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== NRX-055 バウンド・ドック(Bound Doc) ==
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{{登場メカ概要
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| 読み = <!-- 読み方が難しい場合に使用 -->
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| 外国語表記 = Bound Doc<ref>よく間違えられるが、名称は「ドッ'''ク'''」であって「ドッ'''グ'''」ではない。資料によっても「グ」と誤記されているケースが見られる</ref>
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| 登場作品 =
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*[[機動戦士Ζガンダム]]
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*[[ガンダムビルドファイターズ GMの逆襲]]
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<!-- *続編、或いは個別作品に出演した作品のみ記載。 -->
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| デザイナー =  
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*小林誠 (ラフデザイン)
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*大畑晃一 (クリンナップ)
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}}<!-- 必要に応じて追加をお願いします。 -->
  
*登場作品:[[機動戦士Ζガンダム]]
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{{登場メカ概要
*デザイナー:小林誠
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| タイトル = スペック
*分類:[[ニュータイプ]]専用試作型[[可変モビルアーマー]]
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| 分類 = [[ニュータイプ]]専用試作型[[可変モビルアーマー]]
*装甲材質:ガンダリウム合金
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| 型式番号 = NRX-055
*頭頂高:27.3m
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| 頭頂高 = 27.3m
*全高:29.7m
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| 全高 = 29.7m<br>13.0m (MA形態飛行時)<br>19.3m (MA形態着陸時)
*本体重量:82.7t
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| 本体重量 = 82.7t
*全備重量:129.4t
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| 全備重量 = 129.4t
*主動力:[[熱核融合炉]]
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| 主動力 = [[熱核融合炉]]
*出力:2,260kW
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| ジェネレーター出力 = 2,260kW
*推力:145,000kg
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| スラスター総推力 = 145,000kg
*センサー有効半径:9,840m
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| 姿勢制御バーニア数 = 4基
*開発組織:[[地球連邦軍]]
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| 装甲材質 = [[ガンダリウム合金]]
*主なパイロット:[[ロザミア・バダム]][[ゲーツ・キャパ]][[ジェリド・メサ]]
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| センサー有効半径 = 9,840m
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| 開発組織 =
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*[[ティターンズ]]
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*[[オーガスタ研究所]]
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| 所属 = [[ティターンズ]]
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| 母艦 =
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| 主なパイロット =
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*[[ゲーツ・キャパ]] (1号機)
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*[[ロザミア・バダム]] (2号機)
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*[[ジェリド・メサ]]
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}}<!-- 必要に応じて追加をお願いします。 -->
  
操作系に[[サイコミュシステム]]を使用した、ニュータイプ専用可変[[モビルアーマー]]。連邦軍が機体を開発し、[[オークランド研究所]]でサイコミュシステムの最終調整が行われた。
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== 概要 ==
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[[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]][[ニュータイプ研究所]]の協力のもとに開発した[[ニュータイプ]]専用試作型[[可変モビルアーマー]]。開発には旧[[ジオン軍]]の[[グラブロ]]や[[ジオング]]を参考にしているとされる。
  
ニュータイプ専用機ではあるが、[[強化人間]]以外のパイロットでも、通常のMSとして操縦可能なシステムになっている。
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ニュータイプ([[強化人間]])専用の機体だが、ファンネルやビットといった無線式攻撃端末は装備しておらず、[[サイコガンダム]]と同様に搭載した[[サイコミュシステム]]は主に操作系に関係するものとなっている。サイコガンダムと同じく機外からの遠隔操作にも対応しており、その機能は従来機よりも改善されていたと言われる。一方で、サイコミュはパイロットの意識を機体が発するサイコ・ウェーブで拘束する機能も備えており、この結果、より高い戦闘力を発揮したが、搭乗する強化人間の精神的な負担も増大させている。
  
1号機はテスト用機材が積み込まれており、座席も複座式になっている。色は灰色。
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幾つかのシステム上の問題は見られるが、バウンド・ドックそのものは当時の連邦軍のサイコミュ技術の粋を集めた機体であり、機体制御プログラムを変更する事でニュータイプ能力の低いパイロットや、一般兵でも操縦が可能といった柔軟な運用性を備えている点もこの機体の特徴といえた。なお、サイコミュの最終調整は[[オーガスタ研究所]]で行われたと言われている。
  
