コロニーレーザー
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コロニーレーザー(Colony Laser)[編集 | ソースを編集]
スペースコロニーを改造し、巨大なレーザーの照射装置とした兵器。改造には窓の無い密閉型コロニーが用いられる。
その巨大さ故に他に類を見ない長射程と破壊力を有する戦略兵器ではあるが、反面発射には大量の電力を必要とし、連続での発射は困難である。
初めて使用が確認されたものは一年戦争末期にジオン軍が用いたソーラ・レイであり、それ以降も同様の兵器が宇宙世紀の歴史の中で用いられている。
登場作品[編集 | ソースを編集]
- 機動戦士ガンダム
- 初登場作品。ジオン公国がサイド3の3バンチコロニー「マハル」を改造し、ソーラ・レイとして使用した。
一年戦争末期に予め設定されていた3つの照準の内、ゲル・ドルバ照準で行われ、その威力により地球連邦軍の主力艦隊の30%を、和平交渉の為に艦隊に接触したグレート・デギン諸共消滅させた。
改造時期には諸説あり、住民を強制疎開させて数週間の突貫工場で改造したとする説と、開戦直後から改造が行われて来たとする説が存在する。 - 機動戦士Ζガンダム
- ティターンズがグリーン・ノア2を分割し、その片方を「グリプス2」と呼ばれるコロニーレーザーに改造。エネルギー充填システムの改良によりソーラ・レイよりもエネルギーチャージに必要な時間を大幅に短縮。また、核パルスエンジンによって任意の射点へ移動する事が可能となった。ティターンズによってスペースノイドへの恫喝を目的にサイド2・18バンチを破壊。その後アクシズがコロニーレーザーを奪取するが、メールシュトローム作戦によって最終的にエゥーゴの手に落ち、ティターンズ艦隊に向けて放たれ、グリプス戦役を終結させた。
- 機動戦士ガンダムUC
- グリプス戦役後、グリプス2が秘密裏に修復されており、ラプラス事変の末期にマーサ・ビスト・カーバインが連邦を抱き込み、箱を葬り去る為の切り札として使用したが、ユニコーンガンダムとバンシィの発したサイコフィールドによって砲撃は無力化された。
コントロールはシャイアン基地に密かに設置された管制室「カフカスの森」で行われ、グリプス2そのものは「システム」という符丁で呼ばれている[1]。 - 機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人
- 木星帝国が木星圏から地球を狙撃する神の雷計画に基づき、「シンヴァツ」を建造。素体となるコロニーには、莫大な予算をかけて地球から輸入したスペースコロニーを使用[2]している。計画はクラックス・ドゥガチが健在の頃から進められて来たが、自身の死期を悟ったドゥガチは地球の攻撃計画をジュピトリス9による直接進行へと変更。その後、木星帝国を受け継いだカリスト兄弟が神の雷計画を復活させたが、宇宙海賊クロスボーン・バンガードの発動した反攻作戦「鋼鉄の7人」によって阻止された。シンヴァツは2時間毎の射撃が可能であり、計画では地球の自転に合わせ24時間で12回の砲撃を行う予定であった。
- 機動戦士クロスボーン・ガンダム DUST
- 地球連邦軍がアンクル・キングに秘密裏に放棄されたグリプス2の修復を依頼。これを知った現地住民が暴動を起こし、結果としてアンクルは命を落とす事になった。
その後、サイド7に建国された賛美歌の国が開放型コロニーをコロニーレーザーとして改造。ミラーを閉じる事で発射可能となり、サイド1での決戦で用いられた。 - 機動新世紀ガンダムX
- 宇宙革命軍が建造したコロニーレーザーが登場。固有名称や元になったコロニーの名称などは不明。
第七次宇宙戦争当時から開発が進められていたが、「ライラック作戦」や「コロニー落とし作戦」などが優先された事や第七次宇宙戦争の結果資源が枯渇した事で建造が中断され、その後完成まで15年の時間を費やす事になった。
革命軍はコロニーレーザーによる先制攻撃によって新地球連邦軍へ降伏を迫る「ダリア作戦」の決行を予定していたが、ガロード・ランの駆るガンダムダブルエックスのツインサテライトキャンとパーラ・シスのGファルコンの連携により使用される事無く破壊された。 - 機動戦士ガンダム サンダーボルト
- サイド3にソーラ・レイが残置されており、南洋同盟がこれを強奪し、アナハイム・エレクトロニクス社を有するフォン・ブラウンへの攻撃に用いるテロ作戦を計画した。