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− | + | 組織の功績は大きく、[[ポスト・ディザスター]]001年のヴィーンゴールヴ宣言と過剰な軍事技術の封印、地球各国の四大経済圏への再編の後押し、[[火星]]の分割統治条約を受けた国境の再制定など、以後300年以上続く人類社会の体制を決定づけたが、その軍事力を背景に実施された社会再編は、地球と地球外宙域を含む宇宙の経済格差の拡大を招いた。 | |
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+ | 当初こそ、高い志と実行力を持って誕生し、300年を越える世界的平和を実現したものの、長い年月の間に内部では腐敗が進行し、兵士の練度低下や作戦行動時の残虐行為が目立つようになった。その後、P.D.323年に[[エドモントン]]で[[鉄華団]]に敗北した事を契機に威権が低下。これが四大経済圏の再武装化を促し、[[マクギリス・ファリド事件]]による内紛を経て最終的に[[ラスタル・エリオン]]主導の下、組織の改革が行われ、民主的組織として再編された。 | ||
== 組織構成 == | == 組織構成 == | ||
− | + | ;地球本部 | |
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− | + | :治安維持のための実働部隊。アリアンロッド艦隊や地球外縁軌道統制統合艦隊も統制局の管轄下にある。 | |
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− | + | ;警察局 | |
− | + | :各経済圏の警察機構を代行する機関。 | |
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− | + | :高い独立性を持ち、組織内部の不正や腐敗を摘発する内部調査機関。各支部の問題調査、綱紀粛正を主とする。 | |
− | + | ;火星支局 | |
− | + | :火星軌道上の宇宙ステーション「[[アーレス]]」を拠点とする支部。本来は火星全域を管轄とするが、支局長の[[コーラル・コンラッド]]が大富豪[[ノブリス・ゴルドン]]と癒着関係にあった。 | |
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− | + | :セブンスターズの一角であるエリオン家とクジャン家の指揮下にある、月の公転軌道外を管轄する大規模艦隊。 | |
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− | + | :厄祭戦におけるMA撃墜数上位者たちを祖先とする7つの家系。組織を直接管理・運営しているが、長い歴史の中で身分の固定化や出自による差別を生む原因にもなった。各家の家紋は、北欧神話の神獣を模ったものが使用されている。 | |
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− | :組織改革が成された地球外縁統制統合艦隊において、マクギリスの副官として配属された士官。マクギリスが[[グレイズリッター]] | + | :組織改革が成された地球外縁統制統合艦隊において、マクギリスの副官として配属された士官。マクギリスが[[グレイズリッター]]に乗り換えた事でパイロット不在となった[[シュヴァルべ・グレイズ]]を引き継ぎ、その後[[ヘルムヴィーゲ・リンカー]]へと乗り換えた。 |
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+ | :[[ガンダム・ダンタリオン]]を擁する名家、ザルムフォート家当主。月と火星の往還航路を管轄にしている。 | ||
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+ | ;[[ガラン・モッサ]] | ||
+ | :アーブラウとSAUの紛争において、アーブラウ防衛軍の指揮官として現れた傭兵。その正体は[[ラスタル・エリオン|ラスタル]]と旧知の元ギャラルホルン士官であり、マクギリスと鉄華団の双方を失墜させるために[[ラディーチェ・リロト]]を唆して紛争を引き起こした。 | ||
+ | ;[[シクラーゼ・マイアー]] | ||
+ | :巨大企業『オムデン・コロニー・カンパニー』に雇われている殺し屋。 | ||
+ | :元はギャラルホルンの士官であったが、上官を殺害して組織を去った経歴を持つ。 | ||
=== 協力者 === | === 協力者 === | ||
;[[トド・ミルコネン]] | ;[[トド・ミルコネン]] | ||
− | :元CGS参番組の教育係で、火星軌道上の戦闘の後、[[マクギリス・ファリド|マクギリス特務三佐]]に保護された男。当初は鉄華団となった[[オルガ・イツカ|オルガ]]達を密かに裏切ろうとしていたが、先方の更なる裏切りで計略は頓挫。全ての責を被る形でギャラルホルンに引き渡された。<br/> | + | :元CGS参番組の教育係で、火星軌道上の戦闘の後、[[マクギリス・ファリド|マクギリス特務三佐]]に保護された男。当初は鉄華団となった[[オルガ・イツカ|オルガ]]達を密かに裏切ろうとしていたが、先方の更なる裏切りで計略は頓挫。全ての責を被る形でギャラルホルンに引き渡された。<br/>しかし裏の業界に通じている事などから重宝されており、その後はマクギリス個人の側近としてギャラルホルンやモンターク商会に協力している。 |
