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+ | [[ラプラスの箱]]をめぐる最終決戦のさなか、バンシィとユニコーンの戦いに割って入り、NT-Dに取り込まれたリディにミネバとともに精神感応で説得するも直前で失敗。激高したリディのビーム・マグナムでコクピットを撃ち抜かれ、戦死。(原作小説ではリディの憎悪の先はミネバであり、ネェル・アーガマを狙ったバンシィからこれをかばい、自らを盾とした)死の瞬間、自らを殺したリディへと「判りあうこと」を語りかけ、システムの呪縛から解き放つ。同時に[[サイコフレーム]]の共振によって増幅された精神波で地球連邦上層部による[[コロニーレーザー]]攻撃を知らせるとともに、親しい人々へ最後のメッセージを伝えて散った。バナージはその「死」を共感することで感応波を極大化し、NT-Dを封じられたユニコーンを頚木から解き放ち、危機を脱した。これ以降、ユニコーンのサイコフレームは常にエメラルドグリーンの光を放つようになり、機体の遠隔操作やシールドの遠隔操作、果てはコロニーレーザーの無力化など予測不能の潜在能力を発揮するようになる。 | ||
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+ | ガンダムシリーズ伝統の別離を象徴するヒロインであり、暗い過去を背負い、心に傷を負いながらも前を向いて生きようとする、強く、やさしいお姉さんポジションである。一方で好きな食べ物はアイスクリームというかわいらしいギャップに、高い人気を誇る。そのため、彼女の命を奪ったリディはファンから蛇蝎のごとく嫌われるという割を喰ってしまう。 | ||
== 登場作品と役柄 == | == 登場作品と役柄 == | ||
;[[機動戦士ガンダムUC]] | ;[[機動戦士ガンダムUC]] | ||
− | : | + | :初登場作品。同作における強化人間ポジションのキャラクターであり、従来の強化人間と同様に最終的には悲劇的な末路を迎えるものの、初期から主人公バナージや他のキャラクターの思想に大きな影響力を与え、彼らを繋ぐ存在として強く生き抜いた。 |
== 人間関係 == | == 人間関係 == | ||
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;[[スベロア・ジンネマン]] | ;[[スベロア・ジンネマン]] | ||
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+ | :思念のビジョンとなり、リディの手を取り語りかけた。女神のような微笑を残し、リディをシステムの呪縛から解き放った。 | ||
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+ | :最後の思念波で伝えたメッセージ。前半はジンネマンへ、後半はミネバへ。この意味は物語最後にあきらかになる。 | ||
+ | ;「今のお前達には見えないものが、私には見える。ここでは時間さえ輝いて見える。どんな絶望の中にも希望は生まれる。お前は光だ。悲しみすら糧として、道を照らせ……姫様と二人で。」 | ||
+ | :「光」はマリーダの求めるものとして、また宇宙世紀に生きる人々のキーワードとして幾度も登場する。 | ||
+ | ;「人は今、戸口に立っている。いつか肉体を持ったまま、そこをくぐれるときが来るのかもしれない。この虹の彼方に、道は続いている……。」 | ||
== 搭乗機体・関連機体 == | == 搭乗機体・関連機体 == | ||
<!-- キャラクターが大きく関わった(開発した、搭乗した)機体を記述してください。 --> | <!-- キャラクターが大きく関わった(開発した、搭乗した)機体を記述してください。 --> | ||
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− | + | *[http://www.gundam-unicorn.net/tv/character/09.php 『機動戦士ガンダムUC RE:0096』公式サイト:マリーダ・クルス] | |
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2021年2月25日 (木) 00:13時点における最新版
マリーダ・クルス | |
---|---|
外国語表記 | Marida Cruz |
登場作品 | 機動戦士ガンダムUC |
声優 | 甲斐田裕子 |
デザイナー |
|
プロフィール | |
---|---|
本名 | プルトゥエルブ |
種族 | クローン人間 (スペースノイド / 強化人間) |
性別 | 女 |
年齢 | 18歳 |
没年月日 | 宇宙世紀0096年5月4日 |
出身 | アクシズ |
髪色 | オレンジ |
瞳の色 | 紫 |
好きな食べ物 | アイスクリーム |
