「フル・フロンタル」の版間の差分

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== フル・フロンタル(Full Frontal) ==
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{{登場人物概要
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| 読み = <!-- 読み方が難しい場合に使用 -->
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| 外国語表記 = Full Frontal
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| 登場作品 =  
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*[[機動戦士ガンダムUC]]
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*[[機動戦士ガンダムUC 戦後の戦争]]
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<!-- *続編、或いは個別作品に出演した作品のみ記載。 -->
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| 声優 = 池田秀一
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}}<!-- 必要に応じて追加をお願いします。 -->
  
*登場作品:[[機動戦士ガンダムUC]]
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{{登場人物概要
*声優:池田秀一
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| タイトル  = プロフィール
*種族・性別:人間・男
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| 異名 = [[赤い彗星]]の再来
<!-- *生年月日: -->
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*年齢:不明
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| 性別 = 男
<!-- *身長:---cm -->
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<!-- *体重:---kg -->
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<!-- *血液型: -->
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| 没年月日 = [[宇宙世紀]]0096年5月4日
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+
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| 身長 =
*役職・称号など:袖付き首魁、[[MS]]パイロット、シャアの再来
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| 体重 =
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== 概要 ==
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「[[袖付き]]」の首魁と目されている人物。「[[シャア・アズナブル|シャア]]の再来」と言われている。[[ネオ・ジオン]]の総帥として[[ビスト財団]]の「[[ラプラスの箱]]」をめぐり、幾度も[[バナージ・リンクス|バナージ]]の前に立ちふさがる。
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[[一年戦争]]時のシャアとよく似た仮面をかぶり、立ち居振る舞いも、シャアを知る者からは「シャアそのものだ」と言われた。また、額にはシャアが一年戦争時に[[アムロ・レイ]]から付けられたものと同じ傷がある。一方、本人はあまり仮面に執着しておらず、要求に応じてすんなり脱ぐなど「ファッションのようなもので、プロパガンダと捉えてもらってもいい」という。紳士的な態度を崩さず、常に理性的で「バナージ君」「[[アンジェロ・ザウパー|アンジェロ]]大尉」など敬称や階級をつけて呼び、余裕を感じさせる半面、他者との距離を取っている。
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「丸裸」を意味する名前と裏腹に、なかなか真意を見せようとしないしたたかな人物で、原作者の福井氏によると「大人っていうことをものすごく自覚的に使ってくる」という。自らを「人の総意の器」とし、自分の行動は個人の意思ではなく、人類の意思であると評した。
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その正体はジオン共和国が秘密裏に作り出した人工[[ニュータイプ]]である。彼は、ラプラスの箱は開かれるべきではなく、これまでどおり地球連邦の弱みとして握り、ビスト家から[[ジオン共和国]]、および[[スペースノイド]]が地球との交渉に使うべきだとした。
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その目的は、地球は食料の供給すら[[スペースコロニー]]に依存しているにもかかわらず、依然としてスペースノイドの自治、独立を認めていない。力関係でいえば弱い立場の地球連邦が、未だに対等以上の発言力を持つといういびつな関係を改めさせることにある。「サイド共栄圏」の樹立によってスペースコロニー、およびスペースノイドを地球という頚木から解き放つためのものであるとした。フル・フロンタルは「箱」をそのための根回しに必要と考えた。
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これは、人間はもはや変われないという諦観に基づいたものであり、いかなる犠牲を払ってでもニュータイプになるべきとしたシャアとは全く正反対である。逆に、ニュータイプという「幻想」「可能性」を、人類は変われるかもしれない、という実現しない「残酷な希望」を与えるものとして、バナージを危険視した。
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物語終盤には自らも「ラプラスの箱」をめぐる最終決戦に参戦。一度は[[サイアム・ビスト]]の前に現れ、直接「ラプラスの箱」を譲り渡すよう要求するも、「未来の子供達に託すべきもの」として「箱を自らの利益のためにしか考えられない者が持つべきではない」と拒否され、[[シナンジュ]](OVA版では[[ネオ・ジオング]])を駆って実力行使に出る。小説版では圧倒的な戦闘力でもってバナージ・リンクスを追い詰めるも、限界を超えた出力を発揮した[[ユニコーンガンダム]]のビーム・トンファーで撃破される。
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OVA版では結末が異なっており、真のニュータイプとして覚醒したバナージの能力を見抜き、「分かり合えない人間がたどり着く暗黒の未来」を見せ、ひと時分かり合うことのむなしさを説いた。しかしバナージはそれでも人は分かり合えると「心の光」を伝える。これは『[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]]』のラストシーンでシャアが見た「どれだけ心の光があっても人は変われなかった」という現実と、「[[アクシズ]]を押し出そうとする人々の心の光」によって、人は変われるかもしれないと感じた可能性と同じであり、それを理解したフル・フロンタルは、ネオ・ジオングおよびコアユニットのシナンジュもろとも自壊した。
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これは、声優を務めた池田秀一が飲み会で「原作の結末ではフロンタルは成仏できない」と監督に伝えたところ、それを受けて考え直したためという。結果として「人は分かり合える」という可能性を示して幕を閉じることになった。
  