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;[[アンリ・フリュウ]] | ;[[アンリ・フリュウ]] | ||
:アーブラウ政府の女性議員で、イズナリオ・ファリドと結託して前代表である蒔苗東護ノ介を追い落とそうとしていた。しかし、当の蒔苗が再当選したことで策謀は失敗に終わる。 | :アーブラウ政府の女性議員で、イズナリオ・ファリドと結託して前代表である蒔苗東護ノ介を追い落とそうとしていた。しかし、当の蒔苗が再当選したことで策謀は失敗に終わる。 | ||
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+ | :;[[グレイズリッター (マクギリス機)]] | ||
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+ | ;[[グレイズシュタッヘル]] | ||
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+ | === レギンレイズ・フレーム === | ||
+ | ;[[レギンレイズ]] | ||
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+ | ;[[ギャラルホルンモビルワーカー]] | ||
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+ | ;[[ハーフビーク級戦艦]] | ||
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2023年3月3日 (金) 17:15時点における最新版
ギャラルホルン(Giallarhorn)[編集 | ソースを編集]
『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』に登場する武装組織。
厄祭戦が終結した後、その功労者たちによって編成された唯一の公的軍事組織。厄祭戦末期、戦争終結を目的とした有志によって結成された組織を前身に持ち、阿頼耶識システムやガンダム・フレームを開発・運用し、厄祭戦を終結に導いた。かつてモビルアーマーの暴走によって人類に壊滅的被害を与えた厄祭戦の反省から戦争を抑止するために誕生しており、各国から資金提供を受け、軍事力を持つ警察機構として活動している。
エイハブ・リアクターの製造技術など、厄祭戦以前の独占し、モビルスーツをフレームから設計・建造・量産できる工業力も備えているため、その軍事力・組織の規模は群を抜いているが、戦争や武力行使への忌避感から地球経済圏への内政干渉は許されない立場にある。
組織の功績は大きく、ポスト・ディザスター001年のヴィーンゴールヴ宣言と過剰な軍事技術の封印、地球各国の四大経済圏への再編の後押し、火星の分割統治条約を受けた国境の再制定など、以後300年以上続く人類社会の体制を決定づけたが、その軍事力を背景に実施された社会再編は、地球と地球外宙域を含む宇宙の経済格差の拡大を招いた。
当初こそ、高い志と実行力を持って誕生し、300年を越える世界的平和を実現したものの、長い年月の間に内部では腐敗が進行し、兵士の練度低下や作戦行動時の残虐行為が目立つようになった。その後、P.D.323年にエドモントンで鉄華団に敗北した事を契機に威権が低下。これが四大経済圏の再武装化を促し、マクギリス・ファリド事件による内紛を経て最終的にラスタル・エリオン主導の下、組織の改革が行われ、民主的組織として再編された。
組織構成[編集 | ソースを編集]
- 地球本部
- 海洋メガフロート「ヴィーンゴールヴ」に置かれる中枢拠点。MSの生産プラントも有し、ガンダム・バエルを保管するなど、政治的にも重要な拠点となる。
- 統制局
- 治安維持のための実働部隊。アリアンロッド艦隊や地球外縁軌道統制統合艦隊も統制局の管轄下にある。
- 総務局
- 人事・経理を担当する部署。
- 警察局
- 各経済圏の警察機構を代行する機関。
- 監査局
- 高い独立性を持ち、組織内部の不正や腐敗を摘発する内部調査機関。各支部の問題調査、綱紀粛正を主とする。
- 火星支局
- 火星軌道上の宇宙ステーション「アーレス」を拠点とする支部。本来は火星全域を管轄とするが、支局長のコーラル・コンラッドが大富豪ノブリス・ゴルドンと癒着関係にあった。
- 月外縁軌道統合艦隊(アリアンロッド)
- セブンスターズの一角であるエリオン家とクジャン家の指揮下にある、月の公転軌道外を管轄する大規模艦隊。
- 地球外縁軌道統制統合艦隊
- セブンスターズの一員であるカルタ・イシューを指揮官とする、地球軌道周辺を管轄する防衛艦隊。『面壁九年・堅牢堅固』[1]をスローガンに掲げる練度の高い部隊であるが、大抵の問題はアリアンロッドが事前に処理しているために実戦経験が不足しており、「お飾り」とも揶揄されている。
- セブンスターズ
