ミシェル・ルオ
ミシェル・ルオ | |
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外国語表記 | Michel Luio |
登場作品 | 機動戦士ガンダムNT |
声優 |
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デザイン |
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プロフィール | |
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旧姓 | アベスカ |
種族 | 人間 (アースノイド) |
性別 | 女性 |
年齢 | 25歳 |
出身 | オーストラリア |
職業 | ルオ商会特別顧問 |
所属 | ルオ商会 |
概要[編集 | ソースを編集]
ヨナ・バシュタ、リタ・ベルナルらと共にジオン軍のコロニー落としを予見し「奇跡の子供」と呼ばれた一人。一年戦争後はオーガスタ研究所でヨナ、リタと同じくニュータイプ研究の為の実験体として扱われていたが、グリプス戦役の際にルオ商会との取り引きによって引き渡され、ルオ家の養子に迎え入れられた。
ルオ商会では略筮法によってルオ商会の繁栄に貢献。商会に降りかかるであろう危機を事前に言い当て、義父のルオ・ウーミンの信頼を獲得。その後は商会の特別顧問として政財界から大きな信頼を集める。
連邦軍中将マウリ・レホを占った際の見返りとして「不死鳥狩り」の情報を得て幼馴染のヨナとナラティブガンダムを伴い作戦に介入。一方で、連邦軍が袖付きから接収したIIネオ・ジオングを極秘裏にジオン共和国へと提供し、フェネクス捕獲の為の布石を打った。
オーガスタ時代にエスコラ・ゲッダのルオ商会との取り引きに関する会話を偶然盗み聞きし、ヨナ、リタの三人で生き残るべく、他の二人をあえて騙す形でルオ商会に引き渡された。実はミシェル達3人のうち誰が真のニュータイプかわからなかったため、嘘を吹き込んであぶり出そうとしたエスコラ・ゲッタの策を逆利用し、ヨナに対して「自分たちが犠牲になってリタを助けよう」と持ちかけて断れなくし、『助かるはずの本物』のリタを差し出たうえで自身が『本物(偽物)』としてルオ商会に引き取られるという算段であった。本当は自分だけが助かろうとしたのではなく、ルオ商会に取り入って3人とも助かるためには自分にしかできないという判断のものであったが、結局は達成出来なかったことを今でも悔いており、ヨナに「嘘つき」と責められているのはこれに起因する。
作戦中、フェネクスに対して強い執着を見せるが、これはリタが乗っていた事と、機体に搭載されたサイコフレームの性質を解明し人の魂と呼べる物をサイコフレームに移植する技術によって生死を超越出来るという考えを持つ為であった。その為、「人は死を克服出来る」という考えに取り憑かれており、目的の為には犠牲を厭わず、フェネクスをおびき寄せる為に中立コロニーであるメーティスを戦場にするが、これは最終的に自身の死をもって仮説を証明し、それを以て責任を取るつもりでいる為であった。
フェネクスの目的がIIネオ・ジオングの存在の排除である事を知ると、ヨナの下にサイコフレームを届けるべくベースジャバーで駆け付けるが、ゾルタン・アッカネンのIIネオ・ジオングによって撃墜され、死亡。しかし、その意識はサイコフレームを通じてフェネクスに宿り、リタとともにヨナに力を与え、また臨界を迎えたヘリウム3のタンクとともに銀河の中心へと飛び去った。
彼女がサイコフレームに固執するのは、表向きは不治の病に侵された義父のルオ・ウーミンを救うこと。また、養子である自身を守るためでもあった。しかし、本心では「過去さえも思うままになる」という仮説から、かつて自身が犯した過ち、すなわち「2人を騙したこと」、「ヨナを思うあまりリタに最も辛い役を押し付けたこと」への贖罪を理由に行動していた。
なお、彼女の占いは統計学の応用であり、事情通としての立場で得られた情報に勘を働かせたものであり、本人曰く「計算で確率を導き出すコンピュータと変わらない」とされる。
登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]
- 機動戦士ガンダムNT
