スーパーガンダム
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スーパーガンダム | |
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外国語表記 | Super Gundam |
登場作品 | 機動戦士Ζガンダム |
デザイナー | 藤田一巳 |
スペック | |
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正式名称 | Mk-IIディフェンサー |
分類 | 試作型モビルスーツ 支援戦闘機装備型 |
型式番号 | RX-178+FXA-05D |
頭頂高 | 18.5m |
全高 | 19.6m |
本体重量 | 58.1t |
全備重量 | 114.4t |
主動力 | 熱核融合炉 |
スラスター総推力 | 166,000kg |
装甲材質 |
チタン合金セラミック複合材 ガンダリウム合金 |
センサー有効半径 | 11,300m |
機体構成 | ガンダムMk-II+Gディフェンサー |
開発組織 | |
所属 | エゥーゴ |
母艦 | ラーディッシュ |
主なパイロット |
概要[編集 | ソースを編集]
ガンダムMk-IIとGディフェンサーの合体形態。正式名称は「Mk-IIディフェンサー」。Gディフェンサーの機体下面ラッチを開放し、ガンダムMk-IIのバックパックとドッキングする事で輸送形態である「Gフライヤー」形態となり、そこからアーマーユニットを展開しGディフェンサーのコクピットモジュールであるコアファイターを射出分離する事でこの形態に変形する。
グリプス戦役の激化に伴い、ガンダムMk-IIと新開発機との性能差が問題となっており、ティターンズの投入する可変MSにも対応できず、チームを編成する味方機との戦力格差も無視出来ないものであった。ガンダムMk-IIはそれなりの戦果を挙げてはいたものの、既に性能的には取るに足らない機体と見られていた[1]。しかし、人員の不足しているアーガマでは、1機でも多くのMSが必要であり、この機体を稼働させる必要があったため、その不足を補う装備としてGディフェンサーが開発される事になった。
当時は機動性の向上と武装の強化が一般的な「高性能化」の傾向であり、この両者を附帯させる事ができれば、現状の戦闘に対応する事が可能となる[2]と考えられていた。
MS形態では機体左右に搭載されたポンツーンが展開され、フレキシブルなアーマメントデバイスとなる他、長距離狙撃用のロング・ライフルを始めとした火器が使用可能となり、攻撃能力は重戦闘用MSと同等にまで跳ね上がる。同じく機動性も大幅に強化されるが、機体が大型化した分小回りが利き難くなっている。
Gフライヤー形態では、フライングアーマーを併用装備する事で大気圏突入は可能とされているが、システムの肥大化によって実戦での使用は確認されていない。
ドッキング手順 [編集 | ソースを編集]
- Gディフェンサーの後方にガンダムMk-IIが接近、レーザーセンサーを固定してデータリンク軸線を固定。
- Gディフェンサー側がランディングギアやヘッドカバー、エンジンポッドなどを変形させ、ドッキング態勢へ移行。Mk-IIは機体姿勢を固定した状態でGディフェンサーへ突入。
- ドッキングロックにより双方の機体が固定し合体完了(Gフライヤー)。メインスラスターを全開にし、最大加速をかけて戦闘態勢に入る。
登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]
- 機動戦士Ζガンダム
- 初登場作品。第26話から登場し、ラーディッシュの主戦力として活躍したが、作中はそれぞれの機体が単独で運用される事が多かった。ティターンズとの最終決戦ではハンブラビ隊との交戦中にドッキングを行い、ラムサス・ハサのハンブラビを撃墜するも、カツの乗るコアファイターも被撃墜。その後、ダンケル・クーパーのハンブラビも撃墜するが、直後にヤザン・ゲーブルのハンブラビに背後から不意打ちを喰らいGディフェンサー部分を破壊されたため、Mk-II単独での継戦を余儀なくされた。
