「Hi-νガンダム」の版間の差分

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== RX-93-ν2 Hi-νガンダム(Hi-ν Gundam) ==
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{{登場メカ概要
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| 読み = ハイ ニューガンダム
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| 外国語表記 = Hi-ν Gundam
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| 登場作品 =
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*[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン]]
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*[[CCA-MSV]]
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<!-- *続編、或いは個別作品に出演した作品のみ記載。 -->
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| デザイン =  
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*出渕裕 (小説『ベルチル』、[[ガンプラ]]など)
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*柳瀬敬之 (漫画『ベルチル』)
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*カトキハジメ ([[ガンプラ]])
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}}<!-- 必要に応じて追加をお願いします。 -->
  
*登場作品
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{{登場メカ概要
**[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン]]
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| タイトル = スペック
**[[CCA-MSV]]
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| 分類 = [[ニュータイプ]]専用試作型[[モビルスーツ]]
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*全高:20m
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| 全高 = 20m
*本体重量:27.9t
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| 本体重量 = 27.9t
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| 主動力 = [[熱核融合炉]]
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}}<!-- 必要に応じて追加をお願いします。 -->
  
=== 『CCA-MSV』での設定 ===
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== 概要 ==
[[νガンダム]]の発展型とされる[[モビルスーツ]]。<br />[[νガンダム]]が3ヶ月で急造された機体であるのに対し、本機は充分にテストを行った上で完成された機体である。背部にファンネルラックやロングテールスタビライザーを装備する等、性能の強化が図られている。
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小説『[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン]]』や『[[CCA-MSV]]』に登場する機体で、[[νガンダム]]の別デザインまたは発展機である。
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初出である前者ではνガンダムの出渕裕版デザインという扱いで、[[サイコフレーム]]の実装過程や武装に違いはあれども、呼称は「νガンダム」のままだった。
  
[[アムロ・レイ]]の搭乗を想定していたが、彼がシャアの反乱で行方不明になった為、搭乗する事はなかった。
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そして、後者に登場した際には、νガンダムの発展系である「Hi-νガンダム」として設定され、発展前のνガンダムが急造機だったのに対し、十分なテストを重ねて完成された完成型という扱いになった。
  
 
=== 『ベルトーチカ・チルドレン』での設定 ===
 
=== 『ベルトーチカ・チルドレン』での設定 ===
元々は[[地球連邦軍]]が[[アナハイム・エレクトロニクス社]]に開発させていた[[モビルスーツ]]。<br />それを[[ブライト・ノア]]が[[ロンド・ベル]]に赴任する際に手土産として本機が[[ロンド・ベル]]に配備されるように手配し、さらに[[アムロ・レイ]]が自ら設計した[[サイコミュ]]を搭載して制式採用とした。その後、鹵獲した[[ネオ・ジオン]]軍の[[サイコ・ギラ・ドーガ|サイコ・ドーガ]]から[[サイコフレーム]]を移植し、性能を強化している。
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元々は[[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]]が[[アナハイム・エレクトロニクス社]]に開発させていた[[モビルスーツ]]。それを[[ブライト・ノア]]が[[ロンド・ベル]]に赴任する際に手土産として本機が[[ロンド・ベル]]に配備されるように手配し、さらに[[アムロ・レイ]]が自ら設計した[[サイコミュ]]を搭載して正式採用とした。その後、鹵獲した[[ネオ・ジオン]]軍の[[サイコ・ギラ・ドーガ|サイコ・ドーガ]]から[[サイコフレーム]]を移植し、性能を強化している。
  
 
サンライズが公式設定としているのはこちらの方である。
 
サンライズが公式設定としているのはこちらの方である。
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=== 『CCA-MSV』での設定 ===
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[[νガンダム]]の発展型とされる[[モビルスーツ]]。[[νガンダム]]が3ヶ月で急造された機体であるのに対し、本機は充分にテストを行った上で完成された機体である。背部にファンネルラックやロングテールスタビライザーを装備する等、性能の強化が図られている。
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[[アムロ・レイ]]の搭乗を想定していたが、彼がシャアの反乱で行方不明になった為、搭乗する事はなかった。
  