職業 | MSパイロット |
所属組織 | ネオ・ジオン軍 (グレミー軍) ⇒ ネオ・ジオン残党「袖付き」 ⇒ ビスト財団 ⇒ ロンド・ベル |
所属部隊 | ガランシェール隊 |
階級 | 中尉 |
主な搭乗機 |
概要[編集 | ソースを編集]
ネオ・ジオン残党「袖付き」所属の強化人間のパイロット。スベロア・ジンネマン率いる「ガランシェール隊」のエースであり、クシャトリヤに搭乗する。
「インダストリアル7」での袖付きとカーディアス・ビストの会談に同席し、ビスト財団の横槍が原因で戦闘状態に陥ったためにクシャトリヤで出撃。密かに脱走したミネバ・ラオ・ザビを探していたところ、謎の純白のMSユニコーンガンダムと遭遇し、撃退される。
フル・フロンタルによるミネバ奪還作戦にも参加し、シナンジュとユニコーンの戦闘に介入。コクピットに衝撃を与えてパイロットであるバナージ・リンクスを気絶させるという方法で無力化に成功する。バナージとはコロニー「パラオ」での彼の保護を命じられたことで知り合い、当初はほとんど会話しなかったものの、彼のとある言葉に反応し、笑顔を見せた。
しかし、ユニコーンガンダムとバナージの奪還を目論むネェル・アーガマと地球連邦軍がパラオに襲撃を行い、バナージとはその際にはぐれてしまう。そして戦場でフル・フロンタルによりNT-Dを発動させる当て馬として再びユニコーンと交戦し、自身の正体を知らせないままに鹵獲しようとするも、バナージに自分がクシャトリヤのパイロットであると気付かれてしまう。そして音声通信を用いて投降を呼びかけるが、互いの立場や視点の違いから話しは平行線を辿り、それが彼の心に障り、ユニコーンガンダムがそれに呼応。NT-Dが発動しデストロイモードとなったユニコーンにファンネルのコントロールを奪取され、嬲るように大破させられる。
そのやり方に恐怖し、意識混濁状態に陥った瞬間、バナージが正気を取り戻して精神感応を起こし、自らが『機動戦士ガンダムΖΖ』に登場したエルピー・プルのクローンの一人であること、戦争時にマスターとはぐれ、悪質な人身売買業者に保護されて娼館に売られ、強制的に売春をさせられて女性としての機能を破壊されるまでに衰弱したところをジンネマンに保護されたことをバナージに知られ、同時に彼の過去を知る。そして、自分の境遇を『哀しすぎる』と評したバナージと相互理解した。
その後はネェル・アーガマの捕虜となっていたが、マーサ・ビスト・カーバインの策略でアルベルトにより地球に移送された。その後、オーガスタ研究所で再調整され、プルトゥエルブとしてユニコーンガンダム2号機「バンシィ」のパイロットとなり、またバナージの敵となる。
だが、バナージの呼びかけとジンネマンの命懸けの説得に混乱し、さらに自分が「ガンダム」に乗っていることに気付いたことで、元々植えつけられていた「ガンダムは敵」という思想から自己否定を起こし、気絶。ジンネマンに保護された。保護されてからも昏睡状態が続いていたが、ミネバの呼びかけに応えて覚醒し(OVA版では自然に目覚めている)、再びクシャトリヤのパイロットとしてミネバやバナージ、ジンネマンのために戦うことになる。
ラプラスの箱をめぐる最終決戦のさなか、バンシィとユニコーンの戦いに割って入り、NT-Dに取り込まれたリディにミネバとともに精神感応で説得するも直前で失敗。激高したリディのビーム・マグナムでコクピットを撃ち抜かれ、戦死。(原作小説ではリディの憎悪の先はミネバであり、ネェル・アーガマを狙ったバンシィからこれをかばい、自らを盾とした)死の瞬間、自らを殺したリディへと「判りあうこと」を語りかけ、システムの呪縛から解き放つ。同時にサイコフレームの共振によって増幅された精神波で地球連邦上層部によるコロニーレーザー攻撃を知らせるとともに、親しい人々へ最後のメッセージを伝えて散った。バナージはその「死」を共感することで感応波を極大化し、NT-Dを封じられたユニコーンを頚木から解き放ち、危機を脱した。これ以降、ユニコーンのサイコフレームは常にエメラルドグリーンの光を放つようになり、機体の遠隔操作やシールドの遠隔操作、果てはコロニーレーザーの無力化など予測不能の潜在能力を発揮するようになる。
ガンダムシリーズ伝統の別離を象徴するヒロインであり、暗い過去を背負い、心に傷を負いながらも前を向いて生きようとする、強く、やさしいお姉さんポジションである。一方で好きな食べ物はアイスクリームというかわいらしいギャップに、高い人気を誇る。そのため、彼女の命を奪ったリディはファンから蛇蝎のごとく嫌われるという割を喰ってしまう。
登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]
- 機動戦士ガンダムUC
- 初登場作品。同作における強化人間ポジションのキャラクターであり、従来の強化人間と同様に最終的には悲劇的な末路を迎えるものの、初期から主人公バナージや他のキャラクターの思想に大きな影響力を与え、彼らを繋ぐ存在として強く生き抜いた。
人間関係[編集 | ソースを編集]
ガランシェール隊 / 袖付き[編集 | ソースを編集]
