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== ARX-014 シルヴァ・バレト (Silver Bullet) ==
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{{登場メカ概要
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| 読み = <!-- 読み方が難しい場合に使用 -->
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| 外国語表記 = Silver Bullet
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| 登場作品 =
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*[[UC-MSV]]
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*[[機動戦士ガンダムUC バンデシネ]]
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*[[機動戦士ガンダムUC]] (アニメ版)
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<!-- *続編、或いは個別作品に出演した作品のみ記載。 -->
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| デザイナー = カトキハジメ
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}}<!-- 必要に応じて追加をお願いします。 -->
  
*登場作品:[[UC-MSV]]、[[機動戦士ガンダムUC|機動戦士ガンダムUC バンデシネ]]
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{{登場メカ概要
*デザイナー:カトキハジメ
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| タイトル = スペック
*分類:試作型[[モビルスーツ]]
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| 分類 = 試作型[[モビルスーツ]]
*装甲材質:ガンダリウム合金
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| 型式番号 = ARX-014
*頭頂高:22.2m
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| 頭頂高 = 22.2m
*本体重量:33.5t
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| 全高 =
*全備重量:70.5t
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| 本体重量 = 33.5t
*主動力:[[熱核融合炉]]
+
| 全備重量 = 70.5t
*ジェネレーター出力:5,250kW
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| 主動力 = [[熱核融合炉]]
*スラスター総推力:87,300kg
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| ジェネレーター出力 = 5,250kW
*センサー有効半径:13,500m
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| スラスター総推力 = 87,300kg
*開発組織:[[ネオ・ジオン]]軍(ベース機)、[[アナハイム・エレクトロニクス社]](改修)
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| 装甲材質 = [[ガンダリウム合金]]
*所属:[[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]] ⇒ [[ビスト財団]](一部機体)
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| センサー有効半径 = 13,500m
*主なパイロット:連邦兵、テストパイロット(ビスト財団)
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| 原型機 = [[ドーベン・ウルフ]]
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| 開発拠点 = [[アナハイム・エレクトロニクス社|アナハイム社]][[グラナダ]]工場
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| 改修 = [[アナハイム・エレクトロニクス社]]
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| 所属 = [[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]] ⇒ [[ビスト財団]] (一部機体)
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| 所属組織 =
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| 所属部隊 =
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| 母艦 =
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| 主なパイロット = [[ガエル・チャン]]
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}}<!-- 必要に応じて追加をお願いします。 -->
  
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]]の試作型[[モビルスーツ]]。<br />[[ネオ・ジオン]]軍が予備戦力として温存していた数機の[[ドーベン・ウルフ]][[第一次ネオ・ジオン抗争]]終結後に接収し、[[アナハイム・エレクトロニクス社]]のグラナダ工場で改装させた機体である。この改装はベース機に搭載されている[[準サイコミュシステム]]を後の量産機開発に役立てる為に技術研究させる事を目的としており、解析と改装を担当した研究チームの技術者達の多くは主に[[オーガスタ研究所]]の出身者で構成されている。<br />準サイコミュのテストに重点がおかれている為、メガ粒子砲を始めとするジェネレーター直結型の内蔵武装の一部は不要と判断されてオミットされた。それに伴って外装の装甲部材もアップデートされ、大幅な重量軽減と各部スラスターに供給されるエネルギーの効率化という副次的な効果を得ており、出力が高い状態のままでの良好で安定した俊敏性が発揮できるようになった。<br />頭部は連邦系のデザインへと変更されており、ガンダム・ヘッドとジム・ヘッドの2種類が存在する。前者は準サイコミュ兵装の試験用で、後者は強化された測定センサーを搭載しているシステム解析用である。
+
[[第一次ネオ・ジオン抗争]]後、[[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]][[アクシズ]]に予備戦力として温存されていた[[ドーベン・ウルフ]]を接収し、[[アナハイム・エレクトロニクス社]][[グラナダ]]工廠で改修させた試作型[[モビルスーツ]][[準サイコミュシステム]]の技術研究を目的に、旧[[オーガスタ研究所]]出身のスタッフを中心に機体の解析と改装が行われた。
  