 
=== 備考 ===
 
=== 備考 ===
元々は『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』に登場する[[νガンダム]]の別機体。イラストの挿絵1枚で全体像は不明であった(同作の表紙には通常の[[νガンダム]]が描かれている為、ややこしい)が、1990年のホビージャパンで行われた特集で本機の全体像を出渕氏が描き、現在のHi-νガンダムが形作られた。その後、1998年8月15日にメディアワークスから発行された『データコレクション⑦ 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』にて、改定されたHi-νガンダムの全体像のイラストが公開され、設定も改定された(CCA-MSVの方)。同時に、同小説に登場した[[MS]][[ナイチンゲール]]も[[サザビー]]の発展型として記載されている。これにより、現在のHi-νガンダムの設定は完成を見た。
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元々は『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』に登場する[[νガンダム]]の別機体。イラストの挿絵1枚で全体像は不明であった(同作の表紙には通常の[[νガンダム]]が描かれている為、ややこしい)が、1990年のホビージャパンで行われた特集で本機の全体像を出渕氏が描き、現在のHi-νガンダムが形作られた。その後、1998年8月15日にメディアワークスから発行された『データコレクション⑦ 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』にて、改定されたHi-νガンダムの全体像のイラストが公開され、設定も改定された(CCA-MSVの方)。同時に、同小説に登場した[[ナイチンゲール]]も[[サザビー]]の発展型として記載されている。これにより、現在のHi-νガンダムの設定は完成を見た。
  
 
近年、サンライズにより公式設定化され、マスターグレード1/100スケールも発売された。その際、出渕氏よりリデザインされ、スマートな印象となったため、ファンの間では賛否両論となった。
 
近年、サンライズにより公式設定化され、マスターグレード1/100スケールも発売された。その際、出渕氏よりリデザインされ、スマートな印象となったため、ファンの間では賛否両論となった。
  
 
元々、[[νガンダム]]は「シャアを越える」という意味で「Hi-Sガンダム」という初期名称だったが、御存知の通り[[シャア・アズナブル]]のイニシャルはCであり、これに直すと某飲料と同じ名前になると言うことで、仮称であったNEWガンダムをもじってνガンダムとなった経緯があった。本機の名称はこの「Hi-S」のSをνに変えて付けられた。また、[[Sガンダム]]はHiをとったものが元になっている。
 
元々、[[νガンダム]]は「シャアを越える」という意味で「Hi-Sガンダム」という初期名称だったが、御存知の通り[[シャア・アズナブル]]のイニシャルはCであり、これに直すと某飲料と同じ名前になると言うことで、仮称であったNEWガンダムをもじってνガンダムとなった経緯があった。本機の名称はこの「Hi-S」のSをνに変えて付けられた。また、[[Sガンダム]]はHiをとったものが元になっている。
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== 登場作品と操縦者 ==
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;[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン]]
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:初登場作品。作中ではあくまで出渕裕版デザインのνガンダムという扱いであり、巻頭の挿絵でそのアレンジの効いた姿を見る事ができる。『[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア|逆襲のシャア]]』と同様、[[地球寒冷化作戦]]を阻止するべく、シャア率いる[[ネオ・ジオン]]と激闘を繰り広げた。
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;[[CCA-MSV]]
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:νガンダムの発展型である「Hi-νガンダム」としての設定が新たに用意された。
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;[[ガンプラ]]
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:『MG 1/100 Hi-νガンダム』(2007年2月)の発売による「Hi-νガンダム」の公式立体化に合わせて、出渕裕氏によりリデザイン。体系が細身になり、紫だった塗装箇所が青に変更される等、上記作品のデザインと比べてスマートな印象となった。後にカトキハジメ氏がリデザインした『MG 1/100 Hi-νガンダム Ver.Ka』(2014年8月)も発売されている。こちらは『ベルトーチカ・チルドレン』版を意識した大柄なデザインとなっている。
  
