「ガ・ゾウム」の版間の差分

提供: ガンダムWiki
ナビゲーションに移動 検索に移動
(ページの作成:「== AMX-008 ガ・ゾウム(Ga-Zowmn) == *登場作品:機動戦士ガンダムΖΖ <!-- *デザイナー: --> *分類:汎用量産型[[可変モビルス...」)
 
 
(7人の利用者による、間の10版が非表示)
1行目: 1行目:
== AMX-008 ガ・ゾウム(Ga-Zowmn) ==
+
{{登場メカ概要
 +
| 読み = <!-- 読み方が難しい場合に使用 -->
 +
| 外国語表記 = Ga-Zowmn
 +
| 登場作品 =
 +
*[[機動戦士ガンダムΖΖ]]
 +
*[[機動戦士ガンダムUC]]
 +
*[[機動戦士ムーンガンダム]]
 +
<!-- *続編、或いは個別作品に出演した作品のみ記載。 -->
 +
| デザイナー = <!-- デザイナー名 -->
 +
}}<!-- 必要に応じて追加をお願いします。 -->
  
*登場作品:[[機動戦士ガンダムΖΖ]]
+
{{登場メカ概要
<!-- *デザイナー: -->
+
| タイトル = スペック
*分類:汎用量産型[[可変モビルスーツ]]
+
| 分類 = 汎用量産型[[可変モビルスーツ]]
*装甲材質:ガンダリウム合金
+
| 型式番号 = AMX-008
*頭頂高:18.0m
+
| 全長 = 17.42m (MA形態時)
<!-- *全高: -->
+
| 頭頂高 = 18.0m
*本体重量:31.6t
+
| 全高 = 18.56m
*全備重量:58.2t
+
| 本体重量 = 31.6t
*主動力:[[熱核融合炉]]
+
| 全備重量 = 58.2t
*出力:1,840kw
+
| 主動力 = [[熱核融合炉]]
*推力:92,280kg
+
| ジェネレーター出力 = 1,840kW
*センサー有効半径:11,200m
+
| スラスター総推力 = 92,280kg (9,620kg×6、8,640kg×4)
*開発組織:[[アクシズ]]
+
| 姿勢制御バーニア数 = 18基
*主なパイロット:[[ゴットン・ゴー]]、他
+
| 装甲材質 = [[ガンダリウム合金]]
 +
| センサー有効半径 = 11,200m (12,200mとも)
 +
| 開発組織 = [[ネオ・ジオン]]
 +
| 所属 = [[ネオ・ジオン]]<br/>[[袖付き]]
 +
| 所属組織 =
 +
| 所属部隊 =
 +
| 母艦 =
 +
| 主なパイロット = [[ゴットン・ゴー]]、他
 +
}}<!-- 必要に応じて追加をお願いします。 -->
  
[[アクシズ]]([[ネオ・ジオン]]軍)が開発したガザシリーズの発展型[[モビルスーツ]]。対モビルスーツ戦を想定しており、[[ガザC]][[ガザD]]とは構造などが異なる。また、性能も今までのガザシリーズとは比べ物にならないほど高い。
+
== 概要 ==
 +
[[アクシズ]]([[ネオ・ジオン]]軍)が開発したガザ・シリーズの発展型[[モビルスーツ]]。ガザ・シリーズはこれまで5機種開発されたが、その内[[ガザA]]と[[ガザB]]は作業用に開発され、戦闘用では無かったものの優秀な可変機構と高い生産性から地球侵攻の尖兵として[[ガザC]]へと発展した。しかし、MSの絶対数が不足していたアクシズでは性能よりも量産性が優先され、耐久性が極めて劣悪であった。[[ハマーン・カーン]]はガザCを「場繋ぎ」と考え、その後継機の開発を急ぎ、宇宙戦闘用の[[ガザD]]、そして武装強化を加えたガザEの開発に着手した。
  
ちなみに、元々本機は「[[ガザE]]」と名づけられる予定であったが、今までのガザシリーズよりも性能が高かったため、新たな名称として「ガ・ゾウム」と名づけられた。なお、「ガザE」は『[[ガンダム・センチネル]]』にて登場している(本機とは別機体)。
+
ガザDの強化発展型であるガザEは、二つの開発案が提出され、そのうち対MS戦闘を重視したプランを採用。しかし、これまでのガザ・シリーズよりも高性能であった事から新しい派生機種として扱われ、試作機がロールアウトした段階でガ・ゾウムに改名され、[[ガザE]]のコードはもう一つの開発案を採用した機体に回される事になった。
 +
 
