「フォビドゥンガンダム」の版間の差分

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| 外国語表記 = Forbidden Gundam
 
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| 登場作品 = [[機動戦士ガンダムSEED]]
 
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| デザイン = 大河原邦男
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| 正式名称 = フォビドゥン
 
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| 分類 = 強襲用試作型[[モビルスーツ]]
 
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| 生産形態 = 試作機
 
| 型式番号 = GAT-X252
 
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| 全高 = 17.47m
 
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| 重量 = 85.33t
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| 動力 = [[バッテリー]]
 
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| 装甲材質 = [[トランスフェイズ装甲]]
 
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| 所属 = [[地球連合軍]]
 
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| 母艦 = [[タラワ級]]パウエル ⇒ [[ドミニオン]]
 
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== 概要 ==
 
== 概要 ==
後期GAT-Xシリーズに属する試作型[[モビルスーツ]]。「Forbidden」は「禁断・禁忌」を意味する。その名の通り敵の攻撃を封じる術に長けるが、命名は「ヨハネの黙示録」(禁忌を犯した罪人への裁き)にも由来する。
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[[地球連合軍]]が開発した後期GAT-Xシリーズの1機。名称の「フォビドゥン」は英語で「禁断・禁忌」を意味する。その名の通り敵の攻撃を封じる術に長けるが、命名は「ヨハネの黙示録」(禁忌を犯した罪人への裁き)にも由来する。
  
[[ブリッツ]]と同系統のX200系フレームを採用している。ブリッツは[[ミラージュコロイド]]によるステルス機能を使用した電撃侵攻を行う機体だったが、ミラージュコロイドとPS装甲の併用ができないなど欠点も目立ったため、本機ではステルス機能の代わりに敵機からの集中攻撃を無効化する[[トランスフェイズ装甲]][[ゲシュマイディッヒ・パンツァー]]を装備して、同様の戦術を可能としている。
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フォビドゥンはX200系のフレームを採用した機体で、[[ブリッツガンダム|ブリッツ]]のコンセプトを一歩押し進めた特殊戦用の機体として開発されている。後期GAT-Xシリーズに共通する[[トランスフェイズ装甲]]の他、[[ミラージュコロイド]]の技術を応用したエネルギー偏向装甲「[[ゲシュマイディッヒ・パンツァー]]」が採用されており、この2大防御装置によりほとんどの敵の攻撃を無効化することが可能となっている。ブリッツに採用されていたステルス機能は優れた隠密性と急襲能力を獲得していたが、電力消費が激しく展開中は[[フェイズシフト装甲]]が使えないなどの問題点が確認されていた。そのため本機ではミラージュコロイド技術を戦闘力・運用力に利用する方向で開発されており、機体本体と兵器群の分離というコンセプトに行き着いている。
  
ゲシュマイディッヒ・パンツァーの効果により通常MSよりも水中適正も高く、後に本機を元にした水陸両用MSも複数製造された。さらに背部のバックパックを上半身に被るように変形させる事で高速強襲形態となり、大気圏内でも自力飛行が可能になる。
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大容量エネルギーパック、大出力スラスター、大型火器群は全て背部のバックパックユニットにまとめられている。これにより本体はシンプルかつスタイリッシュなフォルムとなり、重武装でありながら高い運動性能を実現している。このバックパックユニットを頭部を覆うように展開することで、急速接近に長けた高速強襲形態となる。この形態ではユニットに備えられたレールガンや誘導プラズマ砲が使用可能となり、エネルギー偏向装甲が前面に展開される。これらの装備による高い戦闘力に、大出力スラスターによる高速飛行能力が合わさることで、敵拠点や攻撃目標への容易な到達が可能となっている。アプローチこそブリッツと異なるものの、電撃侵攻・強襲突撃の戦術コンセプトは同様であり、より威力偵察や強襲に効果のある武装が施されている。
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ブリッツと同様の電撃侵攻能力を持ちながら戦闘力のベースアップが図られ、耐圧機能にも優れていたことから水中での機動力にも長けるなど、より多彩な軍事行動に対応可能な機体となっている。完成した試作機には[[ブーステッドマン]]専用OSが搭載され、その性能を遺憾無く発揮した。
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
;[[機動戦士ガンダムSEED]]
 
