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:カガリが一方的に敵視していたが、後に三隻同盟として共闘する事に。また、ドネルケバブにかけるソースを巡って口論になった事も。 | :カガリが一方的に敵視していたが、後に三隻同盟として共闘する事に。また、ドネルケバブにかけるソースを巡って口論になった事も。 |
2019年10月22日 (火) 22:36時点における版
アンドリュー・バルトフェルド(Andorew Waldfeld)
- 登場作品:機動戦士ガンダムSEED、機動戦士ガンダムSEED DESTINY
- 声優:置鮎龍太郎
- 種族・性別:コーディネイター・男
- 所属:ザフト軍⇒三隻同盟⇒オーブ連合首長国⇒クライン派
- 役職・称号など:砂漠の虎、バルドフェルト隊隊長、エターナル艦長
- 主な搭乗機:バクゥ バルトフェルド専用改修タイプ、バクゥ、ラゴゥ、バルトフェルド専用ムラサメ、バルトフェルド専用ガイアガンダム
- キャラクターデザイン:平井久司
機動戦士ガンダムSEED
砂漠の虎の異名を持ち、ザフトでは知らぬ者がいないほどの英雄。地球・北アフリカエリアに降下したアークエンジェルに、旗艦レセップスと四足獣型MS・バクゥ部隊を率いて攻撃を仕掛ける。バクゥに搭乗して挑んだ最初の交戦で、キラの特異な戦闘能力を看破し興味を持つ。この戦闘においてバクゥの連携攻撃は、キラのストライクを追い詰めた。
キラとは後に偶然に出会い、カガリとの間に起きたドネルケバブにかけるソースを巡ったトラブルに彼を巻き込む事になる。それがきっかけで彼はキラとカガリを客人として招待する。その時のキラとの会話をきっかけに、キラは守りたい者の為に敵とただ戦い続ける事に疑問を抱くようになり、精神的な成長に大きく関わった。また、カガリと出会った際には、「ドレス姿も実に板についている」、「真っ直ぐで実にいい眼だ」と、身分を隠していた彼女の素性を感じ取っていた。 砂漠の虎とまで呼ばれるだけの男がただ街をふらついていたとも思えず、一説には最初からカガリと知ってちょっかいをかけたのではないか、とも取れる。自分が敵対している相手を自分の目と耳で確かめる、というあたりは彼らしい。
ちなみにゲリラ屋と砂漠、未成熟で戦いに迷っている主人公に進むべき道を指し示す敵役、というポジションは機動戦士ガンダムのランバ・ラルに酷似している。もともと「平成のファーストガンダム」と銘打ったガンダムSEEDであるからして、その意図があったとしても不思議ではない。
アークエンジェルとの最終決戦に臨んだ際には、恋人のアイシャと共に複座式の専用機・ラゴゥで出撃し、キラのストライクガンダムと死闘を繰り広げる。死闘の果てに、ストライクはフェイズシフトダウンを引き起こすも、キラがSEEDを発動させ、敗れる。射撃手として同乗していた恋人のアイシャと共に戦死したと思われたが、左眼・左腕・左足を失いながらも副官のマーチン・ダコスタに救助され、奇跡的に生還を果たした。
その後、ダコスタがクライン派に通じている事を見抜いたバルトフェルドは自らもこれに加わり、密かに決起の時を伺っていた。一方でパトリック・ザラにその戦歴を買われ、新造艦エターナルの艦長に抜擢される。
クライン派の同志達と共にエターナルを奪取後は、ラクス・クラインと共にプラントを脱出する。途中、ヤキン・ドゥーエ防衛軍に追撃されるが、キラのフリーダムの救援を得て突破し、志を同じくするアークエンジェル、クサナギと合流を果たす。その後も三隻同盟の中心人物の一人として第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦を戦い抜き、停戦を迎えている。
街は焼いても、戦う意思を持たぬ非戦闘員は殺さないという軍人としてのモラルと共に、独特のセンスと拘りを持ち、本来の指揮官服とは異なる黄色の指揮官服を着用したり、奇抜な模様のシャツを私服にしていたり、虎をモチーフにした特注のパイロットスーツを着用する……と、徹底した派手好き。更に、コーヒーのブレンドを趣味にするも、レセップスの艦内に匂いが充満する事をダコスタにたしなめられている上、その味は劇中ではあまり評判が良くない(ゲームや漫画などの媒体では高評価を得ている事も)。また、ドネル・ケバブにはヨーグルトソースと決めており、それをかけない事は冒涜であるとさえ主張している。
ちなみにドネル・ケバブとは棒に肉を貼り付け、回転機構を備えた装置でグルグルと廻しながらあぶり焼きにし、食べる直前に適宜そぎ落としてトルティーヤや野菜などに巻いて食べるトルコ料理の一つである。我々が「ケバブ」といえば大抵これか、金串で食材を刺したもののどちらかであろう。
本業は広告心理学者で、振動工学の権威でもある。また、人間の愛憎や戦争の仕組みについて独特の問いかけをするなど、単なる軍人以上の厚みのある人柄を持ち、恋人の仇であるキラに対しても遺恨を持たないなど、平時の軽妙な語り口からは想像できぬほど、深い人物である。
機動戦士ガンダムSEED DESTINY
戦後はマリューらと共にオーブへと亡命していた。左腕の義手に隠し武器の銃を仕込んでいる。ユニウスセブン落下テロ後、オーブに寄港したミネルバに対して、通信で密かに世界の情報や情勢を伝え忠告をした。
