「フォン・スパーク」の版間の差分

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2015年8月22日 (土) 02:09時点における版

フォン・スパーク(Fon Spaak)

ソレスタルビーイングの支援組織フェレシュテに所属していたガンダムマイスター

宇宙労働者であった両親の間に生まれるが、父を事故で亡くし、幼くしてテロリストとなった。13歳にして傭兵のリーダーになるなど実力と頭脳の明晰さはずば抜けており、子供にあるまじきその実力に、同業者からは一目置かれるのを通り越して危険視されていた。

自分の父親が命をかけて救った女性死刑囚が、刑務所から神隠しのように消えたことに強く興味を持っていたが、傭兵稼業で知った「痕跡が必要以上に消去されていて幽霊でもいたのではないか」という事件に共通性を感じ、証拠集めをしながらその事件を起こした存在を追っているうちにグラーベ・ヴィオレントと出会うこととなる。その後シャル・アクスティカがフェレシュテを立ち上げる際、グラーベの推薦もあってガンダムマイスターとしてスカウトされる。本人はソレスタルビーイングの理念には共感できないと述べているが、「自分の力で世界を変える」ことには興味があったためスカウトを受けた。

パイロットとしての能力はきわめて優秀で、ミッションによって4機の第2世代ガンダムを使い分けなければならない(フェレシュテはソレスタルビーイングの武装介入開始時は、GNドライヴを1基しか持っていない)と言うフェレシュテを支えるが、元テロリストの重犯罪者なので任務遂行時以外は手錠をされ、首には裏切り防止用爆弾がついているという状態であった。チームトリニティとの対決時には、彼らに首の爆弾を爆発させられるが、サポートのハナヨが手を尽くしてくれたこともあり、辛くも生還している。

その後、リボンズ・アルマーク一派の策謀でソレスタルビーイングが壊滅した後、組織再建を図るシャルの意向とは無関係に「世界を変える」ための行動を始め、反逆者として追われることとなる。しかし彼の行動の背景としてリボンズの支配への抵抗があったため、その後ソレスタルビーイングも彼を黙認する方針に転換、彼もフリーの立場でレイヴ・レチタティーヴォらに協力するなどしている。

本名は「ロバーク・スタッドJr.(Robark Stad Jr.)」。『フォン・スパーク』というコードネームは傭兵時代、彼の笑い声が破裂音のようなかなり独特なもの(劇中では「あぎゃぎゃ」または「あげゃげゃ」と表現されている)であることから「音の爆発(phone spark)」とあだ名されていたことに由来する。

登場作品と役柄

機動戦士ガンダム00P
2ndシーズンでゲスト出演。探偵顔負けの推理力と少年兵にあるまじきパイロットとしてのセンスを披露している。
機動戦士ガンダム00F
外伝を含めてもガンダム系作品の主人公としては異色の傲岸不遜・俺様キャラのアンチヒーロー。優れた腕前と鋭い洞察力を兼ね備え、激動の物語を駆け抜けていく。
機動戦士ガンダム00I
ヴェーダがレイヴ・レチタティーヴォらに送った指令を知って介入。レイヴ達の話からヴェーダの意向を推測し、ビサイド・ペインに対抗するレイヴ達を支援する。なお、続編には登場していない。
ガンダムEXA

