「アクシズ・ショック」の版間の差分
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:物語最終盤において、アクシズに取り付いた機体群が摩擦熱とオーバーロードで自爆する光景を見たアムロの悲痛な叫びに誘発される形で発生。アクシズを地球から引き離したサイコフレームの燐光はサイコフレームと共に宇宙の彼方へと流れていった。 | :物語最終盤において、アクシズに取り付いた機体群が摩擦熱とオーバーロードで自爆する光景を見たアムロの悲痛な叫びに誘発される形で発生。アクシズを地球から引き離したサイコフレームの燐光はサイコフレームと共に宇宙の彼方へと流れていった。 | ||
;[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン]] | ;[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン]] | ||
− | : | + | :上記の映画のシナリオの第一稿を元に再構成した本小説では、アクシズを押し返す際にνガンダムから白い光が放たれているが、その理由が漠然としたものになっており、「サイコフレームが共振したのかも知れない」「ベルトーチカのお腹の赤ちゃんが呼んだのかも知れない」「アクシズの空域に集った男たち女たちの意思が、それらの光を呼び寄せて、吸い込んでいるのかも知れなかった」と様々に推測されている。また、これを目撃したベルトーチカには「命があるからこそ、光が発する」という認識が芽生えている。他にも、映画でアクシズ落下の際に唐突に現れた一般兵たちに対する掘り下げが行われており、ベルトーチカの胎児がサイコ・ドーガのビームから機体を守った瞬間、何かに触発された各方面の兵士達がアクシズ落下阻止のための行動を起こす、という展開になっている。 |
;[[機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY]] | ;[[機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY]] | ||
:ゲーム『機動戦士ガンダム外伝III 裁かれし者』をAランクでクリアすると、大佐となったユウ・カジマが第二次ネオ・ジオン抗争の後、軍を退役するという内容のエンディングを迎える。 | :ゲーム『機動戦士ガンダム外伝III 裁かれし者』をAランクでクリアすると、大佐となったユウ・カジマが第二次ネオ・ジオン抗争の後、軍を退役するという内容のエンディングを迎える。 | ||
− | : | + | :小説版のプロローグでは、上述のAエンドを下地にし、ユウがジェガンに乗ってνガンダムと共にアクシズを押し、νガンダムから放たれる光を見た。ユウは、一年戦争でEXAMシステムに精神の一部が憑依していた少女マリオン・ウェルチ、そして彼女が見せた「蒼い宇宙」を思い出すという、ゲーム版には無かった本作独自の設定で物語を始めている。また、小説版独自の描写として、『逆シャア』で「アクシズ表面から引き剥がされそうになった[[ギラ・ドーガ]]に[[ジェガン]]が手を差し伸べる」シーンにおけるジェガンパイロットがユウであると思わしき描写がされている。 |
;[[機動戦士ガンダム ANAHEIM RECORD]] | ;[[機動戦士ガンダム ANAHEIM RECORD]] | ||
:第3巻の「証言」において、[[アナハイム・エレクトロニクス社|AE社]]が異常現象に対する検証として、目撃者に対する証人尋問を行っている。 | :第3巻の「証言」において、[[アナハイム・エレクトロニクス社|AE社]]が異常現象に対する検証として、目撃者に対する証人尋問を行っている。 | ||
;[[機動戦士ガンダムUC 虹にのれなかった男 Bright Noah Story]] | ;[[機動戦士ガンダムUC 虹にのれなかった男 Bright Noah Story]] | ||
