敗した体制を嫌っていた。その最終目的は戦争によって地球経済を困窮させてアースノイドを間引きし、地球上の人類を全て宇宙へ移住させ、地球環境を改善させる事にあった[1]。ニュータイプに対しても、「人類を脅かすミュータント」という認識を抱く一方で、独自の解釈でその概念を捉えており、オールドタイプであっても意識の持ち方次第で(本来の意味での)ニュータイプになり得るという考えを持っていた。
地球環境再生の一環として戦争を利用し、時として大量虐殺も厭わないという意味ではどちらかと言えばギレン・ザビに共感するものがある。また、手段こそ異なれど、地球環境の保護と改善を促すという意味では政敵であるブレックス・フォーラやクワトロ・バジーナと目的を同じとしていた。
しかし、バスク・オムやジャマイカン・ダニンガンには彼の真意は伝わっておらず、彼らの横暴な振る舞いによってティターンズを取り巻く民衆の感情は悪化[2]。更にはブレックス・フォーラがエゥーゴを立ち上げた事により、グリプス戦役が勃発。ジャミトフは覇権獲得の為の政治工作を繰り広げ、同時に部隊を私物化するバスクに対する牽制の為にパプテマス・シロッコを登用する等の布石を打っていたが、ダカール演説でティターンズの横暴が明かされた事で支持基盤を失い、最終的にシロッコの裏切りによって謀殺された。