「バウンド・ドック」の版間の差分
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2020年10月25日 (日) 12:56時点における版
バウンド・ドック | |
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外国語表記 | Bound Doc[1] |
登場作品 | |
デザイナー |
|
スペック | |
---|---|
分類 | ニュータイプ専用試作型可変モビルアーマー |
型式番号 | NRX-055 |
頭頂高 | 27.3m |
全高 |
29.7m 13.0m (MA形態飛行時) 19.3m (MA形態着陸時) |
本体重量 | 82.7t |
全備重量 | 129.4t |
主動力 | 熱核融合炉 |
ジェネレーター出力 | 2,260kW |
スラスター総推力 | 145,000kg |
姿勢制御バーニア数 | 4基 |
装甲材質 | ガンダリウム合金 |
センサー有効半径 | 9,840m |
開発組織 | |
所属 | ティターンズ |
主なパイロット |
概要
地球連邦軍がニュータイプ研究所の協力のもとに開発したニュータイプ専用試作型可変モビルアーマー。開発には旧ジオン軍のグラブロやジオングを参考にしているとされる。
ニュータイプ(強化人間)専用の機体だが、ファンネルやビットといった無線式攻撃端末は装備しておらず、サイコガンダムと同様に搭載したサイコミュシステムは主に操作系に関係するものとなっている。サイコガンダムと同じく機外からの遠隔操作にも対応しており、その機能は従来機よりも改善されていたと言われる。一方で、サイコミュはパイロットの意識を機体が発するサイコ・ウェーブで拘束する機能も備えており、この結果、より高い戦闘力を発揮したが、搭乗する強化人間の精神的な負担も増大させている。
幾つかのシステム上の問題は見られるが、バウンド・ドックそのものは当時の連邦軍のサイコミュ技術の粋を集めた機体であった。なお、サイコミュの最終調整はオーガスタ研究所で行われたと言われている。
機体制御プログラムを変更する事でニュータイプ能力の低いパイロットや、一般兵でも操縦が可能といった柔軟な運用性を備えている点もこの機体の特徴といえる。
本機は全3機が製造され、1号機はグレー、2号機は赤と濃紺、3号機は黄色と濃紺を基調としたカラーリングとなっている。1号機はテスト用機材が積み込まれており、座席も複座式になっている。
登場作品と操縦者
- 機動戦士Ζガンダム
- 1号機にゲーツ・キャパ、2号機にロザミア・バダムが搭乗する。後にロザミアがサイコガンダムMk-IIに乗り換えたため、2号機にジェリド・メサが搭乗する。内、1号機は第48話でゲーツが精神破綻した事により戦闘不能。2号機は第49話でΖガンダムとの戦闘の末、ラーディッシュの爆発に巻き込まれ撃墜された。
- ガンダムビルドファイターズ GMの逆襲
- ガンプラマフィアに転身したガウェイン・オークリーのガンプラとして登場。機体カラーは黄金で、表面にダイヤモンドコーティングが施されている。リカルド・フェリーニのガンダムフェニーチェリベルタのバスターライフルを無効化するほどの防御力を発揮したが、MA形態で下面から攻撃され撃破された。
装備・機能
特殊機能
- 変形
- モビルスーツ形態及びモビルアーマー形態へ変形可能。MS形態時の上半身を90度回転させ、下半身に収納する事でMA形態となる。MA形態ではMS形態の左腕部シールドに備えられたモノアイがメインカメラとなり、脚部自体が大型のクロー・アームとなる。
武装・必殺攻撃
- ビーム・ライフル
- 専用のビーム・ライフル。通常の物より小型だが、主力MSの物と同等の威力を有していた。MS形態では左腕部マニピュレーターで保持し、MA形態ではスカートアーマー右側にマウントして使用する。出力2.1MW。
- ビーム・サーベル
- グリップからビーム刃を展開する格闘兵装。右腕部がクローとなっている為、左腕での使用を前提とする。マニピュレーターが格納されるMA形態では使用できないと思われる。
- 腕部クロー
- 右腕部はそれ自体が大型のクローになっている。構造上、ビーム・ライフルをはじめとする手持ち式火器の使用に制限があるが、それ自体を格闘兵装として使用出来た。
- シールド
- 左腕部に固定装備されているシールド。モノアイセンサーが内蔵されており、MA形態時にメインセンサーとして使用される。
- 拡散メガ粒子砲
- 左腕部シールド内に格納されている拡散メガ粒子砲。使用時にハッチが開き、クランク・アームで保持された砲身が展開される。通常の拡散メガ粒子砲と異なり出力16.4MWと高出力である。
- 脚部クロー
- MS形態時の脚部は、MA形態ではクローとして使用される。前方に展開される為、可動範囲の自由度は低かったと思われるが、敵機の拘束や一撃離脱などに効果を発揮した。
対決・名場面
関連機体
- グラブロ
- 開発のベース、もしくは参考とした機体。
- アモン・ドッグ
- バウンド・ドックを上下に2機接続した機体。バウンド・ドックの完成機とする資料も存在する。
- リバウンド・ドック
- レジオンが再生産した機体を作業用として再設計した機体。
- TR-4[ダンディライアン]
- 本機と何らかの関係があると言われている機体。本機の開発にデータが使用されているとも言われている。
- ガンダムTR-6[ダンディライアンII]
- TR-4の完成形。機種統合計画における本機の後継機。
- サンドードック
- 本機の可変構造をコピーしたミキシングビルドモビルスーツ。
- ムットゥー
- 『∀』に登場する、本機に似た外見を持つ機体。
余談
- 黄色の3号機についてはカラー設定画のみ存在している状態であり、『Ζ』作中では未登場となった。ゲーム作品などの媒体ではジェリド機として登場する場合がある。
- デザインは小林誠の製作したオリジナルデザインの模型がベースとなっており、OVA『ドラゴンズヘブン』のガンプのデザインにも流用されている。
商品情報
ガンプラ
フィギュア
リンク
脚注
- ↑ よく間違えられるが、名称は「ドック」であって「ドッグ」ではない。