− | : | + | :シャアの反乱後、[[ブライト・ノア]]に対して連邦政府の高官達により秘密裏に開かれた査問会の様子が描かれた。高官達により核ミサイルを横流しにしたカムラン・ブルームとジェガンに無断搭乗した息子ハサウェイ・ノアを裁判にかけると人質に取られ、ブライトはアクシズ・ショックにニュータイプが関与していないとの発言を強制されるのだった。ブライトは今まで知り合ったニュータイプ達の頑張りを無駄にしない為にも、カムランとハサウェイを犠牲にして提案を断ろうとするが、突如ブライトの無意識は全体の一部となったアムロ、カミーユ、ジュドーの生霊から後に現れるであろう新たなNT、具体的にはバナージ・リンクスを見守る大人になってくれと頼まれて、ブライトはロンド・ベルの司令のままで居続けるという条件を付け加えて政府の要求を飲むのだった。 |
;[[機動戦士ガンダムUC]] | ;[[機動戦士ガンダムUC]] | ||
− | :「アクシズ・ショック」の名称の初出。これ以降、他作品でも同名称が用いられるようになる。作中においても[[ユニコーンガンダム]]が本現象に類似した発光現象を発生させており、「[[ガランシェール]]を牽引し大気圏離脱を成功させる」「[[コロニーレーザー]]をサイコ・フィールドで防ぎ切る」「手をかざしただけでMSの[[熱核融合炉]]を"時を戻した" | + | :「アクシズ・ショック」の名称の初出。これ以降、他作品でも同名称が用いられるようになる。作中においても[[ユニコーンガンダム]]が本現象に類似した発光現象を発生させており、「[[ガランシェール]]を牽引し大気圏離脱を成功させる」「[[コロニーレーザー]]をサイコ・フィールドで防ぎ切る」「手をかざしただけでMSの[[熱核融合炉]]を"時を戻した"ように分解する」等の超常現象を引き起こしている。アニメ『UC』episode6では、フル・フロンタルがアクシズ・ショックとは、地球圏の全人類の無意識つまり全体を、サイコ・フレームを媒介にして、集積し物理的パワーに転化したのだと説明したのだった。 |
;[[機動戦士ガンダムNT]] | ;[[機動戦士ガンダムNT]] | ||
− | : | + | :原案である小説『[[機動戦士ガンダムUC 不死鳥狩り|不死鳥狩り]]』からの設定変更に伴い、イアゴ・ハーカナに「アクシズ・ショックの目撃者」という設定が追加された。 |
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:本現象を受けてサイコフレームを危険視した連邦軍が調査を目的に[[マスティマ]]を、[[ブッホ・ジャンク社]]がサイコフレームと関連資料の回収を目的に私兵武装集団[[バーナム]]をアクシズの残骸へと派遣。両者共に事情を知らないまま交戦状態に陥り、結果サイコフレームや関連資料の回収はならなかった。 | :本現象を受けてサイコフレームを危険視した連邦軍が調査を目的に[[マスティマ]]を、[[ブッホ・ジャンク社]]がサイコフレームと関連資料の回収を目的に私兵武装集団[[バーナム]]をアクシズの残骸へと派遣。両者共に事情を知らないまま交戦状態に陥り、結果サイコフレームや関連資料の回収はならなかった。 | ||
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:2021年に公開された劇場版では、シャアの反乱時の回想でアクシズ・ショックを目撃したシーンが追加され、[[Ξガンダム]]がカーゴピサから出撃する際には、ハサウェイの身体にはアムロ・レイの思惟が憑依している描写がある。 | :2021年に公開された劇場版では、シャアの反乱時の回想でアクシズ・ショックを目撃したシーンが追加され、[[Ξガンダム]]がカーゴピサから出撃する際には、ハサウェイの身体にはアムロ・レイの思惟が憑依している描写がある。 | ||
;[[機動戦士ガンダムF90]] | ;[[機動戦士ガンダムF90]] | ||
