DG細胞
DG細胞(Devil Gundam Cell)
「機動武闘伝Gガンダム」に登場。「デビルガンダム細胞」とも呼ばれる。
「自己再生」「自己増殖」「自己進化」の機能を持つ金属細胞。
ライゾウ・カッシュ博士が「ガンダリウム合金」には精神感応による金属そのものがメカニックの機能をも向上する金属変化を発見。それを元にして金属再生能力「アルティメット細胞」を開発した。
上記の三大自己理論により、機械のみならず有機物にまで入り込み、その構造を記憶して汚損個所を修復することが可能という性質を持つ物質で、MFのメンテナンスフリーを目的としてこの細胞で作られたのが「アルティメットガンダム」であった。[1]
しかし、アルティメットガンダムが地球降下時の衝突のショックで暴走を始め、「地球環境保全のための人類抹殺こそ我が役目である」と認識したことにより、あらゆる人間や機体に感染してはその目的の達成のための尖兵として作り替えるという、悪魔の細胞と化す。 その後ミカムラ博士の研究結果により危険と判断されて、アルティメット細胞を用いた機体であるアルティメットガンダムをデビルガンダムと改称し、その機体名から『DG細胞』と命名された。
感染した場合、生物ならば身体能力が飛躍的に向上する代わりに理性を失って凶暴化し、やがて脳が完全に犯されて自我のないゾンビ兵になってしまう。メカであればデビルガンダムと同様に三大理論を兼ね備えるようになる。また、劇中で登場する敵機体であるデスシリーズは、すべてこのDG細胞によって作り出されたものである。さらに死者を蘇らせるもできる。 元が精神感応金属を応用して作られているので、強靭な精神力を持っていればこの細胞を制御することが可能で、マスターアジアやシュバルツは強靭な精神力で浸食を防いでいる。汚染されても速やかに除去すれば助かる可能性は高まるほか、シャッフルの紋章でも治療可能できる。
「アルティメット細胞」自体は精神感応金属であるため、活動のために一定のエネルギーを必要とする。最も適したものは人間の感情エネルギーとされており、生体ユニットがひつようなのはこのため。 漫画版では生体ユニットとなった人間に負の感情が生じた場合、細胞の暴走の原因になることが示唆されており、アルティメット細胞の暴走の原因が眼前で母を殺されたキョウジの憎しみが引き金の一端だったとされている。
登場作品
関連人物
- チボデー・クロケット、サイ・サイシー、ジョルジュ・ド・サンド、アルゴ・ガルスキー
- 感染するが、シャッフル同盟の命の灯で回復。
- ミケロ・チャリオット
- 彼の場合、生きたまま感染したが、結局はゾンビになることになる。
- ジェントル・チャップマン
- 死亡後に感染して蘇ったので、闘争本能のみが残る「生きる屍」。
- アレンビー・ビアズリー
- 感染するが、何日間だけの期間だったので、感染から回復した。
- ウルベ・イシカワ
- 感染していること隠していたが、本人の悪意がそうさせたのか完全に感染して邪悪の化身そのものに。
関連機体
- デビルガンダム
- マスターガンダム
- クーロンガンダムが感染して変貌。
- ガンダムヘブンズソード
- ネロスガンダムが感染して変貌。
- グランドガンダム
- ジョンブルガンダムが感染して変貌。
- ウォルターガンダム
- ノーベルガンダムが感染して変貌。
- ガンダムマックスター
ドラゴンガンダム
ガンダムローズ
ボルトガンダム - 感染したが、変貌はしなかった。
- ガンダムシュピーゲル
- キョウジ・カッシュがシュバルツ・ブルーダーを自らの分身とした際に大破した本機をDG細胞で修復。これ以降はメンテナンスフリーになったとされる。
- ミナレットガンダム
- ファラオガンダムIV世
- デスアーミー
- デビルガンダムJr.
話題まとめ
資料リンク
リンク
- ↑ その性質を活かして地球環境の浄化に役立てることも期待されていたこともあり、正式に地球環境浄化用に転用された。