余計な装備等をオミットして機体のコンセプトを明確に定義し直した結果、本機はテスト機としての想定された数値を凌駕する性能を獲得。実戦投入も問題ない程の高レベルな機体として仕上がり、得られたデータも後の[[サイコミュシステム]]の開発等に貢献した。<br />しかし、この性能は一部の技術者から「研究チームが密かに当初の発注以上の改装を行うという『個人的な執心』から得られた不正なデータである」とも指摘されている。
+
準サイコミュのテストに重点が置かれており、[[メガ粒子砲]]を始めとするジェネレーター直結型の内蔵武装の一部はオミットされ、それに伴って外装の装甲部材もアップデートされた。これら改修による副次的効果として、大幅な軽量化と各部スラスターへのエネルギー供給の効率化を実現した。
  
名称は「銀の弾丸」という意味で、「狼」の名を持つベース機に対する皮肉とも言えるものとなっている。この事から、研究チームのドーベン・ウルフ、ひいてはその開発にかかわった[[ローレン・ナカモト]]に対する複雑な感情が伺える。
+
不要な部分を削ぎ落とし、機体コンセプトを一度絞り込んだ事でテスト機としての想定数値を大幅に超え、実戦運用にも耐えうる性能を獲得している<ref>しかし、この性能は一部の技術者から「研究チームが密かに当初の発注以上の改装を行うという『個人的な執心』から得られた不正なデータである」との指摘がある。また、機体名称は「銀の弾丸」を意味し、「狼」の名を持つベース機に対する皮肉とも言えるものとなっている。この事から、研究チームのドーベン・ウルフ、ひいてはその開発にかかわった[[ローレン・ナカモト]]に対する複雑な感情が伺える。</ref>。
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頭部は準サイコミュ兵装のテストを目的としたガンダム・ヘッドと測定センサーを強化しシステム解析を行うジム・ヘッドの二種が存在する。
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一部機体はアナハイムの[[サイコミュシステム]]開発に貢献した後、アナハイム関連企業経由で地球連邦軍から[[ビスト財団]]へと引き渡された。
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
<!-- :作品名:説明 -->
 
 
;[[UC-MSV]]
 
;[[UC-MSV]]
:運用テストが行われた後、アナハイムの関連企業の管理下に置かれているとされる。
+
:出典元。PS3用ソフト「機動戦士ガンダムUC」のDLC第3弾が初出で、これ以降UC-MSV枠に追加されている。機体カラーはライトグレー。
;[[機動戦士ガンダムUC|機動戦士ガンダムUC バンデシネ]]
+
;[[機動戦士ガンダムUC バンデシネ]]
:4機が[[ユニコーンガンダム]]と模擬戦を行っており、当初は数の差で圧倒していたが、擬似NT-Dシステムによってデストロイモードに変身したユニコーンの前に3機が撃破されている。<br />その後、[[インダストリアル7]]における戦闘でも3機が[[ネェル・アーガマ]]の[[リゼル]]部隊と交戦した。
+
:4機が[[ユニコーンガンダム]]と模擬戦を行っており、当初は数の差で圧倒していたが、擬似NT-Dシステムによってデストロイモードに変身したユニコーンの前に3機が撃破されている。
;機動戦士ガンダムNT
+
:その後、[[インダストリアル7]]における戦闘でも3機が[[ネェル・アーガマ]]の[[リゼル]]部隊と交戦した。
:操縦者:バナージ・リンクス
+
;[[機動戦士ガンダムUC]] (アニメ版)
:ナラティブガンダムとフェネクスが2ndネオジオングと対峙中に黒色にペイントされたシルヴァ・バレトで援護射撃等をしている。その際右腕が内蔵式ビームマグナムに換装されていることが確認できている。
+
:episode 7にてビスト財団の保有する機体が登場。UC-MSV版とはカラーリング<ref>機体カラーは青みの強いグレーに改められ、アクセントカラーとしてグリーンやホワイトの塗り分けも変更されている。また、センサーの発光色もグリーンからイエローに変更された。</ref>や頭部形状が異なっている。
 +
:[[ガエル・チャン]]が搭乗し、[[バナージ・リンクス|バナージ]]が[[ユニコーンガンダム]]に乗り込む時間を稼ぐべく、[[メガラニカ]]内部で[[フル・フロンタル|フロンタル]]の[[ネオ・ジオング]]と交戦するも、その圧倒的な力の差の前にはまるで歯が立たず大破。止めを刺されそうになったところをバナージがユニコーンを呼び寄せて立ちはだかった為、九死に一生を得た。
  