− | : | + | :映画及び小説『逆襲のシャア』の劇中に登場していない人物で、アクシズ・ショックを目撃したという過去を持った初のキャラクター、ボッシュが登場する。彼は本現象を「'''悪魔の力'''」と解釈し、ガンダムに対する思想が歪んだものへと変貌していった。また、彼の乗る[[ガンダムF90]]のOSには、シャア・アズナブルを模した疑似人格を採用している。 |
;[[機動戦士ガンダムF90FF]] | ;[[機動戦士ガンダムF90FF]] | ||
− | : | + | :第26話にて、上記の漫画においてボッシュが語ったアクシズ・ショックを目撃した件が掘り下げられ、当時の状況が語られた。また、この際に[[ジョブ・ジョン]]や『[[機動戦士ガンダム シルエットフォーミュラ91]]』の[[カール・シュビッツ]]もその場に居合わせた設定が追加されている。 |
== 関連人物 == | == 関連人物 == | ||
=== 当事者たち === | === 当事者たち === | ||
;[[アムロ・レイ]] | ;[[アムロ・レイ]] | ||
− | : | + | :アクシズ・ショックの際にアクシズに取り付いていた、文字通りの中心人物。アクシズの軌道が変更した後も帰還せず、消息不明となった。『閃光のハサウェイ』では既に死亡した扱いであり、やはり『UC』においても既に死亡して、思惟だけの存在となっている。 |
;[[シャア・アズナブル]] | ;[[シャア・アズナブル]] | ||
− | : | + | :アムロと同じくアクシズ・ショックの中心におり、アムロと共に消息不明となった。『閃光のハサウェイ』、『ガイア・ギア』では既に死亡した扱いであり、やはり『UC』においても既に死亡しており、朗読イベント「赤の肖像 ~シャア、そしてフロンタルへ~」ではその思惟がフル・フロンタルへ憑依する事となった。 |
;[[ブライト・ノア]] | ;[[ブライト・ノア]] | ||
− | :[[ロンド・ベル]] | + | :[[ロンド・ベル]]司令。アクシズ・ショックを最前線で目撃し、その後、連邦軍高官らの査問会でこの現象のニュータイプの関与を否定するよう迫られるが、全体の一部となったアムロ、カミーユ、ジュドーの生霊に説得される形でそれに応じた。 |
;[[ハサウェイ・ノア]] | ;[[ハサウェイ・ノア]] | ||
:シャアの反乱に出撃し、ネオ・ジオン軍のギラ・ドーガを撃墜した民間人の少年で、ブライト・ノアの息子。 | :シャアの反乱に出撃し、ネオ・ジオン軍のギラ・ドーガを撃墜した民間人の少年で、ブライト・ノアの息子。 | ||
:アクシズ・ショックを戦場でモビルスーツに搭乗したまま間近で目撃し、生き残った数少ない名有り人間の1人であり、地球から離れるアクシズを呆然として見送った。 | :アクシズ・ショックを戦場でモビルスーツに搭乗したまま間近で目撃し、生き残った数少ない名有り人間の1人であり、地球から離れるアクシズを呆然として見送った。 | ||
;[[ユウ・カジマ]] | ;[[ユウ・カジマ]] | ||
− | : | + | :ゲームのエンディングによって、階級が大佐、少佐、行方不明、死亡と末路は分かれるが、皆河有伽の小説、漫画『GUNDAM LEGACY』では大佐という設定である。前述の二つの作品においても、アクシズを押し返そうとするνガンダムの応援としてジェガンで馳せ参じ、アクシズ・ショックの場に居合わせた<ref>原作ゲームはマルチエンディングであるため決まった歴史を持っていないが、小説版を始めとして、多くの媒体で「ジェガンでアクシズを押し返す」描写が採用されている。</ref>。ゲーム『機動戦士ガンダム サイドストーリーズ』ではジェガンに乗っているのは同様だが、ギラ・ドーガの腕を掴むシーンは存在しない。 |
;[[イアゴ・ハーカナ]] | ;[[イアゴ・ハーカナ]] | ||
:後の[[シェザール隊]]隊長。『NT』においてはアクシズ・ショックを目撃した兵士の一人として描かれている。 | :後の[[シェザール隊]]隊長。『NT』においてはアクシズ・ショックを目撃した兵士の一人として描かれている。 | ||
