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2024年6月11日 (火) 18:42時点における最新版
ジン | |
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外国語表記 | Ginn |
登場作品 | |
デザイナー | 大河原邦男 |
スペック | |
---|---|
分類 | 汎用量産型モビルスーツ |
生産形態 | 量産機 |
型式番号 | ZGMF-1017 |
全高 | 21.43m |
重量 | 78.5t |
主動力 | バッテリー |
開発組織 | ハインライン設計局 |
所属 | ザフト軍 |
主なパイロット |
|
概要[編集 | ソースを編集]
ザフト軍の主力である汎用型モビルスーツ。MSはジョージ・グレンの木星探査船「ツィオルコフスキー」に搭載された外骨格・補助動力装備の宇宙服がその始まりとされ、これを軍事用に発展させ、初めて実用化したのがジンである。
ザフトのMS開発チームの一つであるハインライン設計局によって、プロトジンをベースに開発された同軍初の制式量産機であり、C.E.69年に行われたL5宙域における戦闘に投入され、ニュートロンジャマーの影響下においても活動が可能な人型兵器は、連合の主力機であったメビウスを圧倒。以降も第1次連合・プラント大戦において主力機として運用された。
最大の特徴は、宇宙・地上双方に対応する高い汎用性と運用性にある。腕部は5本指のマニピュレーターによるオプションの換装・運用能力を有し、重突撃機関銃や無反動砲、スナイパーライフルといった銃火器をはじめ、格闘戦用の刀剣といった多彩なオプションを使いこなす。また、ふくらはぎ部と腰部の左右に1基ずつアタッチメントを備え、武装の増設も可能な拡張性も有している。
ジンのシルエットで最も特徴的なのは頭部とバックパックであり、頭部の鶏冠はセンサーアレイとして機能し、その基部のサブセンサーに加え、メインカメラには可動式のモノアイを採用。ジンのセンサーには標準でLLLTV(低光量テレビ)システムが搭載されているため、操縦のための可視光投光器は不要である。バックパックはプロトジンよりも大型の物を採用し、搭載された主推進器の推力も向上していたとされ、高い機動性と運動性を発揮した。
また、ジンは多数のバリエーションが開発・運用されたことでも知られ、エースパイロット用に調整されたジンハイマニューバやジン長距離強行偵察複座型といったバリエーション機が開発されている。更に、ジンそのものにもパイロットに応じたパーソナルカスタマイズが存在する事からも、ジンが優れた汎用性や拡張性を有していた事が理解出来る。更に、正規軍以外にも流出した機体を傭兵や宇宙海賊が運用し、独自改造を施した機体の存在も確認されている。
登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]
- 機動戦士ガンダムSEED
- 初登場作品。その優れた汎用性と機動性から、物量で圧倒的に勝る地球連合軍との戦争を対等にまで持ち込んだ。しかし、大戦中期にはG兵器が登場し、それらの技術がザフト軍内にも流出し、さらには連合軍がビーム兵器を標準装備したストライクダガーを戦線に投入してきた事から、急速に旧式化が進み、大戦末期に制式採用されたゲイツ等の次世代機に押されるような形で一線を退きつつある。
- 機動戦士ガンダムSEED DESTINY
- C.E.73時にも改良されるなどして運用されているのが確認できるが、新型の機体には一歩及ばず、ザクウォーリア等との世代交代が進んでいる。
装備・機能[編集 | ソースを編集]
特殊機能[編集 | ソースを編集]
- 換装
- ふくらはぎや腰部左右のアタッチメントに武装を懸架・換装する事が可能。主な換装仕様として、拠点攻撃用重爆撃装備(D装備)などがある。
武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]
- MA-M3 重斬刀
- マティウス市で開発された両刃剣。ローラシア級の外装技術を転用した超硬度の刀身には分子加工技術による処理が施されており、非PS装甲であれば両断する程の威力を誇る。非使用時は腰部にマウントされる。
- MMI-M8A3 76mm重突撃機銃
- ジンの主兵装。機能工学の拠点・マイウス市で製造されたライフル。MS用自動火器として初めて実用化された。76ミリの高初速徹甲弾を標準砲弾とするオーソドックスな大口径機関砲。射撃モードはセミオートとフルオートを選択可能。マガジンは上部から差し込む方式。