;[[機動戦士ガンダムSEED]]
:[[オーブ解放作戦]]時に初めて実戦投入され、[[カラミティガンダム]]、[[レイダーガンダム]]と共に[[フリーダムガンダム]]や[[ジャスティスガンダム]]と互角の戦いをしてみせた。その後も何度も交戦する。[[ボアズ攻略戦]]や[[第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦]]にも参戦し[[ジン]]や[[ゲイツ]]を多数撃墜した。しかし[[デュエルガンダム アサルトシュラウド|デュエルガンダム]]との戦闘で、フレスベルグの直撃で撃墜したと油断した隙に、アサルトシュラウドをパージして攻撃を防いだデュエルの接近を許してしまい、ビームサーベルでコクピットを貫かれ撃破された。
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:初出作品。パイロットは[[シャニ・アンドラス]]。[[オーブ解放作戦]]時に初めて実戦投入され、[[カラミティガンダム]]、[[レイダーガンダム]]と共に[[フリーダムガンダム]]や[[ジャスティスガンダム]]と互角の戦いをしてみせた。その後も何度も交戦する。[[ボアズ攻略戦]]や[[第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦]]にも参戦し[[ジン]]や[[ゲイツ]]を多数撃墜した。しかし[[デュエルガンダム アサルトシュラウド|デュエルガンダム]]との戦闘で、フレスベルグの直撃で撃墜したと油断した隙に、アサルトシュラウドをパージして攻撃を防いだデュエルの接近を許してしまい、ビームサーベルでコクピットを貫かれ撃破された。
  
 
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
 
 
=== 特殊機能 ===
 
=== 特殊機能 ===
 
;[[トランスフェイズ装甲]]
 
;[[トランスフェイズ装甲]]
 
:[[フェイズシフト装甲]]の改良型。バイタルパート周辺部の通常装甲の内側に[[フェイズシフト装甲]]を備え、着弾時にのみ相転移するようになっている。これによってエネルギー消費を大幅に抑える事に成功している。表面は通常装甲のためフェイズシフトダウンが敵に露呈することも防いでいる。
 
:[[フェイズシフト装甲]]の改良型。バイタルパート周辺部の通常装甲の内側に[[フェイズシフト装甲]]を備え、着弾時にのみ相転移するようになっている。これによってエネルギー消費を大幅に抑える事に成功している。表面は通常装甲のためフェイズシフトダウンが敵に露呈することも防いでいる。
 
;エネルギー偏向装甲「[[ゲシュマイディッヒ・パンツァー]]」
 
;エネルギー偏向装甲「[[ゲシュマイディッヒ・パンツァー]]」
:[[ブリッツガンダム]]の搭載していたステルスシステム「[[ミラージュコロイド]]」の原理を応用した対ビーム防御システム。背部ユニットに装備されており、磁場を発生させてビームの軌道を偏向し、自機への直撃を避けるというもの。[[ランチャーストライクガンダム|ランチャーストライク]]のアグニや[[フリーダムガンダム|フリーダム]]のバラエーナといった高出力ビームすら容易に偏向可能。しかし至近距離からのビームは曲げられず、ビームサーベルのような接近戦用武装への効果は限定される。さらに実弾兵器にも効果を発揮しないが、TP装甲を持つ本機では問題にならない。使用時に大量の電力を消費するが、新型の大容量ジェネレーターやTP装甲の採用による省電力化により、実用的な稼働時間が確保されている。<br />後に、この技術を応用した戦略兵器「[[レクイエム]]」が建造されている。
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:[[ブリッツガンダム|ブリッツ]]が搭載していたステルスシステム「[[ミラージュコロイド]]」の原理を応用した対ビーム防御システム。背部ユニットに装備されており、磁場を発生させてビームの軌道を偏向し、自機への直撃を避けるというもの。[[ランチャーストライクガンダム|ランチャーストライク]]のアグニや[[フリーダムガンダム|フリーダム]]のバラエーナといった高出力ビームすら容易に偏向可能。しかし至近距離からのビームは曲げられず、[[ビームサーベル]]のような接近戦用武装への効果は限定される。さらに実弾兵器にも効果を発揮しないが、TP装甲を持つ本機では問題にならない。使用時に大量の電力を消費するが、新型の大容量ジェネレーターやTP装甲の採用による省電力化により、実用的な稼働時間が確保されている。
  
