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− | + | 人革連で広く使用されている機体であり、一般兵から指揮官まで所属MSパイロットのほぼ全員が使用している。地上用の他に宇宙用など多くの量産バリエーションを持ち、少数ながらエースパイロット用にカスタマイズした機体も存在しているが、基本操作系は統一されており、パイロットはバリエーション機にも対応しやすくなっている。ティエレンのコクピットは[[ガンダムタイプ|ガンダム]]や他軍のMSと違いモニターが存在せず、全ての外部映像とデータはパイロットのヘルメット内に投射されるシステムを採用している。このシステムのため、人革軍のMSパイロットのヘルメットは顔が完全に隠れた状態となる。 | |
− | + | 本機の特徴は、その外見からも分かる通り、大きく重い機体にある。他軍のMSに比べ機体が重いためスピードは遅いが、機動力を犠牲にした分、防御能力が高く、超重量の武装も搭載可能である。 | |
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+ | 基本武装は実体弾砲とカーボンブレイドであり、他軍がビーム兵器への移行を進める中では旧式に属する兵装を持つ。しかしながらこれらは生産性や信頼性が非常に高く、現場で実際に使用する兵士たちの間でも高い評価を得ている。もっとも、大局的な視点で世界情勢に目を移せば、ガンダムという圧倒的な機動力と攻撃力を持つ敵の出現、そしてそれに対抗するため[[国連軍]]に配備された[[ジンクス]]の存在により、ティエレンは戦場の主役から確実に降りる運命にあると言え、同様にティエレンに変わる人革軍での新型MS開発計画も試作段階まで進んでいたものの永久凍結される事になった。しかし、[[ソレスタルビーイング]]崩壊後、世界が統一される過程においても設備の護衛など、限定された場面では活躍の場が残されており、運用の過程で成熟したMS運用技術は国連軍においても高く評価され、同軍のドクトリンに加えられ使用され続けた。 | ||
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;[[機動戦士ガンダム00]](1stシーズン) | ;[[機動戦士ガンダム00]](1stシーズン) | ||
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== 装備・機能 == | == 装備・機能 == | ||
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=== 武装・必殺攻撃 === | === 武装・必殺攻撃 === | ||
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;200mm×25口径長滑腔砲 | ;200mm×25口径長滑腔砲 | ||
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;30mm機銃 | ;30mm機銃 | ||
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;カーボンブレイド | ;カーボンブレイド | ||
− | : | + | :超硬質のカーボン素材で作られた格闘専用の剣。通常時は腰の後ろにマウントしている。ティエレンの持つパワーと重量を活かして、攻撃目標を「斬る」のではなく「叩き割る」事で攻撃する。格闘戦では敵にシールドで受け止められても、そのまま機体のバランスを崩すほどの威力を持つ。 |
− | ; | + | ;脚部シールド |
− | : | + | :自重の重いティエレンは、機動性を失うと即棺桶になってしまう。それを防ぐために装備されているのが左脚に装備されたシールドである。これでティエレンは下半身の股関節への攻撃を防御する。左脚のみの装備だが、即座に攻撃方向にシールドを向ける事が可能であり、十分な防御力を誇る。しゃがんだ体制で射撃する場合は、機体をこのシールドで防御しつつ、シールド上部のくぼみで銃を支える事で安定した射撃が可能となる。 |
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+ | :550mmミサイルを発射する大型武装。その形状から兵士たちの間では「バズーカ」と呼ばれる。ダブルカラム式マガジンに10発のミサイルが入る。ティエレン用の火器としては珍しくグリップが存在し、使用弾体や射程に応じて銃身後部をスライド延長して調整する。これは移動時の取り回しを考慮しての構造であるが、対ガンダム戦ではレーダーの使用が不可能なため、誘導兵器であるミサイルを使用する本武装はほとんど使われることがなかった。<br/>[[ガンプラ]]「1/100 ティエレン地上型」に付属する模型オリジナル武器。 | ||
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− | : | + | :ホバーによる高速移動やウイングとジェットエンジンによる滑空降下を可能とするバリエーション機。 |
