「ガンダムデルタカイ」の版間の差分

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== MSN-001X ガンダムデルタカイ(Gundam Delta Kai) ==
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{{登場メカ概要
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| 読み = <!-- 読み方が難しい場合に使用 -->
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| 外国語表記 = Gundam Delta Kai
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| 登場作品 =  
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*[[機動戦士ガンダムUC]] (PS3版)
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*[[機動戦士ガンダム U.C.0094 アクロス・ザ・スカイ]]
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*[[機動戦士ガンダム U.C.0096 ラスト・サン]]
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*[[UC-MSV]]
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<!-- *続編、或いは個別作品に出演した作品のみ記載。 -->
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| デザイナー = カトキハジメ
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}}<!-- 必要に応じて追加をお願いします。 -->
  
*登場作品:[[機動戦士ガンダムUC]](PS3版)、[[機動戦士ガンダムUC MSV]][[機動戦士ガンダム U.C.0094 アクロス・ザ・スカイ]]
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{{登場メカ概要
*デザイナー:カトキハジメ
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| タイトル = スペック
*分類:試作型[[可変モビルスーツ]]
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| 分類 = 試作型[[可変モビルスーツ]]
*装甲材質:ガンダリウム合金
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| 型式番号 = MSN-001X
<!-- *頭頂高: -->
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| 頭頂高 = 19.6m
*全高:19.6m
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| 全高 =
*本体重量:28.0t
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| 本体重量 = 28.0t
*全備重量:68.6t
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| 全備重量 = 68.6t
*主動力:[[熱核融合炉]]
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| 主動力 = [[熱核融合炉]]
*ジェネレーター出力:3,520kw
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| ジェネレーター出力 = 3,520kW
*スラスター総推力:101,500kg
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| スラスター総推力 = 101,500kg
*センサー有効半径:16,200km
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| 装甲材質 = [[ガンダリウム合金]]
<!-- *開発組織: -->
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| センサー有効半径 = 16,200m
*主なパイロット:連邦兵
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| 開発組織 = [[アナハイム・エレクトロニクス社]]
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| 所属 =
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| 所属組織 = [[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]]
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| 所属部隊 = [[フレスベルク隊]]
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| 母艦 =
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| 主なパイロット =
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*[[ブレイア・リュード]]
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*[[連邦兵 (UC)|連邦兵]]
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}}<!-- 必要に応じて追加をお願いします。 -->
  
[[地球連邦軍]]の試作型[[モビルスーツ]]。開発した組織は不明だが、[[アナハイム・エレクトロニクス社]]
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== 概要 ==
の可能性が考えられる。<br />[[デルタガンダム]]のデータや[[デルタプラス]]の運用データをベースにして造られた技術実証機であり、
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[[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]]の試作型[[可変モビルスーツ]][[デルタガンダム]]の設計データと[[デルタプラス]]の運用データをベースに開発された機体で、追加された特殊装備の技術実証を目的としている。カラーリングはデモンストレーション色の強い派手な配色であり、白を基調としつつ各部に明紫を配している。
様々な特殊装備を追加している。また、デルタプラスと同様にウェイブライダー形態への[[可変モビルスーツ|変形]]が可能で、可変機構もほぼ同じ。腰部や脚部にはそれぞれバーニアやスラスターが設置されていて、ウェイブライダー形態時には非常に高い加速力や機動性、そして重力下における単独飛行能力が得られる。これを活かす事で[[サブ・フライト・システム]]としても運用が可能。<br />非常に高い攻撃力を持たされており、これは[[MS]]形態時とウェイブライダー形態時における各武装の機能がどの程度変化するのか、そしてその変化に対してどのように改良するのが効果的なのかを確認する為であるとされる。その為、威力の高い武装が多数用意され、どのような戦況にもすぐに対処できるだけの高い汎用性を持っているが、一方で火器管制も複雑化しているようである。<br />また、新型の[[サイコミュシステム]]「n_i_t_r_o(ナイトロ)」が搭載されている。<br />カラーリングはデモンストレーション色の強い派手な配色であり、白を基調としつつ各部に明紫を配している。
 
