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− | * | + | <!-- *続編、或いは個別作品に出演した作品のみ記載。 --> |
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| タイトル = スペック | | タイトル = スペック | ||
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== 概要 == | == 概要 == | ||
− | [[ソレスタルビーイング]] | + | [[ソレスタルビーイング]]が開発した第3世代ガンダム。エクシアはその中でもガンダムのフラッグシップモデルに位置付けられている。名称の「エクシア」は天使の階級の第6位「能天使」に由来する。 |
− | + | エクシアは汎用機である第2世代ガンダムの[[ガンダムアストレア]]をベースに格闘戦に特化した機体として開発されている。アストレアは人間とほぼ同等の可動域を実現した機体構造となっており、その設計がエクシアにも適していたためベースとして選ばれている。広い可動領域を実現するために第3世代ガンダムの中で最も複雑な構造を持つ基本フレームが使用されており、人間に近い運動性を発揮する。これは格闘戦において優位性をもたらすものであったが、可動に伴う装甲の細分化に加え、動きによっては装甲化されていない関節部が露出するなど、運用上のデメリットも存在している。また、各部に粒子供給コードを展開することでミニマムな姿勢制御を実現しているが、防御面では危険なシステムとなっている。これらの問題はそれを補う機動性を獲得することによって対処している。 | |
− | + | 「セブンソード」の開発コードを持つ通り、武装は実体剣と[[ビームサーベル]]の2種で構成された7本の剣が中心となっている。この武装形態はあらゆる条件下での格闘戦を想定しているためで、それぞれの長所と短所に合わせて複数を使い分けることで様々なミッションに対応する。射撃用の火器も装備されているが、主に牽制を中心とした物である。主武装が実体剣であるため他のガンダムよりも消費エネルギー量が少なく、長期戦においても優位な機体である。他のガンダムにはない実体剣を装備している最大の理由は、組織内の裏切り者などによる「対ガンダム戦」を想定しているためである。ガンダムはGNシールドの機能を含めて[[GNフィールド]]を展開可能な機体が多いが、[[GN粒子]]を纏った実体剣はそれを容易く貫くことが可能であり、ガンダムに対する抑止力としての側面も持つ。 | |
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+ | ガンダムのフラッグシップモデルであるエクシアは、接近戦を多用して敵を派手に切り捨てるという非常にインパクトのある戦闘法を取るため、世界に対する「ガンダムという恐怖」を植え付けるのに大きく貢献している。このことは計画予備段階から想定されており、[[AEU]]軍の新型機[[AEUイナクト (デモカラー)|イナクト]]の発表会場に介入し、ソレスタルビーイングを世界にお披露目する際にもエクシアが使われた。これに加えてエクシアの[[ガンダムマイスター]]である[[刹那・F・セイエイ]]が積極的に行動したことで、最もガンダムらしいガンダムとして人々に認知されている。 | ||
== 登場作品と操縦者 == | == 登場作品と操縦者 == | ||
− | ;[[機動戦士ガンダム00]] | + | ;[[機動戦士ガンダム00]] (1stシーズン) |
− | : | + | :初出作品。本機の[[ガンダムマイスター]]には[[刹那・F・セイエイ]]が選ばれ、当時の3大国家群の新型機すら凌駕する性能で世界各地の紛争行為に対して武力介入を行った。しかし、後に3大国家群が国連軍を結成して[[ジンクス]]を投入してくると、数的な不利から徐々に押され始める。<br />最後は世界の歪みである[[アレハンドロ・コーナー]]の[[アルヴァアロン]]をトランザムとセブンソードで撃破した直後、[[グラハム・エーカー]]の駆る[[ユニオンフラッグカスタムII|GNフラッグ]]と交戦して相打ちとなり大破。その後は刹那が独力で[[ガンダムエクシアリペア|エクシアリペア]]へと改修している。 |