- 厄祭戦におけるMA撃墜数上位者たちを祖先とする7つの家系。組織を直接管理・運営しているが、長い歴史の中で身分の固定化や出自による差別を生む原因にもなった。各家の家紋は、北欧神話の神獣を模ったものが使用されている。
構成員[編集 | ソースを編集]
地球本部[編集 | ソースを編集]
- イズナリオ・ファリド
- ファリド家の当主にして地球本部長。組織内において強大な権力を有している。
監査局[編集 | ソースを編集]
- マクギリス・ファリド
- 特務三佐。イズナリオの養子にしてファリド家の次期当主。後に組織全体の膿を排除するべく改革を断行する。
- ガエリオ・ボードウィン
- 特務三佐。ファリド家、イシュー家と同じセブンスターズの一家門であるボードウィン家の長男。
火星支局[編集 | ソースを編集]
- コーラル・コンラッド
- 火星支局長。大富豪であるノブリス・ゴルドンと癒着しており、資金援助を得るため不正に手を染めている。
- アイン・ダルトン
- 火星支局に属する若手のパイロット。鉄華団を巡る戦いで上官を失い、復讐のために彼等を追撃していく。
- クランク・ゼント
- 火星支局に属する腕利きのパイロット。階級は二尉。三日月・オーガスの駆るガンダム・バルバトスに一騎打ちを挑んだ末に敗北し、死亡した。
- オーリス・ステンジャ
- クランクの教え子で階級は二尉。CGS襲撃の指揮を執るもガンダム・バルバトスにより撃墜され戦死する。
地球外縁軌道統制統合艦隊[編集 | ソースを編集]
- カルタ・イシュー
- 艦隊指揮官にしてセブンスターズの一家門であるイシュー家の長女。階級は一佐。
- 石動・カミーチェ
- 組織改革が成された地球外縁統制統合艦隊において、マクギリスの副官として配属された士官。マクギリスがグレイズリッターに乗り換えた事でパイロット不在となったシュヴァルべ・グレイズを引き継ぎ、その後ヘルムヴィーゲ・リンカーへと乗り換えた。
月外縁軌道統合艦隊[編集 | ソースを編集]
- ラスタル・エリオン
- 艦隊司令官にしてセブンスターズの一家門であるエリオン家の当主。
- イオク・クジャン
- エリオン家と共に艦隊運用の一端を担うセブンスターズの一家門、クジャン家の若き当主。
- ジュリエッタ・ジュリス
- ラスタルが実力を見出して登用した秘蔵っ子のパイロット。ギャラルホルン縁の血筋ではなく階級も有していないが、最新鋭機であるレギンレイズを任されるほどの実力者。
- ヤマジン・トーカ
- アリアンロッドの技術主任。
- ヴィダール
- ラスタルが傍に置く、謎めいた仮面の男。マクギリスと鉄華団に対して強い憎悪を抱いている模様だが……。
その他の関係者[編集 | ソースを編集]
- エレク・ファルク
- セブンスターズの一角、ファルク家の現当主。
- ネモ・バグラザン
- セブンスターズの一角、バグラザン家の現当主。
- アルミリア・ボードウィン
- セブンスターズの一角、ボードウィン家の息女。マクギリス・ファリドの婚約者。
- ガルス・ボードウィン
- ガエリオとアルミリアの父にして、ボードウィン家の現当主。
- デイラ・ナディラ
- 名家、ナディラ家の若き当主。何者かに地球圏との不正疑惑をかけられており、保有機のガンダム・グレモリーと共に行方を眩ましていた。
- ジジル・ジジン
- ナディラ家の従者にして、同家の管轄する内部統制部隊「オレルス」の指揮官。 ヴァルキュリアフレーム機であるオルトリンデのパイロット。
- ジルト・ザルムフォート
- ガンダム・ダンタリオンを擁する名家、ザルムフォート家当主。月と火星の往還航路を管轄にしている。
元関係者[編集 | ソースを編集]
- ガラン・モッサ
- アーブラウとSAUの紛争において、アーブラウ防衛軍の指揮官として現れた傭兵。その正体はラスタルと旧知の元ギャラルホルン士官であり、マクギリスと鉄華団の双方を失墜させるためにラディーチェ・リロトを唆して紛争を引き起こした。
- シクラーゼ・マイアー
- 巨大企業『オムデン・コロニー・カンパニー』に雇われている殺し屋。
- 元はギャラルホルンの士官であったが、上官を殺害して組織を去った経歴を持つ。
協力者[編集 | ソースを編集]
- トド・ミルコネン
- 元CGS参番組の教育係で、火星軌道上の戦闘の後、マクギリス特務三佐に保護された男。当初は鉄華団となったオルガ達を密かに裏切ろうとしていたが、先方の更なる裏切りで計略は頓挫。全ての責を被る形でギャラルホルンに引き渡された。
しかし裏の業界に通じている事などから重宝されており、その後はマクギリス個人の側近としてギャラルホルンやモンターク商会に協力している。 - アンリ・フリュウ
- アーブラウ政府の女性議員で、イズナリオ・ファリドと結託して前代表である蒔苗東護ノ介を追い落とそうとしていた。しかし、当の蒔苗が再当選したことで策謀は失敗に終わる。
戦力 [編集 | ソースを編集]
ガンダム・フレーム [編集 | ソースを編集]
ヴァルキュリア・フレーム [編集 | ソースを編集]
ゲイレール・フレーム [編集 | ソースを編集]
グレイズ・フレーム [編集 | ソースを編集]
レギンレイズ・フレーム [編集 | ソースを編集]
その他 [編集 | ソースを編集]
リンク[編集 | ソースを編集]
脚注[編集 | ソースを編集]
- ↑ 面壁九年とは粘り強く忍耐することで、達磨大師が壁に向かって9年の間座禅を組み、悟りを開いたという故事による。また、堅牢堅固とは守りや結束が硬いさまを指す。