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:後のアナハイム社の新型機開発スタッフ兼テストパイロット。[[ギラ・ドーガ]]でνガンダムに協力したネオ・ジオン兵の一人。 | :後のアナハイム社の新型機開発スタッフ兼テストパイロット。[[ギラ・ドーガ]]でνガンダムに協力したネオ・ジオン兵の一人。 | ||
;[[連邦兵 (UC)|連邦兵]] / [[ネオ・ジオン兵]] | ;[[連邦兵 (UC)|連邦兵]] / [[ネオ・ジオン兵]] | ||
− | : | + | :アクシズの押し返しを試みた数多の名も無き兵士達 |
=== その他関係者 === | === その他関係者 === |
2022年10月2日 (日) 22:07時点における版
アクシズ・ショック(AXIS Shock)
第二次ネオ・ジオン抗争終盤、νガンダムのサイコフレームの共振によって、地球に落下するアクシズが押し返された現象。誰が言い出したかは不明だが、物理法則を無視し、世界のパワーバランスを崩しかねないその現象はまさに衝撃的であり、戦後数カ月後には連邦軍の上層部でその名で浸透していた。
連邦軍調査班はアクシズの落下による地球の壊滅という恐怖を前に人類全体が共有した危機感が無意識的にνガンダムへ集積され、サイコフレームを依り代に膨大なエネルギーに転化したという見解を出している[1]。だが、アムロ・レイとシャア・アズナブルという二人のニュータイプを人柱に人類の集団無意識がサイコミュによってエネルギーに転化されたとする発表はジオニズムに血肉を与える「神の御業」に他ならず、対ジオニズム闘争を宗教戦争に発展させる事を望まない連邦政府としてはそれを否定する必要があり[2]、連邦政府は当事者の一人であるブライト・ノアを抱き込み、「アクシズの軌道が逸れたのはロンド・ベルの作戦が成功したからであり、その際の発光現象は爆発で飛散した破片が大気の摩擦熱で焼かれ生じたもの」と発表した。
しかし、事の発端となったサイコフレームは連邦軍のUC計画下で開発が続行され、人々はラプラス事変で再びアクシズ・ショックに比肩する衝撃を目撃する事になった。
登場作品
- 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
- 本現象の初出作品。この時点ではアクシズ・ショックという名称は付けられていない。
- 物語最終盤において、アクシズに取り付いた機体群が摩擦熱とオーバーロードで自爆する光景を見たアムロの悲痛な叫びに誘発される形で発生。アクシズを地球から引き離したサイコフレームの燐光はサイコフレームと共に宇宙の彼方へと流れていった。
- 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン
- 上記の映画のシナリオの第一稿を元に再構成した本小説では、アクシズを押し返す際にνガンダムから白い光が放たれているが、その理由が漠然としたものになっており、「サイコフレームが共振したのかも知れない」「ベルトーチカのお腹の赤ちゃんが呼んだのかも知れない」「アクシズの空域に集った男たち女たちの意思が、それらの光を呼び寄せて、吸い込んでいるのかも知れなかった」と様々に推測されている。また、これを目撃したベルトーチカには「命があるからこそ、光が発する」という認識が芽生えている。他にも、映画でアクシズ落下の際に唐突に現れた一般兵たちに対する掘り下げが行われており、ベルトーチカの胎児がサイコ・ドーガのビームから機体を守った瞬間、何かに触発された各方面の兵士達がアクシズ落下阻止のための行動を起こす、という展開になっている。
- 機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY
- ゲーム『機動戦士ガンダム外伝III 裁かれし者』をAランクでクリアすると、大佐となったユウ・カジマが第二次ネオ・ジオン抗争の後、軍を退役するという内容のエンディングを迎える。
