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== RMS-192M ザク・マリナー(Zaku-Mariner) ==
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*登場作品:[[機動戦士ガンダムΖΖ]]、[[機動戦士ガンダムUC]]、[[機動戦士ガンダムUC 星月の欠片]]
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[[地球連邦軍]]が[[一年戦争]]終結後に開発した量産型[[モビルスーツ]]。<br />[[ジオン公国軍|ジオン軍]]の[[ザク・マリンタイプ]]の後継機(厳密には[[マリン・ハイザック]]の後継機と言った方が正確か)として新たに設計された水陸両用機で、運用目的を潜水に特化させるべく機体構造を簡略化している。フレームは耐圧加工が施され、内部にはコクピットを防護する耐圧殻やバラスト機構、浮体用の部材、冷却装置等を搭載。外装は回収した[[ザクII|ザク]]のそれを使いまわす事でコスト低減が図られた。<br />マリンタイプと比べて水中における機動性やスピード、耐圧深度等といった性能が高まっていて、特に耐圧深度については平均的な限界潜行深度が2,000mとマリンタイプの5倍にまで跳ね上がっている。<br />頭部は動力パイプを撤去して耐圧性能を高め、代わりに左側にシュノーケルに似た形状のアンテナを追加。その先端部は有線式カメラになっており、海中からの洋上偵察を可能とした他、隠密行動の際の通信にも使用できる。また、頭頂部に一般機はロッドアンテナ、指揮官機はブレードアンテナが取り付けられ、水中での通信性能を向上させている。<br />バックパックにはハイドロジェットを2基装備し、センサーも内蔵されている。なお、可変式推進器を装備したタイプも造られており、換装すれば水上航行も行えた。<br />脚部にもハイドロジェットが追加されていて、50kt以上で水中を航行可能。地上での運用も考慮して即座にパージ出来る構造となっている。
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== 概要 ==
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マリンタイプと比べて水中における機動性やスピード、耐圧深度等といった性能が高まっていて、特に耐圧深度については平均的な限界潜行深度が2,000mとマリンタイプの5倍にまで跳ね上がっている。
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頭部は動力パイプを撤去して耐圧性能を高め、代わりに左側にシュノーケルに似た形状のアンテナを追加。その先端部は有線式カメラになっており、海中からの洋上偵察を可能とした他、隠密行動の際の通信にも使用できる。また、頭頂部に一般機はロッドアンテナ、指揮官機はブレードアンテナが取り付けられ、水中での通信性能を向上させている。
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バックパックにはハイドロジェットを2基装備し、センサーも内蔵されている。なお、可変式推進器を装備したタイプも造られており、換装すれば水上航行も行えた。脚部にもハイドロジェットが追加されていて、50kt以上で水中を航行可能。地上での運用も考慮して即座にパージ出来る構造となっている。
  
 
新規設計の水陸両用機でありながらザクの姿のままになっているのは、潜水用の装備を入手するにあたってこの形状を保った方がメリットが多かったからとされている。
 
新規設計の水陸両用機でありながらザクの姿のままになっているのは、潜水用の装備を入手するにあたってこの形状を保った方がメリットが多かったからとされている。
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== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
;[[機動戦士ガンダムΖΖ]]
 
;[[機動戦士ガンダムΖΖ]]
:地上に降りた[[アーガマ]]を攻撃する為に5機が投入され、ネオ・ジオン兵以外にも彼らに雇われた地元の漁師達が乗っていた。[[ジュドー・アーシタ]]の[[ΖΖガンダム]]と交戦し、数機が撃破されている。
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:初登場作品。第24話で登場。地上に降りた[[アーガマ]]を攻撃する為に5機が投入され、ネオ・ジオン兵以外にも彼らに雇われた地元の漁師達が乗っていた。[[ジュドー・アーシタ]]の[[ΖΖガンダム]]と交戦し、数機が撃破されている。
 
;[[機動戦士ガンダムUC]]
 