;[[機動戦士ガンダム00F]] | ;[[機動戦士ガンダム00F]] | ||
:何度かゲスト出演という形で登場している。 | :何度かゲスト出演という形で登場している。 | ||
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== 装備・機能 == | == 装備・機能 == | ||
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=== 特殊機能 === | === 特殊機能 === | ||
− | ;[[トランザムシステム]] | + | ;[[トランザムシステム]] (TRANS-AM) |
− | : | + | :オリジナルの[[GNドライヴ]]のブラックボックス内に組み込まれていたシステム。機体各部の[[GNコンデンサー]]内に蓄積している高濃度圧縮粒子を全面開放する事で機体性能を通常の3倍以上に引き上げるというもの。ただし、限界時間があるうえ、使用後はしばらく性能が大幅にダウンしてしまうという短所もある。 |
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;オーバーブーストモード | ;オーバーブーストモード | ||
− | : | + | :GNドライヴの安全装置を解除した状態。コーン型スラスターのパネルを展開することで、一時的にではあるが、出力を最大にまで高められる。 |
;外部迷彩皮膜 | ;外部迷彩皮膜 | ||
:光学迷彩によって姿を隠す。戦闘ではなく機体を隠しておく為に使用される機能である。 | :光学迷彩によって姿を隠す。戦闘ではなく機体を隠しておく為に使用される機能である。 | ||
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=== 武装・必殺攻撃 === | === 武装・必殺攻撃 === | ||
;GNバルカン | ;GNバルカン | ||
− | : | + | :両腕部に1門ずつ計2門内蔵されている速射式の小型ビーム砲。GNソードのライフルモードは変形アクションが必要なため、咄嗟の反応ができない。そのため予備的にGNバルカンが装備されることとなった。ライフルモードより威力が低いため用途は牽制などに限定される。 |
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;GNソード | ;GNソード | ||
− | : | + | :右腕部に装備される折り畳み式の大型実体剣。本機の主武装で、エクシアの持つ7本の剣の中で最も巨大である。刃の中にGNコンデンサーが搭載されており、使用時に[[GN粒子]]によってコーティングされることで、ビームサーベルと実体剣の両者の特性を併せ持つ武装となる。これによって高い切断能力が付与されているが、この機能をオフにすることで粒子消費を全くしない実体剣として扱うことも可能である。高い破壊力を持つ反面、その巨大さ故に狭いバトルフィールドなど使用できない状況も存在する。また、折り畳むことでライフルモードへと変形し、[[ビームライフル]]の銃口が現れる。これは格闘戦を主体とするエクシアの戦闘スタイルに合わせた機能であり、できるだけ装備数を減らすことで機体の自由度を高めるために採用されている。加えて、右側面にはシールドとして機能するバックラーが備わっている。GNソードはハードポイントに装備されているため、ライフルモードの状態ではマニピュレータを自由にすることが可能である。 |
+ | ;GN[[ビームサーベル]] / GNビームダガー | ||
+ | :両肩部と腰背部に計4本装備されるビームサーベル。第2世代ガンダム及び第3世代ガンダム共通の武装であり、抜き放つ際には基部が可動する。両者は同一の装備であるが、機能調整によって肩部の物はビームサーベル、腰背部の物はビームダガーと特性を変えられている。また、マイスターがコクピット内から直接再調整することで特性を変更することも可能。ビームダガーはビームサーベルより短いビーム刃を形成するが、その分ビームが拡散しにくくエネルギー消費も少ないため、投擲武器として使用するのに適している。 | ||