- M69 バルルス改特火重粒子砲
- 拠点攻撃用重爆撃装備、通称「D装備」に分類される大型ビーム砲。銃尻のカートリッジからエネルギーを供給する。連合軍のMS用ビームライフルに先駆けて実装されたが、その長大さに反して出力は低く、対ビームシールドで防御可能。ただし、通常施設への攻撃には充分有効な武装である。
- M68 キャットゥス500mm無反動砲
- ジンの実戦配備に合わせて開発されたMS用携行火砲。給弾は本体上部に位置する交換式ボックスマガジンから行われる為、補弾および弾種変更を迅速に行う事が出来る。M8A3と並んでもっとも多く使用された。
- M66 キャニス短距離誘導弾発射筒
- D装備に分類される大型ミサイルランチャー。大型ミサイルを4基マウントし、基部にも小型ミサイルを装填している。
- M68 パルデュス3連装短距離誘導弾発射筒
- D装備に分類される3連装ミサイルポッド。ジン本体のレーダーと連動である程度の誘導性を持つ。手持ち携行用アタッチメントも同時開発されたが、記録ではほとんどの実戦部隊が腰部にマウントして使用している。これは両腕をフリーにして人型機動兵器というMSのメリットを最大限に発揮する為と考えられる。
- スナイパーライフル
- 長距離射撃用の大型ライフル。本来はジン長距離強行偵察複座型の武装だが、アークエンジェルを攻撃したノーマル装備のジンの内の1機がこれで攻撃している。
対決・名場面[編集 | ソースを編集]
関連機体[編集 | ソースを編集]
パーソナルカスタム機[編集 | ソースを編集]
- ミゲル専用ジン
- オレンジ色に塗装されているミゲルの専用機。精度の高いパーツでチューンされている。
- ヴェイア専用ジン
- 赤色に塗装されたヴェイア専用機。ジン系列の機体としては最高クラスの性能にカスタマイズされている。
- クルーゼ専用ジン
- 白色に塗装されているクルーゼの専用機。独自のオプション装備が装備されている。
- 劾専用ジン
- 叢雲劾が使用する青と黒に塗装された改造機。機動力と航続距離を重視した改造が施されている。
- イライジャ専用ジン
- 青色に塗装されているイライジャの専用機。頭部にバスターソードを装備している。
- イライジャ専用ジン改
- ヴェイア専用ジンのパーツで修復された機体。
- ジャン専用ジン
- 連合軍が鹵獲機をジャン・キャリー用に白く塗装した専用機。色を変えているのは連合が監視するためである。
- 蘊・奥専用ジン
- 応急修理されている改造機。性能自体は通常のジンと変わらないが、パイロットの技量で補っている。
- 改造高速機動用ジン テンペスター
- 赤茶色に水色のラインで塗装されたエリサの専用機。頭部以外に原型はない。
- 改造重爆撃用ジン フエゴ
- カーキ色に塗装されたオタークの専用機。同じく頭部以外に原型はない。
- アンスタン専用改造ジン
- 青色に塗装されているアンスタンの専用機。威圧感のある塗装が施されている。
- マディガン専用ジン
- 白十字のペイントが施されているマディガンが保有する機体。基本的にアサルトシュラウドを装備した状態で運用される。
- ジン タイプ インサージェント
- 武装組織が運用している機体。基本的な性能は通常の機体と変わりない。
系列機・派生機[編集 | ソースを編集]
- プロトジン
- 本機のプロトタイプとして開発された機体。本機が就任した後は練習機としてや、民間機として払い下げられている。
- ジン長距離強行偵察複座型
- 偵察や索敵用に特化した機体。
- ジンオーカー
- 砂漠で運用するために改修した機体。
- ジンフェムウス
- 水中で運用するために開発された試作機。プロトグーンとも呼ばれる。
- ジンワスプ
- 水中での索敵用に開発された機体。
- ジンワスプ改
- 量産化した機体。
- ジン式典用装飾タイプ
- 式典用の装飾を施した機体。
- ジン戦術航空偵察タイプ
- 偵察用の機体に飛行能力を付加した実験機。
- ジンアサルト
- 増加装甲装備「アサルトシュラウド」を装備した機体。
- ジンハイマニューバ
- ジンの高機動型改良機。
- ジンハイマニューバ2型
- ハイマニューバの後継機。生産性を高めた機体。
- ワークスジン
- 作業用にジャンク屋組合が改造した機体。
- ジングラディエイター
- 陸戦特化型のカスタマイズ機。
- ジン-F
- ザフトから型落ちした機体をファウンデーション王国が安く買い、カラーリングを変更した機体。
- ジン-R
- 無人機仕様として頭部と胸部を改修した機体。
商品情報[編集 | ソースを編集]
ガンプラ[編集 | ソースを編集]
フィギュア[編集 | ソースを編集]