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− | + | ::ウイングとジェットエンジンをオミットし、ホバー移動に特化した機体。 | |
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;[[ティエレンタオツー]] | ;[[ティエレンタオツー]] | ||
− | : | + | :[[超兵]]専用の特殊バリエーション機。地上・宇宙の両方で運用が可能。 |
;[[ティエレン全領域対応型]] | ;[[ティエレン全領域対応型]] | ||
− | : | + | :ティエレンの次世代型。タオツーと同様、地上・宇宙の両方で運用が可能。 |
;[[ティエレンチーツー]] | ;[[ティエレンチーツー]] | ||
− | : | + | :タオツー及び全領域対応型のプロトタイプ。 |
;[[ティエレンジィージュー]] | ;[[ティエレンジィージュー]] | ||
− | : | + | :[[軌道エレベーター]]守備用のバリエーション機。 |
;[[ファントン]] | ;[[ファントン]] | ||
:前世代機。 | :前世代機。 | ||
+ | |||
+ | === 技術的関与のある機体 === | ||
;[[アヘッド]] | ;[[アヘッド]] | ||
− | :[[アロウズ]] | + | :[[アロウズ]]において旧人革連の技術者達が中心となって開発した機体。ある意味で『GNティエレン』とも言える機体。 |
+ | |||
+ | === その他 === | ||
+ | ;[[ザクII]] | ||
+ | :オマージュ元と思われる。形式番号・モノアイ・緑色などといった点で共通している。立ち位置も似通っており、共にやられ役の量産機である。 | ||
== 商品情報 == | == 商品情報 == | ||
− | + | === [[ガンプラ]] === | |
− | + | <amazon>B000VO0564</amazon> | |
− | + | <amazon>B0018P09RK</amazon> | |
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− | == | + | === フィギュア === |
− | < | + | <amazon>B0013H61PC</amazon> |
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== 資料リンク == | == 資料リンク == | ||
− | + | *[http://www.gundam00.net/tv/ms/07a.html 『機動戦士ガンダム00』公式サイト:ティエレン地上型] | |
== リンク == | == リンク == | ||
*[[登場メカ]] | *[[登場メカ]] | ||
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2024年9月14日 (土) 06:56時点における最新版
ティエレン地上型 | |
---|---|
外国語表記 | Tieren Ground Type |
登場作品 | 機動戦士ガンダム00 |
デザイナー | 寺岡賢司 |
スペック | |
---|---|
分類 | 地上用量産型モビルスーツ |
型式番号 | MSJ-06II-A |
頭頂高 | 18.1m |
本体重量 | 121.3t |
装甲材質 | Eカーボン |
開発組織 | 人類革新連盟 |
所属 |
人類革新連盟 地球連邦平和維持軍 カタロン |
主なパイロット | 人革連一般兵 |
概要 [編集 | ソースを編集]
人類革新連盟(人革連)の量産型モビルスーツ。太陽光発電紛争時の主力機であったファントン(アンフ)に代わって採用された主力機である。機体名称は「鉄人」の中国語読みから。人革連での制式採用は古く、型式番号06のティエレンより古い番号である05以前の機体はほとんど第一線を退いている。
人革連で広く使用されている機体であり、一般兵から指揮官まで所属MSパイロットのほぼ全員が使用している。地上用の他に宇宙用など多くの量産バリエーションを持ち、少数ながらエースパイロット用にカスタマイズした機体も存在しているが、基本操作系は統一されており、パイロットはバリエーション機にも対応しやすくなっている。ティエレンのコクピットはガンダムや他軍のMSと違いモニターが存在せず、全ての外部映像とデータはパイロットのヘルメット内に投射されるシステムを採用している。このシステムのため、人革軍のMSパイロットのヘルメットは顔が完全に隠れた状態となる。
本機の特徴は、その外見からも分かる通り、大きく重い機体にある。他軍のMSに比べ機体が重いためスピードは遅いが、機動力を犠牲にした分、防御能力が高く、超重量の武装も搭載可能である。
基本武装は実体弾砲とカーボンブレイドであり、他軍がビーム兵器への移行を進める中では旧式に属する兵装を持つ。しかしながらこれらは生産性や信頼性が非常に高く、現場で実際に使用する兵士たちの間でも高い評価を得ている。もっとも、大局的な視点で世界情勢に目を移せば、ガンダムという圧倒的な機動力と攻撃力を持つ敵の出現、そしてそれに対抗するため国連軍に配備されたジンクスの存在により、ティエレンは戦場の主役から確実に降りる運命にあると言え、同様にティエレンに変わる人革軍での新型MS開発計画も試作段階まで進んでいたものの永久凍結される事になった。しかし、ソレスタルビーイング崩壊後、世界が統一される過程においても設備の護衛など、限定された場面では活躍の場が残されており、運用の過程で成熟したMS運用技術は国連軍においても高く評価され、同軍のドクトリンに加えられ使用され続けた。