よく間違えられるが、名称は「ドッ'''ク'''」であって「ドッ'''グ'''」ではない。
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== カラーバリエーション ==
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;1号機
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:全身がグレーに塗装された機体。試作された1号機であり、[[ゲーツ・キャパ]]が搭乗。複座式になっており、ロザミアの2号機と共に出撃した際にはデータ収集のため[[ローレン・ナカモト]]がコパイロットとして同乗した。『Ζ』作中では終始MA形態で運用されている。
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;2号機
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:ピンクと濃紺に塗装された機体。ドゴス・ギア配備時には[[ロザミア・バダム]]が搭乗し、[[サイド2]]・13バンチ「[[モルガルテン]]」において[[Ζガンダム]]と交戦した。その後、同じカラーリングの機体<ref>小説版『Ζ』では同一機であると明言</ref>に[[ジェリド・メサ]]が搭乗し、彼の最後の搭乗機としてエゥーゴの最終決戦に投入された。
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;3号機
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:2号機の黄色とピンクを反転させたカラーリングの機体。元々は『Ζ』本編で未使用となったカラー画稿だが、一部媒体では一般兵用に調整された3号機かつジェリド機として扱われている(余談の項も参照)。
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
<!-- :作品名:説明 -->
 
 
;[[機動戦士Ζガンダム]]
 
;[[機動戦士Ζガンダム]]
:
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:初登場作品。第42話から登場し、1号機に[[ゲーツ・キャパ]]、2号機に[[ロザミア・バダム]]が搭乗する。内、1号機は第48話でゲーツが精神破綻した事により戦闘不能になり、そのまま消息を絶つ。第49話では2号機と同じカラーリングの機体に[[ジェリド・メサ]]が搭乗。[[Ζガンダム]]と死闘を繰り広げた末、被弾によって制御不能となり、運悪く[[ラーディッシュ]]の爆発に巻き込まれ撃墜された。
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;[[ガンダムビルドファイターズ GMの逆襲]]
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:[[ガンプラマフィア]]に転身した[[ガウェイン・オークリー]]の[[ガンプラ]]として登場。機体カラーは黄金で、表面にダイヤモンドコーティングが施されている。[[リカルド・フェリーニ]]の[[ガンダムフェニーチェリベルタ]]のバスターライフルを無効化するほどの防御力を発揮したが、MA形態で下面から攻撃され撃破された。
 +
;[[∀ガンダム (作品)|∀ガンダム]] (コミックボンボン版)
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:初期案ではTV本編に本機が登場する予定だったものの、最終的に本機に類似した姿の[[ムットゥー]]が登場した。一方、漫画では初期案を基に作画が行われたらしく<ref>[https://twitter.com/kouichi_tokita/status/1115653524577062912?s=20 ときた洸一氏のツイート]</ref>、本機がそのままの姿で登場。ムットゥーと同様、ゼノア隊によって複数機が発掘され、[[ディアナ・カウンター]]の戦力に組み込まれた。
  
 
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
 
 
=== 特殊機能 ===
 
=== 特殊機能 ===
 
;変形
 
;変形
:モビルスーツ形態へ変形可能。
+
:[[モビルスーツ]]形態及び[[モビルアーマー]]形態へ変形可能。MS形態時の上半身を90度回転させ、下半身に収納する事でMA形態となる。MA形態ではMS形態の左腕部シールドに備えられたモノアイがメインカメラとなり、脚部自体が大型のクロー・アームを構成する。
 +
;[[サイコミュシステム]]
 +
:ニュータイプ用に開発されたマン・マシン・インタフェースの一種。『Ζ』第42話ではロザミアが機体外部から2号機をMS形態へと変形させている。
  
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
;ビームライフル
+
;[[ビーム・ライフル]]
:右手がクローアームになっているため左手で保持する。
+
:専用のビーム・ライフル。通常の物より小型だが、主力MSの物と同等の威力を有していた。MS形態では左腕部マニピュレーターで保持し、MA形態ではスカートアーマー右側に装着して使用する。出力2.1MW。
;メガ拡散粒子砲
+
;[[ビーム・サーベル]]
:左腕部シールド内に格納されている。拡散メガ粒子砲と異なり高出力である。
+
:グリップからビーム刃を展開する格闘兵装。右腕部がクローとなっている為、左腕での使用を前提とする。マニピュレーターが格納されるMA形態では使用できないものと思われる。
;ビームサーベル
+
;腕部クロー
:同じく左腕部で保持する。
+
:右腕部はそれ自体が大型のクローになっている。構造上、ビーム・ライフルをはじめとする手持ち式火器の使用に制限があるが、格闘兵装として使用出来た。
;クローアーム
+
;シールド
:右腕部がクローになっている。
+
:左腕部に固定装備されているシールド。モノアイセンサーが内蔵されており、MA形態時にメインセンサーとして使用される。
 +
:;拡散メガ粒子砲
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::左腕部シールド内に格納されている拡散[[メガ粒子砲]]。使用時にハッチが開き、クランク・アームで保持された砲身が展開される。通常の拡散メガ粒子砲と異なり出力16.4MWと高出力である。
 
;脚部クロー
 
;脚部クロー
:MA形態時の武装。
+
:MS形態時の脚部は、MA形態ではクローとして使用される。前方に展開される為、可動範囲の自由度は低かったと思われるが、敵機の拘束や一撃離脱などに効果を発揮した。
  
