「ジム・スナイパーカスタム」の版間の差分
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+ | スナイパーカスタムタイプは、ガンダムのような脱出システムは持たないものの戦闘能力上はそれと肩を並べる程にチューンナップされている。基本改修として、大推力バックパックを有し、腰には増加冷却ユニット、脚には補助推進装置が設けられている。位置としては重要な高機動戦用で、コストの面から生産数は50機に満たなかった。仕様も各機によって異なるが、基本は白兵戦用か、主力艦隊の護衛機として使われており、中でも最も重武装であったのが[[フランシス・バックマイヤー]]中尉のスナイパーカスタムであり、形状に若干の相違はあるものの、結果的には約半数がこの仕様となったと言われている。メインカメラには増加バイザーが設けられ、腕にはボックスタイプの[[ビーム・サーベル]]ユニット、折りたたみハンド・ビーム・ガン、左脚には2連ビーム・ガン、腰には380mmバズーカをストラップ固定する事もできた。 | ||
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== 装備・機能 == | == 装備・機能 == | ||
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=== 武装・必殺攻撃 === | === 武装・必殺攻撃 === | ||
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+ | ;R-4[[ビーム・ライフル]] | ||
+ | :[[ボウワ社]]製の高威力・長射程の精密射撃用のビーム・ライフル。延長されたIフィールド・チョークによって加速率と収束率を高めている。生産コストの削減のためにビーム・スプレーガンとフレーム構造の共通化が図られているが、共通の[[エネルギーCAP]]システムが収められたレシーバー基部以外はより高価なパーツが用いられている。 | ||
+ | ;R-7ビーム・ライフル | ||
+ | :[[シュテンドウジ]]所属機が使用している狙撃用ビーム・ライフル。銃身に射撃安定用のバイポッドが設けられている。 | ||
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+ | :ハンドガン型の小型ビーム・ガン。非使用時はサイドスカートにマウントされる。 | ||
+ | ;2連装ビーム・ガン | ||
+ | :2連装式のビーム・スプレーガン。銃身を上下に2つ重ねた単純な構造だが、交互に撃ち分けることで高い連射力を誇る。非使用時には脚部のアタッチメントにマウントされる。 | ||
+ | ;ハイパー・バズーカ | ||
+ | :360mm口径のバズーカ砲。腰部リアスカートに同装備をマウントする為のストラップを有する。 | ||
+ | ;ビーム・スプレーガン | ||
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+ | ;ボックスタイプ・ビーム・サーベルユニット | ||
+ | :前腕部に装着する、箱形のビーム刃発生装置。通常の[[ビーム・サーベル]]に比べ、抜刀の動作を省略できるため、即座に使用することが可能。 | ||
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== 対決・名場面 == | == 対決・名場面 == | ||
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+ | ;[[ジム・スナイパー]] | ||
+ | :「スナイパー」の名を冠するが、[[陸戦型ジム]]の狙撃用装備というだけで本機との繋がりはない。 | ||
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+ | :本機と同様のコンセプトを持つ[[ジム・コマンド]]系列機。 | ||
− | == | + | == 余談 == |
− | * | + | *本機の機体名の「スナイパー」は元々、ラグビー用語の「スナイパー」が由来となっているとの事。 |
− | : | + | **[https://twitter.com/wolfenlied/status/1131212473468481542 参照ツイート] |
+ | **[https://jets94.com/1254353/ 【放談】ジム・スナイパーカスタムの「スナイパー」はアメフト用語!?] | ||
== 商品情報 == | == 商品情報 == | ||