  
作中では「X001(エックスレイワン)」のコード名で呼称されている事がある。<br />本機は「宙戦仕様」であるとされ、バリエーションとして「[[ガンダムデルタカイ陸戦仕様|陸戦仕様]]」も存在する。
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可変機構はデルタプラス等とほぼ同様で、ウェイブライダー形態へ変形することで高い加速性と機動性、重力下に置ける単独飛行能力を得ることが可能な他、[[サブ・フライト・システム]]としての運用も可能である。機体特性が一変する[[モビルスーツ]]形態とウェイブライダー形態の両形態において、各種兵装がどのような機能変化を示すのか、そしてその変化に対してどのような改良が効果的かを見い出すための試験機であり、非常に攻撃能力に特化した機体となっている。武装はロング・メガ・バスターやハイ・メガ・キャノンなど第四世代MSの特徴であった高出力兵装を筆頭に、多彩な特殊武装が用意されている。これらの武装によりどのような戦況にも対処できるだけの高い汎用性を有しているが、その分火器管制も複雑化している。
  
名称の「カイ」は「δ(デルタ)」と同じギリシャ文字の「χ(カイ)」を意味するものと思われる。
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本機最大の特徴は新型の[[サイコミュシステム]]である「[[n_i_t_r_o]]」が搭載されていることである。これにより複雑な火器管制操作や機体の追従性向上の他、[[ニュータイプ]]でない人でもサイコミュ兵装が使用可能となる。ただ、このシステムの詳細は非公表となっており、パイロットの精神に影響を及ぼす可能性も指摘されている。
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作中では「X001(エックスレイワン)」のコード名で呼称されている事がある。本機は「宙戦仕様」であるとされ、バリエーションとして「[[ガンダムデルタカイ陸戦仕様|陸戦仕様]]」も存在する。
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名称の「カイ」は「δ(デルタ)」と同じギリシャ文字の「χ(カイ)」を意味するものと思われ、n_i_t_r_o実装計画「χプラン」から取られたと思われる。ちなみに、χのラテン語表記は「chi」である。
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
<!-- :作品名:説明 -->
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;[[機動戦士ガンダムUC]] (PS3版)
;[[機動戦士ガンダムUC]](PS3版)<br />[[機動戦士ガンダムUC MSV]]
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:本機の初出。DLC第2弾にてミッション「デルタカイ、胎動」と共に実装された。[[宇宙世紀]]0094時にロールアウトしており、とある宙域で[[デルタプラス]]を相手にした仮想敵機訓練が行われた。訓練終了直後、リーク情報を得た宙賊のMS数機に襲撃されたが、その圧倒的な性能でほとんどを返り討ちにする。しかしナイトロの影響により[[連邦兵 (UC)|テストパイロット]] (コールサイン:X001)は完全に獰猛な性格へと変貌してしまった。その後、機体は地球へと送られ、最終調整を受けている。
:[[宇宙世紀]]0094時にロールアウトしており、テストを兼ねた模擬戦が行われた。その後は地球へと送られ、最終調整を受けている。
+
;[[機動戦士ガンダムUC MSV 楔]]
 +
:上記DLCのシナリオを基にした第4話にて登場。内容はゲーム版と概ね同一。
 
;[[機動戦士ガンダム U.C.0094 アクロス・ザ・スカイ]]
 
;[[機動戦士ガンダム U.C.0094 アクロス・ザ・スカイ]]
:とある宙域で[[デルタプラス]]との模擬戦を行い、これに勝利している。直後に宙賊のMS数機に襲撃されたが、その圧倒的な性能でほとんどを返り討ちにした。
+
:宇宙世紀0094年、とある宙域での仮想敵機訓練後、地球の[[マリアナ基地]]に移送され、[[ガンダムデルタカイ陸戦仕様|陸戦仕様]]に換装された上で[[レイヴン隊]]の[[イング・リュード]]が搭乗しジオンの残党狩り等に投入された。最終的には[[フレスベルク隊]]の戦力となり、[[ブレイア・リュード]]が搭乗している。
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;[[機動戦士ガンダム U.C.0096 ラスト・サン]]
 +
:パイロットは前作『アクロス・ザ・スカイ』から引き続きブレイアが担当。[[ゼナイド・ギャルII]]と[[ロック・ホーカー]]の乗る[[ザナドゥ]]と交戦し、バックパック部のみを破壊して勝利している。
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;[[UC-MSV]]
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:上記ゲームや外伝に登場したことでUC-MSV枠に追加された。主に出典元として扱われる。
  
