「ザクレロ」の版間の差分

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== 概要 ==
 
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ジオニック、ツィマットと並ぶジオン公国の軍事企業『MIP社』によってキャリフォルニアベースで開発されたモビルアーマー。
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外見上、巨大な怪物の顔が大口を開けている様な奇抜なデザインの機体ではあったが、これは複眼式のメインカメラと偏光機の形状からそう思わせるものでもある。
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外見上、半球状のボディに巨大な怪物の顔が大口を開けている様な奇抜なデザインが特徴。これは複眼式のメインカメラと[[メガ粒子砲]]の偏光機のレイアウトによってそう見えるようになった物である。
  
当初は高速で敵に接近し、拡散メガ粒子砲や大質量のヒート・ナタを駆使して撃破する機体としてのコンセプトで開発が進められていたが、度重なる設計変更や開発側の不手際なども重なり、予定より大幅に遅れた上に開発途中で廃棄が決定するという悲運の機体となってしまう。
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当初は[[ビグロ]]に先行して開発が進められており、ビグロと同じく宇宙空間における高機動性とビーム兵器の搭載に主眼を置いて設計された。しかし、度重なる設計変更や開発側の不手際などが重なり、開発は大幅に遅延した上し、完成した機体も加速性能こそ優れていたが運動性能は良好とは言えず、搭載されたビーム兵器も有効射程が短く、対[[モビルスーツ]]用の高機動戦闘には適さない性能となってしまった。結果、ザクレロは小型宇宙艇レベルの兵器として評価され、開発途中で廃棄が決定するという悲運の機体となった。
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
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;拡散[[メガ粒子砲]]
 
;拡散[[メガ粒子砲]]
:機体中央の口にあたる部分に1門内蔵されている主兵装。射程距離を犠牲にはしているが、射角が大きいために命中率が高く、連続での発射も可能。
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:機体中央の口にあたる部分に1門内蔵されている主兵装。収束型メガ粒子砲の小型化が困難であった為、やむなく拡散式を採用しているが、その結果射程距離が犠牲となり、ザクレロの実用化が見送られた一因となった。<br />ただし、攻撃レンジが広いため命中率が高く、パワーコンデンサーの性能が良好であった為、長時間の連続発射も可能。
 
;ヒート・ナタ
 
;ヒート・ナタ
:両腕部に装備された大型の実体剣。高速で接近し、速度と大質量、刃の熱で敵を両断するというコンセプトのもとで装備されている。
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:両腕部に装備された大型の実体剣。原理的にはヒート・ホークの技術を応用している。高速で敵に接近し、目標との相対速度と大質量、刃の熱を利用して敵を両断するというコンセプトのもとで装備されていた。
 
;4連装ミサイルランチャー
 
;4連装ミサイルランチャー
 
:機体両側面に1基ずつ搭載されている迎撃用のミサイル武装。
 
:機体両側面に1基ずつ搭載されている迎撃用のミサイル武装。
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:『[[機動戦士ガンダム ブレイジングシャドウ|ブレイジングシャドウ]]』に登場する派生機。<br />旧サイド4宙域で活動するジオン残党組織『ファラク』が独自に開発したモビルアーマーで、背部に尻尾の様に連結したミサイル搭載コンテナを多数連結している様相から、組織のモチーフでもある大蛇を彷彿とさせる。<br />パイロットは組織のリーダーである[[ロギ・ニギトラム]]。
 
:『[[機動戦士ガンダム ブレイジングシャドウ|ブレイジングシャドウ]]』に登場する派生機。<br />旧サイド4宙域で活動するジオン残党組織『ファラク』が独自に開発したモビルアーマーで、背部に尻尾の様に連結したミサイル搭載コンテナを多数連結している様相から、組織のモチーフでもある大蛇を彷彿とさせる。<br />パイロットは組織のリーダーである[[ロギ・ニギトラム]]。
 
;[[ザクレロ改]]
 
;[[ザクレロ改]]
:大幅に改良を施した機体。
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:ザクレロをベースに、大幅に改良を施した機体。
 
;[[ガザレロ]]
 
;[[ガザレロ]]
 
:本機の流れを組むニュータイプ専用試作型モビルアーマー。
 
:本機の流れを組むニュータイプ専用試作型モビルアーマー。

2021年2月6日 (土) 19:01時点における版

ザクレロ
外国語表記 Zakrello
登場作品
テンプレートを表示
スペック
分類 宇宙用試作型モビルアーマー
型式番号 MA-04X
全長 25m
全備重量 185t
主動力 熱核融合炉
装甲材質 超硬スチール合金
開発組織 MIP社
所属 ジオン公国軍
主なパイロット デミトリー
ジオン兵
テンプレートを表示