 
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
 
 
<!-- === 特殊機能 === -->
 
<!-- === 特殊機能 === -->
 
<!-- ;名称 -->
 
<!-- ;名称 -->
 
<!-- :説明 -->
 
<!-- :説明 -->
 
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
;60mmバルカン砲
 
;60mmバルカン砲
:頭部に2門内蔵されている。地球連邦軍のMSの多くで標準装備されている武装。
+
:頭部に2門内蔵されている。ベース機では30mm口径であったが、ヘッド・ユニットの変更に伴い連邦系において標準的な60mm口径に変更された。
;ビーム・ライフル
+
;[[ビーム・ライフル]]
:[[ジェガン]]から流用した携行式のビーム砲で、模擬戦等で必要とされる場合に装備する。短銃身型のために射程は短めだが取り回しがよく、速射性も高い。混戦時には搭載されているセンサーを併用する事で確実に敵機に命中させられるようになっている。
+
:[[ジェガン]]用と同等品の携行式ビーム砲。模擬戦等で取り回しの良い携行火器が必要とされる場合に使用する。
;ビーム・サーベル
+
;[[ビーム・サーベル]]
:両腰部に1本ずつ、計2本マウントしている。ドーベン・ウルフからの流用品。
+
:大腿部に計2基収納されている近接戦闘用兵装。[[ドーベン・ウルフ]]の既存兵装をそのまま流用したレイアウトになっている。
;有線式ビーム・ハンド
+
;有線式ハンド
:前腕部は分離する事で武装として使用可能。掌底部にはビーム砲が各1門内蔵され、捕らえた敵機に零距離からビームを発射して破壊する。また高圧電流を流す事も出来る。有線式であり、コントロールは準サイコミュによって行われる。<br />分離中は携行武装が使用できないという短所がある。
+
:前腕部を射出し、有線式オールレンジ攻撃を行う準サイコミュ兵器。マニピュレータは高圧電流発生機能とビーム発射口を備える。また、『UC バンデシネ』においては直接殴打する所謂ロケットパンチ的な使用描写が見られる。
 
;グレネード・ランチャー
 
;グレネード・ランチャー
 
:脇下に2基内蔵している隠し武装。攻撃用というより逃走用としての意味合いが強いとされる。グレネード弾以外にスモーク弾等といった各種弾頭の発射も可能。
 
:脇下に2基内蔵している隠し武装。攻撃用というより逃走用としての意味合いが強いとされる。グレネード弾以外にスモーク弾等といった各種弾頭の発射も可能。
 
;シールド
 
;シールド
:防御用の実体盾。攻撃を弾いたり逸らしたりする為の構造や材質を採用している。<br />ジェガンと同じ物だが、上半分のみを流用している。元々装備される予定は無かったが、改修を担当したチームが「高精度のテストを行えるよう携行武装を充実させたい」と要望した為に用意される事となった。
+
:ドーベン・ウルフのメガ・ランチャーをショートバレル化し、ジェガン用のシールドに組み込んだ多目的装備。本来必要のない装備であったが、携行兵装を充実させる事で高精度のテストが行えるという改修チームの提案により用意された。
 