 
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
 
 
=== 特殊機能 ===
 
=== 特殊機能 ===
<!-- :機能名:説明 -->
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;[[n_i_t_r_o]](ナイトロ)
;n_i_t_r_o(ナイトロ)
+
:本機に搭載されている新型[[サイコミュシステム]]で、「'''N'''EWTYPE-'''I'''NJECTION-'''T'''RACE-'''R'''EFORMED-'''O'''LDTYPE」の略称。パイロットに対して擬似的な[[ニュータイプ]]能力を与える効果があるとされ、搭乗中は常時起動している。これによって[[オールドタイプ]]でもニュータイプに匹敵する戦闘能力を得る事ができ、また機体の追従性の向上や複雑化した火器管制の緩和、果てはオールドタイプによるファンネルの使用までも可能としている。だが、実はこのシステムは「パイロットを[[強化人間]]化してしまう」という代物であり、'''システムが稼動する度に乗っているパイロットの脳内を強制的に書き換えている'''。この影響で搭乗後のパイロットは言葉遣いや性格がかなり攻撃的なそれへと豹変してしまう。その為か、対外的にはこのシステムの詳細はほとんど公表されていない。ちなみに、システム稼働時の副産物として各部関節からの青白い炎のような発光現象が確認されていて、これはパイロットを強化人間化する度に起きているとされる。ただ、[[イング・リュード|イング]]をはじめとした多くのパイロットは発光現象と共に人格が豹変していたが、[[ブレイア・リュード|ブレイア]]だけは豹変していない。これについて開発責任者である[[ロック・ホーカー]]は「'''ナイトロとの想像を超えた調和を示している'''」と感嘆していた。
:本機に搭載されている新型[[サイコミュシステム]]で、「'''N'''EWTYPE-'''I'''NJECTION-'''T'''RACE-'''R'''EFORMED-'''O'''LDTYPE」の略称。パイロットに対して擬似的な[[ニュータイプ]]能力を与える効果があるとされ、搭乗中は常時起動している。これによって[[オールドタイプ]]でもニュータイプに匹敵する戦闘能力を得る事ができ、また機体の追従性の向上や複雑化した火器管制の緩和、果てはオールドタイプによるファンネルの使用までも可能としている。<br />だが、実はこのシステムは「パイロットを[[強化人間]]化してしまう」という代物であり、'''システムが稼動する度に乗っているパイロットの脳内を強制的に書き換えている'''。この影響で搭乗後のパイロットは言葉遣いや性格がかなり攻撃的なそれへと豹変してしまう。その為か、対外的にはこのシステムの詳細はほとんど公表されていない。<br />ちなみに、システム稼働時の副産物として各部関節からの青白い炎のような発光現象が確認されていて、これはパイロットを強化人間化する度に起きているとされる。
 
 
;変形
 
;変形
 
:ウェイブライダー形態に変形可能。
 
:ウェイブライダー形態に変形可能。
 
;換装
 
;換装
:[[ガンダムデルタカイ陸戦仕様|陸戦仕様]]に換装可能。<br />シールドの武装を換装可能。
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:[[ガンダムデルタカイ陸戦仕様|陸戦仕様]]に換装可能。
  
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
<!-- :武装名:説明 -->
 
 
;60mmバルカン砲
 
;60mmバルカン砲
 
:頭部に2門内蔵されている近接防御用の武装。主にミサイル等の迎撃や敵機への牽制に使用される。
 
:頭部に2門内蔵されている近接防御用の武装。主にミサイル等の迎撃や敵機への牽制に使用される。
 
;ロング・メガ・バスター
 
;ロング・メガ・バスター
:携行式の大型ビーム砲。射程が長く、威力も通常のビームライフルとは比べ物にならない程に高い。<br />本来は[[フルアーマー百式改]]の武装として開発されていた物で、デルタプラスの本来の標準兵装でもあった為、本機でも装備されている。
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:携行式の大型ビーム砲。射程が長く、威力も通常の[[ビーム・ライフル]]とは比べ物にならない程に高い。本来は[[フルアーマー百式改]]の武装として開発されていた物で、[[デルタプラス]]の本来の標準兵装でもあった為、本機でも装備されている。
;格闘
 