+ | ;GNロングブレイド / GNショートブレイド | ||
+ | :大小2振りの実体剣。刃をGN粒子で包み込むことにより、脅威的な切断能力を発揮する。エクシアの剣の中では最も開発に時間の掛かった武装であり、武力介入開始時には間に合わなかったが、これは要求性能を満たすために長い調整時間を必要としたためである。その用途は太陽炉搭載機との戦闘であり、僚機の捕獲や搭乗者の謀反を想定し、[[GNフィールド]]を貫通し確実に殲滅することを目的としている。GNソードでも同じことはできるが、こちらの方が取り回しに優れている。非使用時にはロングブレイドは左腰部、ショートブレイドは右腰部にマウント可能。 | ||
;GNシールド | ;GNシールド | ||
− | : | + | :左腕部に装備されるエクシア専用の[[Eカーボン]]製シールド。表面にGNフィールドを展開することで非常に高い防御力を発揮する。エクシアは近接戦闘が数多く想定されるため、シールドとしてはやや小型のサイズが採用されている。シールド左右のパーツを展開することで防御範囲を広げることが可能だが、同時にGNフィールドを展開する範囲も増えるため粒子消費量も増大する。ハードポイントに直接装備されているため、マニピュレータの自由度が確保されている。二刀流のスタイルで格闘戦を行う際には邪魔となるため、装備しないこともある。 |
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;セブンソード | ;セブンソード | ||
− | : | + | :ファーストシーズン最終話で[[アルヴァアロン]]に対して行った、7本の剣全てを使った連続攻撃。『Gジェネレーションウォーズ』でこの名前が設定された(恐らくは開発コードネームが由来)。この時、GNソード以外の剣を出し惜しみなく使い潰した為、後の[[ガンダムエクシアリペア]]はGNソードしか剣がないという事になってしまった。ちなみにスペシャルエディションでは5本しか使用していない。 |
== 対決・名場面 == | == 対決・名場面 == | ||
;対[[AEUイナクト (デモカラー)]] | ;対[[AEUイナクト (デモカラー)]] | ||
− | :[[ソレスタルビーイング]]の初めての介入となった[[AEU]]主催の軍事演習での戦い。最新鋭機として注目を集めていた[[AEUイナクト|イナクト]]を撃破する事で圧倒的武力の差を見せつけ、尚且つ[[ | + | :[[ソレスタルビーイング]]の初めての介入となった[[AEU]]主催の軍事演習での戦い。最新鋭機として注目を集めていた[[AEUイナクト|イナクト]]を撃破する事で圧倒的武力の差を見せつけ、尚且つ[[軌道エレベーター]]内に過剰に配備されていた戦力を引きずり出す事にも成功した。 |
;対[[サーシェス専用AEUイナクトカスタム (アグリッサ型)]] | ;対[[サーシェス専用AEUイナクトカスタム (アグリッサ型)]] | ||
:モラリア共和国での軍事演習とアザディスタンで2度にわたって激突する。いずれも[[アリー・アル・サーシェス|サーシェス]]の圧倒的な操縦技術によって劣勢を強いられたが、刹那の信念とエクシアの性能で辛くも追い返している。しかし3度目のタクラマカン砂漠での戦闘では刹那が満身創痍なところを狙われ、[[アグリッサ]]の電磁フィールドに捕らわれてしまった。しかし、突然介入してきた[[ガンダムスローネドライ|スローネドライ]]がアグリッサを破壊し、辛くも救出された。 | :モラリア共和国での軍事演習とアザディスタンで2度にわたって激突する。いずれも[[アリー・アル・サーシェス|サーシェス]]の圧倒的な操縦技術によって劣勢を強いられたが、刹那の信念とエクシアの性能で辛くも追い返している。しかし3度目のタクラマカン砂漠での戦闘では刹那が満身創痍なところを狙われ、[[アグリッサ]]の電磁フィールドに捕らわれてしまった。しかし、突然介入してきた[[ガンダムスローネドライ|スローネドライ]]がアグリッサを破壊し、辛くも救出された。 | ||
