ゴッドガンダム

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ゴッドガンダム
外国語表記
  • God Gundam
  • Burning Gundam (海外表記)
登場作品
  • 機動武闘伝Gガンダム
  • 超級!機動武闘伝Gガンダム
  • デザイナー 大河原邦男
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    スペック
    分類 第13回ガンダムファイト決勝大会用モビルファイター
    生産形態 ワンオフ機
    登録番号 GF13-017NJII
    全高 16.6m
    重量 7.5t
    装甲材質
    開発組織 ネオジャパン
    所属
    ガンダムファイター ドモン・カッシュ
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    概要[編集 | ソースを編集]

    ネオジャパンが第13回ガンダムファイト決勝大会用に開発していたモビルファイター。11ヶ月に及ぶサバイバルイレブンを戦い抜き、満身創痍となったシャイニングガンダムに代わる機体として用意された。

    激戦に継ぐ激戦を繰り広げ、「明鏡止水[1]」の境地に達し、シャイニングガンダムのスーパーモードを怒りの感情を必要とせず任意に発動出来るようになったドモン・カッシュにとって、シャイニングガンダムの最強モードは既に最強たり得ず、機体性能そのものがガンダムファイターの「器」についていけなくなっていた。ネオジャパンのガンダムファイト委員会は、決勝大会に際し、サバイバルイレブンのデータを移植した機体に限り、一度だけ乗り換える事が可能であるとするレギュレーションに則り、かねてより開発していたゴッドガンダムをドモンのもとへと送り届け、第13回大会決勝大会で使用された。

    アルティメットガンダムと並行して開発されていたライジングガンダムシャイニングガンダムとは異なり、ミカムラ博士がほぼ独力でドモンのためだけに開発した機体であり、ドモンの11ヶ月に及ぶ闘いを存分に吟味して開発され、ドモンの「格闘者」としてのあり様に相応しく、また存分にその力を発揮出来るようチューンされている。

    シャイニングガンダムで有効だった機能は更に洗練された形で反映されており、シャイニングフィンガーはより強力なゴッドフィンガーへと改良され、怒りをトリガーとしていたスーパーモードも、ハイパーモードへと進化を遂げた。最大の特徴でもある背部のエネルギーフィールド発生装置は、ドモンの気の状態に応じて展開してフィールドを発生させるもので、そこから生み出されるエネルギーは計り知れない。特にハイパーモード時に発生するフィールドは、機体全体にマグネットコーティング効果をもたらし、機体の運動性と機動性を共に向上させ、更に各々のフィールド発生装置は機体の気脈までも活性化させる効能があるという。

    ゴッドガンダムの頭部はアンテナなどハイパーモード時専用のものが装備されている他、機体制御はもとよりバルカン砲や肩部マシンキャノンのトリガー操作や射出間隔の調整までピックアップし、コントロールする事が可能である。

    登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

    機動武闘伝Gガンダム
    初登場作品。第24話から登場し、シャイニングガンダムに代わるドモン・カッシュの搭乗機として活躍した。
    ドモンはこの機体で各国のガンダムファイター、新生シャッフル同盟の各機、ガンダムシュピーゲルマスターガンダムを打ち破り「ガンダム・ザ・ガンダム」の称号を得た。そしてレインを取り込んだデビルガンダムを完全消滅させ、世界を救った。
    超級!機動武闘伝Gガンダム
    活躍に関しては概ねTV版と同様だが、開発経緯がTV版の設定とは逆になっており、ライゾウ・カッシュがガンダムファイト用に開発した機体と設定され、それをデチューンしたのがシャイニングガンダムという事になっている。
    機動武闘伝Gガンダム外伝 天地天愕
    『Gガン』第25話直後のダーク・シャッフルとの戦いが描かれた。決勝大会開会式に突如として現れたダーク・シャッフルの一員である独狐求敗ガンダム・マスター独狐に挑むも、相手には全ての攻撃を見切られ、逆に激しい猛攻を受け防戦一方になってしまう。しかし、レインの観察とシュバルツ達の活躍により、独狐求敗の動きに合わせ機体の動きにズレを生じるよう調整が入った事でドモンの攻撃が次々と命中。一回きりのシャイニングフィンガーで一度は止めを刺した。直後、デビルガンダムを模した形態に変貌したガンダム・マスター独狐が天地天愕拳で襲い掛かるも、マスターガンダムと共に放った超級覇王電影弾により技を打ち破り、今度こそガンダム・マスター独狐に完全勝利した。

    装備・機能[編集 | ソースを編集]

    特殊機能[編集 | ソースを編集]