:両膝部にはニークラッシャーが装備されており、膝蹴りを繰り出して敵機を破壊できる。
 
 
;シールド
 
;シールド
:主に左腕に装着される装備。だが「シールド」とは名ばかりであり、本機のそれはもはやウェポン・プラットフォームと変形用サブユニットを兼ねた代物となっている。その為、防御装備として使用できない訳ではないものの、あまり期待はできない。<br />先端は鋭利な形状となっており、打突武装として転用可能。
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:主に左腕に装着される装備。だが「シールド」とは名ばかりであり、本機のそれはもはやウェポン・プラットフォームと変形用サブユニットを兼ねた代物となっている。その為、防御装備として使用できない訳ではないものの、あまり期待はできない。先端は鋭利な形状となっており、打突武装として転用可能。
;ビーム・サーベル
+
:;[[ビーム・サーベル]]
:シールドの裏側に2本マウントされている。<br />マニピュレーターに携行して使用する以外にマウントしたままビーム刃を展開する事も可能。
+
::シールドの裏側に2基マウントされている。マニピュレーターに携行して使用する以外にマウントしたままビーム刃を展開する事も可能。また、マウント状態ではビーム・キャノンとしても使用可能。
;ビーム・キャノン
+
:;ハイ・メガ・キャノン
:ビームサーベルはシールドにマウントしたままでビームキャノンとして使用可能。
+
::シールドの表側に装着できるオプション武装の一つ。ユニットの内部から膨大なエネルギーを直に供給し、それを極限まで圧縮充填した後に一気に放つ事で攻撃する。[[ΖΖガンダム]]が装備していた物と比べて連射が多少出来るようになっているが、代わりに出力は45%に落とされている。
;ハイ・メガ・キャノン
+
:;メガ・マシン・キャノン
:シールドの表側に装着できるオプション武装の一つ。ユニットの内部から膨大なエネルギーを直に供給し、それを極限まで圧縮充填した後に一気に放つ事で攻撃する。<br />[[ΖΖガンダム]]が装備していた物と比べて連射が多少出来るようになっているが、代わりに出力は45%に落とされている。
+
::シールドの表側に装着できるオプション武装の一つ。[[サナリィ]]が開発した新型の対空用実弾兵器であり、[[ロト]]のオプションとして用意されていた物を2挺装着する。
;メガ・マシン・キャノン
+
:;炸裂ボルト
:シールドの表側に装着できるオプション武装の一つ。[[サナリィ]]が開発した新型の対空用実弾兵器であり、[[ロト]]のオプションとして用意されていた物を2挺装着する。
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::シールドの表側に装着できるオプション武装の一つ。フルアーマー百式改で採用されていた近接戦闘用の装備であり、追加装備の分離に使用されている物を武装にも転用して爆発の衝撃によるダメージを与える。本機に採用された物はアップデートされており、武装としての機能のみに特化している。また、キャパシタを内蔵する事で爆発と同時に高圧電流を流して複合破壊効果を生み出すようになっている。
;炸裂ボルト
 
:シールドの表側に装着できるオプション武装の一つ。フルアーマー百式改で採用されていた近接戦闘用の装備であり、追加装備の分離に使用されている物を武装にも転用して爆発の衝撃によるダメージを与える。<br />本機に採用された物はアップデートされており、武装としての機能のみに特化している。また、キャパシタを内蔵する事で爆発と同時に高圧電流を流して複合破壊効果を生み出すようになっている。
 
 
;プロト・フィン・ファンネル
 
;プロト・フィン・ファンネル
:背部に2基装着されている無線式の誘導兵器。その名の通り、[[νガンダム]]が採用していたフィン・ファンネルのプロトタイプであり、高い出力を持つビーム散弾を発射可能。基本的にはMS本体から分離して使用されるが、装着したままでも攻撃できる。<br />開放型バレルが採用されている点は同じだが、バレルの展開機能は存在しないので放熱板のような状態への変形は出来ず、またオールレンジ攻撃以外の使用は不可能な為にビームバリアも展開する事が出来ない。
+
:背部に2基装着されている無線式の誘導兵器。その名の通り、[[νガンダム]]が採用していたフィン・ファンネルのプロトタイプであり、高い出力を持つビーム散弾を発射可能。基本的にはMS本体から分離して使用されるが、装着したままでも攻撃できる。開放型バレルが採用されている点は同じだが、バレルの展開機能は存在しないので放熱板のような状態への変形は出来ず、またオールレンジ攻撃以外の使用は不可能な為にビームバリアも展開する事が出来ない。
 +
;ビーム・マグナム
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:本来は[[ユニコーンガンダム]]系列機専用のビーム・ライフル。[[ザナドゥ]]との戦闘時に装備しており、系列機であるデルタプラスとは異なり、腕部に改造を施されていたため使用の負荷で機能不全に陥ることはなかった。
  