 
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
 
 
=== 特殊機能 ===
 
=== 特殊機能 ===
サイコフレーム:サイコミュ性質のあるコンピューターチップを金属粒子レベルで埋め込んだ物。[アクシズ・ショック]と呼ばれる謎の現象を起こすなどの未解明の部分が多い。なお[ガンダムuc]では発展型の[フル・サイコフレーム]が登場した。                                                     ビームバリア:フィン・ファンネルから発生させることができ,ビームだけでなく,実弾兵装をも弾く描写もある。      サイコフィールド:名シーンの一つ,アクシズ返しの時に発生,MS 隊だけでなく,アクシズをも押し返した。
+
;[[サイコフレーム]]
 +
:コクピットフレーム部に採用された構造材。サイコミュ機能を持つサイコチップが金属粒子レベルのサイズで封入されていて、サイコミュシステムの小型化や機体の追従性の向上等といった恩恵を得る事ができる。『ベルチル』においてはロンド・ベルがサイコフレームを入手できるよう、[[フィフス・ルナ]]での戦いでシャアがグラーブに損傷したサイコ・ドーガを破棄するようわざと指示。機体を回収したロンド・ベルにより本機へとサイコフレームが移植される流れとなった。
 +
;ビーム・バリア<ref>ゲーム等では「[[Iフィールド]]」、「フィン・ファンネル・バリア」と表記される事も。</ref>
 +
:フィン・ファンネルを複数展開して形成する防御フィールド。フィン・ファンネルの開放型メガ粒子加速帯を転用している。最低4基展開すれば四面体のバリアが形成され、自機を全方位のビーム攻撃から保護する事が可能になる。
 +
:メガ粒子の縮退に必要なシステムは[[Iフィールド]]と基本原理が共通している為、開放型を採用した事でこのような使い方が可能となったとされる。なお、バリア内に敵機のファンネルが侵入しようとした場合、サイコウェーブが逆流して敵パイロットに生理的なダメージを与えるようになっている。
  
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
;バルカン砲
 
;バルカン砲
:頭部に2門内蔵された武装。薬莢は飛ばさない。
+
:頭部に左右一対2門装備されている。連邦軍の標準的な内装火器であり、基本的には牽制や迎撃等に使用されるが、アムロのような腕利きのパイロットが使えば[[MS]]の頭部を破壊可能。
 
