「V2ガンダム」の版間の差分

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== LM314V21 V2ガンダム(Victory Two Gundam) ==
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== 概要 ==
 
== 概要 ==
  
[[リガ・ミリティア]]が開発した新型[[モビルスーツ]]。正式名称は「ヴィクトリーツー」。[[Vガンダム]]の直系の後継機で、Vガンダムで培われたコアブロックシステム(胸部)採用によるトップリム(腕部)とボトムリム(脚部)の3段階のパーツで構成されている。最大の特徴は「[[ミノフスキードライブ]]」と呼ばれる、モビルスーツとしては最新式の推進装置を採用した事にある。ミノフスキードライブは爆発的な推力を生み出して、理論上亜光速を引き出すことが可能な程だが、当機の仕様では「欠陥」としてドライブ内部から高出力荷電粒子(エネルギー)を放出する。このエネルギーはビーム兵器のメガ粒子と同一の物の為切断武器や盾に応用することが可能。ウッソはこのエネルギーの放出を「光の翼」と呼んでいる。
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更にV2ガンダムの堅牢なフレームや高出力、ハードポイントを活かした追加装備が考案されており、それぞれ「アサルトパーツ」と「バスターパーツ」と呼ばれている。なお、ミノフスキードライブそのものは当初Vガンダムの強化パーツとして開発されたが、Vガンダムの機体フレームではドライブの出力に耐え切れなかったため、現在のV2ガンダムが開発された。この機体は小説版では「[[セカンドVガンダム]]」としてロールアウトしている。ちなみに総監督の富野由悠季氏は此方の案を採用したかったとのこと。
 
更にV2ガンダムの堅牢なフレームや高出力、ハードポイントを活かした追加装備が考案されており、それぞれ「アサルトパーツ」と「バスターパーツ」と呼ばれている。なお、ミノフスキードライブそのものは当初Vガンダムの強化パーツとして開発されたが、Vガンダムの機体フレームではドライブの出力に耐え切れなかったため、現在のV2ガンダムが開発された。この機体は小説版では「[[セカンドVガンダム]]」としてロールアウトしている。ちなみに総監督の富野由悠季氏は此方の案を採用したかったとのこと。
  
現在までのサンライズ公式の[[宇宙世紀]]ガンダムとしては最高到達点といえるガンダムで、[[サイコミュシステム|サイコミュ]]兵器など不可思議な現象は引き起こさないが、「光の翼」を応用したウッソの機転や、戦場の効果など含めてリガ・ミリティアの象徴として扱われる。
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現在までのサンライズ公式の[[宇宙世紀]]ガンダムとしては最高到達点といえるガンダムで、[[サイコミュシステム|サイコミュ]]兵器など不可思議な現象を引き起こす物は装備されていないが、「光の翼」を応用したウッソの機転や、戦場の効果など含めてリガ・ミリティアの象徴として扱われる。
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
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;ビーム・サーベル
 
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:ビーム・シールド発生器内に2基格納されている。
 
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:両肘に2基内蔵。ビーム・サーベルのホルダーも兼ねる。
 
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:[[ミノフスキードライブ]]の持つエネルギーの推進力変換ロスによる産物。切断したり、盾に利用したり、広域放射することで2基のドライブの間にメガ粒子が発生してモビルスーツを行動不能に持ち込んだりと、戦略的にも戦術的にも有効性を示した。
 
:[[ミノフスキードライブ]]の持つエネルギーの推進力変換ロスによる産物。切断したり、盾に利用したり、広域放射することで2基のドライブの間にメガ粒子が発生してモビルスーツを行動不能に持ち込んだりと、戦略的にも戦術的にも有効性を示した。
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== 対決・名場面 ==
 
== 対決・名場面 ==
 
;対[[ゴトラタン]]
 
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== 関連機体 ==
 
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:[[V計画]]で開発された機体。V2の開発ベースとなった。
 
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;[[セカンドVガンダム]]
:小説版における、V2に相当する機体。[[富野由悠季]]監督が本機のデザイン及びコンセプトを気に入らなかったため、小説版では本機の代わりに登場している。
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:小説版における、V2に相当する機体。[[富野由悠季]]監督が本機のデザイン及びコンセプトを気に入らなかったため、小説版では本機の代わりに登場している。<br>Vにミノフスキードライブを搭載することを目的とした機体だが、フレームが耐えきれないと判明したため本機が開発されることとなった。
 