;聖者の帰還 | ;聖者の帰還 | ||
:サーシェスと二度目に戦った後、[[ロックオン・ストラトス|ニール・ディランディ]]と[[紅龍]]の協力を経て助け出した[[マスード・ラフマディ]]をアザディスタン王宮に引き渡す時の作戦。武装の全てを撤去したエクシアで彼を無事に送り届ける事で、ソレスタルビーイングの抱く紛争根絶の意志を示した。 | :サーシェスと二度目に戦った後、[[ロックオン・ストラトス|ニール・ディランディ]]と[[紅龍]]の協力を経て助け出した[[マスード・ラフマディ]]をアザディスタン王宮に引き渡す時の作戦。武装の全てを撤去したエクシアで彼を無事に送り届ける事で、ソレスタルビーイングの抱く紛争根絶の意志を示した。 | ||
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:アヴァランチユニットを装着した高機動形態。 | :アヴァランチユニットを装着した高機動形態。 | ||
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;[[ガンダムアストレア]] | ;[[ガンダムアストレア]] | ||
:前世代機。 | :前世代機。 | ||
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:後継機にあたる機体。 | :後継機にあたる機体。 | ||
;[[ダブルオークアンタ]] | ;[[ダブルオークアンタ]] | ||
− | :[[イアン・ヴァスティ]] | + | :ダブルオーガンダムの後継機。[[イアン・ヴァスティ|イアン]]の配慮で頭部形状がエクシアに似せられている。 |
− | ;[[ガンダムアメイジングエクシア]] | + | ;[[ガンダムアストレアTYPE-F2]] |
+ | :エクシアの予備パーツを用いて改修された[[ガンダムアストレアTYPE-F|アストレアTYPE-F]]。 | ||
+ | ;[[Iガンダムエクシア]] | ||
+ | :[[イノベイター勢力]]が本機の設計データを元に再生産した機体。 | ||
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+ | === その他 === | ||
+ | ;ガンダムエクシア1.5 | ||
+ | :没案となったエクシアの強化型。当初1stシーズン後半に登場予定だった機体で、GNドライヴや肩部、脚部周りのディテールが強化されている。肩部と脚部の形状を見るに、アヴァランチやリペアIIIに一部デザインが引き継がれたようだ。 | ||
+ | ;[[ガンダムアメイジングエクシア]] / [[ガンダムエクシアダークマター]] | ||
:『[[ガンダムビルドファイターズ]]』に登場する[[ガンプラ]]。エクシアをベースとしていると言っているが、実際はR2がベースである。 | :『[[ガンダムビルドファイターズ]]』に登場する[[ガンプラ]]。エクシアをベースとしていると言っているが、実際はR2がベースである。 | ||
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2023年5月26日 (金) 20:00時点における最新版
ガンダムエクシア | |
---|---|
外国語表記 | GUNDAM EXIA |
登場作品 | 機動戦士ガンダム00 |
デザイナー | 海老川兼武 |
スペック | |
---|---|
開発コード | セブンソード |
分類 | モビルスーツ (第3世代ガンダム) |
生産形態 | ワンオフ機 |
型式番号 | GN-001 |
頭頂高 | 18.3m |
本体重量 | 57.2t |
主動力 | GNドライヴ |
装甲材質 | Eカーボン |
開発組織 | ソレスタルビーイング |
所属 | ソレスタルビーイング |
母艦 | プトレマイオス |
主なパイロット | 刹那・F・セイエイ |
概要[編集 | ソースを編集]
ソレスタルビーイングが開発した第3世代ガンダム。エクシアはその中でもガンダムのフラッグシップモデルに位置付けられている。名称の「エクシア」は天使の階級の第6位「能天使」に由来する。