登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]
- 機動戦士ガンダム00(1stシーズン)
- 初登場作品。第2話から人類革新連盟の主力機として登場するが、ソレスタルビーイングのガンダムという強敵の出現により、新型機開発の必要性が早々に迫られる事になった。
- 機動戦士ガンダム00(2ndシーズン)
- 太陽炉搭載機の登場により第一線を退いているものの、地球連邦平和維持軍では設備の護衛などの限定された用途で、非太陽炉搭載機を運用するカタロンでは主力機として引き続き運用されている。
装備・機能[編集 | ソースを編集]
武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]
- 200mm×25口径長滑腔砲
- ティエレンの主兵装。右腕に装着されており、200mm実体弾を連射可能。弾頭は徹甲弾をはじめ、「離脱装弾筒付翼安定徹甲弾」「榴弾」「対空散弾」「照明弾」「ロケットアシスト弾」等、様々な種類が用意されており、幅広い作戦に対応可能。また、主砲には同軸機銃として12.7mm機関砲が設置されている。
- 12.7mm機銃
- 長滑腔砲に設置されている同軸機銃。2,000m前後の距離で主砲弾の弾道と同期するように調整されており、発射する事で着弾点を正確に知る事ができ、主砲の命中力を高めている。
- 30mm機銃
- 左胸に内蔵されている6銃身の機関砲。口径が小さく威力は弱いが、連射が可能であるため対空射撃や対人制圧用として使用され、対MS戦においても敵の破壊は無理でも牽制などに使用可能である。主力武装ではないが、広い用途を持ち、ティエレンの持つ汎用性を高める一つの要素となっている。なお、反対側である右胸には外部電源供給用コネクタが内蔵されている。
- カーボンブレイド
- 超硬質のカーボン素材で作られた格闘専用の剣。通常時は腰の後ろにマウントしている。ティエレンの持つパワーと重量を活かして、攻撃目標を「斬る」のではなく「叩き割る」事で攻撃する。格闘戦では敵にシールドで受け止められても、そのまま機体のバランスを崩すほどの威力を持つ。
- 脚部シールド
- 自重の重いティエレンは、機動性を失うと即棺桶になってしまう。それを防ぐために装備されているのが左脚に装備されたシールドである。これでティエレンは下半身の股関節への攻撃を防御する。左脚のみの装備だが、即座に攻撃方向にシールドを向ける事が可能であり、十分な防御力を誇る。しゃがんだ体制で射撃する場合は、機体をこのシールドで防御しつつ、シールド上部のくぼみで銃を支える事で安定した射撃が可能となる。
- バズーカ (550mmミサイルランチャー)
- 550mmミサイルを発射する大型武装。その形状から兵士たちの間では「バズーカ」と呼ばれる。ダブルカラム式マガジンに10発のミサイルが入る。ティエレン用の火器としては珍しくグリップが存在し、使用弾体や射程に応じて銃身後部をスライド延長して調整する。これは移動時の取り回しを考慮しての構造であるが、対ガンダム戦ではレーダーの使用が不可能なため、誘導兵器であるミサイルを使用する本武装はほとんど使われることがなかった。
ガンプラ「1/100 ティエレン地上型」に付属する模型オリジナル武器。
対決・名場面[編集 | ソースを編集]
関連機体[編集 | ソースを編集]
系列機・派生機 [編集 | ソースを編集]
- ティエレン長距離射撃型
- 長距離射撃特化型。頭部が大型の滑腔砲に換装されている。
- ティエレン対空型
- 対空攻撃特化型。上半身に対空装備が多数装備されている。
- ティエレン宇宙型 / ティエレン宇宙指揮官型
- 宇宙戦仕様。推進剤である水を搭載したタンクを脚部に装備している。
- ティエレン高機動型
- ホバーによる高速移動やウイングとジェットエンジンによる滑空降下を可能とするバリエーション機。
- ティエレン高機動B型 / ティエレン高機動B指揮官型
- ウイングとジェットエンジンをオミットし、ホバー移動に特化した機体。
- ティエレンタオツー
- 超兵専用の特殊バリエーション機。地上・宇宙の両方で運用が可能。
- ティエレン全領域対応型
- ティエレンの次世代型。タオツーと同様、地上・宇宙の両方で運用が可能。
- ティエレンチーツー
- タオツー及び全領域対応型のプロトタイプ。
- ティエレンジィージュー
- 軌道エレベーター守備用のバリエーション機。
- ファントン
- 前世代機。
技術的関与のある機体 [編集 | ソースを編集]
その他 [編集 | ソースを編集]
- ザクII
- オマージュ元と思われる。形式番号・モノアイ・緑色などといった点で共通している。立ち位置も似通っており、共にやられ役の量産機である。
商品情報[編集 | ソースを編集]
ガンプラ[編集 | ソースを編集]
フィギュア [編集 | ソースを編集]