 
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
 
;[[機動戦士ガンダムUC]]
 
;[[機動戦士ガンダムUC]]
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:初出作品。
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;[[機動戦士ガンダムUC 不死鳥狩り]]
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:本人は登場しないものの、[[ネオ・ジオング]]に乗る[[強化人間]]から放たれる幻影として登場。[[フェネクス]]の放った虹色の翼によってネオ・ジオングが崩壊し始めると共に戸惑いの表情を見せながら消失した。
  
 
== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
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=== [[袖付き]] ===
 
;[[アンジェロ・ザウパー]]
 
;[[アンジェロ・ザウパー]]
:
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:かつて男娼だった彼を引き抜き、親衛隊々長に抜擢した。その経緯から彼からは神格化されるほどに信奉されているものの、フロンタル本人は優れた部下としてしか見ていない。
;[[バナージ・リンクス]]
 
:
 
 
;[[ミネバ・ラオ・ザビ]]
 
;[[ミネバ・ラオ・ザビ]]
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:ジオンの姫君としての立場を持ちながら、むしろジオンの利益を邪魔している彼女をそれなりに問題視していたようだが、それを表に出すことはなく、特にこれといった対応もしていない。一方のミネバからもサイド共栄圏の構想を話した際に自分の知っているシャアは死んだとして、シャアである事を否定されている。
 
;[[スベロア・ジンネマン]]
 
;[[スベロア・ジンネマン]]
 
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;[[マリーダ・クルス]]
 
;[[マリーダ・クルス]]
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=== [[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]] ===
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;[[バナージ・リンクス]]
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;[[カルロス・クレイグ]]
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:シナンジュ強奪事件にて対峙。歯車として生きる道を捨てようとする彼を逆に器を演じる身として抹殺した。
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;[[ヨナ・バシュタ]]
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:『不死鳥狩り』にてフロンタルの幻影と対峙し、フロンタルの名前を知る。
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;[[リタ・ベルナル]]
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:『不死鳥狩り』にて幻影と対峙したヨナに、本人ではなくパイロットから投影されているだけと的確に説明した。
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=== [[ビスト財団]] ===
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;[[アルベルト・ビスト]]
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:シナンジュ強奪事件にてフロンタルと裏取引を行う。一方、フロンタルはこれを利用する形で予定には無い破壊行動を行い、世間に「赤い彗星の再来」を印象付けた。
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;[[モナハン・バハロ]]
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:自身を送り込んだ元凶。
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;[[ゾルタン・アッカネン]]
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=== その他 ===
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;[[シャア・アズナブル]]
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<!-- できる限り作品順・時系列順に記述してください。代表的な台詞のみにしてください。 -->
 
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<!-- 長すぎないよう、原作の一連の会話全てを引用するなどは控えてください。 -->
 
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;「見せてもらおうか……新しい《ガンダム》の性能とやらを!」<br/ >「あたらなければどうということはない」
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:おなじみシャアのセリフのオマージュ。
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;「私は……君を殺す。」
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:実はこちらもシャアのセリフのオマージュ。TV版でも用いられたが、劇場版では「君は自分がいかに危険な人間か判っていない。 素直にニュータイプの有りようを示しすぎた。」から繋がる。この部分もシャアのオマージュだが、シャアは「ニュータイプの存在を人類がまだ受け入れる準備ができていない」からで、フロンタルは「ニュータイプという可能性を人類が信じてしまうから」というまったく異なる側面からの発言となっている。
 