- スベロア・ジンネマン
- ガランシェール隊のリーダー。自分を保護し『マリーダ・クルス』という新しい名を与えてくれた人物であり、自身に光を与えてくれる『マスター』として絶対的存在となっている。後に自分の生きる道を見失いかけた彼に対し、今度は自身が光にならんと彼を父のように慕い、彼に生きる活力を与えた。
- ギルボア・サント
- 資源衛星パラオでは彼の家に居候している。
- ミネバ・ラオ・ザビ
- 『袖付き』の姫。ミネバからは信頼されており、頼りにされている。
- フル・フロンタル
- 『袖付き』首領。後に彼に反抗するミネバやバナージの側に付き、敵同士となる。
地球連邦軍 / ビスト財団[編集 | ソースを編集]
- バナージ・リンクス
- 偶然出会った少年。最初は敵同士だったが精神感応の後に和解し、彼の理解者となる。
- アルベルト・ビスト
- 再調整時のマスター。以前にネェル・アーガマで彼を助けて以来好意を持たれている。再調整されたマリーダに対しても常にその身を案じていた事もあり、復帰後のマリーダからは「もう1人のマスター」として認識されている。
- マーサ・ビスト・カーバイン
- 再調整を担当。第一次ネオ・ジオン抗争時のトラウマを蘇らせる事で再調整を徹底的に押し進めた。
ネオ・ジオン (第一次ネオ・ジオン抗争時)[編集 | ソースを編集]
- グレミー・トト
- 『プルトゥエルブ』時代のマスターと思わしき人物。作中では存在を仄めかせる程度の描写で、彼本人とは明言されていない。
- エルピー・プル / プルツー / プルクローン
- 姉妹とも呼べる人物達。残念ながらプルやプルツーは『機動戦士ガンダムUC』の時代では既に亡くなっているため、作中では会うことはできなかった。
『機動戦士ガンダム ガンダムvsガンダムNEXTPLUS』など、同時に参戦するゲーム作品ではプル達を姉さんと呼ぶなどのクロスオーバー台詞が存在する。
名台詞[編集 | ソースを編集]
- 「ガンダムは…敵!!」
- 「お前もガンダムか!!」
- 「私が……ガンダム……?私が……敵……!?」
- 「アイスクリーム、かな」
- 「きっとこんな風にして世界は少しずつ前に進んでいく。諦めることなく、囚われることなく。望みを持ち続ければ……。チャンスは必ず来る。その時は迷わず……ガンダムに乗れ。」
- 状況を好転させようともがきながら、やればやるほど事態は悪くなる。そんな結果にうなだれるバナージへ。だが、「ガンダム」は敵同士で合った二人を通じ合わせた。その可能性を信じてバナージの背中を押す。
- 「『それでも』と言い続けろ、バナージ!!」
- フル・フロンタルのサイド共栄圏構想を聞き、フロンタルの非の打ちどころのない現実的な理論を前にしたバナージへ「それでも可能性を信じろ」と促す。
- 「マシンは増幅しているだけ……そのバンシィも『可能性の獣』。人の心に反応するシステムを持っている。」
- システムに取り込まれたリディへ、サイコフレームの共振で「誤解なく理解」しようとミネバとともに語りかける。穏やかな顔つきへと戻り、本来の心を取り戻したかに見えたが……。
- 「その生真面目な心が他人も自分も傷つける。落ち着いて周りを見渡せばいい。世界は広い。こんなに沢山の人が響きあっている……。」
- 思念のビジョンとなり、リディの手を取り語りかけた。女神のような微笑を残し、リディをシステムの呪縛から解き放った。
- 「貴方は私の光。もう一度、私を産んでくれた光でした。ありがとう、おとうさん……。」
「姫様、マリーダ・クルス、ここまでです……。姫様はバナージをしっかりと繋ぎとめてください。でないと、彼は……。」 - 最後の思念波で伝えたメッセージ。前半はジンネマンへ、後半はミネバへ。この意味は物語最後にあきらかになる。
- 「今のお前達には見えないものが、私には見える。ここでは時間さえ輝いて見える。どんな絶望の中にも希望は生まれる。お前は光だ。悲しみすら糧として、道を照らせ……姫様と二人で。」
- 「光」はマリーダの求めるものとして、また宇宙世紀に生きる人々のキーワードとして幾度も登場する。
- 「人は今、戸口に立っている。いつか肉体を持ったまま、そこをくぐれるときが来るのかもしれない。この虹の彼方に、道は続いている……。」
搭乗機体・関連機体[編集 | ソースを編集]
- クシャトリヤ
- 袖付き所属時の搭乗機。
- バンシィ
- ビスト財団所属時の搭乗機。
- クシャトリヤ・ベッセルング
- OVA版UCにてネェル・アーガマが占拠されそうになった際に搭乗。
- クシャトリヤ・リペアード
- OVA版UCの最終決戦で搭乗。
- 量産型キュベレイ
- ネオ・ジオン軍所属時の搭乗機。ビスト財団の元で再調整する際にも使用された。
- ガランシェール
- 袖付き所属時の母艦。
- ガルダ
- ビスト財団所属時の母艦。
- ネェル・アーガマ
- ユニコーンとの戦闘後に収容された艦。後にもガランシェール隊と共に乗艦する。
商品情報[編集 | ソースを編集]
フィギュア[編集 | ソースを編集]