ジオンマーズ

ジオンマーズ（ZEON-MARS）

一年戦争終結後、火星に逃げ延びたキシリア派が結成したジオン残党組織。後のオールズモビルの前身組織であり、運用兵器の装備にも技術的な繋がりを見る事が出来る。

当初は武力でサイドAアルカディアを占拠、実効支配し、アルカディアの火星プラントによって生み出された強大な武力を背景に、火星移民らに圧政を強いていたが、その後レジオン建国戦争においてレジオンがガンダムTR-6［インレ］を投入したことで戦力のほとんどは壊滅。残存戦力は地下へと潜伏しゲリラ活動をすることを余儀なくされた。

火星支配時代はアクシズとも協力関係にあり、火星に建造された『アルカディアプラント』でアクシズの運用兵器のマイナーチェンジモデルを開発・生産。国力で連邦に劣るアクシズへの戦力供給も計画されていた。求心力強化を目的に運用兵器は旧ジオン軍の意匠を強めた物にしており、この頃からレジオン側からは「オールズモビル」の別名で呼ばれるようになっていた。

地下に潜伏後は少年兵も動員し、ティターンズ残党と共闘せざるを得なくなる程の劣勢に立たされるが、インレ強奪を目的とした「輝ける星」作戦を展開し、レジオンの打倒に成功している。

登場作品

A.O.Ζ Re-Boot ガンダム・インレ-くろうさぎのみた夢-: 初出作品。火星の実権をレジオンに奪われ、地下に潜伏するが、それを知らずにアクシズへ派遣されていたチェスターJr.がアクシズ残党を引き連れて火星へ帰還。レジオンと交戦するもののガンダムTR-6［クインリィ］とエレノアサテライトの前に艦隊は壊滅。艦隊司令官のチェスターJr.はレジオンの虜囚となった。その後、ティターンズ残党と共に再び火星の支配権を取り戻すべく、インレ強奪計画「輝ける星」作戦を展開。火星プラントへの陽動攻撃と平行してインレ建造が行われる地下氷河基地に戦力を送り込んだ。同時に、パイプラインでの労働を強いられていたチェスターJr.もまた労働者達を煽動して武装蜂起。これによってレジオンに勝利した。