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正式な計画に則って開発された機体では無いのでガンダムフェイスを追加した重量の分だけ機体バランスは悪化しており、更に制御OSも手付かずなので、姿勢制御すら手を焼く機体となってしまっている。またガンダムフェイスが機体の前面を塞いでるので視界も狭い。武装は原型機そのままだが、ガンダムフェイスはコクピット側の操作でパージが可能となっている。 | 正式な計画に則って開発された機体では無いのでガンダムフェイスを追加した重量の分だけ機体バランスは悪化しており、更に制御OSも手付かずなので、姿勢制御すら手を焼く機体となってしまっている。またガンダムフェイスが機体の前面を塞いでるので視界も狭い。武装は原型機そのままだが、ガンダムフェイスはコクピット側の操作でパージが可能となっている。 | ||
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− | :激戦必至のソロモン戦で生き延びる為にウモンがボールを改修して(欠点もそのままに)出撃。しかし、小隊長の[[ヨナ]]が乗る[[ジム]]を前衛に置き、岩陰に隠れながら巨大なガンダム顔を晒して支援射撃を行うという威嚇効果の成果は高く、戦場に様々な誤報を呼び込みながら[[リック・ドム]]を三機撃墜。更に[[ドズル・ザビ]]の特命を受けた対ガンダム部隊の乗るドム三機と交戦。ヨナの乗るジムの被弾を許しながらも様々な偶然や悪運が重なり、機体は大破・損失しながらもこれを撃破した。 | + | :激戦必至のソロモン戦で生き延びる為にウモンがボールを改修して(欠点もそのままに)出撃。しかし、小隊長の[[ヨナ・キニスン|ヨナ]]が乗る[[ジム]]を前衛に置き、岩陰に隠れながら巨大なガンダム顔を晒して支援射撃を行うという威嚇効果の成果は高く、戦場に様々な誤報を呼び込みながら[[リック・ドム]]を三機撃墜。更に[[ドズル・ザビ]]の特命を受けた対ガンダム部隊の乗るドム三機と交戦。ヨナの乗るジムの被弾を許しながらも様々な偶然や悪運が重なり、機体は大破・損失しながらもこれを撃破した。 |
:基本性能で劣るボールでリック・ドムを六機撃破したという戦果は(考え方によっては)ウモンが[[ニュータイプ]]だと証明するに足る大活躍ではあった。しかし、同じ戦場に圧倒的な知名度と実力を伴った[[アムロ・レイ]]が居た事もあってその活躍は注目される事無く歴史の闇に埋もれるのであった。 | :基本性能で劣るボールでリック・ドムを六機撃破したという戦果は(考え方によっては)ウモンが[[ニュータイプ]]だと証明するに足る大活躍ではあった。しかし、同じ戦場に圧倒的な知名度と実力を伴った[[アムロ・レイ]]が居た事もあってその活躍は注目される事無く歴史の闇に埋もれるのであった。 | ||
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:上官に無許可で装着したガンダムフェイス。性能と引き換えに高い威嚇効果を発揮する。 | :上官に無許可で装着したガンダムフェイス。性能と引き換えに高い威嚇効果を発揮する。 | ||
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:ソロモン周辺に浮かんでいた岩塊。高速回転状態のまま偶然掴んで軌道変更を行い、偶然そこに居た対ガンダム部隊の一人、[[ディック]]の乗るリック・ドムを押しつぶした。 | :ソロモン周辺に浮かんでいた岩塊。高速回転状態のまま偶然掴んで軌道変更を行い、偶然そこに居た対ガンダム部隊の一人、[[ディック]]の乗るリック・ドムを押しつぶした。 | ||
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:「冗談を絵に描いたようなボール」という意味ではBガンダムと対を成す機体。こちらはあくまでギャグ漫画に登場するジョーク機体。 | :「冗談を絵に描いたようなボール」という意味ではBガンダムと対を成す機体。こちらはあくまでギャグ漫画に登場するジョーク機体。 | ||
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:ウモンの上官である小隊長ヨナの機体。前衛を努め、結果敵に巨大なガンダムフェイスを引き立てるのに一役買った。 | :ウモンの上官である小隊長ヨナの機体。前衛を努め、結果敵に巨大なガンダムフェイスを引き立てるのに一役買った。 | ||
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:ガンダムフェイスは、この機体の活躍にあやかって制作された。 | :ガンダムフェイスは、この機体の活躍にあやかって制作された。 | ||
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:ソロモンに現れたBガンダムの頭部とジムとの対比から「ガンダムは40メートルの機体である」と導き出された情報(もちろん誤報)から対ガンダム用に大型機として設計された噂がある。 | :ソロモンに現れたBガンダムの頭部とジムとの対比から「ガンダムは40メートルの機体である」と導き出された情報(もちろん誤報)から対ガンダム用に大型機として設計された噂がある。 | ||