;腕部マシンガン
 
;腕部マシンガン
:右腕に内蔵されているカートリッジ式の実弾兵器。リデザインされた際に追加された。
+
:右腕に内蔵されているカートリッジ式の実弾兵器。ガンプラ化にあたってリデザインされた際に追加設定された。
;ミサイルランチャー
+
;[[ビーム・ライフル]]
:[[νガンダム]]と同様、シールド裏側に4発装備。しかし、リデザインされた際には無くなっている。
+
:本機の主兵装。[[νガンダム]]の物と形状が異なっている。
;ビームキャノン
+
;カスタムタイプ・[[ビーム・サーベル]]
:シールド裏側に1門内蔵。[[一年戦争]]時のビームライフル並みの威力がある。リデザインされた後も存在しているようだが、それらしい物は見当たらない。
+
:ファンネルラックにカスタムタイプを1本ずつ計2本マウントされている接近戦時の主兵装。柄尻からも小型のビーム刃を形成可能。
;ビームライフル
+
;スペア・ビーム・サーベル
:メインウェポン。[[νガンダム]]の物と形状が異なっている。
+
:左腕部にマウントされている予備のビーム・サーベル。
;ビームサーベル
+
;ニュー・ハイパー・バズーカ
:ファンネルラックにカスタムタイプを1本ずつ、左腕に予備を1本の計3本をマウントしている。カスタムタイプは柄尻からもビームを出せる。
+
:νガンダムの物と形状は同じ。口径は280mm。<br/>余談だが、『SDガンダム GGENERATION SPIRITS』では同デザインのビーム兵器「メガランチャー」として扱われていた。
;ニューハイパーバズーカ
+
;ハイパー・メガ・バズーカ・ランチャー(ハイパー・メガ・ビーム・ランチャー)
:νガンダムの物と形状は同じ。口径は280mm。
+
:戦艦を一撃で撃沈するほどの威力を誇る大型ビーム砲。[[百式]]の[[メガ・バズーカ・ランチャー]]の発展系と思われる。初出である小説『ベルトーチカ・チルドレン』では[[アクシズ]]のエンジンを破壊する為、[[ラー・カイラム]]からのエネルギーチャージを受けて使用していた。<br/>当初、設定画は無かったものの、ゲーム『機動戦士ガンダム EXTREME VS.』へ参戦した際にデザインが新たに設定された。<br/>また、漫画版『ベルトーチカ・チルドレン』に登場した際には、新たに柳瀬敬之氏による設定画が用意されている。前記の物とは別デザインであり、砲身にラー・カイラムの主砲を使用している。
;ハイパー・メガ・バズーカ・ランチャー
+
;[[ファンネル|フィン・ファンネル]]
:「ハイパー・メガ・ビーム・ランチャー」と表記される事も。戦艦を一撃で撃沈するほどの威力を誇るビーム砲。[[百式]]のメガ・バズーカ・ランチャーの発展系と思われる。小説版では[[アクシズ]]のエンジンを破壊する為、戦艦からのエネルギーチャージを受けて使用していた。
+
:[[νガンダム]]と同様のものだが、背部左右のファンネルラックに各3基づつ装着されており、攻撃端末として射出した後、再装着して消費したプロペラントなどエネルギーを充填して再使用する事も可能となっている。旧デザイン版では紫と白のグラデーション、リデザイン版では青と白のツートンカラーである。
;フィン・ファンネル
+
;シールド
:[[νガンダム]]と同様のものだが、背部左右のファンネルラックに各3基づつ装着されており、エネルギーを充填して再使用する事も可能となっている。
+
:左腕部に装着される実体盾で、表面にはアムロのパーソナルマークが描かれている。裏面の上部にはビーム・キャノン用のジェネレーターを内蔵し下部先端にビームキャノン砲身先端部が見える。
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:;ビーム・キャノン
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::「ビーム・ガン」と表記される事も。シールドの裏側に1門装備されており、専用ジェネレーターからエネルギー供給を受ける。出力は[[一年戦争]]時に使用されていたビーム・ライフルと同程度の7.8MW。
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:;ミサイル
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::シールドの裏面ビームキャノンの砲身先端部近くに左右2基ずつ計4基装備されている。
  
 
== 対決・名場面 ==
 
== 対決・名場面 ==
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== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
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=== 強化形態 ===
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;[[Hi-νガンダムHWS装備型]]
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:本機にHWS(ヘビーウェポンシステム)を装着した状態。マスターグレード版Hi-νガンダムVer.Kaの拡張パーツ用として新たに設定された。
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=== 系列機・派生機 ===
 
;[[νガンダム]]
 
;[[νガンダム]]
:前世代機
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:デザイン元または発展元。
;[[νガンダムHWS装備型]]
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:νガンダムにHWS(ヘビーウェポンシステム)を装着した状態
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=== 技術的関与のある機体 ===
;[[νガンダム ダブル・フィン・ファンネル装備型]]
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;[[サイコ・ドーガ (ベルトーチカ・チルドレン)]]
:νガンダムのバックパックの右側ラックにもフィンファンネルを装着した状態
+
:シャアが意図的に廃棄させた機体から本機へサイコフレームを移植している。
;[[量産型νガンダム]]
+
 