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:『[[SDガンダム GGENERATIONシリーズ]]』に登場。[[ザンスカール帝国]]が開発したミノフスキードライブ搭載MSで「ザンスカール製V2ガンダム」と呼べる機体。パイロットには[[ファラ・グリフォン]]が想定されていたが、開発責任者である[[タシロ・ヴァゴ]]とファラが戦死したため前線に出ることは無かった。
 
:『[[SDガンダム GGENERATIONシリーズ]]』に登場。[[ザンスカール帝国]]が開発したミノフスキードライブ搭載MSで「ザンスカール製V2ガンダム」と呼べる機体。パイロットには[[ファラ・グリフォン]]が想定されていたが、開発責任者である[[タシロ・ヴァゴ]]とファラが戦死したため前線に出ることは無かった。
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2019年2月19日 (火) 22:11時点における版

V2ガンダム
外国語表記 Victory Two Gundam
登場作品 機動戦士Vガンダム
デザイン カトキハジメ
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V2ガンダム
分類 試作型可変モビルスーツ
型式番号 LM314V21
頭頂高 15.5m
本体重量 11.5t
全備重量 15.9t
主動力 熱核融合炉
ジェネレーター出力 7,510kW
スラスター総推力
  • 計測不能
  • 66,790kg(サブスラスター)
アポジモーター数 42
装甲材質 ガンダリウム合金スーパーセラミック複合材
開発組織 リガ・ミリティア
開発者 ミューラ・ミゲル
所属 リガ・ミリティア
主なパイロット
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概要

リガ・ミリティアが開発した新型モビルスーツ。正式名称は「ヴィクトリーツー」。Vガンダムの直系の後継機で、Vガンダムで培われたコアブロックシステム(胸部)採用によるトップリム(腕部)とボトムリム(脚部)の3段階のパーツで構成されている。最大の特徴は「ミノフスキードライブ」と呼ばれる、モビルスーツとしては最新式の推進装置を採用した事にある。ミノフスキードライブは爆発的な推力を生み出して、理論上亜光速を引き出すことが可能な程だが、当機の仕様では「欠陥」としてドライブ内部から高出力荷電粒子(エネルギー)を放出する。このエネルギーはビーム兵器のメガ粒子と同一の物の為切断武器や盾に応用することが可能。ウッソはこのエネルギーの放出を「光の翼」と呼んでいる。

更にV2ガンダムの堅牢なフレームや高出力、ハードポイントを活かした追加装備が考案されており、それぞれ「アサルトパーツ」と「バスターパーツ」と呼ばれている。なお、ミノフスキードライブそのものは当初Vガンダムの強化パーツとして開発されたが、Vガンダムの機体フレームではドライブの出力に耐え切れなかったため、現在のV2ガンダムが開発された。この機体は小説版では「セカンドVガンダム」としてロールアウトしている。ちなみに総監督の富野由悠季氏は此方の案を採用したかったとのこと。

現在までのサンライズ公式の宇宙世紀ガンダムとしては最高到達点といえるガンダムで、サイコミュ兵器など不可思議な現象を引き起こす物は装備されていないが、「光の翼」を応用したウッソの機転や、戦場の効果など含めてリガ・ミリティアの象徴として扱われる。

登場作品と操縦者

機動戦士Vガンダム
主なパイロットはウッソ・エヴィンオリファー・イノエホワイトアークからリーンホースJr.に運び入れた機体がウッソの機体として。月面で受領した機体はオリファーの機体として運用した。しかし、オリファー機は特攻により失われて、残ったウッソ機のみが活躍した。

装備・機能

特殊機能

ミノフスキードライブ
背部に装着された主推進機。コアファイター時は閉じているがMS時には展開する。
ロングレンジアダプター
V2の左目に装着される精密照準デバイス。普段は目の上の装甲内に収納されている。
ハードポイント
追加装備装着部。
分離
各パーツに分離する。
合体
各パーツと合体してV2ガンダムになる。
コアファイターとトップリム、ボトムリムのいずれかが合体し、それぞれトップファイター、ボトムファイターになる。
換装
V2アサルトガンダム、V2バスターガンダム、V2アサルトバスターガンダムに換装可能。
破損したパーツを新しいパーツに換装可能。