;[[機動戦士ガンダムUC]]
:[[トリントン基地]]の襲撃時に海中から現れ、[[ジムII]]を始めとする連邦軍MSを撃破している。その後、[[バイアラン・カスタム]]1号機が置かれていた格納庫の前で攻撃を受けて撃破された。
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:小説第7巻およびOVA版episode 4にてジオン残党のMSとして登場。[[トリントン基地]]の襲撃時に海中から現れ、ミサイル攻撃による基地への奇襲を行った。OVA版では2機登場し、1機は格納庫正面にいた所を内部から[[バイアラン・カスタム]]2号機の攻撃を受けて撃墜され、もう1機は直後に現れたバイアラン・カスタム1号機に上空からメガ粒子砲で攻撃され撃墜された。
 
;[[機動戦士ガンダムUC 星月の欠片]]
 
;[[機動戦士ガンダムUC 星月の欠片]]
:バイアラン・カスタム1号機が置かれていた格納庫内にあった解体中の[[バーザム改]]を破壊したが、直後にその後ろから現れたバイアラン・カスタム2号機の攻撃を受けて撃破されている。
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:第3話で登場。バイアラン・カスタム1号機が置かれていた格納庫内にあった囮役の[[バーザム改]]を破壊したが、直後にその後ろから現れたバイアラン・カスタム2号機の攻撃を受けて撃破されている。
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;[[機動戦士ガンダムUC 『袖付き』の機付長は詩詠う]]
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:第7話で海賊のMSとして登場。最初は[[ハイゴッグ]]や[[ズゴック]]等と共に足場に乗っている海賊のMSを牽引していた。足場が破壊された後基地の入り口まで到着し、待ち伏せしていたジオン残党と遭遇、[[ザクIIJ型]]や[[ジムIII]]と共に、交戦するも[[ザク・デザートタイプ]]にハンド・グレネードを投げられ撃破される。
  
 
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
 
 
=== 特殊機能 ===
 
=== 特殊機能 ===
 
<!-- :機能名:説明 -->
 
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;4連装スプレーミサイル・ガン
 
;4連装スプレーミサイル・ガン
 
:水中・陸上のどちらでも使用可能な本機専用の携行武装。金属反応センサーを弾頭に内蔵している。水中で発射された際は弾の爆発による衝撃波で敵機を撃破するべく、至近距離で炸裂するようになっている。
 
:水中・陸上のどちらでも使用可能な本機専用の携行武装。金属反応センサーを弾頭に内蔵している。水中で発射された際は弾の爆発による衝撃波で敵機を撃破するべく、至近距離で炸裂するようになっている。
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;多連装ロケット発射機 (MLRS)
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:原作小説版『UC』第7巻で使用。手持ち式のロケットランチャー。作中の描写からして10連装と見られる。同小説の挿絵にそれらしき武器を携行している本機の姿が描かれている。
  
 
== 対決・名場面 ==
 
== 対決・名場面 ==
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== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
;[[ザク・マリンタイプ]]
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;[[ザク・マリンタイプ]] (マリン・ハイザック)
 
:原型機。
 
:原型機。
;[[マリン・ハイザック]]
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;[[ザク・ダイバー]]
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== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==
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== リンク ==
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2020年6月30日 (火) 18:05時点における最新版

ザク・マリナー
外国語表記 Zaku Mariner
登場作品
デザイナー あさのまさひこ (原案)
明貴美加 (クリンナップ)
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スペック
分類 水陸両用量産型モビルスーツ
型式番号 RMS-192M
頭頂高 17.5m
本体重量 48.8t
全備重量 68.3t
主動力 熱核融合炉
ジェネレーター出力 1,440kw
総推力 8,800kg
装甲材質
センサー有効半径 4,600m
開発組織 地球連邦軍
所属 ネオ・ジオン
ジオン残党
主なパイロット ネオ・ジオン軍一般兵、他
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概要 [編集 | ソースを編集]

地球連邦軍一年戦争終結後に開発した量産型モビルスーツ

ジオン軍ザク・マリンタイプの後継機[1]として新たに設計された水陸両用機で、運用目的を潜水に特化させるべく機体構造を簡略化している。フレームは耐圧加工が施され、内部にはコクピットを防護する耐圧殻やバラスト機構、浮体用の部材、冷却装置等を搭載。外装は回収したザクのそれを使いまわす事でコスト低減が図られた。

マリンタイプと比べて水中における機動性やスピード、耐圧深度等といった性能が高まっていて、特に耐圧深度については平均的な限界潜行深度が2,000mとマリンタイプの5倍にまで跳ね上がっている。

