「百式」の版間の差分
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2014年11月24日 (月) 20:44時点における版
MSN-00100 百式(Hyaku Shiki/Type-100)
- 登場作品:機動戦士Ζガンダム、機動戦士Ζガンダム A New Translation、機動戦士ガンダムΖΖ、機動戦士ガンダムUC テスタメント
- デザイナー:永野護(ベースデザイン)、藤田一己(クリンナップ)
- 分類:攻撃型試作モビルスーツ
- 装甲材質:ガンダリウム合金
- 頭頂高:18.5m
- 本体重量:31.5t
- 全備重量:54.5t
- 主動力:熱核融合炉
- 出力:1,850kW
- 推力:74,800kg
- センサー有効半径:11,200m
- 開発組織:アナハイム・エレクトロニクス社
- 設計者:M・ナガノ
- 主なパイロット:クワトロ・バジーナ、ビーチャ・オーレグ、他
「Ζプロジェクト」の一環でアナハイム・エレクトロニクス社が開発したエゥーゴの攻撃型モビルスーツ。
デルタガンダムの再設計機で可変機構は搭載されていないが、その名残として背部にリック・ディアスの物を改良したフレキシブルバインダーが装備されている。これと機体の軽量化によって高い機動性や運動性を誇る反面、脚部ムーバブルフレームが剥き出しになっている等防御力があまり高くない。頭部には「イデシステム」と呼ばれるセンサーシステムを採用している。
原型機と同様、機体のカラーリングは金色となっており、これは耐ビームコーティング処理によるものである。また、アーガマのクワトロ・バジーナ大尉が搭乗する事を前提としていた為、その技量に合わせたチューンが施された。
型式番号は「MSN-00100」の他、「MSN-100」等と表記される事もある。
本機の名称と金色の装甲は開発者であるM・ナガノ博士の提案で、「百年使えるモビルスーツであるように」という願いからこの名称と装甲が採用された…結局、1年程度で大破してしまったが。
両肩には「百」というマーキングが描かれているが、これは富野由悠季監督のアイディア。
登場作品と操縦者
- 機動戦士Ζガンダム
- パイロットはクワトロ・バジーナ。
大破したリック・ディアスに代わる乗機としてアーガマに配備され、ティターンズのMSを多数撃破した。しかし、終盤になると徐々に他の高性能機に押され始め、最後はハマーン・カーンのキュベレイとの戦闘で大破した。 - 機動戦士Ζガンダム(小説版)
- アポリー・ベイが一度だけ搭乗している。
- 機動戦士Ζガンダム A New Translation
- TV版とほとんど変わらない。
- 機動戦士ガンダムΖΖ
- 主なパイロットはビーチャ・オーレグで、他にもジュドー・アーシタやモンド・アガケが搭乗している。
ネオ・ジオン軍の地球降下作戦阻止の為にアーガマに配備され、以降はガンダム・チームの1機として終戦まで戦い抜いた。
ちなみにこの時配備されたのは性能をデチューンした2号機とも、クワトロ機を修復したとも言われるが真偽は不明。 - 機動戦士ガンダムUC テスタメント
- 人間ではなく本機が主人公となっており、一人称は“わたし”。
“わたし”はフレキシブルバインダーを、「失った翼の名残」と呟いている。その後、秘めたる思いは少しづつ受け継がれ、“わたし”はデルタプラスとして蘇った。
装備・機能
特殊機能
- イデシステム
- 頭部のバイザー型センサーの事で、「Image Directive Encode System(画像管理型符号化装置)」の略称。その奥にはデュアルセンサーも搭載されている。
いくつかのモードが存在し、それらを切り替える際に様々な走査パターンがバイザーに表示される。 - 耐ビームコーティング
- 金色の装甲は耐ビームコーティングであり、全身に施されている。しかし、効果はほとんど無く、視認性も非常に高いので本機やその系列機以外に採用される事はなかった。
ちなみに「SEED DESTINY」のアカツキに搭載された「ヤタノカガミ」とは違ってビームを反射する事は出来ない。 - トリモチランチャー
消火剤 - 指の付け根に内蔵されている装備。
- 分離
- フレキシブルバインダーを分離可能。バックパックごと射出する事もできる。
武装・必殺攻撃
- 60mmバルカン砲
- 頭部に2門内蔵。
- ビーム・ライフル
- 本機の主兵装で、銃口からビーム・サーベルを形成する事も可能。不使用時には背部にマウント可能。
- ビーム・サーベル
- 腰部に2本マウントされている。リック・ディアスの物と同型。
- クレイ・バズーカ
- 背部に1挺マウントされている実弾兵器。これもリック・ディアスの物と同型で、敵機そのものの破壊ではなく内部メカの破損等を目的としており、様々な弾頭を発射できる。通常弾も発射可能。
- メガ・バズーカ・ランチャー
- 移動砲台式の大型ビーム砲。巡航形態から射撃形態へ変形でき、高出力ビームを発射可能。その威力は戦艦を一撃で撃沈できる程だが、それに比例してチャージ時間が長く、消費エネルギー量も多い。
本機のみでは1発しか撃てないが、随伴させた別のモビルスーツ(TV版ではゲルググ、劇場版ではメタス)のエネルギーを使う事で複数回発射できる。第一次ネオ・ジオン抗争時には配備されていない。 - シールド
- 劇場版にて、ハイザックのシールドと思われる物を装備。その後、戦艦の甲板に持ち替えられた。
ちなみに本機は敵機の攻撃を防御ではなく回避する事で対応するというコンセプトの為、専用のシールド等は用意されていない。