- 初登場作品。「機動戦士ガンダムUC 不死鳥狩り」から「機動戦士ガンダムNT」に再構成される際に追加されたキャラクターの一人として登場。
- 機動戦士ガンダム U.C. ENGAGE
- ストーリーイベント「0086 ペッシェ・モンターニュ ~水の星にくちづけをI~」のアニメパートにオーガスタ研究所時代の彼女がヨナ、リタと共にゲスト出演。
- 機動戦士ガンダム ピューリッツァー
- 2巻時点では「義妹」や「養子」といった表現で名前は出されないが、彼女の顔が何度か登場している。
人間関係[編集 | ソースを編集]
主要人物 [編集 | ソースを編集]
- ヨナ・バシュタ
- 幼馴染。かつて彼を騙してリタを見殺しにし、自身はルオ商会に引きとられた事から「嘘つき」の誹りを受けている。子供の頃から彼に恋心を抱いており、またヨナがリタに惹かれている事に気づいている為、自身の気持ちを後回しにして彼の背中を押したり、複雑な表情を見せる一面もある。
- リタ・ベルナル
- 幼馴染。「三人で生きてオーガスタから出る」という目的の為に彼女を見捨てる形になった事を悔いており、ヨナとリタを引き合わせる事も彼女の目的の一つであった。
ルオ商会[編集 | ソースを編集]
- ルオ・ウーミン
- 義父。不死鳥狩りへの介入は永遠の命を欲した彼の意向が働いたものであるとしているが、真偽は不明。
- ステファニー・ルオ
- 義姉。政財界の間ではステファニーはミシェルの追放を企てていると噂されていたが……。
- ブリック・テクラート
- 秘書。ミシェルからは兄のように慕われている。
ティターンズ[編集 | ソースを編集]
ジオン共和国[編集 | ソースを編集]
- モナハン・ハバロ
- ジオン共和国外務大臣。裏で繋がっており、IIネオ・ジオングを極秘裏に提供した。
地球連邦軍[編集 | ソースを編集]
- マウリ・レホ
- 地球連邦軍参謀本部の中将。ミシェルの取引相手であり、彼女にシンギュラリティ・ワンに関する資料を極秘裏に提供した。
名台詞[編集 | ソースを編集]
- 「ナラティブ!さっさとハイメガ砲を使いなさい!その速度でコックピットから放り出されたら死ぬのはあんたよ!ヨナ!!」
- 物語冒頭、第一回不死鳥狩りで。フェネクスに肉薄しながらも攻めあぐねるナラティブに。ともすれば短気にも見えるほどに決着を急ぐミシェル。あくまでもナラティブ呼びであったところを最後に思わずヨナの名前を叫んでしまう。そこまで余裕がなくなるほどフェネクスを求めていたのか、あるいは言葉通りヨナの身を気遣う本音が出てしまったのか、彼女の複雑な内面が垣間見える。
- 「あの子は…あたしの欲しいものをいつも持っていく…!」
- 物語冒頭。第一回不死鳥狩りを失敗したヨナとの談話中に。「人類に永遠の命を約束する」フェネクスに乗るリタを指して、忌々しげに吐き捨てる。
実はミシェルはヨナに好意を寄せているが、ヨナはリタに好意を持っており、それも踏まえてのセリフ。
- 「知っています。本当のこと。あたしをルオ商会に行かせてください。」「ヨナじゃボロが出ます。偽物を掴まされたとルオ商会が知ったら。」
- 「あたしは…やり遂げます。」
- エスコラ・ゲッタとの取引で。ヨナと共謀してリタを売った、という汚名をあえて自ら着るための仕上げ。誰も知らない、孤独の戦いの始まりとなった。
- 「探したのよ。あんたたちのこと。戦争が終わって、施設が閉鎖になった後すぐに…。」
- ヨナ「嘘つき…」
- 「過去を消して軍に潜り込んだあんたの消息は掴めた。でも…」
- ヨナ「嘘つき…!」
- 「あれからも戦争は続いた。表向き禁止されていても、ニュータイプの研究も……。その研究の結晶たるユニコーンタイプに、本物のニュータイプの素質を持つ強化人間があてがわれたのは当然のこと。あたしが行方を知ったときには、もう…。」
- ヨナ「嘘つき!!」
- サイド6での交戦中、NT-Dを発動させたナラティブがIIネオ・ジオングをジャックして共鳴を起こした際に。ヨナとミシェルのギクシャクした関係の本質、誤解が明らかになる。
搭乗機体・関連機体[編集 | ソースを編集]
- ローズバッド
- 主にナラティブガンダムの運搬や作戦宙域への投入の際に乗船。
- 89式ベースジャバー
- 最終決戦でナラティブガンダム C装備にサイコフレームを届ける際、ブリックと共に搭乗。94式ベースジャバーをブースターとして連結している。