:νガンダムの量産型
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=== その他 ===
;[[Hi-νガンダムHWS装備型]]
+
;[[Hi-νガンダム GPBカラー]]
:本機にHWS(ヘビーウェポンシステム)を装着した状態
+
:『[[模型戦士ガンプラビルダーズ ビギニングG]]』で[[コウジ・マツモト]]が使用するガンプラ。[[νガンダム]]を彷彿とさせる白の黒のツートンカラーに塗装されている。
;[[Hi-νガンダムヴレイブ]][[Hi-νガンダムインフラックス]]
+
;[[Hi-νガンダムヴレイブ]] / [[Hi-νガンダムインフラックス]]
:[[ガンダムビルドファイターズA]]に登場する、本機をベースに開発されたガンプラ。
+
:[[ガンダムビルドファイターズA]]』に登場する、本機をベースに改造したガンプラ。
  
 
== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==
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== 話題まとめ ==
 
<!-- *[[namazu:Hi-νガンダム]] (全文検索結果) -->
 
  
== 資料リンク ==
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=== フィギュア ===
<!-- *[[一覧:Hi-νガンダム]] -->
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== リンク ==
 
== リンク ==
 
*[[登場メカ]]
 
*[[登場メカ]]
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== 脚注 ==
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<references />
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{{DEFAULTSORT:Hi-νかんたむ}}
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[[Category:登場メカ英数字・記号]]
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[[Category:機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン]]
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[[Category:CCA-MSV]]
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2024年4月16日 (火) 20:05時点における最新版

Hi-νガンダム
読み ハイ ニューガンダム
外国語表記 Hi-ν Gundam
登場作品
デザイン
  • 出渕裕 (小説『ベルチル』、ガンプラなど)
  • 柳瀬敬之 (漫画『ベルチル』)
  • カトキハジメ (ガンプラ)
  • テンプレートを表示
    スペック
    分類 ニュータイプ専用試作型モビルスーツ
    型式番号 RX-93-ν2
    全高 20m
    本体重量 27.9t
    主動力 熱核融合炉
    装甲材質 ガンダリウム合金
    開発組織 アナハイム・エレクトロニクス社
    所属組織 地球連邦軍
    所属部隊 ロンド・ベル
    母艦 ラー・カイラム
    主なパイロット アムロ・レイ
    テンプレートを表示

    概要 [編集 | ソースを編集]

    小説『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』や『CCA-MSV』に登場する機体で、νガンダムの別デザインまたは発展機である。

    初出である前者ではνガンダムの出渕裕版デザインという扱いで、サイコフレームの実装過程や武装に違いはあれども、呼称は「νガンダム」のままだった。

    そして、後者に登場した際には、νガンダムの発展系である「Hi-νガンダム」として設定され、発展前のνガンダムが急造機だったのに対し、十分なテストを重ねて完成された完成型という扱いになった。

    『ベルトーチカ・チルドレン』での設定[編集 | ソースを編集]

    元々は地球連邦軍アナハイム・エレクトロニクス社に開発させていたモビルスーツ。それをブライト・ノアロンド・ベルに赴任する際に手土産として本機がロンド・ベルに配備されるように手配し、さらにアムロ・レイが自ら設計したサイコミュを搭載して正式採用とした。その後、鹵獲したネオ・ジオン軍のサイコ・ドーガからサイコフレームを移植し、性能を強化している。

    サンライズが公式設定としているのはこちらの方である。

    『CCA-MSV』での設定[編集 | ソースを編集]

    νガンダムの発展型とされるモビルスーツνガンダムが3ヶ月で急造された機体であるのに対し、本機は充分にテストを行った上で完成された機体である。背部にファンネルラックやロングテールスタビライザーを装備する等、性能の強化が図られている。

    アムロ・レイの搭乗を想定していたが、彼がシャアの反乱で行方不明になった為、搭乗する事はなかった。

    備考[編集 | ソースを編集]

