ガンプ

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ガンプ
外国語表記 Gump
登場作品
デザイナー 長谷川裕一
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スペック
分類 現地改修型モビルスーツ
生産形態 現地改修機
型式番号 不明
全高 20m程度
主動力 熱核融合炉
原型機 不明 (頭部形状はΖΖガンダムに類似)
改修 グレイ・ストーク
所属 木星船団
母艦
主なパイロット グレイ・ストーク
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概要

木星ヘリウム輸送船団のリーダーである「木星じいさん」ことグレイ・ストークモビルスーツ。彼によると『プロジェクト・エクソダス』(宇宙世紀0153年)の時点で60年間使用しているとの事。

原型となった機体はもはや判別不能であるが、全高が20mに達さんとする大型機で、その体躯からグリプス戦役時に開発された機体が元になっていると推測されている。宇宙世紀0153年時の現行機とはモビルスーツの基本サイズも規格も異なるため、合うパーツはほとんど存在しない。そのためかなりの工夫と努力で改修が重ねられており、その結果として左右非対称の機体となっている。

主にジャンクパーツで改修されており、例としてはフロントアーマーにドーベン・ウルフの踵パーツが使われている。元となった機体の面影が完全にないわけではなく、センサーカバーの下の頭部形状は強化型ΖΖガンダムに酷似しており、右肩部やバックパックの形状もΖΖガンダムに似ているが、当然ΖΖガンダムの特徴であった合体変形機構は備わっておらず、コックピットも全天周囲モニターではない。

継ぎ接ぎだらけの旧式機だが、その性能は木星帝国軍に引けを取らず、互角以上に渡り合う姿を見せている。だが、流石にさらに後年の機体であるザンスカール帝国軍の機体には翻弄されている。また、ジャンクパーツを使用している関係上、破損した箇所をそのまま修復することは実質不可能であり、『スカルハート』作中で破壊された右脚部が、時系列的に後となる『プロジェクト・エクソダス』でマシンガン内蔵の義足に置き換えられている。

ΖΖガンダムに共通する部分が多い機体であるが、第一次ネオ・ジオン抗争にて強化型ΖΖガンダムはハマーン・カーンキュベレイと交戦し大破しているため、同一の機体ではありえないとされている。そのため持ち主の個人的なこだわりにより、同時期に存在していた試作タイプや派生機らのパーツを買い集め、再構成されたものと考えるのが妥当とされる。ただ実際にはΖΖ-GRを経て完全な形で強化型ΖΖガンダムは修復されており、オリジナルも構成パーツに含まれる可能性がある。

登場作品と操縦者

機動戦士Vガンダム プロジェクト・エクソダス
初登場作品。ザンスカール帝国軍との戦闘でハイ・メガ・キャノンを使用し自壊してしまうが、コックピットブロックは脱出に成功している。
機動戦士クロスボーン・ガンダム スカルハート
「最終兵士」にて登場。時系列的には過去に位置する。木星帝国残党の討伐に加わり互角以上に立ち回るが、クロスボーン・ガンダムX1改・改をかばい脚部を破壊されている。

装備・機能

武装・必殺攻撃

ダブル・バルカン
頭部に左右二対計4門内蔵されている機関砲。通常はセンサーカバーで覆われているため使用不可。
破砕プライヤー
左腕部に備わる圧壊用のプライヤー。置き換える形で装備されており、左腕部にマニピュレータは存在しない。
グレネード・ランチャー
両腰部に2発ずつ計4発装備されている擲弾。
ダブル・ビーム・ライフル
右前腕部に装着されている連装式の高出力ビーム・ライフル。『スカルハート』にて装備しており、形状はΖΖガンダムの物に似るが、それよりは小型化されている。
バズーカ
地球連邦軍のハイパー・バズーカに似た武装。『プロジェクト・エクソダス』にて装備した。
マシンガン
『プロジェクト・エクソダス』で右義足部に内蔵されているマシンガン。
ハイ・メガ・キャノン
額部に1門内蔵されているメガ粒子砲。通常はセンサーカバーで覆われており使用不可。経年劣化により出力は大きく低下しており、機体自体も発射に耐えうる状態ではないため、使用後に自壊する恐れがある。

対決・名場面

アマクサ

関連機体

ΖΖガンダム (試作タイプ含む) / メガゼータ
原型機と思われる機体。本機の全体的なデザインは後者に寄っているが、頭部デザインは両者の中間といえるデザインとなっている。
ドーベン・ウルフ
本機のフロントアーマーはこの機体の踵パーツである。

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