:;2連装ミサイル・ランチャー  
 
:;2連装ミサイル・ランチャー  
 
::シールドに2基装備。
 
::シールドに2基装備。
 
:;ビーム・ランチャー
 
:;ビーム・ランチャー
::シールドに1門装備されたビーム砲で、下半分を形成している。ドーベン・ウルフのビーム・ライフルの銃身を切り詰めており、発射時には砲身が伸びて先端のパーツが展開するようになっている。これによって、ある程度だが遠距離からの狙撃も可能。
+
::シールドに搭載されたビーム砲。射撃時には銃身部が伸長し、ある程度の長射程狙撃にも対応する。
 
;ビーム・キャノン
 
;ビーム・キャノン
:背部バインダーの先端部に1門ずつ、計2門内蔵されている。ジェネレーターと直結しており、前方に向けての発射も可能。
+
:バインダー先端部に搭載されているジェネレーター直結式のビーム・キャノン。バックパックを大きく展開させ、長射程での支援にも対応する。
;対艦用ミサイルAMS-09R型
+
;対艦用ミサイル
:背部に2基装着可能。<br />その名の通り、対艦用の大型実弾兵器。
+
:背部に2基装着可能なオプション兵装。その名の通り、対艦用の大型実弾兵器。ベース機と同じAMS-09Rを使用可能。
;12連装ミサイルランチャー
+
;12連装ミサイル・ランチャー
:背部バインダーに1基ずつ、計2基内蔵されている。弾種はドーベン・ウルフと同じく対MS用の「AMS-01H型」。
+
:背部バインダーに装備されたミサイル・ランチャー。対MS戦を想定しており、弾種はドーベン・ウルフと同じAMS-01Hを使用可能。
 
;インコム
 
;インコム
:背部に2基搭載されている有線式の準サイコミュ兵器。コントロールワイヤーを延ばしながら敵機に向かって飛んでいき、ビームを発射して攻撃する。一定の長さまで到達した場合はインコム本体から「リレー・インコム」と呼ばれる中継器が射出され、距離を延長できるようになっている。ちなみに、このリレー・インコムには威嚇射撃を行う為のマイクロ・レーザーが各1門内蔵されている。<br />2次元的な軌道しか描けない為に簡易的ではあるものの、オールドタイプの一般兵でもオールレンジ攻撃を行う事が可能。<br />本機の物は改良されており、エネルギーチャージの時間が短縮され、装弾数も増えている。
+
:準サイコミュによって制御される有線式オールレンジ兵器。バックパックに二基装備。リレーインコムを介してコントロールワイヤーを延ばしながら敵機に接近し、ビームによる攻撃を行う。
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:ドーベン・ウルフが使用していたインコム・ユニットに改良を加え、装弾数の増加及び再チャージ時間の短縮に成功している。
  
 
== 対決・名場面 ==
 
== 対決・名場面 ==
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=== 機動戦士ガンダムUC バンデシネ ===
 
;対[[ユニコーンガンダム]]
 
;対[[ユニコーンガンダム]]
 
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=== 機動戦士ガンダムUC (アニメ版) ===
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;対[[ネオ・ジオング]]
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:Episode 7および『RE:0096』第21話より、元ネオ・ジオン機と現ネオ・ジオン機の対決。かつてのネオ・ジオン機をガンダム系のデザインに改装した本機と、元は[[シナンジュ・スタイン|ガンダム系]]だった機体をジオン風に改装した[[シナンジュ]]を中核とする[[モビルアーマー]]が戦うというのは運命の悪戯と言うべきか。メガラニカに侵入してきたネオ・ジオングに対し、バナージがユニコーンに乗り込む時間を稼ぐべく全兵装を以って挑むガエルだったが、ネオ・ジオングにはその一切が通用せず、逆にその圧倒的な火力で乗機を大破させられてしまう。止めを刺そうとするネオ・ジオングに死を覚悟するガエルだったが、その時、バナージの絶叫がユニコーンを呼び寄せた!
  