 
== 対決・名場面 ==
 
== 対決・名場面 ==
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== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
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=== 換装形態 ===
 
;[[ガンダムデルタカイ陸戦仕様]]
 
;[[ガンダムデルタカイ陸戦仕様]]
 
:陸戦装備に換装したデルタカイ。
 
:陸戦装備に換装したデルタカイ。
;[[デルタプラス]]<br />[[デルタガンダム]]
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=== 系列機・派生機 ===
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;[[デルタプラス]] / [[デルタガンダム]]
 
:この2機のデータを使用して開発された。
 
:この2機のデータを使用して開発された。
 
;[[フルアーマー百式改]]
 
;[[フルアーマー百式改]]
 
:[[百式]]のバリエーション機の一つ。ロング・メガ・バスターは本来、この機体の武装。
 
:[[百式]]のバリエーション機の一つ。ロング・メガ・バスターは本来、この機体の武装。
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;[[ガンダムデルタアンス]]
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:ナイトロの詳細が非公表である点を疑問視する意見を受け、非サイコミュ搭載機として新規に設計された機体。
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=== 技術的関与のある・関与が疑われる機体 ===
 
;[[νガンダム]]
 
;[[νガンダム]]
:フィン・ファンネルを装備している。
+
:完成型のフィン・ファンネルを装備した機体。
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;[[シルヴァ・バレト (ファンネル試験型)]]
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:有線式のプロト・フィン・ファンネルを装備している機体。
 +
;[[サイコガンダム]] / [[サイコガンダムMk-II]] / [[ガブスレイ]]
 +
:初期型のナイトロシステムを搭載していた機体。
 +
;[[プロトタイプΖΖガンダム (ナイトロ搭載型)]] / [[量産型サイコガンダム]] / [[フェネクス]]
 +
:本機の運用データを元にした新型ナイトロシステムを搭載した機体。
 +
;[[デルタザイン]]
 +
:デルタプラスの改修機。頭部は別計画の試作機からの流用品が用いられており、本機の頭部に酷似している。
 +
<!-- == 余談 == -->
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<!-- *説明 -->
  
 
== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==
*<amazon>B009HN39P4</amazon>
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=== [[ガンプラ]] ===
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<amazon>B009HN39P4</amazon>
  
== 話題まとめ ==
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== リンク ==
<!-- *[[namazu:ガンダムデルタカイ]] (全文検索結果) -->
+
*[[登場メカ]]
  
== 資料リンク ==
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<!-- == 脚注 == -->
<!-- *[[一覧:ガンダムデルタカイ]] -->
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<!-- <references /> -->
 +
<!-- 本文には<ref>内容</ref>のかたちで挿入してください。 -->
  
== リンク ==
+
{{DEFAULTSORT:かんたむでるたかい}}
*[[登場メカ]]
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[[Category:登場メカか行]]
 +
[[Category:機動戦士ガンダム U.C.0094 アクロス・ザ・スカイ]]
 +
[[Category:機動戦士ガンダム U.C.0096 ラスト・サン]]
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[[Category:UC-MSV]]
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<!-- DEFAULTSORTとCategoryを元に、各カテゴリページに表示・自動整列されます。 -->

2024年7月6日 (土) 22:21時点における最新版

ガンダムデルタカイ
外国語表記 Gundam Delta Kai
登場作品
デザイナー カトキハジメ
テンプレートを表示
スペック
分類 試作型可変モビルスーツ
型式番号 MSN-001X
頭頂高 19.6m
本体重量 28.0t
全備重量 68.6t
主動力 熱核融合炉
ジェネレーター出力 3,520kW
スラスター総推力 101,500kg
装甲材質 ガンダリウム合金
センサー有効半径 16,200m
開発組織 アナハイム・エレクトロニクス社
所属組織 地球連邦軍
所属部隊 フレスベルク隊
主なパイロット
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概要[編集 | ソースを編集]

地球連邦軍の試作型可変モビルスーツデルタガンダムの設計データとデルタプラスの運用データをベースに開発された機体で、追加された特殊装備の技術実証を目的としている。カラーリングはデモンストレーション色の強い派手な配色であり、白を基調としつつ各部に明紫を配している。