エクシアは汎用機である第2世代ガンダムのガンダムアストレアをベースに格闘戦に特化した機体として開発されている。アストレアは人間とほぼ同等の可動域を実現した機体構造となっており、その設計がエクシアにも適していたためベースとして選ばれている。広い可動領域を実現するために第3世代ガンダムの中で最も複雑な構造を持つ基本フレームが使用されており、人間に近い運動性を発揮する。これは格闘戦において優位性をもたらすものであったが、可動に伴う装甲の細分化に加え、動きによっては装甲化されていない関節部が露出するなど、運用上のデメリットも存在している。また、各部に粒子供給コードを展開することでミニマムな姿勢制御を実現しているが、防御面では危険なシステムとなっている。これらの問題はそれを補う機動性を獲得することによって対処している。
「セブンソード」の開発コードを持つ通り、武装は実体剣とビームサーベルの2種で構成された7本の剣が中心となっている。この武装形態はあらゆる条件下での格闘戦を想定しているためで、それぞれの長所と短所に合わせて複数を使い分けることで様々なミッションに対応する。射撃用の火器も装備されているが、主に牽制を中心とした物である。主武装が実体剣であるため他のガンダムよりも消費エネルギー量が少なく、長期戦においても優位な機体である。他のガンダムにはない実体剣を装備している最大の理由は、組織内の裏切り者などによる「対ガンダム戦」を想定しているためである。ガンダムはGNシールドの機能を含めてGNフィールドを展開可能な機体が多いが、GN粒子を纏った実体剣はそれを容易く貫くことが可能であり、ガンダムに対する抑止力としての側面も持つ。
ガンダムのフラッグシップモデルであるエクシアは、接近戦を多用して敵を派手に切り捨てるという非常にインパクトのある戦闘法を取るため、世界に対する「ガンダムという恐怖」を植え付けるのに大きく貢献している。このことは計画予備段階から想定されており、AEU軍の新型機イナクトの発表会場に介入し、ソレスタルビーイングを世界にお披露目する際にもエクシアが使われた。これに加えてエクシアのガンダムマイスターである刹那・F・セイエイが積極的に行動したことで、最もガンダムらしいガンダムとして人々に認知されている。
登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]
- 機動戦士ガンダム00 (1stシーズン)
- 初出作品。本機のガンダムマイスターには刹那・F・セイエイが選ばれ、当時の3大国家群の新型機すら凌駕する性能で世界各地の紛争行為に対して武力介入を行った。しかし、後に3大国家群が国連軍を結成してジンクスを投入してくると、数的な不利から徐々に押され始める。
最後は世界の歪みであるアレハンドロ・コーナーのアルヴァアロンをトランザムとセブンソードで撃破した直後、グラハム・エーカーの駆るGNフラッグと交戦して相打ちとなり大破。その後は刹那が独力でエクシアリペアへと改修している。 - 機動戦士ガンダム00F
- 何度かゲスト出演という形で登場している。
- G-ROOMS
- 本機が最初の武力介入の時にイナクトの右手を斬り落とした瞬間の写真がその年の最も優秀な報道写真として選ばれているが、なんと撮影したのはジャーナリストではなくイナクトの発表会場となった施設の定点カメラであった。
これがきっかけでジャーナリストの多くが失望して現役を引退し、更に客観的事実報道と感情的分析報道の優劣問題にまで発展したという。
装備・機能[編集 | ソースを編集]
特殊機能[編集 | ソースを編集]
- トランザムシステム (TRANS-AM)
- オリジナルのGNドライヴのブラックボックス内に組み込まれていたシステム。機体各部のGNコンデンサー内に蓄積している高濃度圧縮粒子を全面開放する事で機体性能を通常の3倍以上に引き上げるというもの。ただし、限界時間があるうえ、使用後はしばらく性能が大幅にダウンしてしまうという短所もある。
- オーバーブーストモード
- GNドライヴの安全装置を解除した状態。コーン型スラスターのパネルを展開することで、一時的にではあるが、出力を最大にまで高められる。
- 外部迷彩皮膜
