ガンダムMk-II

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RX-178 ガンダムMk-II(Gundam Mk-II)

グリプス2にてティターンズが開発していたガンダムの正当な発展機。勢力を伸ばすティターンズはガンダムの正当な発展機を開発することで連邦軍内で地位を得ようとした。また、ティターンズの仮想敵であるジオン残党への恫喝も含まれており、こうした政治的配慮も含まれて開発が進められた。まだ、本格的な軍事衝突がない頃であり、当初よりスペースコロニーの暴徒鎮圧用に開発されている。

ベースになったのはジム・クウェルであり、ジオン系の技術者を排除して連邦系の技術者のみで開発が進められた。最大の特徴は装甲と骨格を分割する「ムーバブルフレーム」と呼ばれる技術で、依存のモビルスーツに比べ大幅な稼動領域を得た。特に瞬発力に関してはアポジモーターを多数内蔵したリック・ディアスを凌駕するものだった。その代わり機体全体の剛性が悪い欠点もある。また、ハードウェアとソフトウェアの両面において構造的な欠陥を抱えていたという説もある。

試作として3機が製作され、テストが重ねられたが、その内の3号機がカミーユ・ビダンにより奪取され、2号機も同時に奪取された。1号機はエマ・シーンの離反により失われ、全機がエゥーゴに奪取されてしまった。また、4号機も存在していたが、テスト中の事故で失われている。機体性能や強奪事件などで機体そのものの量産化は見送られたが、機体に使用されたムーバブルフレームの技術はグリプス戦役以後のモビルスーツのほぼ全てに採用され、ガンダムMk-IIの強奪事件がその後のモビルスーツ開発競争に火を付けたといっても過言でもない。皮肉にもエゥーゴに渡り改修を受けたことで本機はガンダムの後継機としての性能を発揮できるようになり、ティターンズの保守的な傾向と技術力の差を見せつける結果となった。

奪取当時は高性能なモビルスーツであったが、数ヶ月後にはムーバブルフレームの一般採用と、当機には採用されてないガンダリウム合金の一般採用、技術的にもジオン系のものがあえて排除されている為にちぐはぐな機体でもあった。しかしながら、様々なオプション兵器を導入する等の処置だけでグリプス戦役、第一次ネオ・ジオン抗争を戦い抜いているのは、その基本設計の良好さと汎用性の高さの証拠でもある。

登場作品と操縦者

機動戦士Ζガンダム
序盤までの主人公機であり、ティターンズの量産機には圧倒的性能差を見せ付けたが、徐々に可変モビルスーツの登場により性能不足に陥る。
機動戦士ガンダムΖΖ
主にエル・ビアンノが搭乗。グリプス戦役を乗り切り、第1次ネオ・ジオン抗争においては数少ない艦載機として活躍。メガライダーなどのサブフライトシステムとの連携により性能差を埋めてきたが、クィン・マンサとの戦闘で両腕を破損され、機能不全となり放棄された。

装備・機能

特殊機能

フライングアーマー
カミーユ・ビダンのプロットの元に開発された、大気圏突入用のサブフライトシステム。突入後も大気圏内でもフライトシステムとして機能し、のちにΖガンダムの設計プランに取り入れられている。
合体
Gディフェンサーと合体する。
換装
フルアーマーガンダムMk-IIに換装可能。

武装・必殺攻撃

VCU-505EX-Gry/Ver.009 バルカンポッドシステム
頭部にオプションとして2門装備。
XB-G-1048L ビームサーベル
背部のバックパックに2本装備。
BAUVA・XBR-M-8C2 ビームライフル
エネルギーパックの採用により7発、最大出力で3発使用可能。
Baz-85-Gry/Ver.045 ハイパーバズーカ
当時連邦軍が採用していた他弾装型バズーカ。実弾と散弾と使い分けて使用した。
RX・M-Sh-VT/S-00018 シールド
伸縮式のシールドで、微弱なビームコーティングが施されている。また、シールドにグレネードを装填することも可能。
シールドランチャー

対決・名場面

パラス・アテネ

関連機体

スーパーガンダム
Mk-IIが支援機「Gディフェンサー」と合体した形態。
フルアーマーガンダムMk-II
ガンダムMk-II試作0号機
Gディフェンサー
バーザム
ジムIII
ビルドガンダムMk-II
ガンダムビルドファイターズに登場するガンプラで本機をベースになっている。

商品情報

  • MGなど、どちらの仕様でもGディフェンサーとの合体機構はついているのが基本。ただしGディフェンサー単品での取り扱いはされておらず、ティターンズ仕様のスーパーガンダムへの道はやや険しい。

エゥーゴ仕様

ティターンズ仕様

その他

話題まとめ

資料リンク

リンク