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
;75mm対空自動バルカン砲塔システム「イーゲルシュテルン」
 
;75mm対空自動バルカン砲塔システム「イーゲルシュテルン」
:頭部に内蔵された近接防御機関砲。[[ストライクガンダム]]等に装備されている物と同じ。
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:頭部に左右一対2門内蔵されている近接防御機関砲。[[ストライクガンダム|ストライク]]等と同様の武装。
 
;115mm機関砲「アルムフォイヤー」
 
;115mm機関砲「アルムフォイヤー」
:両腕部に内蔵された武装。PS装甲を持たないモビルスーツであれば撃破可能な威力を持つ。固定火器なので、他の武装を保持しつつ使用できる。
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:両腕部に2門内蔵されている重機関砲。固定火器のため他の武装を携行しつつ使用可能。近接戦用制圧兵器で、PS装甲を持たない機体であれば充分撃破可能な威力を持つ。「アルム」と「フォイヤー」はそれぞれドイツ語で「腕」と「火」を意味する。
 
;<ruby>重刎首鎌<rp>(</rp><rt>じゅうふんしゅれん</rt><rp>)</rp></ruby> 「ニーズヘグ」
 
;<ruby>重刎首鎌<rp>(</rp><rt>じゅうふんしゅれん</rt><rp>)</rp></ruby> 「ニーズヘグ」
:格闘戦用の武装。その刀身にはグレイブヤードからもたらされた特殊精錬技術が用いられているとされている。[[フェイズシフト装甲|PS装甲]]には通用しないが、通常装甲に対する切れ味は高く、戦艦等への攻撃にも威力を発揮した。
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:格闘戦用の巨大実体鎌。先端にはスピアも備える。鎌の刀身には[[グレイブヤード]]からもたらされた特殊精錬技術が用いられているとされる。実体刃故PS装甲には通用しないが、通常装甲には高い切れ味を発揮し、戦艦の艦橋をも容易に切断する威力を持つ。「ニーズヘグ」の名は「北欧神話」に登場する蛇に由来する。
 
;誘導プラズマ砲「フレスベルグ」
 
;誘導プラズマ砲「フレスベルグ」
:背部ユニットに内蔵された高出力ビーム兵器。ビームの軌道を自在に偏向でき、敵機の意表を突く形で攻撃する。
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:バックパック先端中央部に内蔵されている高出力ビーム砲。強襲形態で使用される武装で、エクツァーンの砲身の内側に備えられた誘導装置の磁場干渉によりビームの軌道を偏向することが可能。これにより敵機の回避運動の見切りを誤らせ、意表を突くこと形で攻撃する。「フレスベルグ」の名は「北欧神話」に登場する鷲の姿をした巨人に由来する。
 
;88mmレールガン「エクツァーン」
 
;88mmレールガン「エクツァーン」
:背部ユニットに設置された実弾兵器。フレスベルグのビーム軌道を偏向する役割も兼ねている。
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:バックパック両脇に2門装備されているレールガン。同じく強襲形態で使用される武装で、長砲身で弾頭の初速を高めることで口径の割に高い威力を持たせている。砲身の内側にはゲシュマイディッヒ・パンツァーの技術を応用した誘導装置が備わっている。「エクツァーン」はドイツ語で「犬歯」の意味を持つ。
  
 
== 対決・名場面 ==
 
== 対決・名場面 ==
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== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
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:フォビドゥンをベースに開発された、連合軍初の水中用MS。
 
:フォビドゥンをベースに開発された、連合軍初の水中用MS。
 
;[[ディープフォビドゥン]]
 
;[[ディープフォビドゥン]]
:フォビドゥンブルーの制式採用機。
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:フォビドゥンブルーを元に開発された制式量産機。
 
;[[フォビドゥンヴォーテクス]]
 
;[[フォビドゥンヴォーテクス]]
:ディープフォビドゥンの量産仕様機。
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:フォビドゥンブルーの強化量産機。
 