- 光学迷彩によって姿を隠す。戦闘ではなく機体を隠しておく為に使用される機能である。
武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]
- GNバルカン
- 両腕部に1門ずつ計2門内蔵されている速射式の小型ビーム砲。GNソードのライフルモードは変形アクションが必要なため、咄嗟の反応ができない。そのため予備的にGNバルカンが装備されることとなった。ライフルモードより威力が低いため用途は牽制などに限定される。
- GNソード
- 右腕部に装備される折り畳み式の大型実体剣。本機の主武装で、エクシアの持つ7本の剣の中で最も巨大である。刃の中にGNコンデンサーが搭載されており、使用時にGN粒子によってコーティングされることで、ビームサーベルと実体剣の両者の特性を併せ持つ武装となる。これによって高い切断能力が付与されているが、この機能をオフにすることで粒子消費を全くしない実体剣として扱うことも可能である。高い破壊力を持つ反面、その巨大さ故に狭いバトルフィールドなど使用できない状況も存在する。また、折り畳むことでライフルモードへと変形し、ビームライフルの銃口が現れる。これは格闘戦を主体とするエクシアの戦闘スタイルに合わせた機能であり、できるだけ装備数を減らすことで機体の自由度を高めるために採用されている。加えて、右側面にはシールドとして機能するバックラーが備わっている。GNソードはハードポイントに装備されているため、ライフルモードの状態ではマニピュレータを自由にすることが可能である。
- GNビームサーベル / GNビームダガー
- 両肩部と腰背部に計4本装備されるビームサーベル。第2世代ガンダム及び第3世代ガンダム共通の武装であり、抜き放つ際には基部が可動する。両者は同一の装備であるが、機能調整によって肩部の物はビームサーベル、腰背部の物はビームダガーと特性を変えられている。また、マイスターがコクピット内から直接再調整することで特性を変更することも可能。ビームダガーはビームサーベルより短いビーム刃を形成するが、その分ビームが拡散しにくくエネルギー消費も少ないため、投擲武器として使用するのに適している。
- GNロングブレイド / GNショートブレイド
- 大小2振りの実体剣。刃をGN粒子で包み込むことにより、脅威的な切断能力を発揮する。エクシアの剣の中では最も開発に時間の掛かった武装であり、武力介入開始時には間に合わなかったが、これは要求性能を満たすために長い調整時間を必要としたためである。その用途は太陽炉搭載機との戦闘であり、僚機の捕獲や搭乗者の謀反を想定し、GNフィールドを貫通し確実に殲滅することを目的としている。GNソードでも同じことはできるが、こちらの方が取り回しに優れている。非使用時にはロングブレイドは左腰部、ショートブレイドは右腰部にマウント可能。
- GNシールド
- 左腕部に装備されるエクシア専用のEカーボン製シールド。表面にGNフィールドを展開することで非常に高い防御力を発揮する。エクシアは近接戦闘が数多く想定されるため、シールドとしてはやや小型のサイズが採用されている。シールド左右のパーツを展開することで防御範囲を広げることが可能だが、同時にGNフィールドを展開する範囲も増えるため粒子消費量も増大する。ハードポイントに直接装備されているため、マニピュレータの自由度が確保されている。二刀流のスタイルで格闘戦を行う際には邪魔となるため、装備しないこともある。
- セブンソード
- ファーストシーズン最終話でアルヴァアロンに対して行った、7本の剣全てを使った連続攻撃。『Gジェネレーションウォーズ』でこの名前が設定された(恐らくは開発コードネームが由来)。この時、GNソード以外の剣を出し惜しみなく使い潰した為、後のガンダムエクシアリペアはGNソードしか剣がないという事になってしまった。ちなみにスペシャルエディションでは5本しか使用していない。
対決・名場面[編集 | ソースを編集]
- 対AEUイナクト (デモカラー)
- ソレスタルビーイングの初めての介入となったAEU主催の軍事演習での戦い。最新鋭機として注目を集めていたイナクトを撃破する事で圧倒的武力の差を見せつけ、尚且つ軌道エレベーター内に過剰に配備されていた戦力を引きずり出す事にも成功した。