    モビルトレースシステム
    モビルファイターの標準装備としてバーチャルコクピットシステムと共に搭載が義務付けられている操縦システム。ガンダムファイトの理念である「人機一体」を体現するシステムであり、搭乗者の挙動を正確に反映し、逆に機体が受けるダメージを搭乗者に伝える機能が存在する。
    エネルギーフィールド発生装置
    ゴッドガンダムの背部に搭載された翼状の装備。ドモンの気の状態に応じフィールドを発生させ、ハイパーモード時には光輪のように発光し、「場」に対しても作用する磁気フィールドを自機と機体の周辺に作用させる。
    発生装置にはそれぞれ「銘」があり、右側上から幻、影、電。左側上から夢、泡、霞と名付けられている。
    エネルギーマルチプライヤーゲート
    ハイパーモード時に開放され、エネルギーフィールドの管制と制御を行うアーティフィシャル・オーラ・ジェネレーター(人工気力発生装置)のキーデバイス。東洋の気功でいう所の「気を練る」動作に不可欠の装置であり、ドモンが稼働させた場合にはキング・オブ・ハートの紋章が浮かび上がる。
    ゴッドフィンガープロテクター
    ゴッドフィンガーの発動によるマニピュレーターの負荷を軽減するのみならず、より強力な必殺技へと昇華させる補助装備。その形状は第12回大会に出場し、立て続けに敵を気絶させて上位に食い込んだネオアルバニアのヴァルカン柔術の使い手、フォルクス・レオニードの必殺技「イディーク[2]」の効果をミカムラ博士が独自に解析して開発された。
    コアランダー
    ガンダムファイターがモビルファイターに乗り込む際に使用する小型ビークル。ガンダムファイターの移動手段としても使用される。本機のものはフィールド発生装置の作用を下面に向かってほんの少しだけ稼働させて地面から浮遊しており、事実上小型の航空機としてのスペックを持つ。
    ハイパーモード
    シャイニングガンダムのスーパーモードをより洗練した機構。使用時には背部フィールド発生装置を展開し、胸部の装甲を展開してエネルギーマルチプライヤーを露出する。ハイパーモード時に発生するフィールドは機体全体にマグネットコーティング効果をもたらし、運動性・機動性を向上させ、各々のフィールド発生装置は機体の気脈までも活性化させる。

    武装[編集 | ソースを編集]

    バルカン砲
    頭部に4門内蔵されている機関砲。牽制や連撃のつなぎにも有効で、トリガーは脳波とリンクして操作される。
    マシンキャノン
    肩部に2基装備された重機関砲。頭部バルカンより強力な3連バレルを持ち、攻撃手段としての破壊力も必要充分。
    ゴッドスラッシュ(ビームソード)
    ガンダリウム合金製の装甲をも両断するビーム刀。シャイニングガンダムのものより高出力化されているため、特に「ゴッドスラッシュ」とも呼ばれている。両腰部に一本ずつ装備。ゴッドフィンガーと同時に使用する事も不可能ではないが、シャイニングフィンガーソードに数倍する耐熱・耐エネルギー性能が必要とされるため、あまり現実的な使用例とは言えない。

    技・必殺技[編集 | ソースを編集]

