「ラー・カイラム級」の版間の差分
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:艦首に6門設置された対艦ミサイル発射管。 | :艦首に6門設置された対艦ミサイル発射管。 |
2024年9月13日 (金) 23:38時点における最新版
ラー・カイラム級 | |
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外国語表記 | Ra Cailum Class |
登場作品 |
スペック | |
---|---|
分類 | 機動戦艦 |
全長 | 487.0m |
全幅 | 165.0m |
カタパルト数 | 3 (両舷2基、後部着艦用1基) |
所属組織 | 地球連邦軍 |
概要 [編集 | ソースを編集]
宇宙世紀0090年代に進宙した地球連邦軍の宇宙戦艦。資料によっては「カイラム級」とも表記される。
戦艦としての高い砲戦能力と、モビルスーツ運用母艦としての機能を両立しており、艦隊旗艦だけでなく、非常時における単艦運用にも対応している。艦としてのトータルバランスに優れている事から「機動戦艦」の別名を与えられている。
2連装メガ粒子砲4基と、22基の対空機銃により、対艦戦闘と迎撃機掃討に威力を発揮。更に艦首には6門の対艦ミサイル射出口を備える。また、モビルスーツ発射口は前部左右斜めに配置され、艦砲射撃の妨げにならないよう設計されている。
長大な放熱板を有したエンジンブロックは艦本体と独立したブロックとなっており、被弾しても艦船各所に誘爆はしない。また、艦橋は通常ブリッジの直下に戦闘ブリッジを有し、戦闘ブリッジは非常時には脱出ポットとしても機能する。
ネームシップの一番艦「ラー・カイラム」の運用テストの後、同型艦が増産され、就役からおよそ60年が経過してなお主力艦として運用された。また、本級と前後してその簡略型とも呼べるクラップ級も開発されており、そちらも長く運用される艦となった。
同型艦[編集 | ソースを編集]
- ラー・カイラム
- ネームシップであるラー・カイラム級1番艦。ブライト・ノアが座乗しロンド・ベルの旗艦を務めた。
- アドミラル・ティアンム
- 『F90』に登場。第13実験戦団 (第13独立機動艦隊)の旗艦を務める。火星独立ジオン軍 (オールズモビル)掃討の任務を受け、総旗艦として運用された。火星到着時にボッシュ・ウェラー大尉他複数名の謀判によりジャックされ、味方艦への砲撃の後、損傷する。クルーによる奪還後、ノヴォトニー艦長が秘密裏に搭載していた核弾頭を火星基地へ向けて発射しようとするものの、直前にオリンポスキャノンの直撃を受け撃沈した。
- エイブラム
- 『フォーミュラー戦記0122』に登場。ガードナー中佐指揮官の艦船。『オールズモビル』の討伐任務を受け、ガンダムF90とガンダムF91という軍の最新型モビルスーツ運用テストも兼ねて運用。クロスボーン・バンカード蜂起の際も参加したといわれている。
- 艦名不明
- 『フォーミュラー戦記0122』に登場。『オールズモビル』の討伐任務の総旗艦で、テルスト大佐の座乗艦。
- エイジャックス
- 『シルエットフォーミュラ91』に登場。ガレムソン中佐の座乗艦。ネオガンダム運用とシルエットフォーミュラプロジェクト関係者の処理を目的に、ゼブラゾーンに派遣されたが、奪取されたネオガンダム2号機からGバードの狙撃を受け、ブリッジを破壊された。
- ラー・グスタ
- 『F91』に登場。クロスボーン・バンカード蜂起の際、フロンティアIVの迎賓館攻撃を単艦で行った。しかし攻撃自体は失敗し、その後の動向は不明。拿捕ないし撃沈されたものと思われる。
- 艦名不明
- 『F91』に登場。フロンティア・サイド所属の駐留艦隊の総旗艦。クロスボーン・バンカードとの艦隊戦を行うが、前部主砲、エンジンブロックが大破し、撃沈。
- 艦名不明
- 『F91』に登場。月から支援した艦隊旗艦で、クラップ級2隻を伴い、フロンティア・サイドの駐留艦隊支援に向かったが、艦後方から突如攻撃してきたラフレシアの奇襲に合い、艦隊諸共壊滅し、撃沈。
- 艦名不明
- 『クロスボーン・ガンダム』に地球連邦軍宇宙軍所属の複数艦が登場。クロスボーン・ガンダムX2の攻撃により中心動力炉を破壊され撃沈した艦、量産型ガンダムF91の搭載艦、木星帝国のモビルスーツ部隊による核攻撃を受け撃沈した艦などが存在する。
- ジャンヌ・ダルク
- 『V』に登場。地球連邦軍、ムバラク・スターン大将の座乗艦であり艦隊旗艦。改修により艦首にビームシールドを搭載している。エンジェル・ハイロゥ攻防戦において特攻をしかけるものの、リグ・コンティオの攻撃でブリッジが破壊。艦としての機能も破壊されたが、最期は敵艦の総旗艦スクィード級2番艦「ダルマシアン」に突撃し、同艦を巻き添えにそのまま轟沈。総旗艦同士の相打ちという、戦史において類稀なる最後を迎えた。
装備・機能 [編集 | ソースを編集]
特殊機能[編集 | ソースを編集]
- ミノフスキークラフト
- ミノフスキー粒子の性質を応用した空中浮遊装置。第二次ネオ・ジオン抗争後、試験的にラー・カイラムへと搭載され、大気圏内での運用を可能とした。その後の同型艦においても、標準機能として搭載されている。
- ビーム・シールド / ビームバリア
- 艦首に装備された大型ビーム・シールド。平時は防御用のバリアーとして機能し、大気層の突破をバリュート機能なしで可能とした。
武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]
- 2連装メガ粒子砲
- 前方3基、後方1基の計4基装備。前部主砲の射撃能力は優れており、ピンポイント射撃にも威力を発揮する。
- 2連装対空機銃。
- 計22基装備。ブリッジに2基、その他あらゆる箇所に設置。対モビルスーツ攻撃、艦隊攻撃に威力を発揮する。
- 大型ミサイル発射口
- 艦首に6門設置された対艦ミサイル発射管。
- 小型ミサイル発射口
- 艦の後部に設置されたミサイルランチャー。ダミー発射、対空迎撃に威力を発揮。
関連艦 [編集 | ソースを編集]
- クラップ級
- ラー・カイラム級と設計思想を同じくする艦。ラー・カイラム級と同時期に就役した。