 +
ガ・ゾウムは変形機構が全体的に見直され、機体構造がこれまでのガザ・シリーズとは大きく異なっている。特にシールドの代わりにウェポン・ユニットが装備され、ユニットは他のタイプに換装する事も想定されている。
 +
 
 +
[[モビルアーマー]]形態は対艦・対要塞攻撃用の戦闘爆撃機として設計されたもので、火力・運動性共に高い。
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
<!-- :作品名:説明 -->
 
 
;[[機動戦士ガンダムΖΖ]]
 
;[[機動戦士ガンダムΖΖ]]
:劇中では[[ゴットン・ゴー]]が乗り込み、[[ガンダム・チーム]]と交戦している。その後も量産され、複数が登場していた。
+
:初出作品。劇中では[[ゴットン・ゴー]]が乗り込み、[[ガンダムチーム]]と交戦している。その後も量産され、複数が登場していた。
 +
;[[機動戦士ガンダムUC]]
 +
:[[袖付き]]に所属する機体が登場。腕部に装飾が施されている。[[フルアーマーユニコーンガンダム]]と交戦するも撃墜された。
 +
;[[機動戦士ムーンガンダム]]
 +
:[[高機動型ザクII (R-1A型)]]と共に[[ロンド・ベル]]の[[ラー・ザイム]]隊と交戦するが大破する。<br/>交戦後[[アムロ・レイ]]に投降を促されるも、パイロットが[[グリプス戦役]]後のアムロの行為が許せず、[[リック・ディジェ改|彼の乗機]]を道連れにしようと機体を自爆した。
 +
;[[機動戦士ガンダム Twilight AXIS]](漫画版)
 +
:ガンナータイプの機体が登場。[[R・ジャジャ]]や[[ガルスJ]]、[[ガザD]]と共にアクシズの近衛師団用のMSデッキに放棄されている。
  
 
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
 
 
=== 特殊機能 ===
 
=== 特殊機能 ===
 
;変形
 
;変形
:MA形態に変形可能。
+
:MA形態とMS形態に可逆変形可能。これまでのガザ・シリーズとは異なり、脚部が前後に分割してスラスターとなるのが特徴。
  
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
;ハイパー・ナックルバスター
+
;ハイパー・ナックル・バスター
:本機の主兵装。従来のナックルバスターと違い、携行兵装になっている。
+
:本機の主兵装。従来のガザ・シリーズのナックル・バスターと異なり、携行兵装になっている。エネルギー供給方式が[[エネルギーCAP]]方式に変更されているため、威力は低い(出力4.1MW)が、速射が可能になっている。
;ビームサーベル
+
;ビーム・サーベル
:両腕にマウントされている。
+
:ガザC、ガザDと同型の物が両腕にマウントされている。
;ビームガン
+
:;ビーム・ガン
:マウント時のビームサーベルはビームガンとしても機能する。
+
::マウント時のビーム・サーベルはビーム・ガンとしても機能する。
;9連装ミサイルランチャー
+
;ミサイル・ポッド
:両肩のウェポンユニットに搭載されている武装。
+
:両肩のウェポンユニットに1基ずつ搭載されている武装。セミ・アクティブ・ホーミング型のミサイル「AMS-06H」を18発搭載しており、敵機が欺瞞行動に出た場合はTVアイ誘導に切り替わる。
 +
;80mmバルカン砲
 +
:2門内蔵とされているが搭載位置は不明。資料によっては装備されていないことになっていることが多い。装弾数は800発。
  
 
== 対決・名場面 ==
 
== 対決・名場面 ==
  
 
== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
;[[ガ・ゾウム(袖付き仕様)]]
+
;[[ガ・ゾウム (ガンナータイプ)]]
:
+
:[[ガンプラ]]「1/144 ガ・ゾウム」に掲載されている、本機の後期型を超遠距離射撃用に換装した形態。型式番号AMX-008B。左肩をビーム・ランチャー、右肩をレドームに換装しており、ナックル・バスターもロングバレルになっている。機体本体は後期型という事もあり、姿勢制御用バーニアの増設といった改修が見られる。
;[[ガ・ゾウムガンナー]]
+
;[[ガ・ゾウムマリンタイプ]]
:
+
:水中用に改修された機体。
 +
 
 +
=== ガザシリーズ ===
 
;[[ガザタイプ試作型]]
 
;[[ガザタイプ試作型]]
:
+
:ガザシリーズの試作機。
 
;[[ガザA]]
 
;[[ガザA]]
:
+
:ガザシリーズ最初の機体。この頃はまだ作業用モビルスーツだった。
 
;[[ガザB]]
 