;「過ちを気に病むことはない。ただ認めて、次の糧にすればいい。それが大人の特権だ」
 
;「過ちを気に病むことはない。ただ認めて、次の糧にすればいい。それが大人の特権だ」
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:「割り切る」という大人の武器をさらりと見せたシーン。一方、バナージはその後ギルボアを撃ってしまい、そのショックは後々まで尾を引いた。しかし、それこそがニュータイプの素質でもあり、「割り切る」ことで「感じる心」を無くしてしまうことでもある。このことからもフロンタルがニュータイプ的な本質を排除していることがわかる。
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;「ここへ踏み入り、この目で『箱』の正体を確かめたいと願ったのは私ではない。実は私にも分からないのです。作り物の器に注がれたこの思いが、一体誰のものなのか…」
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:メガラニカの氷室を訪れた際に。実はフル・フロンタルの大きな変化を示すセリフで「器は考えることはしない」としながらも「箱の正体を確かめたいという意思が誰のものなのか」という「私」という視点から自分自身を見ている。
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;「光無く、時間すら流れを止めた完全なる虚無……。これがこの世の果て、時の終わりに訪れる世界だ。</br>人がどれだけあがこうと結末は変わらない。君にもわかるはずだ。希望も可能性もこの虚無の入り口で人が見る一時の夢。慰めにもならない幻だ。<br/>それが人を間違わせ、無用な争いを産みもする。<br/>この真理を知る者がニュータイプ。ただ存在し、消えてゆくだけの命に、過分な期待を持たせるべきではない……。」
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:シャアが見たものと同じ絶望と良く似ているが、シャアは「分かり合えない人の絶望は、ニュータイプ化することで変われるはず」という可能性を信じていた。一方、フロンタルはそれすらも信じない、ただ「人類を現状維持のままこう着状態にする」という目的しかなかった。その一端が(彼自身のものかどうかは疑わしいが)サイド共栄圏の樹立であり、それを[[ミネバ・ラオ・ザビ|オードリー・バーン]]から「お前はシャアではない」と指摘された。
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;「熱……暖かな光……こんなものがいくら積み重なっても、何も……そう、何も……!!」
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:「完全なる虚無」を見せたフロンタルだったが、「それでも」とバナージの伝えた心の光を受けて。[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]]のラストシーンで、アクシズショックの中でシャアが感じた「そうか……しかしこの暖かさを持った人間が地球すら破壊する」と、自らの絶望を吐露したように、シャアの亡霊であるフロンタルもまた人類とその未来に絶望していた。しかし、「もう一度未来を信じてみよう」という人々の心の光がその闇を払う。
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;「究極のニュータイプになった代償に、君は人では無くなる。」
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:小説版での最期。ビームトンファーで焼かれながら呪詛そのものの言葉をバナージに残し、『シャアの悪霊』は宇宙に散る。
  
 
== 搭乗機体・関連機体 ==
 
== 搭乗機体・関連機体 ==
 
<!-- キャラクターが大きく関わった(開発した、搭乗した)機体を記述してください。 -->
 
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:シナンジュ・スタイン奪取時に搭乗した機体。<br/>スタイン入手後は親衛隊々員である[[バト・パンセリノス]]へと譲渡された。
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:OVA版『UC』における[[ラプラス事変]]最後の搭乗機。
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:座乗艦。
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:当初フロンタルが搭乗する予定だった機体。シナンジュを得たため搭乗しなかった。
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== リンク ==
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*[[登場人物]]
 

2020年12月31日 (木) 20:46時点における最新版

フル・フロンタル
外国語表記 Full Frontal
登場作品
声優 池田秀一
テンプレートを表示
プロフィール
異名 赤い彗星の再来
種族 強化人間 (スペースノイド)
性別
年齢 不詳
没年月日 宇宙世紀0096年5月4日
所属 ネオ・ジオン軍残党「袖付き
称号 首魁
階級 大佐
主な搭乗機
テンプレートを表示

概要[編集 | ソースを編集]

袖付き」の首魁と目されている人物。「シャアの再来」と言われている。ネオ・ジオンの総帥としてビスト財団の「ラプラスの箱」をめぐり、幾度もバナージの前に立ちふさがる。

一年戦争時のシャアとよく似た仮面をかぶり、立ち居振る舞いも、シャアを知る者からは「シャアそのものだ」と言われた。また、額にはシャアが一年戦争時にアムロ・レイから付けられたものと同じ傷がある。一方、本人はあまり仮面に執着しておらず、要求に応じてすんなり脱ぐなど「ファッションのようなもので、プロパガンダと捉えてもらってもいい」という。紳士的な態度を崩さず、常に理性的で「バナージ君」「アンジェロ大尉」など敬称や階級をつけて呼び、余裕を感じさせる半面、他者との距離を取っている。

