「ザクI」の版間の差分
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+ | :『∀』に登場するザクIに酷似した機体。[[ギャバン・グーニー]]の搭乗する黒い機体以外にも緑一色の一般機が登場している。 | ||
== 余談 == | == 余談 == | ||
− | *[[ガンプラ]] | + | *[[ガンプラ]]の旧キットではザクIIよりも後発だった事もあり、関節部の可動域が向上している。特に股関節の可動域が優秀だった事もあり、ザクIのキットから股関節のみを抜き取ってザクIIに移植するという改造が盛んだったようだ。結果として股関部分を無くしたザクIが残される事に。 |
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2020年8月22日 (土) 14:57時点における版
ザクI | |
---|---|
外国語表記 | Zaku I |
登場作品 | |
デザイナー | 大河原邦男 |
スペック | |
---|---|
通称 | 旧ザク |
分類 | 汎用量産型モビルスーツ |
型式番号 | MS-05B |
頭頂高 | 17.5m |
本体重量 | 50.3t |
全備重量 | 65.0t |
主動力 | 熱核融合炉 |
ジェネレーター出力 | 899kW |
スラスター総推力 | 40,700kg |
装甲材質 | 超硬スチール合金 |
センサー有効半径 | 2,900m |
開発組織 | ジオニック社 |
所属 | ジオン公国軍 |
主なパイロット |
概要
ジオン公国軍の量産型モビルスーツ。宇宙世紀における実質的な戦闘用MSの始祖となる機体である。
宇宙世紀0070年3月、ミノフスキー粒子散布に伴う電波障害等の特殊効果に着目したジオン公国軍はその翌年に新型兵器の開発に着手。既存の宇宙兵器は姿勢制御の度に膨大な燃料を消費するため、公国軍の想定する要求値には到底及ばなかった。そこでAMBAC機動の有効性に着目したジオニック社は可動肢を持つ宇宙機動兵器のコンセプトを提示し、社内プロジェクト「S・U・I・T計画」を発足すると四肢を有する人体を模した兵器の開発を推進。そして小型熱核融合炉と流体パルスシステムの完成を経て、宇宙世紀0073年にMSの基本形が完成した。MS-01から03を経て稼働試験用のMS-04が完成し、そこに改良を重ねたMS-05「ザク」が0074年2月に完成。それまで機体外に設けられていた動力/制御関連の機器を全て最終装甲内に収め、同月5月に実戦仕様量産機がロールアウトした。
実戦仕様量産機を原型とする初期先行試作量産型(Aタイプ)が27機程生産され、数次に渡る訓練運用と実戦投入を経てそれら実働データを元に改良されたBタイプが793機、最終的に820機程が生産された。その多くが教導機動大隊の編成や初期の戦闘において使用されたが、生産数が800機を超えた時点で生産終了が決定し、更なる高性能化を目的としたザクIIが開発される事になり、そちらがジオン軍の主力を担う事になった。単に「ザク」と呼ばれるのは後継機であるザクIIを指す場合がほとんどであり、MS-05は「ザクI」「旧ザク」と呼ばれるようになった。
登場作品と操縦者
- 機動戦士ガンダム
- 初登場作品。第3話にガデムの搭乗機が登場した。この時は「ザクI」としての機体設定が無く、ガデム専用のザクという扱いだった。劇場版3作目ではガデム機の戦闘シーンがカットされたものの、ア・バオア・クー表層のワンシーンで一般機が登場。最新鋭機であるゲルググとのツーショットが見られる。
- 機動戦士ガンダムΖΖ
- 第40話にてスタンパ・ハロイが保有するレプリカコレクションの1つとして登場。屋敷の入り口に何故か金剛力士像に扮した灰色と赤の機体が置かれている。ジュドー達が屋敷から脱出する際にはスタンパの手下がザクIIカラーの機体で登場。ジュドーのズゴックに背後からタックルするも続く攻撃をかわされ、反撃で突き飛ばされた。
- 機動戦士ガンダム外伝III 裁かれし者
- STAGE 3に登場。非武装でありながら物陰から現れるなり、こちらに駆け寄ってタックルやオルテガハンマーで襲い掛かってくる。まさに格闘家。足が速くすぐに間合いを取る必要がある上、視界の悪い狭い通路という事もあり、不意打ちを食らう可能性もある。
- 機動戦士ガンダム MS IGLOO
- 『一年戦争秘録』第2話で第67物資集積所の歩哨を務めているが、同施設を訪れたセモベンテ隊の奇襲を受け、抵抗する間もなく撃墜されている。『黙示録0079』第3話ではア・バオア・クー表面に取り付いたジム改2機を岩陰からの待ち伏せで撃墜した。漫画『MS IGLOO 603』ではヅダとのコンペティションのシーンや、エンマ・ライヒたち義勇兵の初期機体として登場している。