可変機構はデルタプラス等とほぼ同様で、ウェイブライダー形態へ変形することで高い加速性と機動性、重力下に置ける単独飛行能力を得ることが可能な他、サブ・フライト・システムとしての運用も可能である。機体特性が一変するモビルスーツ形態とウェイブライダー形態の両形態において、各種兵装がどのような機能変化を示すのか、そしてその変化に対してどのような改良が効果的かを見い出すための試験機であり、非常に攻撃能力に特化した機体となっている。武装はロング・メガ・バスターやハイ・メガ・キャノンなど第四世代MSの特徴であった高出力兵装を筆頭に、多彩な特殊武装が用意されている。これらの武装によりどのような戦況にも対処できるだけの高い汎用性を有しているが、その分火器管制も複雑化している。

本機最大の特徴は新型のサイコミュシステムである「n_i_t_r_o」が搭載されていることである。これにより複雑な火器管制操作や機体の追従性向上の他、ニュータイプでない人でもサイコミュ兵装が使用可能となる。ただ、このシステムの詳細は非公表となっており、パイロットの精神に影響を及ぼす可能性も指摘されている。

作中では「X001(エックスレイワン)」のコード名で呼称されている事がある。本機は「宙戦仕様」であるとされ、バリエーションとして「陸戦仕様」も存在する。

名称の「カイ」は「δ(デルタ)」と同じギリシャ文字の「χ(カイ)」を意味するものと思われ、n_i_t_r_o実装計画「χプラン」から取られたと思われる。ちなみに、χのラテン語表記は「chi」である。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

機動戦士ガンダムUC (PS3版)
本機の初出。DLC第2弾にてミッション「デルタカイ、胎動」と共に実装された。宇宙世紀0094時にロールアウトしており、とある宙域でデルタプラスを相手にした仮想敵機訓練が行われた。訓練終了直後、リーク情報を得た宙賊のMS数機に襲撃されたが、その圧倒的な性能でほとんどを返り討ちにする。しかしナイトロの影響によりテストパイロット (コールサイン:X001)は完全に獰猛な性格へと変貌してしまった。その後、機体は地球へと送られ、最終調整を受けている。
機動戦士ガンダムUC MSV 楔
上記DLCのシナリオを基にした第4話にて登場。内容はゲーム版と概ね同一。
機動戦士ガンダム U.C.0094 アクロス・ザ・スカイ
宇宙世紀0094年、とある宙域での仮想敵機訓練後、地球のマリアナ基地に移送され、陸戦仕様に換装された上でレイヴン隊イング・リュードが搭乗しジオンの残党狩り等に投入された。最終的にはフレスベルク隊の戦力となり、ブレイア・リュードが搭乗している。
機動戦士ガンダム U.C.0096 ラスト・サン
パイロットは前作『アクロス・ザ・スカイ』から引き続きブレイアが担当。ゼナイド・ギャルIIロック・ホーカーの乗るザナドゥと交戦し、バックパック部のみを破壊して勝利している。
UC-MSV
上記ゲームや外伝に登場したことでUC-MSV枠に追加された。主に出典元として扱われる。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

特殊機能[編集 | ソースを編集]

n_i_t_r_o(ナイトロ)
本機に搭載されている新型サイコミュシステムで、「NEWTYPE-INJECTION-TRACE-REFORMED-OLDTYPE」の略称。パイロットに対して擬似的なニュータイプ能力を与える効果があるとされ、搭乗中は常時起動している。これによってオールドタイプでもニュータイプに匹敵する戦闘能力を得る事ができ、また機体の追従性の向上や複雑化した火器管制の緩和、果てはオールドタイプによるファンネルの使用までも可能としている。だが、実はこのシステムは「パイロットを強化人間化してしまう」という代物であり、システムが稼動する度に乗っているパイロットの脳内を強制的に書き換えている。この影響で搭乗後のパイロットは言葉遣いや性格がかなり攻撃的なそれへと豹変してしまう。その為か、対外的にはこのシステムの詳細はほとんど公表されていない。ちなみに、システム稼働時の副産物として各部関節からの青白い炎のような発光現象が確認されていて、これはパイロットを強化人間化する度に起きているとされる。ただ、イングをはじめとした多くのパイロットは発光現象と共に人格が豹変していたが、ブレイアだけは豹変していない。これについて開発責任者であるロック・ホーカーは「ナイトロとの想像を超えた調和を示している」と感嘆していた。
変形
ウェイブライダー形態に変形可能。
換装
陸戦仕様に換装可能。