;[[ガザB]]
:
+
:簡易的に武装を施したガザ。
 
;[[ガザC]]
 
;[[ガザC]]
:
+
:戦闘用に開発された最初のガザ。
;[[ハマーン専用ガザC]]
 
:
 
;[[ガザC(袖付き仕様)]]
 
:
 
;[[ガザC改]]
 
:
 
 
;[[ガザD]]
 
;[[ガザD]]
:
+
:発展元。より戦闘用に性能を向上させた機体。
;[[ガザD(袖付き仕様)]]
 
:
 
 
;[[ガザE]]
 
;[[ガザE]]
:
+
:MA形態での運用を重視したガザ。本機も最初はガザEという名称だった。
 +
;[[ガザM]]
 +
:水中用のガザ。非可変機である。
 
;[[ガザT]]
 
;[[ガザT]]
:
+
:練習機。
 
;[[ガザW]]
 
;[[ガザW]]
:
+
:ガザシリーズ最後の機体。
 +
 
 +
== 余談 ==
 +
*上述の通り、機体名称がガザEからガ・ゾウムへ変更された本機であるが、準備稿の段階で実際に「ガザE」表記だった事から由来している。
 +
*カタログスペックだけを見ると実はジェネレーター出力や推力ではガザDの方が上。
 +
**ただし全備重量はガ・ゾウムの方が遥かに軽いためこの推力比ならばガ・ゾウムの方が実質的な機動力は上回るし、また出力についてもガザDは固定武装であるナックルバスターに割く部分が大きいため、機体そのもののパワーでもガ・ゾウムが劣っているわけではない。出力や推力が落ちているのは「過剰なものを必要充分なだけ調整した結果」なのだろう。
  
 
== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==
*<amazon>B001GZ621E</amazon>
+
=== [[ガンプラ]] ===
 
+
<amazon>B001GZ621E</amazon>
== 話題まとめ ==
 
<!-- *[[namazu:ガ・ゾウム]] (全文検索結果) -->
 
 
 
== 資料リンク ==
 
<!-- *[[一覧:ガ・ゾウム]] -->
 
  
 
== リンク ==
 
== リンク ==
 
*[[登場メカ]]
 
*[[登場メカ]]
 +
 +
<!-- == 脚注 == -->
 +
<!-- <references /> -->
 +
<!-- 本文には<ref>内容</ref>のかたちで挿入してください。 -->
 +
{{DEFAULTSORT:か そうむ}}<!-- 濁点・半濁点は除く。「っ」のような小書き文字は「つ」のように大きくする。「・」のような区切り文字は半角空白「 」に変える。 -->
 +
[[Category:登場メカか行]]
 +
[[Category:機動戦士ガンダムΖΖ]]
 +
[[Category:機動戦士ガンダムUC]]
 +
[[Category:機動戦士ムーンガンダム]]
 +
<!-- DEFAULTSORTとCategoryを元に、各カテゴリページに表示・自動整列されます。 -->

2022年11月30日 (水) 21:15時点における最新版

ガ・ゾウム
外国語表記 Ga-Zowmn
登場作品
テンプレートを表示
スペック
分類 汎用量産型可変モビルスーツ
型式番号 AMX-008
全長 17.42m (MA形態時)
頭頂高 18.0m
全高 18.56m
本体重量 31.6t
全備重量 58.2t
主動力 熱核融合炉
ジェネレーター出力 1,840kW
スラスター総推力 92,280kg (9,620kg×6、8,640kg×4)
姿勢制御バーニア数 18基
装甲材質 ガンダリウム合金
センサー有効半径 11,200m (12,200mとも)
開発組織 ネオ・ジオン
所属 ネオ・ジオン
袖付き
主なパイロット ゴットン・ゴー、他
テンプレートを表示

概要[編集 | ソースを編集]

アクシズネオ・ジオン軍)が開発したガザ・シリーズの発展型モビルスーツ。ガザ・シリーズはこれまで5機種開発されたが、その内ガザAガザBは作業用に開発され、戦闘用では無かったものの優秀な可変機構と高い生産性から地球侵攻の尖兵としてガザCへと発展した。しかし、MSの絶対数が不足していたアクシズでは性能よりも量産性が優先され、耐久性が極めて劣悪であった。ハマーン・カーンはガザCを「場繋ぎ」と考え、その後継機の開発を急ぎ、宇宙戦闘用のガザD、そして武装強化を加えたガザEの開発に着手した。