;[[ロートフォビドゥン]]
 
;[[ロートフォビドゥン]]
:[[アクタイオン・プロジェクト]]で開発されたカスタマイズ機。[[フォビドゥンヴォーテクス]]をベースにして開発された。
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:[[アクタイオン・プロジェクト]]」で開発されたカスタマイズ機。フォビドゥンヴォーテクスがベースとなっているが、コンセプトは本機の物を踏襲している。
 
;[[ブリッツガンダム]]
 
;[[ブリッツガンダム]]
 
:同じX200系フレームが採用されている前期GAT-Xシリーズの機体。
 
:同じX200系フレームが採用されている前期GAT-Xシリーズの機体。
;[[カラミティガンダム]][[レイダーガンダム]]
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;[[カラミティガンダム]] / [[レイダーガンダム]]
:他の後期GAT-Xシリーズの機体。
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:本機と同じく後期GAT-Xシリーズに属する機体。この2機との連携を前提に開発されている。
 
 
 
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2021年10月11日 (月) 16:34時点における版

フォビドゥンガンダム
外国語表記 Forbidden Gundam
登場作品 機動戦士ガンダムSEED
デザイナー 大河原邦男
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スペック
正式名称 フォビドゥン
分類 強襲用試作型モビルスーツ
生産形態 試作機
型式番号 GAT-X252
全高 17.47m
本体重量 85.33t
動力 バッテリー
装甲材質 トランスフェイズ装甲
開発組織 地球連合軍
所属 地球連合軍
母艦 タラワ級パウエル ⇒ ドミニオン
主なパイロット シャニ・アンドラス
テンプレートを表示

概要

地球連合軍が開発した後期GAT-Xシリーズの1機。名称の「フォビドゥン」は英語で「禁断・禁忌」を意味する。その名の通り敵の攻撃を封じる術に長けるが、命名は「ヨハネの黙示録」(禁忌を犯した罪人への裁き)にも由来する。

フォビドゥンはX200系のフレームを採用した機体で、ブリッツのコンセプトを一歩押し進めた特殊戦用の機体として開発されている。後期GAT-Xシリーズに共通するトランスフェイズ装甲の他、ミラージュコロイドの技術を応用したエネルギー偏向装甲「ゲシュマイディッヒ・パンツァー」が採用されており、この2大防御装置によりほとんどの敵の攻撃を無効化することが可能となっている。ブリッツに採用されていたステルス機能は優れた隠密性と急襲能力を獲得していたが、電力消費が激しく展開中はフェイズシフト装甲が使えないなどの問題点が確認されていた。そのため本機ではミラージュコロイド技術を戦闘力・運用力に利用する方向で開発されており、機体本体と兵器群の分離というコンセプトに行き着いている。

大容量エネルギーパック、大出力スラスター、大型火器群は全て背部のバックパックユニットにまとめられている。これにより本体はシンプルかつスタイリッシュなフォルムとなり、重武装でありながら高い運動性能を実現している。このバックパックユニットを頭部を覆うように展開することで、急速接近に長けた高速強襲形態となる。この形態ではユニットに備えられたレールガンや誘導プラズマ砲が使用可能となり、エネルギー偏向装甲が前面に展開される。これらの装備による高い戦闘力に、大出力スラスターによる高速飛行能力が合わさることで、敵拠点や攻撃目標への容易な到達が可能となっている。アプローチこそブリッツと異なるものの、電撃侵攻・強襲突撃の戦術コンセプトは同様であり、より威力偵察や強襲に効果のある武装が施されている。

ブリッツと同様の電撃侵攻能力を持ちながら戦闘力のベースアップが図られ、耐圧機能にも優れていたことから水中での機動力にも長けるなど、より多彩な軍事行動に対応可能な機体となっている。完成した試作機にはブーステッドマン専用OSが搭載され、その性能を遺憾無く発揮した。