武装・必殺攻撃

バルカン砲
頭部に2門。コアファイター形態では唯一の武器。Vガンダムと違いV2コアファイターでは使用時に垂直尾翼とカバーを開きMSの頭部をポップアップする仕様。
ビーム・ライフル
ビーム・ピストル中心にサイトと加速増幅用バレル、エネルギーユニットを組み合わせたライフル。バレル部はよりビームの収束率の高いものになっているが、ビーム・ピストルはVガンダムの物と同型である。
マルチプル・ランチャー
銃身下部に装着されたグレネード弾などの各種実体弾を発射可能な武装。
ビーム・サーベル
ビーム・シールド発生器内に2基格納されている。
ビーム・シールド
両肘に2基内蔵。ビーム・サーベルのホルダーも兼ねる。
光の翼
ミノフスキードライブの持つエネルギーの推進力変換ロスによる産物。切断したり、盾に利用したり、広域放射することで2基のドライブの間にメガ粒子が発生してモビルスーツを行動不能に持ち込んだりと、戦略的にも戦術的にも有効性を示した。
ビーム・ライフル(ジャベリン用)
ジャベリンが装備しているライフル。最終決戦時に自身のライフルを失ったため、拾ったと思われる。

対決・名場面

ゴトラタン
エンジェル・ハイロゥカテジナ・ルースゴトラタンと戦闘を繰り広げる。そして全ての決着が付き、今までウッソを守って散っていった仲間たちの思念がウッソを導き、エンジェル・ハイロゥ内部にカテジナのゴトラタンが待ち構える。カテジナはウッソを討たんとするが、ウッソを守る仲間たちの影に怯え、手持ちのメガ・ビーム・キャノンを放つが、ウッソのV2ガンダムは「光の翼」をビーム・シールドで覆い「天使の羽」となって攻撃を弾き返した。ウッソは空中に飛び立つエンジェル・ハイロゥを追うが、V2ガンダムはエネルギーを使い果たして動けなくなった。その時、空中からシャクティがV2ガンダムの腕のなかに帰ってきた。

関連機体

V2アサルトガンダム
突撃・白兵戦用オプション装備。
V2バスターガンダム
中・長距離攻撃用オプション装備。
V2アサルトバスターガンダム
アサルトとバスターを同時に装備した状態。
プロトV2ガンダム
合体変形機構の試験機として造られた青いV2ガンダム。
レコードブレイカー
モビルスーツで初めてミノフスキードライブを搭載。直系ではないが、V2ガンダムの開発関係者が関与したと言われている。
Vガンダム
V計画で開発された機体。V2の開発ベースとなった。
セカンドVガンダム
小説版における、V2に相当する機体。富野由悠季監督が本機のデザイン及びコンセプトを気に入らなかったため、小説版では本機の代わりに登場している。
Vにミノフスキードライブを搭載することを目的とした機体だが、フレームが耐えきれないと判明したため本機が開発されることとなった。
ザンスパイン
SDガンダム GGENERATIONシリーズ』に登場。ザンスカール帝国が開発したミノフスキードライブ搭載MSで「ザンスカール製V2ガンダム」と呼べる機体。パイロットにはファラ・グリフォンが想定されていたが、開発責任者であるタシロ・ヴァゴとファラが戦死したため前線に出ることは無かった。

余談

  • ゲーム『SDガンダム GENERATIONシリーズ』の一部作品ではV2ガンダムのビーム・サーベル使用時の戦闘アニメでボンボン漫画版に登場したビーム・サーベルによるVの字斬り「真・V字斬」を放っている事が多い。
    • しかし、元ネタの漫画版では「真・V字斬」はV字とは名ばかりの一文字斬りだったりする。ただし、Vガンダムの方の「ヴィクトリー斬り」はちゃんとVの字斬りになっているため、混同した可能性がある。

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