ガザDの強化発展型であるガザEは、二つの開発案が提出され、そのうち対MS戦闘を重視したプランを採用。しかし、これまでのガザ・シリーズよりも高性能であった事から新しい派生機種として扱われ、試作機がロールアウトした段階でガ・ゾウムに改名され、ガザEのコードはもう一つの開発案を採用した機体に回される事になった。

ガ・ゾウムは変形機構が全体的に見直され、機体構造がこれまでのガザ・シリーズとは大きく異なっている。特にシールドの代わりにウェポン・ユニットが装備され、ユニットは他のタイプに換装する事も想定されている。

モビルアーマー形態は対艦・対要塞攻撃用の戦闘爆撃機として設計されたもので、火力・運動性共に高い。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

機動戦士ガンダムΖΖ
初出作品。劇中ではゴットン・ゴーが乗り込み、ガンダムチームと交戦している。その後も量産され、複数が登場していた。
機動戦士ガンダムUC
袖付きに所属する機体が登場。腕部に装飾が施されている。フルアーマーユニコーンガンダムと交戦するも撃墜された。
機動戦士ムーンガンダム
高機動型ザクII (R-1A型)と共にロンド・ベルラー・ザイム隊と交戦するが大破する。
交戦後アムロ・レイに投降を促されるも、パイロットがグリプス戦役後のアムロの行為が許せず、彼の乗機を道連れにしようと機体を自爆した。
機動戦士ガンダム Twilight AXIS(漫画版)
ガンナータイプの機体が登場。R・ジャジャガルスJガザDと共にアクシズの近衛師団用のMSデッキに放棄されている。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

特殊機能[編集 | ソースを編集]

変形
MA形態とMS形態に可逆変形可能。これまでのガザ・シリーズとは異なり、脚部が前後に分割してスラスターとなるのが特徴。

武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]

ハイパー・ナックル・バスター
本機の主兵装。従来のガザ・シリーズのナックル・バスターと異なり、携行兵装になっている。エネルギー供給方式がエネルギーCAP方式に変更されているため、威力は低い(出力4.1MW)が、速射が可能になっている。
ビーム・サーベル
ガザC、ガザDと同型の物が両腕にマウントされている。
ビーム・ガン
マウント時のビーム・サーベルはビーム・ガンとしても機能する。
ミサイル・ポッド
両肩のウェポンユニットに1基ずつ搭載されている武装。セミ・アクティブ・ホーミング型のミサイル「AMS-06H」を18発搭載しており、敵機が欺瞞行動に出た場合はTVアイ誘導に切り替わる。
80mmバルカン砲
2門内蔵とされているが搭載位置は不明。資料によっては装備されていないことになっていることが多い。装弾数は800発。

対決・名場面[編集 | ソースを編集]

関連機体[編集 | ソースを編集]

ガ・ゾウム (ガンナータイプ)
ガンプラ「1/144 ガ・ゾウム」に掲載されている、本機の後期型を超遠距離射撃用に換装した形態。型式番号AMX-008B。左肩をビーム・ランチャー、右肩をレドームに換装しており、ナックル・バスターもロングバレルになっている。機体本体は後期型という事もあり、姿勢制御用バーニアの増設といった改修が見られる。
ガ・ゾウムマリンタイプ
水中用に改修された機体。

ガザシリーズ[編集 | ソースを編集]

ガザタイプ試作型
ガザシリーズの試作機。
ガザA
ガザシリーズ最初の機体。この頃はまだ作業用モビルスーツだった。
ガザB
簡易的に武装を施したガザ。
ガザC
戦闘用に開発された最初のガザ。
ガザD
発展元。より戦闘用に性能を向上させた機体。
ガザE
MA形態での運用を重視したガザ。本機も最初はガザEという名称だった。
ガザM
水中用のガザ。非可変機である。
ガザT
練習機。
ガザW
ガザシリーズ最後の機体。

余談 [編集 | ソースを編集]

  • 上述の通り、機体名称がガザEからガ・ゾウムへ変更された本機であるが、準備稿の段階で実際に「ガザE」表記だった事から由来している。
  • カタログスペックだけを見ると実はジェネレーター出力や推力ではガザDの方が上。
    • ただし全備重量はガ・ゾウムの方が遥かに軽いためこの推力比ならばガ・ゾウムの方が実質的な機動力は上回るし、また出力についてもガザDは固定武装であるナックルバスターに割く部分が大きいため、機体そのもののパワーでもガ・ゾウムが劣っているわけではない。出力や推力が落ちているのは「過剰なものを必要充分なだけ調整した結果」なのだろう。

商品情報[編集 | ソースを編集]

ガンプラ[編集 | ソースを編集]

リンク[編集 | ソースを編集]