頭部は動力パイプを撤去して耐圧性能を高め、代わりに左側にシュノーケルに似た形状のアンテナを追加。その先端部は有線式カメラになっており、海中からの洋上偵察を可能とした他、隠密行動の際の通信にも使用できる。また、頭頂部に一般機はロッドアンテナ、指揮官機はブレードアンテナが取り付けられ、水中での通信性能を向上させている。

バックパックにはハイドロジェットを2基装備し、センサーも内蔵されている。なお、可変式推進器を装備したタイプも造られており、換装すれば水上航行も行えた。脚部にもハイドロジェットが追加されていて、50kt以上で水中を航行可能。地上での運用も考慮して即座にパージ出来る構造となっている。

新規設計の水陸両用機でありながらザクの姿のままになっているのは、潜水用の装備を入手するにあたってこの形状を保った方がメリットが多かったからとされている。

なお、当時の水陸両用の新型機としてはアクシズ製のカプールが存在していたが、現場のパイロット達は「海を知らない連中が造った機体より実績のある旧式のザクの方が信用できる」として、本機に搭乗する事を望んだという。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

機動戦士ガンダムΖΖ
初登場作品。第24話で登場。地上に降りたアーガマを攻撃する為に5機が投入され、ネオ・ジオン兵以外にも彼らに雇われた地元の漁師達が乗っていた。ジュドー・アーシタΖΖガンダムと交戦し、数機が撃破されている。
機動戦士ガンダムUC
小説第7巻およびOVA版episode 4にてジオン残党のMSとして登場。トリントン基地の襲撃時に海中から現れ、ミサイル攻撃による基地への奇襲を行った。OVA版では2機登場し、1機は格納庫正面にいた所を内部からバイアラン・カスタム2号機の攻撃を受けて撃墜され、もう1機は直後に現れたバイアラン・カスタム1号機に上空からメガ粒子砲で攻撃され撃墜された。
機動戦士ガンダムUC 星月の欠片
第3話で登場。バイアラン・カスタム1号機が置かれていた格納庫内にあった囮役のバーザム改を破壊したが、直後にその後ろから現れたバイアラン・カスタム2号機の攻撃を受けて撃破されている。
機動戦士ガンダムUC 『袖付き』の機付長は詩詠う
第7話で海賊のMSとして登場。最初はハイゴッグズゴック等と共に足場に乗っている海賊のMSを牽引していた。足場が破壊された後基地の入り口まで到着し、待ち伏せしていたジオン残党と遭遇、ザクIIJ型ジムIIIと共に、交戦するもザク・デザートタイプにハンド・グレネードを投げられ撃破される。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

特殊機能[編集 | ソースを編集]

マグネット・ハーケン
左腕に1基内蔵されている長さ50mのワイヤー。主に艦艇や他の水陸両用機に曳航してもらう為に使用されるが、使い方次第では武器にもなる。
分離
脚部のハイドロ・ジェットを分離可能。
換装
バックパックを換装可能。

武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]

サブロック・ランチャー
両肩に3発ずつ、バックパックに8発の計14発を装備。対艦用に開発された300mmロケット弾で水中での発射も可能だが、対MS戦闘でも威力を発揮する。
4連装スプレーミサイル・ガン
水中・陸上のどちらでも使用可能な本機専用の携行武装。金属反応センサーを弾頭に内蔵している。水中で発射された際は弾の爆発による衝撃波で敵機を撃破するべく、至近距離で炸裂するようになっている。
多連装ロケット発射機 (MLRS)
原作小説版『UC』第7巻で使用。手持ち式のロケットランチャー。作中の描写からして10連装と見られる。同小説の挿絵にそれらしき武器を携行している本機の姿が描かれている。

対決・名場面[編集 | ソースを編集]

関連機体[編集 | ソースを編集]

ザク・マリンタイプ (マリン・ハイザック)
原型機。
マリン・ハイザック (A.O.Ζ版)
本機と同様にマグネット・ハーケンを装備している。
ザク・ダイバー
同時期に開発された機体。

商品情報[編集 | ソースを編集]

ガンプラ [編集 | ソースを編集]

リンク[編集 | ソースを編集]

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. 厳密にはマリンタイプの改修機であるマリン・ハイザックの後継機と言った方が正確か