 
== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
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:ベース機。
 
:ベース機。
 
;[[シルヴァ・バレト (ファンネル試験型)]]
 
;[[シルヴァ・バレト (ファンネル試験型)]]
:有線式ファンネルを装備したシルヴァ・バレト。
+
:有線式プロト・フィン・ファンネルを装備したシルヴァ・バレト。
;[[シルヴァ・バレト (ビスト財団機)]]
+
;[[シルヴァ・バレト・サプレッサー]]
:[[ビスト財団]]に引き渡されたシルヴァ・バレト。カラーリングや一部形状が異なっている。
+
:ミネバ一派によって運用されているシルヴァ・バレトの改修機。ビーム・マグナムの使用を想定し、バックパックには予備の腕部を四基装備している。
;[[シルヴァ・バレト (バナージ・リンクス機)]]
 
:ミネバ一派によって運用されているシルヴァ・バレト。機体カラーが黒になっている他一部形状が異なる。ビーム・マグナムを使用するために予備の腕が装備されている。
 
 
;[[ガンダムMk-V]]
 
;[[ガンダムMk-V]]
:ドーベン・ウルフ系列機の大元である[[ガンダムタイプ]]。ガンダムヘッドを持つ本機は先祖返りと言える。
+
:ドーベン・ウルフ系列機の大元である[[ガンダムタイプ]]。過剰な火力を削ぎ落とし、ガンダム・ヘッドを装備した本機はMk-Vへの先祖返りとも言える。
 
;[[ジェガン]]
 
;[[ジェガン]]
 
:一部武装を流用している。
 
:一部武装を流用している。
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;[[カルメン]]
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:宇宙戦国時代の[[ミキシングビルドモビルスーツ]]の1機。本機のフェイス部が使用されている。
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== 余談 ==
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*アニメ版UCに登場したのが[[ガエル・チャン]]の搭乗機のみだったためか、立体化の際はUC-MSV版との区別のため機体名の後ろに「ガエル・チャン専用機」と表記されている。
  
 
== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==
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;【ガエル機】
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=== 書籍 ===
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 +
 +
== 資料リンク ==
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*[http://www.gundam-unicorn.net/MSV/#msv11 UC-MSV|機動戦士ガンダムUC[ユニコーン]:シルヴァ・バレト]
 +
*[http://www.gundam-unicorn.net/tv/ms/56.php 『機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096』公式ホームページ:シルヴァ・バレト]
  
 
== リンク ==
 
== リンク ==
 
*[[登場メカ]]
 
*[[登場メカ]]
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== 脚注 ==
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<references />
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<!-- 本文には<ref>内容</ref>のかたちで挿入してください。 -->
  
 
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{{DEFAULTSORT:しるうあ はれと}}
 
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[[Category:登場メカさ行]]
 
[[Category:UC-MSV]]
 
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[[Category:機動戦士ガンダムUC バンデシネ]]
 
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[[Category:機動戦士ガンダムUC]]
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<!-- DEFAULTSORTとCategoryを元に、各カテゴリページに表示・自動整列されます。 -->

2020年11月28日 (土) 23:14時点における最新版

シルヴァ・バレト
外国語表記 Silver Bullet
登場作品
デザイナー カトキハジメ
テンプレートを表示
スペック
分類 試作型モビルスーツ
型式番号 ARX-014
頭頂高 22.2m
本体重量 33.5t
全備重量 70.5t
主動力 熱核融合炉
ジェネレーター出力 5,250kW
スラスター総推力 87,300kg
装甲材質 ガンダリウム合金
センサー有効半径 13,500m
原型機 ドーベン・ウルフ
開発拠点 アナハイム社グラナダ工場
改修 アナハイム・エレクトロニクス社
所属 地球連邦軍ビスト財団 (一部機体)
主なパイロット ガエル・チャン
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概要[編集 | ソースを編集]