装備・機能[編集 | ソースを編集]
特殊機能[編集 | ソースを編集]
- 変形
- Gフライヤー形態とMS形態に変形可能。MS形態時にはGディフェンサーのコア・ファイターが分離・離脱する。
- 合体・分離
- ガンダムMk-IIとGディフェンサーを分離可能。
武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]
ガンダムMk-II側 [編集 | ソースを編集]
- バルカン・ポッド・システム
- 頭部にオプションとして装備。頭部左側に砲口を2門、右側にカウンターウェイトを兼ねたマガジンを備える。
- ビーム・サーベル
- 背部のバックパックに2基装備。本形態では合体したGディフェンサーのパーツが干渉するなどの理由も有って積極的には使用されない。
- ビーム・ライフル
- Eパック方式を採用したビーム・ライフル。合体形態ではロングライフルの使用の方がメインとなるため、腰部マウントラッチにマウントされる。
- ハイパー・バズーカ
- カートリッジ式の弾倉を用いるタイプのバズーカ。通常弾等のほか、散弾なども用意されており、状況に応じて使い分けが可能。一部ゲーム作品で装備されている。
Gディフェンサー側[編集 | ソースを編集]
- 14連装ミサイル・ポッド
- ポンツーンの先端部ミサイル・ベイに14基のミサイルを装備する。このユニットを別武装に換装するバリエーションも考案されていた。
- 大型バルカン
- ポンツーンの前方左右ミサイルポッド脇に1門ずつ装備。大型とはいえそれほど大きなサイズではなく、補助的な武装の類に入る。
- ロング・ライフル
- 機体右側にマウントされている長砲身ビーム砲。通常の状態でも高水準の破壊力を持つが、外部ケーブルでMSのパワーサーキットと連結する事で百式が運用するメガ・バズーカ・ランチャーに匹敵する大出力砲として運用可能。
対決・名場面[編集 | ソースを編集]
- 対ギャプラン
- 『Ζ』第26話にて。初合体後、ヤザンに襲われているコア・ファイターを援護している。その後、撤退するヤザンを追撃した際に、アレキサンドリアの艦橋の前で静止したギャプランに向けてロング・ライフルを発射。ヤザンの思惑通り、ジャマイカンのいる艦橋を破壊した。
- 対ハンブラビ隊
関連機体[編集 | ソースを編集]
カラーバリエーション [編集 | ソースを編集]
- スーパーガンダム (ティターンズ仕様)
- 『ギレンの野望シリーズ』などのゲーム作品に登場するゲームオリジナル仕様。呼んで字の如く、ティターンズカラーのスーパーガンダムである。フィギュア「MS少女 ガンダムMk-II (ティターンズ仕様)」など立体物で採用されるケースも幾つかある。
系列機・派生機 [編集 | ソースを編集]
- ガンダムMk-II / Gディフェンサー
- 分離状態。
- フルアーマーガンダムMk-II
- 本形態と並行して考案されていたMk-II強化プランの1つ。
コンセプト・運用形態が共通している機体 [編集 | ソースを編集]
- ネモ・ディフェンサー / ジムIII・ディフェンサー
- 本機と同様、Gディフェンサーを装備した機体。
- リック・ディアスS / Dディフェンサー
- 本機と同様、連携運用を目的に開発された機体。
- スーパーディアス
- 上記の機体の合体形態。
- スーパーエンゲージガンダム
- 本機と同様のコンセプトを持つエンゲージガンダムの換装形態。
- リゼル (隊長機) ディフェンサーaユニット / リゼル ディフェンサーbユニット
- リゼルN型 ディフェンサーgユニット
- 以降のディフェンサーユニットの系譜に属する機体。
その他 [編集 | ソースを編集]
- ビルドガンダムMk-II
- ガンダムMk-IIベースの改造ガンプラ。支援機ビルドブースターMk-IIとの合体によるパワーアップなど、本機のコンセプトが改造に活かされている。
商品情報[編集 | ソースを編集]
ガンプラ[編集 | ソースを編集]