地球・プラント間で戦争が勃発した当初はプラントに移住する予定であったが、コーディネイター部隊によるラクス暗殺未遂に遭遇・これを義手に仕込んだ銃で返り討ちにした。プラントの不穏な空気を察知したバルトフェルドは、第三勢力としてアークエンジェルに乗艦する。隻眼・義手に義足というハンディキャップを物ともせず、ムラサメのパイロットを務め、主力の一人として貢献した。
ラクスが宇宙へと上がる際には、ラクスがミーア・キャンベルに成りすましたのに合わせてバルトフェルドもミーアのマネージャーであるキングT@KED@に成りすまし、シャトルを強奪する。余談だが、このキングT@KED@は、関西弁で話す陽気な男…と、本来のバルトフェルドとは随分と性格の異なる風変わりな人物である。
その後、エターナルの艦長として指揮を執りながらも、ザフト軍のエターナル追撃部隊を振り切る為、自ら専用カラーのガイアで出撃する。ストライクフリーダムガンダムやインフィニットジャスティスガンダム、ドムトルーパー隊の参戦後は、戦力も充実した為エターナルの艦長職に専念、最終決戦のメサイア攻防戦を戦い抜き、生還した。
登場作品と役柄
人間関係
- アイシャ
- 恋人。アークエンジェル隊との最終決戦の際、ラゴゥの射撃手として同乗するも、キラに機体を撃破され、死亡する。バルトフェルドの事を「アンディ」と呼んでいた。
- マーチン・ダコスタ
- 副官。地味ながらも優秀な人物で、バルトフェルドをサポートしている。気苦労は絶えないものの、彼を深く信頼している。
また、バルトフェルドも彼の事を『ダコスタ君』と気さくに呼んでいる事からも、信頼のほどが窺える。後にクライン派になり、バルトフェルドを引き入れる。 - キラ・ヤマト
- 彼との死闘の末、バルトフェルドは恋人と自らの身体の一部を失ってしまうが、戦争であると割り切っており、遺恨は無い。ヤキン・ドゥーエ戦役後は彼やラクス、マリューと共にオーブで暮らしている。
- カガリ・ユラ・アスハ
- カガリが一方的に敵視していたが、後に三隻同盟として共闘する事に。また、ドネルケバブにかけるソースを巡って口論になった事も。
- イザーク・ジュール
- 地球に降下し、バルトフェルドの指揮下に入るも、慣れない砂漠での戦闘に苦戦していた。バルトフェルドは彼の顔の傷を見て、その傷を消さない理由を看破した。
- ディアッカ・エルスマン
- イザークと共にバルトフェルドの指揮下に入るも、同様に砂漠での戦闘に苦戦していた。もっとも、バスターガンダムの機体特性からレセップスの艦上から射撃をしていた分、イザークよりはマシだったかもしれない。彼の引き際を見たバルトフェルドは『彼は長生きできる』と評した。
- ラウ・ル・クルーゼ
- バルトフェルド曰く、「僕はアイツが嫌いでね」との事。「目を見せない奴なんて信用出来ない」と理由を述べているが、クルーゼの闇を感じ取っていたのかもしれない。
- ラクス・クライン
- エターナルの歌姫。バルトフェルドはエターナルに乗艦したラクスを平和の象徴として認めているようで、キラ達がエターナルに乗艦した際、艦長は自分であるにも拘らず『ようこそ、歌姫の艦へ!』と言っている。
- マリュー・ラミアス
- 第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦の後、共にオーブに亡命・同居していた。2年の月日を経ても彼女との間に何も無かった所から、いかに互いの恋人の存在が大きいかが分かる。
- パトリック・ザラ
- 実績を買いエターナルの艦長に指名する。
- ミーア・キャンベル
- 直接の繋がりはないが、バルトフェルドはキングT@KED@に成りすまし、ラクスが扮するミーアのマネージャーを務めた。
名台詞
- 「あいや待った!ちょっと待った! ケバブにチリソースなんて何を言ってるんだ!? このヨーグルトソースをかけるのが常識だろうが!! いや、常識というよりも、もっと、こう…そう! ヨーグルトソースをかけないなんて、この料理に対する冒涜だよ!!」
- ドネル・ケバブにかけるソースを巡って、カガリと口論になった際に発した名言。ドネル・ケバブは肉自体に味をつけて焼いている場合もあり、バルトフェルドお勧めのヨーグルトソースで食べるのは極めて妥当。こってりとした肉に野菜を加え、さっぱりとした酸味のヨーグルトソースは後を引き、いくらでも食べられてしまう。都市部では移動型の屋台で販売している店舗もあり、フットワークの軽さであちこちで見かけられるだろう。ぜひ砂漠の虎の気分を味わっていただきたい。
- 「ああ!待ちたまえ!彼まで邪道に落とす気か!」
- たかだか食べ物のソースにこの言い回し。この時点では単なる面白い兄ちゃんというバルトフェルドだが、以後はギラリと光るナイフのような殺気を見せるなど、「砂漠の虎」の異名が伊達ではないことを見せた。
- 「戦争に明確な終わりのルールは無い、ならどこで終わりにすればいい?」
「戦うしかなかろう……互いに敵であるかぎり!」 - キラに対して、戦争の仕組みを独特の言葉で問いかけた名言。単に自分の考えを述べ、相手に押し付けるのではなく、あくまでも相手の言葉を引き出すという「敵でありながら先輩」としてキラの前に立ちふさがる。彼の言葉…そして、彼との戦いを経て、キラは成長する。
- 機動戦士ガンダムでアムロ・レイがランバ・ラルを指して「あの人を超えたい」と言わしめた関係のオマージュである。