    元々は『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』に登場するνガンダムの別機体。イラストの挿絵1枚で全体像は不明であった(同作の表紙には通常のνガンダムが描かれている為、ややこしい)が、1990年のホビージャパンで行われた特集で本機の全体像を出渕氏が描き、現在のHi-νガンダムが形作られた。その後、1998年8月15日にメディアワークスから発行された『データコレクション⑦ 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』にて、改定されたHi-νガンダムの全体像のイラストが公開され、設定も改定された(CCA-MSVの方)。同時に、同小説に登場したナイチンゲールサザビーの発展型として記載されている。これにより、現在のHi-νガンダムの設定は完成を見た。

    近年、サンライズにより公式設定化され、マスターグレード1/100スケールも発売された。その際、出渕氏よりリデザインされ、スマートな印象となったため、ファンの間では賛否両論となった。

    元々、νガンダムは「シャアを越える」という意味で「Hi-Sガンダム」という初期名称だったが、御存知の通りシャア・アズナブルのイニシャルはCであり、これに直すと某飲料と同じ名前になると言うことで、仮称であったNEWガンダムをもじってνガンダムとなった経緯があった。本機の名称はこの「Hi-S」のSをνに変えて付けられた。また、SガンダムはHiをとったものが元になっている。

    登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

    機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン
    初登場作品。作中ではあくまで出渕裕版デザインのνガンダムという扱いであり、巻頭の挿絵でそのアレンジの効いた姿を見る事ができる。『逆襲のシャア』と同様、地球寒冷化作戦を阻止するべく、シャア率いるネオ・ジオンと激闘を繰り広げた。
    CCA-MSV
    νガンダムの発展型である「Hi-νガンダム」としての設定が新たに用意された。
    ガンプラ
    『MG 1/100 Hi-νガンダム』(2007年2月)の発売による「Hi-νガンダム」の公式立体化に合わせて、出渕裕氏によりリデザイン。体系が細身になり、紫だった塗装箇所が青に変更される等、上記作品のデザインと比べてスマートな印象となった。後にカトキハジメ氏がリデザインした『MG 1/100 Hi-νガンダム Ver.Ka』(2014年8月)も発売されている。こちらは『ベルトーチカ・チルドレン』版を意識した大柄なデザインとなっている。

    装備・機能[編集 | ソースを編集]

    特殊機能[編集 | ソースを編集]

    サイコフレーム
    コクピットフレーム部に採用された構造材。サイコミュ機能を持つサイコチップが金属粒子レベルのサイズで封入されていて、サイコミュシステムの小型化や機体の追従性の向上等といった恩恵を得る事ができる。『ベルチル』においてはロンド・ベルがサイコフレームを入手できるよう、フィフス・ルナでの戦いでシャアがグラーブに損傷したサイコ・ドーガを破棄するようわざと指示。機体を回収したロンド・ベルにより本機へとサイコフレームが移植される流れとなった。
    ビーム・バリア[1]
    フィン・ファンネルを複数展開して形成する防御フィールド。フィン・ファンネルの開放型メガ粒子加速帯を転用している。最低4基展開すれば四面体のバリアが形成され、自機を全方位のビーム攻撃から保護する事が可能になる。
    メガ粒子の縮退に必要なシステムはIフィールドと基本原理が共通している為、開放型を採用した事でこのような使い方が可能となったとされる。なお、バリア内に敵機のファンネルが侵入しようとした場合、サイコウェーブが逆流して敵パイロットに生理的なダメージを与えるようになっている。

    武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]