概要 

ジオニック社ツィマット社と並ぶジオン公国の軍事企業MIP社によってキャリフォルニアベースで開発された試作モビルアーマー

外見上、半球状のボディに巨大な怪物の顔が大口を開けている様な奇抜なデザインが特徴。これは複眼式のメインカメラとメガ粒子砲の偏光機のレイアウトによってそう見えるようになった物である。

当初はビグロに先行して開発が進められており、ビグロと同じく宇宙空間における高機動性とビーム兵器の搭載に主眼を置いて設計された。しかし、度重なる設計変更や開発側の不手際などが重なり、開発は大幅に遅延した上し、完成した機体も加速性能こそ優れていたが運動性能は良好とは言えず、搭載されたビーム兵器も有効射程が短く、対モビルスーツ用の高機動戦闘には適さない性能となってしまった。結果、ザクレロは小型宇宙艇レベルの兵器として評価され、開発途中で廃棄が決定するという悲運の機体となった。

登場作品と操縦者

機動戦士ガンダム
初出作品。第32話にてテストパイロットであったデミトリー曹長が、宇宙へ上がったホワイトベースを撃破するために独断で出撃。上官であるトクワンの敵討ちとばかりにガンダムガンタンクを蹂躙していたが、最後には動きを読んだアムロによって撃破されている。劇場版では登場シーンがカットされたため未登場。
GUNDAM THE RIDE
大河原邦男氏によりリデザインされている。冒頭で第2小隊を全滅させ、立て続けにスルガを撃沈。同艦から脱出したランチにも襲い掛かるも、ジャック・ザ・ハロウィン隊ジム (ジャック機)にビーム・サーベルを突き刺され撃墜された。同作における本機は口に当たる部分にシャッターが設けられている。
ガンダムNOVELS 閃光となった戦士たち
収録作品の1つ「道化師たちの夜」は本機の開発援助を行ったヨッフム家を描いた内容となっている。
機動戦士ガンダム THE ORIGIN
19巻に登場。『1st』と打って変わって量産機としてソロモン宙域に多数登場し、ジム部隊相手に互角の戦いを演じた。また、オデッサ編ではザクレロ風のノーズアートが描かれた爆撃機も登場している。ただ、ザクレロが破格の待遇を受ける一方、ビグロは量産が不採用になり、試作機ですら実戦に参加できずに終わるという憂き目を見た。
機動戦士ガンダム サンダーボルト
量産化されたのかア・バオア・クー防衛戦にて複数機登場。拡散メガ粒子砲とブースターが大型化している。
模型戦士ガンプラビルダーズ ビギニングG
第3話に口部分にザクIIを納めた本機が登場。機体上部に大型メガ粒子砲とIフィールドジェネレーターを装備しており、差し詰めデンドロビウムもどき。実際にデンドロビウムと対決し、最終的に「ザクII vs ステイメン」の中の人対決に持ち込むも撃墜されている。メカニックデザインは重田敦司。

装備・機能

武装・必殺攻撃

拡散メガ粒子砲
機体中央の口にあたる部分に1門内蔵されている主兵装。収束型メガ粒子砲の小型化が困難であった為、やむなく拡散式を採用しているが、その結果射程距離が犠牲となり、ザクレロの実用化が見送られた一因となった。
ただし、攻撃レンジが広いため命中率が高く、パワーコンデンサーの性能が良好であった為、長時間の連続発射も可能。
ヒート・ナタ
両腕部に装備された大型の実体剣。原理的にはヒート・ホークの技術を応用している。高速で敵に接近し、目標との相対速度と大質量、刃の熱を利用して敵を両断するというコンセプトのもとで装備されていた。
4連装ミサイルランチャー
機体両側面に1基ずつ搭載されている迎撃用のミサイル武装。

対決・名場面など

関連機体

ウムガルナ
ブレイジングシャドウ』に登場する派生機。
旧サイド4宙域で活動するジオン残党組織『ファラク』が独自に開発したモビルアーマーで、背部に尻尾の様に連結したミサイル搭載コンテナを多数連結している様相から、組織のモチーフでもある大蛇を彷彿とさせる。
パイロットは組織のリーダーであるロギ・ニギトラム
ザクレロ改
ザクレロをベースに、大幅に改良を施した機体。
ガザレロ
本機の流れを組むニュータイプ専用試作型モビルアーマー。
ブラレロ
本機をベースにブラウ・ブロの小型量産機として開発された機体。

商品情報

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