「丸裸」を意味する名前と裏腹に、なかなか真意を見せようとしないしたたかな人物で、原作者の福井氏によると「大人っていうことをものすごく自覚的に使ってくる」という。自らを「人の総意の器」とし、自分の行動は個人の意思ではなく、人類の意思であると評した。

その正体はジオン共和国が秘密裏に作り出した人工ニュータイプである。彼は、ラプラスの箱は開かれるべきではなく、これまでどおり地球連邦の弱みとして握り、ビスト家からジオン共和国、およびスペースノイドが地球との交渉に使うべきだとした。

その目的は、地球は食料の供給すらスペースコロニーに依存しているにもかかわらず、依然としてスペースノイドの自治、独立を認めていない。力関係でいえば弱い立場の地球連邦が、未だに対等以上の発言力を持つといういびつな関係を改めさせることにある。「サイド共栄圏」の樹立によってスペースコロニー、およびスペースノイドを地球という頚木から解き放つためのものであるとした。フル・フロンタルは「箱」をそのための根回しに必要と考えた。

これは、人間はもはや変われないという諦観に基づいたものであり、いかなる犠牲を払ってでもニュータイプになるべきとしたシャアとは全く正反対である。逆に、ニュータイプという「幻想」「可能性」を、人類は変われるかもしれない、という実現しない「残酷な希望」を与えるものとして、バナージを危険視した。

物語終盤には自らも「ラプラスの箱」をめぐる最終決戦に参戦。一度はサイアム・ビストの前に現れ、直接「ラプラスの箱」を譲り渡すよう要求するも、「未来の子供達に託すべきもの」として「箱を自らの利益のためにしか考えられない者が持つべきではない」と拒否され、シナンジュ(OVA版ではネオ・ジオング)を駆って実力行使に出る。小説版では圧倒的な戦闘力でもってバナージ・リンクスを追い詰めるも、限界を超えた出力を発揮したユニコーンガンダムのビーム・トンファーで撃破される。

OVA版では結末が異なっており、真のニュータイプとして覚醒したバナージの能力を見抜き、「分かり合えない人間がたどり着く暗黒の未来」を見せ、ひと時分かり合うことのむなしさを説いた。しかしバナージはそれでも人は分かり合えると「心の光」を伝える。これは『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』のラストシーンでシャアが見た「どれだけ心の光があっても人は変われなかった」という現実と、「アクシズを押し出そうとする人々の心の光」によって、人は変われるかもしれないと感じた可能性と同じであり、それを理解したフル・フロンタルは、ネオ・ジオングおよびコアユニットのシナンジュもろとも自壊した。

これは、声優を務めた池田秀一が飲み会で「原作の結末ではフロンタルは成仏できない」と監督に伝えたところ、それを受けて考え直したためという。結果として「人は分かり合える」という可能性を示して幕を閉じることになった。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

機動戦士ガンダムUC
初出作品。
機動戦士ガンダムUC 不死鳥狩り
本人は登場しないものの、ネオ・ジオングに乗る強化人間から放たれる幻影として登場。フェネクスの放った虹色の翼によってネオ・ジオングが崩壊し始めると共に戸惑いの表情を見せながら消失した。

人間関係[編集 | ソースを編集]

袖付き [編集 | ソースを編集]

アンジェロ・ザウパー
かつて男娼だった彼を引き抜き、親衛隊々長に抜擢した。その経緯から彼からは神格化されるほどに信奉されているものの、フロンタル本人は優れた部下としてしか見ていない。
ミネバ・ラオ・ザビ
ジオンの姫君としての立場を持ちながら、むしろジオンの利益を邪魔している彼女をそれなりに問題視していたようだが、それを表に出すことはなく、特にこれといった対応もしていない。一方のミネバからもサイド共栄圏の構想を話した際に自分の知っているシャアは死んだとして、シャアである事を否定されている。
スベロア・ジンネマン
マリーダ・クルス

地球連邦軍[編集 | ソースを編集]

バナージ・リンクス
ニュータイプとしてその能力を危険視している。
カルロス・クレイグ
シナンジュ強奪事件にて対峙。歯車として生きる道を捨てようとする彼を逆に器を演じる身として抹殺した。
ヨナ・バシュタ
『不死鳥狩り』にてフロンタルの幻影と対峙し、フロンタルの名前を知る。
リタ・ベルナル
『不死鳥狩り』にて幻影と対峙したヨナに、本人ではなくパイロットから投影されているだけと的確に説明した。

ビスト財団[編集 | ソースを編集]