    格闘
    手足を用いて繰り出す徒手空拳。
    SFCソフト「機動武闘伝Gガンダム」ではゴッドストライクという名称が付けられており、ゲーム作品によってはその名称が用いられている。
    超級覇王電影弾
    マスターより授かった流派東方不敗の技。機体全体にエネルギーの渦を纏い、敵に体当たりする。
    ゴッドスラッシュタイフーン
    ジョルジュ・ド・サンドのローゼスハリケーンのエネルギーの渦を破る為、ゴッドスラッシュのエネルギーを利用して機体を回転しながらエネルギーの渦を相殺した技。
    ゴッドフィールドダッシュ
    エネルギーフィールド発生装置を展開し、エネルギーを放出して推進・突撃する技。アルゴ・ガルスキーの炸裂ガイアクラッシャーが両足に負担が掛かっているのを看破したドモンが、ボルトガンダムの脚部を破壊する為に使用した。
    分身殺法ゴッドシャドー
    チボデー・クロケットの豪熱マシンガンパンチの連続10発パンチを破る為、機体を10体に分身しパンチを受け止める為に使用した防御技。回避ではなくパンチを全て受け止める為に使用したのがミソ。
    爆熱ゴッドスラッシュ
    ハイパーモード使用時にビームソードの出力を上げ、ドモンの剣技で相手を切り裂く技。
    爆熱ゴッドフィンガー
    シャイニングガンダムのシャイニングフィンガーをパワーアップさせたゴッドガンダム最強の技。ハイパーモード使用時にゴッドフィンガープロテクターが腕を覆い、相手に打ち込む。更に相手に高熱エネルギーを送り込んで粉砕する時は「ヒートエンド!」とドモンが叫ぶ。ドモンはこのゴッドフィンガーで様々なバリエーションを生み出している。
    ダブルゴッドフィンガー
    ノーベルガンダムとの合体技。アレンビーがゴッドガンダムに取り付けた出力調整チップを組み込み、ゴッドフィンガーのエネルギーをノーベルガンダムに授け、スカルガンダムとアシュラガンダムを両側から挟み撃ちにしてゴッドフィンガーを打ち込む。
    シャイニングフィンガー
    前任機であるシャイニングガンダムの必殺技。前口上はシャイニングガンダムの時と同様。決勝大会開会式直後でまだ武装が使用不能だった『天地天愕』において、疑似ラインを開く事で一度だけ使用可能になり、ガンダム・マスター独狐を倒す決め手となった。ただ時系列では後の『Gガン』第26話でのドモンの「シャイニングフィンガーがこの機体にもあるのか!?」の発言と矛盾してしまう[3]
    石破天驚拳(せきはてんきょうけん)
    流派東方不敗最強最後の技。シュバルツのガンダムシュピーゲルとの対戦前に東方不敗から伝授した。両手のゴッドフィンガーの間に溜め込んだ気を極限まで増幅させた後、強力な気弾を放つ。ドモンが放つ石破天驚拳にはキング・オブ・ハートの紋章が浮かび上がっている。
    石破天驚ゴッドフィンガー
    石破天驚拳のエネルギーを片手に集め、巨大な手の形をしたエネルギーを打ち出し、敵機を握り潰す。対マスターガンダムのフェニッシュホールド。
    石破ラブラブ天驚拳
    ドモンがレインとの愛を射止めた際に放った愛の石破天驚拳。機体の上でドモンとレインが構えを取り、重ねた手を突き出すのに合わせてゴッドガンダムが石破天驚拳を放つ。気弾のキングオブハートの紋章に描かれた王が実体化するほど(演出とも言えるが)の迫力があり、その一撃は最強最悪のデビルガンダムをも完全に破壊し、デビルガンダムとの戦いに終止符を打った。
    シャッフル同盟拳
    ウルベが乗るグランドマスターガンダムにシャッフル同盟が追い詰められたときに発現した技。ゴッドガンダム、ガンダムマックスタードラゴンガンダムガンダムローズボルトガンダムの各ガンダムファイターの気を最大限に高め、エネルギーの弾を撃ち込む技。

    対決・名場面[編集 | ソースを編集]

    関連機体[編集 | ソースを編集]

    シャイニングガンダム
    ドモンがサバイバルイレブンで使用した前任機。
    ハイパーゴッドガンダム
    第14回大会に向けて後継機として開発された機体。
    ゴッドガンダム極
    ガンダムビルドファイターズ炎』に登場する本機ベースのガンプラ。武装の追加により近~遠距離において死角のない機体となっている。
    爆熱!ゴッドシャッフルガンダム
    ガンダムビルドファイターズA-R』に登場する本機ベースのガンプラ。本機をベースにシャッフル同盟の他の4機の要素を詰め込んだ機体となっている。
    ブレイジングガンダム
    ガンダムブレイカー バトローグ』に登場する本機ベースのガンプラ。シャイニングガンダムに対するライジングガンダムのように、ゴッドガンダムの兄弟機をコンセプトにした改造が施されている。
    ガンダムゴッドマスター
    ガンダムトライエイジ』に登場するゲームオリジナル機体。DG細胞に侵食された本機が、制御に成功し変貌した姿。
    ビルドバーニングガンダム / カミキバーニングガンダム
    「バーニングガンダム」繋がりの機体。格闘戦主体の機体という点でも一応は共通している。

    商品情報[編集 | ソースを編集]

    ガンプラ[編集 | ソースを編集]

    フィギュア [編集 | ソースを編集]

    資料リンク [編集 | ソースを編集]

    リンク[編集 | ソースを編集]

    脚注[編集 | ソースを編集]

    1. 邪念のない落ち着いた静かな心境~曇りのない鑑と静かに澄んだ水の意
    2. 「長寿と反映」の意。
    3. 『天地天愕』での使用自体イレギュラーなので「(本来の必殺技としての)シャイニングフィンガーがこの機体にもあるのか」と強引に解釈すれば良い…のだろうか。