第一次ネオ・ジオン抗争後、地球連邦軍アクシズに予備戦力として温存されていたドーベン・ウルフを接収し、アナハイム・エレクトロニクス社グラナダ工廠で改修させた試作型モビルスーツ準サイコミュシステムの技術研究を目的に、旧オーガスタ研究所出身のスタッフを中心に機体の解析と改装が行われた。

準サイコミュのテストに重点が置かれており、メガ粒子砲を始めとするジェネレーター直結型の内蔵武装の一部はオミットされ、それに伴って外装の装甲部材もアップデートされた。これら改修による副次的効果として、大幅な軽量化と各部スラスターへのエネルギー供給の効率化を実現した。

不要な部分を削ぎ落とし、機体コンセプトを一度絞り込んだ事でテスト機としての想定数値を大幅に超え、実戦運用にも耐えうる性能を獲得している[1]

頭部は準サイコミュ兵装のテストを目的としたガンダム・ヘッドと測定センサーを強化しシステム解析を行うジム・ヘッドの二種が存在する。

一部機体はアナハイムのサイコミュシステム開発に貢献した後、アナハイム関連企業経由で地球連邦軍からビスト財団へと引き渡された。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

UC-MSV
出典元。PS3用ソフト「機動戦士ガンダムUC」のDLC第3弾が初出で、これ以降UC-MSV枠に追加されている。機体カラーはライトグレー。
機動戦士ガンダムUC バンデシネ
4機がユニコーンガンダムと模擬戦を行っており、当初は数の差で圧倒していたが、擬似NT-Dシステムによってデストロイモードに変身したユニコーンの前に3機が撃破されている。
その後、インダストリアル7における戦闘でも3機がネェル・アーガマリゼル部隊と交戦した。
機動戦士ガンダムUC (アニメ版)
episode 7にてビスト財団の保有する機体が登場。UC-MSV版とはカラーリング[2]や頭部形状が異なっている。
ガエル・チャンが搭乗し、バナージユニコーンガンダムに乗り込む時間を稼ぐべく、メガラニカ内部でフロンタルネオ・ジオングと交戦するも、その圧倒的な力の差の前にはまるで歯が立たず大破。止めを刺されそうになったところをバナージがユニコーンを呼び寄せて立ちはだかった為、九死に一生を得た。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]

60mmバルカン砲
頭部に2門内蔵されている。ベース機では30mm口径であったが、ヘッド・ユニットの変更に伴い連邦系において標準的な60mm口径に変更された。
ビーム・ライフル
ジェガン用と同等品の携行式ビーム砲。模擬戦等で取り回しの良い携行火器が必要とされる場合に使用する。
ビーム・サーベル
大腿部に計2基収納されている近接戦闘用兵装。ドーベン・ウルフの既存兵装をそのまま流用したレイアウトになっている。
有線式ハンド
前腕部を射出し、有線式オールレンジ攻撃を行う準サイコミュ兵器。マニピュレータは高圧電流発生機能とビーム発射口を備える。また、『UC バンデシネ』においては直接殴打する所謂ロケットパンチ的な使用描写が見られる。
グレネード・ランチャー
脇下に2基内蔵している隠し武装。攻撃用というより逃走用としての意味合いが強いとされる。グレネード弾以外にスモーク弾等といった各種弾頭の発射も可能。
シールド
ドーベン・ウルフのメガ・ランチャーをショートバレル化し、ジェガン用のシールドに組み込んだ多目的装備。本来必要のない装備であったが、携行兵装を充実させる事で高精度のテストが行えるという改修チームの提案により用意された。
2連装ミサイル・ランチャー
シールドに2基装備。
ビーム・ランチャー
シールドに搭載されたビーム砲。射撃時には銃身部が伸長し、ある程度の長射程狙撃にも対応する。
ビーム・キャノン
バインダー先端部に搭載されているジェネレーター直結式のビーム・キャノン。バックパックを大きく展開させ、長射程での支援にも対応する。
対艦用ミサイル
背部に2基装着可能なオプション兵装。その名の通り、対艦用の大型実弾兵器。ベース機と同じAMS-09Rを使用可能。
12連装ミサイル・ランチャー
背部バインダーに装備されたミサイル・ランチャー。対MS戦を想定しており、弾種はドーベン・ウルフと同じAMS-01Hを使用可能。
インコム
準サイコミュによって制御される有線式オールレンジ兵器。バックパックに二基装備。リレーインコムを介してコントロールワイヤーを延ばしながら敵機に接近し、ビームによる攻撃を行う。
ドーベン・ウルフが使用していたインコム・ユニットに改良を加え、装弾数の増加及び再チャージ時間の短縮に成功している。