アルベルト・ビスト
シナンジュ強奪事件にてフロンタルと裏取引を行う。一方、フロンタルはこれを利用する形で予定には無い破壊行動を行い、世間に「赤い彗星の再来」を印象付けた。

ジオン共和国[編集 | ソースを編集]

モナハン・バハロ
自身を送り込んだ元凶。
ゾルタン・アッカネン
フロンタルの失敗作の1人である強化人間

その他 [編集 | ソースを編集]

シャア・アズナブル
アムロ・レイ / ララァ・スン

名台詞[編集 | ソースを編集]

「見せてもらおうか……新しい《ガンダム》の性能とやらを!」
「あたらなければどうということはない」
おなじみシャアのセリフのオマージュ。
「私は……君を殺す。」
実はこちらもシャアのセリフのオマージュ。TV版でも用いられたが、劇場版では「君は自分がいかに危険な人間か判っていない。 素直にニュータイプの有りようを示しすぎた。」から繋がる。この部分もシャアのオマージュだが、シャアは「ニュータイプの存在を人類がまだ受け入れる準備ができていない」からで、フロンタルは「ニュータイプという可能性を人類が信じてしまうから」というまったく異なる側面からの発言となっている。
「過ちを気に病むことはない。ただ認めて、次の糧にすればいい。それが大人の特権だ」
「割り切る」という大人の武器をさらりと見せたシーン。一方、バナージはその後ギルボアを撃ってしまい、そのショックは後々まで尾を引いた。しかし、それこそがニュータイプの素質でもあり、「割り切る」ことで「感じる心」を無くしてしまうことでもある。このことからもフロンタルがニュータイプ的な本質を排除していることがわかる。
「ここへ踏み入り、この目で『箱』の正体を確かめたいと願ったのは私ではない。実は私にも分からないのです。作り物の器に注がれたこの思いが、一体誰のものなのか…」
メガラニカの氷室を訪れた際に。実はフル・フロンタルの大きな変化を示すセリフで「器は考えることはしない」としながらも「箱の正体を確かめたいという意思が誰のものなのか」という「私」という視点から自分自身を見ている。
「光無く、時間すら流れを止めた完全なる虚無……。これがこの世の果て、時の終わりに訪れる世界だ。
人がどれだけあがこうと結末は変わらない。君にもわかるはずだ。希望も可能性もこの虚無の入り口で人が見る一時の夢。慰めにもならない幻だ。
それが人を間違わせ、無用な争いを産みもする。
この真理を知る者がニュータイプ。ただ存在し、消えてゆくだけの命に、過分な期待を持たせるべきではない……。」
シャアが見たものと同じ絶望と良く似ているが、シャアは「分かり合えない人の絶望は、ニュータイプ化することで変われるはず」という可能性を信じていた。一方、フロンタルはそれすらも信じない、ただ「人類を現状維持のままこう着状態にする」という目的しかなかった。その一端が(彼自身のものかどうかは疑わしいが)サイド共栄圏の樹立であり、それをオードリー・バーンから「お前はシャアではない」と指摘された。
「熱……暖かな光……こんなものがいくら積み重なっても、何も……そう、何も……!!」
「完全なる虚無」を見せたフロンタルだったが、「それでも」とバナージの伝えた心の光を受けて。機動戦士ガンダム 逆襲のシャアのラストシーンで、アクシズショックの中でシャアが感じた「そうか……しかしこの暖かさを持った人間が地球すら破壊する」と、自らの絶望を吐露したように、シャアの亡霊であるフロンタルもまた人類とその未来に絶望していた。しかし、「もう一度未来を信じてみよう」という人々の心の光がその闇を払う。
「究極のニュータイプになった代償に、君は人では無くなる。」
小説版での最期。ビームトンファーで焼かれながら呪詛そのものの言葉をバナージに残し、『シャアの悪霊』は宇宙に散る。

搭乗機体・関連機体[編集 | ソースを編集]

シナンジュ
主な搭乗機。
シナンジュ・スタイン
連邦軍から奪取してそのまま搭乗した。
親衛隊々員のワークラッハ・バナムによるテスト運用の後、シナンジュへと改装される。
フロンタル専用ギラ・ドーガ
シナンジュ・スタイン奪取時に搭乗した機体。
スタイン入手後は親衛隊々員であるバト・パンセリノスへと譲渡された。
ネオ・ジオング
OVA版『UC』におけるラプラス事変最後の搭乗機。
レウルーラ
座乗艦。
リバウ
当初フロンタルが搭乗する予定だった機体。シナンジュを得たため搭乗しなかった。

リンク[編集 | ソースを編集]