:なお[[サイコガンダム|40メートル級のガンダム]]は本当に作られる事になるのだが、開発は戦後になってから。 | :なお[[サイコガンダム|40メートル級のガンダム]]は本当に作られる事になるのだが、開発は戦後になってから。 | ||
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:後年、コンペイトウ(ソロモン)で開発された[[ティターンズ]]の試作機。 | :後年、コンペイトウ(ソロモン)で開発された[[ティターンズ]]の試作機。 | ||
− | : | + | :何の冗談かBガンダムはこの機体の試験内容の一つである「ガンダムが戦場に与える心理的影響」をソロモンで一足先に実証してしまった。 |
− | + | ;[[ガンダム・ヘッド]] / [[陸戦型ガンダム (サンダーボルト版)]] | |
+ | :『[[機動戦士ガンダム サンダーボルト|サンダーボルト]]』に登場する機体。この機体も「ガンダムが戦場に与える心理的影響」を意図した機体だが、量産機で大量に存在したため、時間が経つと味方からも敵からも「顔だけの偽物」と言われるようになってしまった。 | ||
;[[クロスボーン・ガンダム]] | ;[[クロスボーン・ガンダム]] | ||
:ウモンはBガンダムで戦った時の経験を元に、クロスボーン・ガンダムの額に髑髏のレリーフを取り付ける事を提案している(いわく、しょせん世の中ハッタリ)。 | :ウモンはBガンダムで戦った時の経験を元に、クロスボーン・ガンダムの額に髑髏のレリーフを取り付ける事を提案している(いわく、しょせん世の中ハッタリ)。 | ||
== 余談 == | == 余談 == | ||
− | クロスボーン・ガンダムシリーズの作者である[[長谷川裕一]]は作中で「万が一本当にBガンダムが登場した場合改名となります」と断りを入れている。が、「Bガンダム」と略せる名称を持つガンダムが相当数世に出ている現在でも、改名は行われていない<ref>[[ボルトガンダム]]、[[バスターガンダム]]、[[ビギニングガンダム]]、[[ガンダム・バルバトス]]等。海外表記を含めれば[[ゴッドガンダム|バーニングガンダム]]も該当する。</ref>。 | + | クロスボーン・ガンダムシリーズの作者である[[長谷川裕一]]は作中で「万が一本当にBガンダムが登場した場合改名となります」と断りを入れている。が、「Bガンダム」と略せる名称を持つガンダムが相当数世に出ている現在でも、改名は行われていない<ref>[[ボルトガンダム]]、[[バスターガンダム]]、[[ブリッツガンダム]]、[[ビギニングガンダム]]、[[ガンダム・バルバトス]]等。海外表記を含めれば[[ゴッドガンダム|バーニングガンダム]]も該当する。</ref>。 |
== 商品情報 == | == 商品情報 == |
2024年10月30日 (水) 10:19時点における最新版
Bガンダム | |
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外国語表記 | B GUNDAM |
別名 | ボール (ガンダムヘッド) |
登場作品 | 機動戦士クロスボーン・ガンダム スカルハート |
デザイン | 長谷川裕一 |
スペック | |
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分類 | 量産型モビルポッド |
生産形態 | 現地改修(無断) |
型式番号 | RB-79 |
頭頂高 | 12.8m |
主動力 | 燃料電池 |
装甲材質 | チタン合金 |
開発組織 | 地球連邦軍 |
所属組織 | 地球連邦軍 |
主なパイロット | ウモン・サモン |
概要[編集 | ソースを編集]
一年戦争末期のソロモン攻略戦(チェンバロ作戦)で、ウモン・サモンが自身の搭乗機であるボールを現地改修した機体。より正確に言えば、ウモンが資材を無断で使用して制作したガンダムの顔を模した増加装甲をボールの前面に装着した機体であり、その姿はガンダムの顔をしたボール[1]。
正式な計画に則って開発された機体では無いのでガンダムフェイスを追加した重量の分だけ機体バランスは悪化しており、更に制御OSも手付かずなので、姿勢制御すら手を焼く機体となってしまっている。またガンダムフェイスが機体の前面を塞いでるので視界も狭い。武装は原型機そのままだが、ガンダムフェイスはコクピット側の操作でパージが可能となっている。
無許可の改造という性質上、公式な記録には存在しない幻の機体となっているが、その存在は戦場に様々な誤報や噂を招いた(とされている)。
登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]
- 機動戦士クロスボーン・ガンダム スカルハート
- 収録エピソードの一つである「バカがボオルでやってくる!」[2]に登場。