- 機動戦士Ζガンダム外伝 審判のメイス
装備・機能
武装・必殺攻撃
- ザク・マシンガン (105mm)
- 初期型であるドラムマガジン式の105mmマシンガン。ドラムマガジンが銃身の横に装着されているのが特徴。
- ザク・マシンガン (120mm)
- 主にザクIIが装備するドラムマガジン式の120mmマシンガン。
- ザク・バズーカ
- 対艦用の280mmバズーカ。後にザクIIが使用する物と形状が異なる。初期の物は核弾頭の射出にも使用されており、そのための炸薬が強力であった為、肩関節の保護を目的にバズーカ・ラックが増設された機体も存在する。
- ヒート・ホーク
- 加熱式の実体斧。ブレード部分が赤熱化し、敵の施設や装甲を溶断する。
- シュツルム・ファウスト
- 一年戦争後期に多用された使い捨てのロケットランチャー。自動追尾装置等はなく、移動する標的に命中させるのは難しいが、携帯用の武装としては強力な部類に入る。
- スパイク・シールド
- ザクIIの右肩シールドを流用した手持ち式のシールド。先端にスパイクを装備し、防御にも攻撃にも使えるようにした攻防一体の装備となった。
- GGガス弾
- 2連装式の毒ガス弾。発射後に目標の上空で炸裂し、毒ガスを散布する。一年戦争初期のコロニー制圧に用いられた。『第08MS小隊』第7話に登場する機体が使用。
- Sマイン
- 対人近接防御兵装。機体各部の発射口から小型鉄球入りの弾頭を発射、敵の頭上で炸裂し小型鉄球の雨を降らせる。『第08MS小隊』第8話でトップ機が使用。
対決・名場面
機動戦士ガンダム
- 対ガンダム
- 第3話より。自身のパプアを沈められながらもシャアへの補給を完遂したガデムは、シャアの制止を振り切り、パプアを沈めたガンダムに素手のザクIで戦いを挑む。ビーム・サーベルの一撃を軽々と躱したガデムはガンダムに渾身のショルダータックルを食らわせ、実力の差を見せ付ける。立て続けにアッパーを繰り出そうとするも、取り押さえられた末にビーム・サーベルで胴体を斬られ敗北。実力ではカバーできない程の性能差に驚愕するガデムと共にザクIは爆散した。
関連機体
別デザイン
- ザクI (THE ORIGIN版)
- 『THE ORIGIN』の世界観におけるザクI。デザイン上の大きな差異は無いものの、武装バリエーションの追加、系列機の変化などがある。
- ザクI (サンダーボルト版)
- 『サンダーボルト』の世界観におけるザクI。リビング・デッド師団の所属機にはデブリ対策用にシーリングが施されている。
パーソナルカスタム機
- ランバ・ラル専用ザクI
- パーソナルカラーである青に塗装されている専用機。
- 黒い三連星専用ザクI
- パーソナルカラーである黒と紫に塗装されている専用機。
- ザクI (エリク仕様)
- エリク・ブランケの搭乗機として改修が施された機体。
別仕様・改修機
- ザクI (YMS-05)
- 漫画『MS IGLOO 603』で登場。本機の試作機で、外見上の差は無い。主力機の座を賭けたツィマッド社とのコンペティションで、同社のヅダ (EMS-04)と競い合った。
- ザクIQ型
- 本機をレトロフィットした機体。
- ザクIS型
- 詳細不明。ギャビー・ハザードの最初の搭乗機とされている。
- ゲラート・シュマイザー専用ザクI
- ゲラート・シュマイザーの搭乗機として大幅に改修された専用機。
- ザクI・スナイパータイプ
- 旧式化したザクIを、長距離支援用MSに改修したもの。
サブ・ジェネレーターを内蔵したバックパックとロングレンジ・ビームライフルを装備している。- ザクI・スナイパータイプ (カークス機)
- カークスが独自に小改造した機体。
- 作業用ザク
- ザクIIの他、本機のパーツが使用されている。
- ザクタンク
- 『第08MS小隊』第5話に登場する機体は、胴体に本機の物を流用している。
- アッザム改修型
- 本機が制御ユニットとして流用されている。
系列機・派生機
その他
- ギャバン専用ボルジャーノン
- 『∀』に登場するザクIに酷似した機体。ギャバン・グーニーの搭乗する黒い機体以外にも緑一色の一般機が登場している。
余談
- ガンプラの旧キットではザクIIよりも後発だった事もあり、関節部の可動域が向上している。特に股関節の可動域が優秀だった事もあり、ザクIのキットから股関節のみを抜き取ってザクIIに移植するという改造が盛んだったようだ。結果として股関部分を無くしたザクIが残される事に。
商品情報
ガンプラ
フィギュア