対決・名場面[編集 | ソースを編集]

機動戦士ガンダムUC バンデシネ[編集 | ソースを編集]

ユニコーンガンダム

機動戦士ガンダムUC (アニメ版) [編集 | ソースを編集]

ネオ・ジオング
Episode 7および『RE:0096』第21話より、元ネオ・ジオン機と現ネオ・ジオン機の対決。かつてのネオ・ジオン機をガンダム系のデザインに改装した本機と、元はガンダム系だった機体をジオン風に改装したシナンジュを中核とするモビルアーマーが戦うというのは運命の悪戯と言うべきか。メガラニカに侵入してきたネオ・ジオングに対し、バナージがユニコーンに乗り込む時間を稼ぐべく全兵装を以って挑むガエルだったが、ネオ・ジオングにはその一切が通用せず、逆にその圧倒的な火力で乗機を大破させられてしまう。止めを刺そうとするネオ・ジオングに死を覚悟するガエルだったが、その時、バナージの絶叫がユニコーンを呼び寄せた!

関連機体[編集 | ソースを編集]

ドーベン・ウルフ
ベース機。
シルヴァ・バレト (ファンネル試験型)
有線式プロト・フィン・ファンネルを装備したシルヴァ・バレト。
シルヴァ・バレト・サプレッサー
ミネバ一派によって運用されているシルヴァ・バレトの改修機。ビーム・マグナムの使用を想定し、バックパックには予備の腕部を四基装備している。
ガンダムMk-V
ドーベン・ウルフ系列機の大元であるガンダムタイプ。過剰な火力を削ぎ落とし、ガンダム・ヘッドを装備した本機はMk-Vへの先祖返りとも言える。
ジェガン
一部武装を流用している。
カルメン
宇宙戦国時代のミキシングビルドモビルスーツの1機。本機のフェイス部が使用されている。

余談[編集 | ソースを編集]

  • アニメ版UCに登場したのがガエル・チャンの搭乗機のみだったためか、立体化の際はUC-MSV版との区別のため機体名の後ろに「ガエル・チャン専用機」と表記されている。

商品情報[編集 | ソースを編集]

ガンプラ[編集 | ソースを編集]

【UC-MSV版】

【ガエル機】

フィギュア[編集 | ソースを編集]

【ガエル機】

書籍[編集 | ソースを編集]

資料リンク[編集 | ソースを編集]

リンク[編集 | ソースを編集]

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. しかし、この性能は一部の技術者から「研究チームが密かに当初の発注以上の改装を行うという『個人的な執心』から得られた不正なデータである」との指摘がある。また、機体名称は「銀の弾丸」を意味し、「狼」の名を持つベース機に対する皮肉とも言えるものとなっている。この事から、研究チームのドーベン・ウルフ、ひいてはその開発にかかわったローレン・ナカモトに対する複雑な感情が伺える。
  2. 機体カラーは青みの強いグレーに改められ、アクセントカラーとしてグリーンやホワイトの塗り分けも変更されている。また、センサーの発光色もグリーンからイエローに変更された。