- 激戦必至のソロモン戦で生き延びる為にウモンがボールを改修して(欠点もそのままに)出撃。しかし、小隊長のヨナが乗るジムを前衛に置き、岩陰に隠れながら巨大なガンダム顔を晒して支援射撃を行うという威嚇効果の成果は高く、戦場に様々な誤報を呼び込みながらリック・ドムを三機撃墜。更にドズル・ザビの特命を受けた対ガンダム部隊の乗るドム三機と交戦。ヨナの乗るジムの被弾を許しながらも様々な偶然や悪運が重なり、機体は大破・損失しながらもこれを撃破した。
- 基本性能で劣るボールでリック・ドムを六機撃破したという戦果は(考え方によっては)ウモンがニュータイプだと証明するに足る大活躍ではあった。しかし、同じ戦場に圧倒的な知名度と実力を伴ったアムロ・レイが居た事もあってその活躍は注目される事無く歴史の闇に埋もれるのであった。
装備・機能[編集 | ソースを編集]
特殊機能[編集 | ソースを編集]
- ガンダムフェイス
- 上官に無許可で装着したガンダムフェイス。性能と引き換えに高い威嚇効果を発揮する。
- 緊急時にはコクピットからの操作で分離も可能。
武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]
- 180mm低反動キャノン
- ボールの標準装備。ここは手付かずのままだったが、ガンダムフェイスを持った本機がジムを前衛に置き後方支援に回る事で敵を怯ませた結果、リック・ドム三機をまたたく間に撃破した。
- 低反動キャノンだが、ガンダムフェイスのせいか安定した状態でなければ反動で機体が回転してすっ飛んでしまう。対ガンダム部隊との戦闘ではこれが功を奏したのか、ウモンが制御できない高速回転状態に陥った際、不用意に近づいたリック・ドムが偶然砲身に直撃し、撃破している。
- 岩塊
- ソロモン周辺に浮かんでいた岩塊。高速回転状態のまま偶然掴んで軌道変更を行い、偶然そこに居た対ガンダム部隊の一人、ディックの乗るリック・ドムを押しつぶした。
- この際、ディックは迫ってくる機体がボールであると理解しているにもかかわらず、眼前の巨大なガンダムの顔に怯んでしまい、死に際に「そういえば恐竜のステラコサウルスがこんな感じだったのう」と思いつつ、親友デミトリーのザクレロは正しかったのだと確信する事になった。
対決・名場面[編集 | ソースを編集]
- 誤報のデパート
- 戦場で確認されたこの機体の存在は、ソロモンで様々な誤報や混乱を招いた。
- まずひとつに、遠近感の掴みづらい宇宙空間で、ガンダムの頭が開戦3分で戦場に漂っていたという情報がジオン側に流れ、それを鵜呑みにしたアナベル・ガトーがソロモンを離れアムロ・レイのソロモン接近を容易にしてしまった(という噂がある)。
- また、ソロモンに上陸した際、前衛のジムとの対比から40メートル級の大型機であるという誤報を元に、ジオングは完成時に同等のサイズになるよう設計されたと言われている(との噂である)。
- 同時に、巨大なガンダムと小型のガンダムが二機存在しているという情報が流れた際には、「かの黒い三連星がたった一機のモビルスーツに撃破されたのは相手が大型機だったからだ[3]」と推測し、対ガンダム部隊は小型の方(アムロの乗る本物)をジムを改造した偽装であると判断してしまった(これは本当)。
関連機体[編集 | ソースを編集]
- ボール
- 原型機。
- シャア専用ボール
- 「冗談を絵に描いたようなボール」という意味ではBガンダムと対を成す機体。こちらはあくまでギャグ漫画に登場するジョーク機体。
- ジム
- ウモンの上官である小隊長ヨナの機体。前衛を努め、結果敵に巨大なガンダムフェイスを引き立てるのに一役買った。
- ガンダム
- ガンダムフェイスは、この機体の活躍にあやかって制作された。
- リック・ドム
- ウモンの創意工夫と偶然と悪運が重なり、結果的に六機がBガンダムの餌食となった。
- ジオング / パーフェクト・ジオング
- ソロモンに現れたBガンダムの頭部とジムとの対比から「ガンダムは40メートルの機体である」と導き出された情報(もちろん誤報)から対ガンダム用に大型機として設計された噂がある。
- なお40メートル級のガンダムは本当に作られる事になるのだが、開発は戦後になってから。
- ガンダムTR-1[ヘイズル]
- 後年、コンペイトウ(ソロモン)で開発されたティターンズの試作機。
- 何の冗談かBガンダムはこの機体の試験内容の一つである「ガンダムが戦場に与える心理的影響」をソロモンで一足先に実証してしまった。
- ガンダム・ヘッド / 陸戦型ガンダム (サンダーボルト版)
- 『サンダーボルト』に登場する機体。この機体も「ガンダムが戦場に与える心理的影響」を意図した機体だが、量産機で大量に存在したため、時間が経つと味方からも敵からも「顔だけの偽物」と言われるようになってしまった。
- クロスボーン・ガンダム
- ウモンはBガンダムで戦った時の経験を元に、クロスボーン・ガンダムの額に髑髏のレリーフを取り付ける事を提案している(いわく、しょせん世の中ハッタリ)。
余談[編集 | ソースを編集]
クロスボーン・ガンダムシリーズの作者である長谷川裕一は作中で「万が一本当にBガンダムが登場した場合改名となります」と断りを入れている。が、「Bガンダム」と略せる名称を持つガンダムが相当数世に出ている現在でも、改名は行われていない[4]。
商品情報[編集 | ソースを編集]
書籍 [編集 | ソースを編集]