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+ | <!-- ASINにはAmazonの商品ページに記載されている10桁の番号を入力してください。 --> | ||
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2023年5月23日 (火) 21:46時点における最新版
ジム・スナイパーカスタム | |
---|---|
外国語表記 | GM SNIPER CUSTOM |
登場作品 | |
デザイナー | 大河原邦男 |
スペック | |
---|---|
分類 | 量産型モビルスーツ |
生産形態 | 少数生産機 |
型式番号 | RGM-79SC |
頭頂高 | 18.0m |
全高 | 18.5m |
本体重量 | 47.0t |
全備重量 | 75.3t |
主動力 | 熱核融合炉 |
ジェネレーター出力 | 1,390kW |
スラスター総推力 | 68,000kg |
装甲材質 | チタン合金 |
センサー有効半径 | 7,300m |
開発組織 | 地球連邦軍 |
所属 | |
主なパイロット |
|
概要[編集 | ソースを編集]
一年戦争後期に少数生産された、ジムのバリエーション機。テネス・A・ユング少佐を始めとする多くのエースパイロットに愛用され、ジムなどと共に一年戦争で最も多くの敵機を撃墜した1機である。
ジムはRX-78ガンダムを基本に大幅に簡易化して設計された機体であり、モビルスーツの戦線投入と配備数に何歩も遅れを取っていた地球連邦軍は、短期間の内に大量の機体を宇宙へ上げる事が出来た。しかしながら、このジムタイプは性能的にガンダムを遥かに下回り、主兵装であるビーム兵器も連射は可能ながら破壊力はかなり劣る物だったと言える。
宇宙空間での決戦に備え、ジムはジム・キャノンとともに戦線へ運ばれていったが、個別戦闘能力において劣るジムに対して、一部のA級パイロットから改善の要求が提出され、その結果として製作されたのがジム・ライトアーマーとジム・スナイパーカスタムの2種に代表される改造ジムである。
スナイパーカスタムタイプは、ガンダムのような脱出システムは持たないものの戦闘能力上はそれと肩を並べる程にチューンナップされている。基本改修として、大推力バックパックを有し、腰には増加冷却ユニット、脚には補助推進装置が設けられている。位置としては重要な高機動戦用で、コストの面から生産数は50機に満たなかった。仕様も各機によって異なるが、基本は白兵戦用か、主力艦隊の護衛機として使われており、中でも最も重武装であったのがフランシス・バックマイヤー中尉のスナイパーカスタムであり、形状に若干の相違はあるものの、結果的には約半数がこの仕様となったと言われている。メインカメラには増加バイザーが設けられ、腕にはボックスタイプのビーム・サーベルユニット、折りたたみハンド・ビーム・ガン、左脚には2連ビーム・ガン、腰には380mmバズーカをストラップ固定する事もできた。
高機動戦部隊では中距離射程のビーム・ライフルを装備する「スナイパー」と呼ばれ、主力艦隊の護衛機はインターセプターまたはガードと呼ばれた。
登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]
- MSV
- 出典元。主なパイロットとしてフランシス・バックマイヤーが挙げられている。また、この時点では名前のみ挙がっていた艦隊護衛仕様の「インターセプター」と「ガード」は後の『MSV-R』で新たに設定が用意された。
- 機動戦士ガンダム 戦略戦術大図鑑
- テネス・A・ユングやロン・コウの搭乗機として挙げられている。
- 機動戦士Ζガンダム
- 第12話に登場。MSV版とは違い、バイザーが青色に変更されている他、武装はジムIIの物を使用している。また、脚部サスペンションシステムやリニアシートシステムも搭載されている。
エース用の機体ではあるが劇中で目立った活躍はなく、登場した殆どの機体が百式とガンダムMk-IIに頭部を破壊されている。 - 機動戦士ガンダム オレら連邦愚連隊
- 機動戦士ガンダム MSV-R 宇宙世紀英雄伝説 虹霓のシン・マツナガ
- 機動戦士ガンダム ブレイジングシャドウ
- サイド4宙域を拠点に活動する宇宙海賊『シュテンドウジ』が本機を所有している。
元はサイド6の武器商人ニーゼ・ゲルバンが強く勧めたために買い取ったが、適正に運用できるパイロットがいないために返品される予定だった。しかしジオン残党の部隊『ファラク』との戦闘に際し、シュテンドウジに保護されていたカイン・ラグナードが本機に搭乗して窮地を救っており、以後は彼の専用機として運用されていく事になる。