- 小説版のプロローグでは、上述のAエンドを下地にし、ユウがジェガンに乗ってνガンダムと共にアクシズを押し、νガンダムから放たれる光を見た。ユウは、一年戦争でEXAMシステムに精神の一部が憑依していた少女マリオン・ウェルチ、そして彼女が見せた「蒼い宇宙」を思い出すという、ゲーム版には無かった本作独自の設定で物語を始めている。また、小説版独自の描写として、『逆シャア』で「アクシズ表面から引き剥がされそうになったギラ・ドーガにジェガンが手を差し伸べる」シーンにおけるジェガンパイロットがユウであると思わしき描写がされている。
- 機動戦士ガンダム ANAHEIM RECORD
- 第3巻の「証言」において、AE社が異常現象に対する検証として、目撃者に対する証人尋問を行っている。
- 機動戦士ガンダムUC 虹にのれなかった男 Bright Noah Story
- シャアの反乱後、ブライト・ノアに対して連邦政府の高官達により秘密裏に開かれた査問会の様子が描かれた。高官達により核ミサイルを横流しにしたカムラン・ブルームとジェガンに無断搭乗した息子ハサウェイ・ノアを裁判にかけると人質に取られ、ブライトはアクシズ・ショックにニュータイプが関与していないとの発言を強制されるのだった。ブライトは今まで知り合ったニュータイプ達の頑張りを無駄にしない為にも、カムランとハサウェイを犠牲にして提案を断ろうとするが、突如ブライトの無意識は全体の一部となったアムロ、カミーユ、ジュドーの生霊から後に現れるであろう新たなNT、具体的にはバナージ・リンクスを見守る大人になってくれと頼まれて、ブライトはロンド・ベルの司令のままで居続けるという条件を付け加えて政府の要求を飲むのだった。
- 機動戦士ガンダムUC
- 「アクシズ・ショック」の名称の初出。これ以降、他作品でも同名称が用いられるようになる。作中においてもユニコーンガンダムが本現象に類似した発光現象を発生させており、「ガランシェールを牽引し大気圏離脱を成功させる」「コロニーレーザーをサイコ・フィールドで防ぎ切る」「手をかざしただけでMSの熱核融合炉を"時を戻した"ように分解する」等の超常現象を引き起こしている。アニメ『UC』episode6では、フル・フロンタルがアクシズ・ショックとは、地球圏の全人類の無意識つまり全体を、サイコ・フレームを媒介にして、集積し物理的パワーに転化したのだと説明したのだった。
- 機動戦士ガンダムNT
- 原案である小説『不死鳥狩り』からの設定変更に伴い、イアゴ・ハーカナに「アクシズ・ショックの目撃者」という設定が追加された。
- 機動戦士ガンダム Twilight AXIS
- 本現象を受けてサイコフレームを危険視した連邦軍が調査を目的にマスティマを、ブッホ・ジャンク社がサイコフレームと関連資料の回収を目的に私兵武装集団バーナムをアクシズの残骸へと派遣。両者共に事情を知らないまま交戦状態に陥り、結果サイコフレームや関連資料の回収はならなかった。
- 機動戦士ガンダム クライマックスU.C. 紡がれし血統
- カムナ・タチバナの視点で同現象が描かれた。ロンド・ベルの一員として戦闘中、カムナはネオ・ジオンに降った元部下のパミル・マクダミルと再会。和解したパミルを加えアクシズを押し返すために奮闘した。
- 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ
- 『逆襲のシャア』にも登場したハサウェイ・ノアが主人公となった小説であるが、アクシズ・ショックに関しては触れずに、シャアの反乱において、クェス・パラヤの死と、宇宙の戦場で死んでいった多くの人びとの魂の声をきいたと回想をしている。
- 2021年に公開された劇場版では、シャアの反乱時の回想でアクシズ・ショックを目撃したシーンが追加され、Ξガンダムがカーゴピサから出撃する際には、ハサウェイの身体にはアムロ・レイの思惟が憑依している描写がある。
- 機動戦士ガンダムF90
- 映画及び小説『逆襲のシャア』の劇中に登場していない人物で、アクシズ・ショックを目撃したという過去を持った初のキャラクター、ボッシュが登場する。彼は本現象を「悪魔の力」と解釈し、ガンダムに対する思想が歪んだものへと変貌していった。また、彼の乗るガンダムF90のOSには、シャア・アズナブルを模した疑似人格を採用している。