    バルカン砲
    頭部に左右一対2門装備されている。連邦軍の標準的な内装火器であり、基本的には牽制や迎撃等に使用されるが、アムロのような腕利きのパイロットが使えばMSの頭部を破壊可能。
    腕部マシンガン
    右腕に内蔵されているカートリッジ式の実弾兵器。ガンプラ化にあたってリデザインされた際に追加設定された。
    ビーム・ライフル
    本機の主兵装。νガンダムの物と形状が異なっている。
    カスタムタイプ・ビーム・サーベル
    ファンネルラックにカスタムタイプを1本ずつ計2本マウントされている接近戦時の主兵装。柄尻からも小型のビーム刃を形成可能。
    スペア・ビーム・サーベル
    左腕部にマウントされている予備のビーム・サーベル。
    ニュー・ハイパー・バズーカ
    νガンダムの物と形状は同じ。口径は280mm。
    余談だが、『SDガンダム GGENERATION SPIRITS』では同デザインのビーム兵器「メガランチャー」として扱われていた。
    ハイパー・メガ・バズーカ・ランチャー(ハイパー・メガ・ビーム・ランチャー)
    戦艦を一撃で撃沈するほどの威力を誇る大型ビーム砲。百式メガ・バズーカ・ランチャーの発展系と思われる。初出である小説『ベルトーチカ・チルドレン』ではアクシズのエンジンを破壊する為、ラー・カイラムからのエネルギーチャージを受けて使用していた。
    当初、設定画は無かったものの、ゲーム『機動戦士ガンダム EXTREME VS.』へ参戦した際にデザインが新たに設定された。
    また、漫画版『ベルトーチカ・チルドレン』に登場した際には、新たに柳瀬敬之氏による設定画が用意されている。前記の物とは別デザインであり、砲身にラー・カイラムの主砲を使用している。
    フィン・ファンネル
    νガンダムと同様のものだが、背部左右のファンネルラックに各3基づつ装着されており、攻撃端末として射出した後、再装着して消費したプロペラントなどエネルギーを充填して再使用する事も可能となっている。旧デザイン版では紫と白のグラデーション、リデザイン版では青と白のツートンカラーである。
    シールド
    左腕部に装着される実体盾で、表面にはアムロのパーソナルマークが描かれている。裏面の上部にはビーム・キャノン用のジェネレーターを内蔵し下部先端にビームキャノン砲身先端部が見える。
    ビーム・キャノン
    「ビーム・ガン」と表記される事も。シールドの裏側に1門装備されており、専用ジェネレーターからエネルギー供給を受ける。出力は一年戦争時に使用されていたビーム・ライフルと同程度の7.8MW。
    ミサイル
    シールドの裏面ビームキャノンの砲身先端部近くに左右2基ずつ計4基装備されている。

    対決・名場面[編集 | ソースを編集]

    ナイチンゲール

    関連機体[編集 | ソースを編集]

    強化形態 [編集 | ソースを編集]

    Hi-νガンダムHWS装備型
    本機にHWS(ヘビーウェポンシステム)を装着した状態。マスターグレード版Hi-νガンダムVer.Kaの拡張パーツ用として新たに設定された。

    系列機・派生機 [編集 | ソースを編集]

    νガンダム
    デザイン元または発展元。

    技術的関与のある機体 [編集 | ソースを編集]

    サイコ・ドーガ (ベルトーチカ・チルドレン)
    シャアが意図的に廃棄させた機体から本機へサイコフレームを移植している。

    その他 [編集 | ソースを編集]

    Hi-νガンダム GPBカラー
    模型戦士ガンプラビルダーズ ビギニングG』でコウジ・マツモトが使用するガンプラ。νガンダムを彷彿とさせる白の黒のツートンカラーに塗装されている。
    Hi-νガンダムヴレイブ / Hi-νガンダムインフラックス
    ガンダムビルドファイターズA』に登場する、本機をベースに改造したガンプラ。

    商品情報[編集 | ソースを編集]

    ガンプラ[編集 | ソースを編集]

    フィギュア [編集 | ソースを編集]

    リンク[編集 | ソースを編集]

    脚注[編集 | ソースを編集]

    1. ゲーム等では「Iフィールド」、「フィン・ファンネル・バリア」と表記される事も。