ファラクを撃破した後、カインがブースターを装備した本機でシャドウズの本部であるコロニー『ギムナシオン2』に向かったが、帰った頃には全身紺色のジム・カスタムで構成された調査隊がサイド4に来ており、彼等の目をそらすために無人のまま宇宙の彼方へと飛ばされた。 - 機動戦士ガンダム0083 REBELLION
- 機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還
- MATERIAL-C016のユーマ・ライトニングの回想に登場。キマイラ隊に赴任途中のユーマを捕捉した部隊が交戦し追い詰めるが、合流したキマイラ隊の面々によって母艦ともども撃破された。
- 機動戦士ガンダムF90FF
- GBG所属機が登場。訳あって同部隊に身を寄せたリヴ・アンゲリカがディル・ライダーと名乗り、この機体に搭乗した。
- MSD
- カトキハジメ氏によりリデザインされ、MSV版とほぼ同設定・同デザインで登場[1]。機体の白い部分がグレーに変更されており、より暗めの配色となっている。
- 超劇場版ケロロ軍曹
- カトキハジメ氏による書き下ろしデザインで、架空のガンプラ「MG ジム・スナイパーカスタムver.ka」として登場。ジム改寄りのデザインになっており、後にアニメにも登場した。フィギュア『GUNDAM FIX FIGURATION』など立体化もしており、ゲーム作品によってはこのカトキ版デザインで登場する事がある。
装備・機能[編集 | ソースを編集]
特殊機能[編集 | ソースを編集]
- 開閉式増加装甲バイザー
- 頭部に増設された格闘戦用の開閉式バイザー。
武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]
- 頭部バルカン砲
- ジム同様、左右に2門内蔵している。頭部にバイザーを増設した都合上、使用時にはバイザーを下げる必要がある。
- R-4ビーム・ライフル
- ボウワ社製の高威力・長射程の精密射撃用のビーム・ライフル。延長されたIフィールド・チョークによって加速率と収束率を高めている。生産コストの削減のためにビーム・スプレーガンとフレーム構造の共通化が図られているが、共通のエネルギーCAPシステムが収められたレシーバー基部以外はより高価なパーツが用いられている。
- R-7ビーム・ライフル
- シュテンドウジ所属機が使用している狙撃用ビーム・ライフル。銃身に射撃安定用のバイポッドが設けられている。
- L-3ビーム・ライフル (スナイパー・ビーム・ライフル)
- ジムIIのビーム・ライフルのロングレンジタイプ。主にテネス機やグリプス戦役時のジャブロー配備機などで確認できる。
- 折り畳み式ハンドビーム・ガン
- ハンドガン型の小型ビーム・ガン。非使用時はサイドスカートにマウントされる。
- 2連装ビーム・ガン
- 2連装式のビーム・スプレーガン。銃身を上下に2つ重ねた単純な構造だが、交互に撃ち分けることで高い連射力を誇る。非使用時には脚部のアタッチメントにマウントされる。
- ハイパー・バズーカ
- 360mm口径のバズーカ砲。腰部リアスカートに同装備をマウントする為のストラップを有する。
- ビーム・スプレーガン
- ジムの物と同タイプの小型ビーム砲。
- ボックスタイプ・ビーム・サーベルユニット
- 前腕部に装着する、箱形のビーム刃発生装置。通常のビーム・サーベルに比べ、抜刀の動作を省略できるため、即座に使用することが可能。
- シールド
- ジムの物と同型のシールド。十字マークが付いたタイプ。
- ショート・シールド
- 陸戦型ジム等が用いる物と同型のシールド。
『超劇場版ケロロ軍曹』および『GFF』のジム改ベースの機体が装備。
対決・名場面[編集 | ソースを編集]
関連機体[編集 | ソースを編集]
- ジム・スナイパーカスタム (シモダ小隊仕様)
- 本機の内、シモダ小隊が運用するカスタマイズ機。
- ジム・インターセプトカスタム / ジム・ガードカスタム
- 本機をベースとするバリエーション機。
- ジム
- 原型機。
- ジム・キャノン (空間突撃仕様)
- 脚部ブースターに本機の物が転用されている。
- ジム・ライトアーマー
- 本機同様、熟練パイロットから要望を受けて生産されたうちの1機。
- ジム・スナイパー
- 「スナイパー」の名を冠するが、陸戦型ジムの狙撃用装備というだけで本機との繋がりはない。
- ジム・スナイパーII
- 本機と同様のコンセプトを持つジム・コマンド系列機。
余談 [編集 | ソースを編集]
- 本機の機体名の「スナイパー」は元々、ラグビー用語の「スナイパー」が由来となっているとの事。
商品情報[編集 | ソースを編集]
ガンプラ[編集 | ソースを編集]
- MSV版
- MSD版
フィギュア [編集 | ソースを編集]
リンク[編集 | ソースを編集]
脚注[編集 | ソースを編集]
- ↑ バックパックはジム・スナイパーカスタム (シモダ小隊仕様)に準じた物となっている