武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]

60mmバルカン砲
頭部に2門内蔵されている近接防御用の武装。主にミサイル等の迎撃や敵機への牽制に使用される。
ロング・メガ・バスター
携行式の大型ビーム砲。射程が長く、威力も通常のビーム・ライフルとは比べ物にならない程に高い。本来はフルアーマー百式改の武装として開発されていた物で、デルタプラスの本来の標準兵装でもあった為、本機でも装備されている。
シールド
主に左腕に装着される装備。だが「シールド」とは名ばかりであり、本機のそれはもはやウェポン・プラットフォームと変形用サブユニットを兼ねた代物となっている。その為、防御装備として使用できない訳ではないものの、あまり期待はできない。先端は鋭利な形状となっており、打突武装として転用可能。
ビーム・サーベル
シールドの裏側に2基マウントされている。マニピュレーターに携行して使用する以外にマウントしたままビーム刃を展開する事も可能。また、マウント状態ではビーム・キャノンとしても使用可能。
ハイ・メガ・キャノン
シールドの表側に装着できるオプション武装の一つ。ユニットの内部から膨大なエネルギーを直に供給し、それを極限まで圧縮充填した後に一気に放つ事で攻撃する。ΖΖガンダムが装備していた物と比べて連射が多少出来るようになっているが、代わりに出力は45%に落とされている。
メガ・マシン・キャノン
シールドの表側に装着できるオプション武装の一つ。サナリィが開発した新型の対空用実弾兵器であり、ロトのオプションとして用意されていた物を2挺装着する。
炸裂ボルト
シールドの表側に装着できるオプション武装の一つ。フルアーマー百式改で採用されていた近接戦闘用の装備であり、追加装備の分離に使用されている物を武装にも転用して爆発の衝撃によるダメージを与える。本機に採用された物はアップデートされており、武装としての機能のみに特化している。また、キャパシタを内蔵する事で爆発と同時に高圧電流を流して複合破壊効果を生み出すようになっている。
プロト・フィン・ファンネル
背部に2基装着されている無線式の誘導兵器。その名の通り、νガンダムが採用していたフィン・ファンネルのプロトタイプであり、高い出力を持つビーム散弾を発射可能。基本的にはMS本体から分離して使用されるが、装着したままでも攻撃できる。開放型バレルが採用されている点は同じだが、バレルの展開機能は存在しないので放熱板のような状態への変形は出来ず、またオールレンジ攻撃以外の使用は不可能な為にビームバリアも展開する事が出来ない。
ビーム・マグナム
本来はユニコーンガンダム系列機専用のビーム・ライフル。ザナドゥとの戦闘時に装備しており、系列機であるデルタプラスとは異なり、腕部に改造を施されていたため使用の負荷で機能不全に陥ることはなかった。

対決・名場面[編集 | ソースを編集]

関連機体[編集 | ソースを編集]

換装形態 [編集 | ソースを編集]

ガンダムデルタカイ陸戦仕様
陸戦装備に換装したデルタカイ。

系列機・派生機 [編集 | ソースを編集]

デルタプラス / デルタガンダム
この2機のデータを使用して開発された。
フルアーマー百式改
百式のバリエーション機の一つ。ロング・メガ・バスターは本来、この機体の武装。
ガンダムデルタアンス
ナイトロの詳細が非公表である点を疑問視する意見を受け、非サイコミュ搭載機として新規に設計された機体。

技術的関与のある・関与が疑われる機体 [編集 | ソースを編集]

νガンダム
完成型のフィン・ファンネルを装備した機体。
シルヴァ・バレト (ファンネル試験型)
有線式のプロト・フィン・ファンネルを装備している機体。
サイコガンダム / サイコガンダムMk-II / ガブスレイ
初期型のナイトロシステムを搭載していた機体。
プロトタイプΖΖガンダム (ナイトロ搭載型) / 量産型サイコガンダム / フェネクス
本機の運用データを元にした新型ナイトロシステムを搭載した機体。
デルタザイン
デルタプラスの改修機。頭部は別計画の試作機からの流用品が用いられており、本機の頭部に酷似している。

商品情報[編集 | ソースを編集]

ガンプラ[編集 | ソースを編集]

リンク[編集 | ソースを編集]