「バイラリナ」の版間の差分
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2021年5月9日 (日) 03:06時点における最新版
バイラリナ | |
---|---|
外国語表記 | Bailarina |
登場作品 | 機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト |
デザイナー | 長谷川裕一 |
スペック | |
---|---|
分類 | 長距離砲撃用試作型可変モビルスーツ |
型式番号 | EMS-TC03 |
主動力 | 熱核融合炉 |
開発組織 | 木星共和国 |
所属組織 | 木星共和国 |
所属部隊 | サーカス |
主なパイロット | コーシャ |
概要[編集 | ソースを編集]
木星共和国が開発した試作型モビルスーツ。「サウザンド・カスタム」の1機であり、ファントムに次いで開発認可が下りた長距離射撃を主体とする砲撃型。
主兵装は脚部に搭載されたヴェスバーであるが、バイラリナの物は木星で独自に進化した「ニードル・ヴェスバー」と呼称され、その特徴はビームを絞り込む方向に特化している事にある。ヴェスバーが脚部に搭載されているのは、元々ジェネレーターそのものが脚部に収納されており、エネルギー伝導管を短縮・簡略化出来る事を利点としている為である。また、膝下が長いのも、ビーム砲の砲身を兼ねるが故、その収束の為に一定のストロークが必要だからである。
バイラリナはこれらの設計により、強力な射撃能力を持つ機体となった反面、それらと引き換えに近接戦闘性能は著しく低い機体となっている。ひときわ細い脚部は安定性を欠き、重力下では殆ど歩行脚として機能せず、もし戦場で舞うように戦うこの機体を目撃したのならば、それはパイロットの技量によりものだと断定するしかない。
また、バイラリナは簡易的な可変機構を持ち、飛行性能の若干の向上も見られるが、基本的にはこれも砲身と推進機関の方向軸を合わせる事で、より安定した射撃性能を生み出す為の形状と言える。
登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]
- 機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト
- パイロットはコーシャ。
スペースコロニー・ミート オブ トゥーンでの戦闘で裏切ったジャック・フライデイのデスフィズを始末する為に攻撃したが、フォント・ボーのファントムによって阻止された。その後、ジャブローでキゾを回収し、マリア・シティではザンスカール軍のザンネックを撃破してローズマリー・スズキのVガンダムヘキサと互角の戦いを演じた。
最終決戦にも参加したがミダスの光を受けて行動不能に陥り、カオスレルによって操られ最後はクロスボーン・ガンダムX-0 フルクロスに撃破された(コーシャは行動不能になった直後に機体を捨てている)。
装備・機能[編集 | ソースを編集]
特殊機能[編集 | ソースを編集]
- 変形
- 長距離・精密射撃形態に変形可能。飛行性能の若干の向上が認められるが、砲身と推進機関の方向軸を合わせる事で安定した射撃性能を生み出す。
武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]
- ニードル・ヴェスバー
- 脚部に搭載されたヴェスバー。エネルギーを「絞り込む」方向に特化し、最大収束時にはコロニーの外壁も貫通するだけのビーム圧を発揮する。扱うエネルギー量そのものは小さい為、連射性能も高い。エネルギー伝導管の短縮と簡略化の為に脚部に搭載されているが、ビームの収束の為に砲身に一定のスクロールを必要とする為、脚部が長くなり、重力下での安定性を欠く結果となった。
- ビーム・ファン
- 前腕部に搭載された、広域のビーム刃を展開する接近戦用装備。バイラリナは接近戦を不得手とする機体だが、パイロットのコーシャの技量もあってそれを感じさせない動きを見せる。
対決・名場面[編集 | ソースを編集]
関連機体[編集 | ソースを編集]
- バイラリナ・マス
- バイラリナの量産モデル。性能はやや低下しているが、ヴェスバーの攻撃力に目をつけて量産が強行された。
- クレイン
- ザンスカール戦争後、放出されたバイラリナのフレームを使い建造された機体。
- ラロ / ファントム / デスフィズ / ガラハド / バンゾ / グレゴ / キルジャルグ / カルメロ / エスピラル
- サウザンド・カスタムの機体群。