人間関係

ロバーク・スタッド
父親。
シャル・アクスティカ
フェレシュテでの上官。「ババア」呼ばわりしていたが、フェレシュテを去った後も、反逆者である自分に対して仲間としての信頼(好意とも取れる)を捨てなかったことは理解しているようだ。
ハナヨ
フェレシュテ加入後パートナーとなり、フリーの立場になってもパートナーとして欠かせない存在。
シェリリン・ハイド
フェレシュテでの同僚。フリーになってからもハナヨ経由で追加武装を用意してもらったりしている。
エコ・カローレ
フェレシュテでの同僚である「おっさん」。フォンのおかげで存在理由に疑問符がついている。
ヒクサー・フェルミ
フェレシュテから反逆者として追われた際、追っ手として差し向けられた。戦っている間に妙に相手のことを理解するようになっており、お互いのパートナーも含めると「腐れ縁」のような関係とも言えるか。
ハヤナ
グラーベ・ヴィオレント
フォン曰く「ロンゲの兄ちゃん」。00Pでの邂逅がなければ、後年にガンダムマイスターになることはなかっただろう。
マレーネ・ブラディ
自分の父が救い、忽然と姿を消した女性囚人は彼女のこと。00Pの少年期の時点で、彼女はすでに死亡している。
イオリア・シュヘンベルグ
彼の思想については共感できないと述べている。
刹那・F・セイエイ
フェレシュテという組織の性格上、直接面識があるわけではないが、「思想はともかく、自分と同じように自分の力で世界を変えようとしている存在」として強く共感していた。
アリー・アル・サーシェス
子供の頃、一緒にテロリスト稼業をしていたことがある。
ヨハン・トリニティ
ミハエル・トリニティ
ネーナ・トリニティ
00Fで一度彼らに出会っていた。敵対した際にはヨハンがヴェーダを利用したことにより、首輪の爆弾を爆破されてしまう。
JB・モレノ
爆弾を爆発させられた際、急遽プトレマイオスに運び込まれてきた彼を治療する。
リボンズ・アルマーク
創造主然としている彼(また彼に作られたイノベイドたちの大半も)については人の生き方を支配する者として嫌悪している。00Fの後半では彼と対決、してやられた…と思いきや、強かなフォンは相手が自分を利用していたことなども織り込み済みで行動していた。00Iではそこで得た「成果」を元に行動している。
ビサイド・ペイン
00Iでフォンを利用しようと接触してきたが、彼が予想もしていなかった情報を持っていることを明かして動揺させ、一方的にぶちのめす。そりゃもう気持ちいいぐらいに。
レオス・アロイ
ex-
叢雲劾
ガンダムEXA VS』では彼と白兵戦を行う。

名台詞

「あげゃげゃげゃ!」
彼の最大の特徴である笑い声。なお英語版では「HAHAHA!」なので、何の特徴もなくなってしまっている。
なお、ゲーム作品で音声がついた時はどうなるのかと原作読者一同に思われていたが、フォン役の岡本信彦氏はこの笑い声を見事に演じて見せた(聞いてるこっちが喉壊しやしないか心配したくなるくらいに)。
「全然食えるじゃねえか。」
00Fの11話『生きる理由』の一幕。アフリカのとある村で、道端に落ちていたカラッカラに乾いた(しかも蟻が付いてる)トウモロコシを丸かじりした時の台詞。支援物資の合成品をありがたがる事に異議があるようだが…。
「あんたらは完璧に隠しすぎた」
00Pにてグラーベと一戦交えた後、何故ソレスタルビーイングの存在に気づいたのかを問われた際の返答。「事後処理が完璧⇒しかし不自然⇒故に発覚」=「隠し事は不可能である」というフォンの言葉に、グラーベは感動すら覚えた。
「あんた人間じゃないのか」
ブリングが普通の人間ではない事に気づいた時の発言。質疑応答だけ(つまり、フォンから見ればイノベイドの受け答えには特徴があるのだろう)でその事を看破したフォンを見て、ハナヨは「フォンには何を隠しても無意味に思えてくる」と畏怖を感じた。
「イノベイドふぜいは大人しく世界を見てな!」
ビサイド・ペインの「人間風情が!」に対するお返し。自身のガンダムは盾を両断されるも、相手のガンダムの背部バインダーを切断している。
「くれてやりな、レイヴ。お前にガンダムは必要ない」
00Iにてフォンがレイヴに放った台詞。一見、何の変哲もない台詞にみえるが、実は初めてレイヴを名前で呼んだ台詞である。イノベイドを道具の一つとみなし、道具に名前を付ける趣味はないと断言したフォンだったが、自分の運命を自分で変えたレイヴを見て、レイヴを「イノベイドの一人」ではなく、「一人の人間」と認めたのだろう。

搭乗機体・関連機体

ガンダムアストレアTYPE-F
ガンダムアストレアTYPE-F2
フォン専用ガンダムアストレアTYPE-F
ガンダム アヴァランチアストレアTYPE-Fダッシュ
ガンダムサダルスードTYPE-F
フォン専用ガンダムサダルスードTYPE-F
ガンダムアブルホールTYPE-F
フォン専用ガンダムアブルホールTYPE-F
ガンダムプルトーネ
フォン専用ガンダムプルトーネ
AEUヘリオンメディウム
アグリッサタイプ7

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