- 機動戦士ガンダムF90FF
- 第26話にて、上記の漫画においてボッシュが語ったアクシズ・ショックを目撃した件が掘り下げられ、当時の状況が語られた。また、この際にジョブ・ジョンや『機動戦士ガンダム シルエットフォーミュラ91』のカール・シュビッツもその場に居合わせた設定が追加されている。
関連人物
当事者たち
- アムロ・レイ
- アクシズ・ショックの際にアクシズに取り付いていた、文字通りの中心人物。アクシズの軌道が変更した後も帰還せず、消息不明となった。『閃光のハサウェイ』では既に死亡した扱いであり、やはり『UC』においても既に死亡して、思惟だけの存在となっている。
- シャア・アズナブル
- アムロと同じくアクシズ・ショックの中心におり、アムロと共に消息不明となった。『閃光のハサウェイ』、『ガイア・ギア』では既に死亡した扱いであり、やはり『UC』においても既に死亡しており、朗読イベント「赤の肖像 ~シャア、そしてフロンタルへ~」ではその思惟がフル・フロンタルへ憑依する事となった。
- ブライト・ノア
- ロンド・ベル司令。アクシズ・ショックを最前線で目撃し、その後、連邦軍高官らの査問会でこの現象のニュータイプの関与を否定するよう迫られるが、全体の一部となったアムロ、カミーユ、ジュドーの生霊に説得される形でそれに応じた。
- ハサウェイ・ノア
- シャアの反乱に出撃し、ネオ・ジオン軍のギラ・ドーガを撃墜した民間人の少年で、ブライト・ノアの息子。
- アクシズ・ショックを戦場でモビルスーツに搭乗したまま間近で目撃し、生き残った数少ない名有り人間の1人であり、地球から離れるアクシズを呆然として見送った。
- ユウ・カジマ
- ゲームのエンディングによって、階級が大佐、少佐、行方不明、死亡と末路は分かれるが、皆河有伽の小説、漫画『GUNDAM LEGACY』では大佐という設定である。前述の二つの作品においても、アクシズを押し返そうとするνガンダムの応援としてジェガンで馳せ参じ、アクシズ・ショックの場に居合わせた[3]。ゲーム『機動戦士ガンダム サイドストーリーズ』ではジェガンに乗っているのは同様だが、ギラ・ドーガの腕を掴むシーンは存在しない。
- イアゴ・ハーカナ
- 後のシェザール隊隊長。『NT』においてはアクシズ・ショックを目撃した兵士の一人として描かれている。
- ボッシュ・ウェラー
- 後の第13実験戦団 (第13独立機動艦隊)大尉。落下するアクシズをνガンダムと共に支えた一人。その際にアクシズ・ショックを目撃し、その中心に居たガンダムの力に惹かれていった事から野心を抱くようになる。
- カムナ・タチバナ / シャーリー・ラムゼイ / パミル・マクダミル
- 部隊全員で一年戦争時から戦い抜いてきた歴戦のパイロット。『紡がれし血統』ではネオ・ジオン兵となったパミルと和解した後、全員でアクシズを押し返そうとする兵士達の中に加わった。
- カール・シュビッツ
- 後のアナハイム社の新型機開発スタッフ兼テストパイロット。ギラ・ドーガでνガンダムに協力したネオ・ジオン兵の一人。
- 連邦兵 / ネオ・ジオン兵
- アクシズの押し返しを試みた数多の名も無き兵士達
その他関係者
- アーロン・テルジェフ
- アナハイム社の社員でユニコーンガンダムの開発者の1人。『UC』本編で最初に「アクシズ・ショック」の用語を用いた人物であり、同現象についての説明も行った。
リンク
脚注
- ↑ νガンダム単体のサイコフレームにそれほどの受信能力があったかは疑わしいが、他にこの現象を説明できる論は無いとしている。異説として、戦闘宙域に散布されたミノフスキー粒子がνガンダムのサイコフレームを触媒としてミノフスキークラフトと同じ効果を発揮した、という物がある。
- ↑ 宗教戦争は人の起こす戦争の中でもっとも調停が難しく、長く過酷な殺し合いである。
- ↑ 原作ゲームはマルチエンディングであるため決まった歴史を持っていないが、小説版を始めとして、多くの媒体で「ジェガンでアクシズを押し返す」描写が採用されている。