- 対サーシェス専用AEUイナクトカスタム (アグリッサ型)
- モラリア共和国での軍事演習とアザディスタンで2度にわたって激突する。いずれもサーシェスの圧倒的な操縦技術によって劣勢を強いられたが、刹那の信念とエクシアの性能で辛くも追い返している。しかし3度目のタクラマカン砂漠での戦闘では刹那が満身創痍なところを狙われ、アグリッサの電磁フィールドに捕らわれてしまった。しかし、突然介入してきたスローネドライがアグリッサを破壊し、辛くも救出された。
- 聖者の帰還
- サーシェスと二度目に戦った後、ニール・ディランディと紅龍の協力を経て助け出したマスード・ラフマディをアザディスタン王宮に引き渡す時の作戦。武装の全てを撤去したエクシアで彼を無事に送り届ける事で、ソレスタルビーイングの抱く紛争根絶の意志を示した。
- 対チームトリニティ
- 民間人への面白半分な無差別攻撃や軍需工場の殺戮など、テロに近い破壊行為へ手を出したチームトリニティ。その行為を『紛争幇助』と断じた刹那は、ティエリアと共に3機のガンダムスローネを襲撃する。
- 最終的に、様々な要因から決着には至らなかったが、この激突でソレスタルビーイングとトリニティは事実上決別した。
- 対ガンダムスローネツヴァイ
- 対アルヴァアロン
- 対ユニオンフラッグカスタムII
関連機体[編集 | ソースを編集]
カラーバリエーション [編集 | ソースを編集]
- ガンダムエクシア (ロールアウトカラー)
- ロールアウトされた直後のエクシア。グレーと白のツートンカラーとなっている。DS用ソフト『機動戦士ガンダム00』で登場した他、本編の回想シーンにも少しだけ登場している。
装備バリエーション [編集 | ソースを編集]
- ガンダム アヴァランチエクシア
- アヴァランチユニットを装着した高機動形態。
- ガンダム アヴァランチエクシアダッシュ
- 宇宙用のアヴァランチエクシア。
- ガンダムデヴァイズエクシア
- 新システム「ダブルドライヴ」用にGNデヴァイズバックパックを装備した強化形態。
- GNアーマーTYPE-E
- 支援機GNアームズTYPE-Eとのドッキング形態。
別仕様・改修機 [編集 | ソースを編集]
- ガンダムエクシアリペア
- GNフラッグとの戦闘で大破したエクシアを刹那が独力で修復した状態。
ここからさらに「リペアII → III → IV」と形を変えながら、本機は長年に渡って運用されていった。
系列機・派生機 [編集 | ソースを編集]
- ガンダムアストレア
- 前世代機。
- ダブルオーガンダム
- 後継機にあたる機体。
- ダブルオークアンタ
- ダブルオーガンダムの後継機。イアンの配慮で頭部形状がエクシアに似せられている。
- ガンダムアストレアTYPE-F2
- エクシアの予備パーツを用いて改修されたアストレアTYPE-F。
- Iガンダムエクシア
- イノベイター勢力が本機の設計データを元に再生産した機体。
その他 [編集 | ソースを編集]
- ガンダムエクシア1.5
- 没案となったエクシアの強化型。当初1stシーズン後半に登場予定だった機体で、GNドライヴや肩部、脚部周りのディテールが強化されている。肩部と脚部の形状を見るに、アヴァランチやリペアIIIに一部デザインが引き継がれたようだ。
- ガンダムアメイジングエクシア / ガンダムエクシアダークマター
- 『ガンダムビルドファイターズ』に登場するガンプラ。エクシアをベースとしていると言っているが、実際はR2がベースである。
余談 [編集 | ソースを編集]
- 最初にエクシアと他の機体が公表された際、今までのガンダムとは全く違うデザイン(背中のGNドライヴ、やや肩が小さめのスリムな体型等)から「ヤドカリ」「とんがりコーン」「ダサい」等と言われていたが、放送が始まると作中での躍動感溢れる動きと活躍により見事に批判を一転させた。ちなみに、この「最初は叩かれる」→「後に認識を改める」という流れはガンダムシリーズ定番の流れだが、00のメカでは特に顕著である。特に本機は『00』の始まりと(TV版の)最後を締めくくった機体である事からファンが多い。
商品情報[編集 | ソースを編集]
ガンプラ[編集 | ソースを編集]
フィギュア [編集 | ソースを編集]