登場作品と操縦者

機動戦士ガンダムSEED
初出作品。パイロットはシャニ・アンドラスオーブ解放作戦時に初めて実戦投入され、カラミティガンダムレイダーガンダムと共にフリーダムガンダムジャスティスガンダムと互角の戦いをしてみせた。その後も何度も交戦する。ボアズ攻略戦第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦にも参戦しジンゲイツを多数撃墜した。しかしデュエルガンダムとの戦闘で、フレスベルグの直撃で撃墜したと油断した隙に、アサルトシュラウドをパージして攻撃を防いだデュエルの接近を許してしまい、ビームサーベルでコクピットを貫かれ撃破された。

装備・機能

特殊機能

トランスフェイズ装甲
フェイズシフト装甲の改良型。バイタルパート周辺部の通常装甲の内側にフェイズシフト装甲を備え、着弾時にのみ相転移するようになっている。これによってエネルギー消費を大幅に抑える事に成功している。表面は通常装甲のためフェイズシフトダウンが敵に露呈することも防いでいる。
エネルギー偏向装甲「ゲシュマイディッヒ・パンツァー
ブリッツが搭載していたステルスシステム「ミラージュコロイド」の原理を応用した対ビーム防御システム。背部ユニットに装備されており、磁場を発生させてビームの軌道を偏向し、自機への直撃を避けるというもの。ランチャーストライクのアグニやフリーダムのバラエーナといった高出力ビームすら容易に偏向可能。しかし至近距離からのビームは曲げられず、ビームサーベルのような接近戦用武装への効果は限定される。さらに実弾兵器にも効果を発揮しないが、TP装甲を持つ本機では問題にならない。使用時に大量の電力を消費するが、新型の大容量ジェネレーターやTP装甲の採用による省電力化により、実用的な稼働時間が確保されている。

武装・必殺攻撃

75mm対空自動バルカン砲塔システム「イーゲルシュテルン」
頭部に左右一対2門内蔵されている近接防御機関砲。ストライク等と同様の武装。
115mm機関砲「アルムフォイヤー」
両腕部に2門内蔵されている重機関砲。固定火器のため他の武装を携行しつつ使用可能。近接戦用制圧兵器で、PS装甲を持たない機体であれば充分撃破可能な威力を持つ。「アルム」と「フォイヤー」はそれぞれドイツ語で「腕」と「火」を意味する。
重刎首鎌(じゅうふんしゅれん) 「ニーズヘグ」
格闘戦用の巨大実体鎌。先端にはスピアも備える。鎌の刀身にはグレイブヤードからもたらされた特殊精錬技術が用いられているとされる。実体刃故PS装甲には通用しないが、通常装甲には高い切れ味を発揮し、戦艦の艦橋をも容易に切断する威力を持つ。「ニーズヘグ」の名は「北欧神話」に登場する蛇に由来する。
誘導プラズマ砲「フレスベルグ」
バックパック先端中央部に内蔵されている高出力ビーム砲。強襲形態で使用される武装で、エクツァーンの砲身の内側に備えられた誘導装置の磁場干渉によりビームの軌道を偏向することが可能。これにより敵機の回避運動の見切りを誤らせ、意表を突くこと形で攻撃する。「フレスベルグ」の名は「北欧神話」に登場する鷲の姿をした巨人に由来する。
88mmレールガン「エクツァーン」
バックパック両脇に2門装備されているレールガン。同じく強襲形態で使用される武装で、長砲身で弾頭の初速を高めることで口径の割に高い威力を持たせている。砲身の内側にはゲシュマイディッヒ・パンツァーの技術を応用した誘導装置が備わっている。「エクツァーン」はドイツ語で「犬歯」の意味を持つ。

対決・名場面

関連機体

フォビドゥンブルー
フォビドゥンをベースに開発された、連合軍初の水中用MS。
ディープフォビドゥン
フォビドゥンブルーを元に開発された制式量産機。
フォビドゥンヴォーテクス
フォビドゥンブルーの強化量産機。
ロートフォビドゥン
アクタイオン・プロジェクト」で開発されたカスタマイズ機。フォビドゥンヴォーテクスがベースとなっているが、コンセプトは本機の物を踏襲している。
ブリッツガンダム
同じX200系フレームが採用されている前期GAT-Xシリーズの機体。
カラミティガンダム / レイダーガンダム
本機と同じく後期GAT-Xシリーズに属する機体。この2機との連携を前提に開発されている。

商品情報

ガンプラ

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