 
== 対決・名場面 ==
 
== 対決・名場面 ==
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== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
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=== 系列機・派生機 ===
 
;[[アモン・ドッグ]]
 
;[[アモン・ドッグ]]
:2機が接続された機体。
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:バウンド・ドックを上下に2機接続した機体。バウンド・ドックの完成機とする資料も存在する。
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;[[リバウンド・ドック]]
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:[[レジオン]]が再生産した機体を作業用として再設計した機体。
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=== 技術的関与のある機体・関連性が疑われる機体 ===
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;[[グラブロ]]
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:開発のベース、もしくは参考とした機体。
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;[[TR-4[ダンディライアン]]]
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:本機と何らかの関係があると言われている機体。本機の開発にデータが使用されているとも言われている。
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;[[ガンダムTR-6[ダンディライアンII]]]
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:TR-4の完成形。[[機種統合計画]]における本機の後継機。
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;[[サンドードック]]
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:本機の可変構造をコピーした[[ミキシングビルドモビルスーツ]]。
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=== その他 ===
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;[[ハウンド・フォックス]]
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:『[[Gの影忍]]』に登場する、本機がベースのMS忍者。機体後部に有線サイコミュを9基装備し、九尾の狐を模したような外見となっている。
 
;[[ムットゥー]]
 
;[[ムットゥー]]
:[[正歴]]世界で発掘された似た機体。
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:[[∀ガンダム (作品)|∀]]』に登場する、本機に似た外見を持つ機体。
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== 余談 ==
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*黄色い機体についてはカラー設定画のみ存在している状態であり、『Ζ』作中では未使用となった。放送当時に発売された「模型情報」1985年11月号に掲載されている「最新MS設定集」ではこの黄色い機体のカラー設定画が機体解説に用いられており、86年1月号では2号機と共に掲載されゲーツ機として紹介。さらに86年4月号の表紙絵(及び旧キット「1/300 サイコガンダムMk-II」のパッケージ絵)ではサイコガンダムMk-IIと共に描かれているため、この黄色い機体は元々バウンド・ドックのカラー案の1つだった可能性がある。
 +
**一方、当時発売された少年誌の掲載イラストやゲーム作品などの一部媒体では、ジェリド機および3号機として扱われるケースが多く、それ故か以降の媒体においても同様に扱われている。
 +
*デザインは小林誠の漫画『ドラゴンズヘブン』に登場するガンプがベースとなっており、OVA版ではそのリファイン版デザインが用いられている。
  
 
== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==
*<amazon>B000EF5KQU</amazon>
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=== [[ガンプラ]] ===
*<amazon>B000FI9JQS</amazon>
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== 話題まとめ ==
 
<!-- *[[namazu:バウンド・ドック]] (全文検索結果) -->
 
  
== 資料リンク ==
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=== フィギュア ===
<!-- *[[一覧:バウンド・ドック]] -->
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<amazon>B000EF5KQU</amazon>
 +
<amazon>B000FI9JQS</amazon>
  
 
== リンク ==
 
== リンク ==
 
*[[登場メカ]]
 
*[[登場メカ]]
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== 脚注 ==
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[[Category:機動戦士Ζガンダム]]
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[[Category:ガンダムビルドファイターズ GMの逆襲]]
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2022年11月26日 (土) 21:37時点における最新版

バウンド・ドック
外国語表記 Bound Doc[1]
登場作品
デザイナー
  • 小林誠 (ラフデザイン)
  • 大畑晃一 (クリンナップ)
  • テンプレートを表示
    スペック
    分類 ニュータイプ専用試作型可変モビルアーマー
    型式番号 NRX-055
    頭頂高 27.3m
    全高 29.7m
    13.0m (MA形態飛行時)
    19.3m (MA形態着陸時)
    本体重量 82.7t
    全備重量 129.4t
    主動力 熱核融合炉
    ジェネレーター出力 2,260kW
    スラスター総推力 145,000kg
    姿勢制御バーニア数 4基
    装甲材質 ガンダリウム合金
    センサー有効半径 9,840m
    開発組織
    所属 ティターンズ
    主なパイロット
    テンプレートを表示

    概要[編集 | ソースを編集]

    地球連邦軍ニュータイプ研究所の協力のもとに開発したニュータイプ専用試作型可変モビルアーマー。開発には旧ジオン軍グラブロジオングを参考にしているとされる。

    ニュータイプ(強化人間)専用の機体だが、ファンネルやビットといった無線式攻撃端末は装備しておらず、サイコガンダムと同様に搭載したサイコミュシステムは主に操作系に関係するものとなっている。サイコガンダムと同じく機外からの遠隔操作にも対応しており、その機能は従来機よりも改善されていたと言われる。一方で、サイコミュはパイロットの意識を機体が発するサイコ・ウェーブで拘束する機能も備えており、この結果、より高い戦闘力を発揮したが、搭乗する強化人間の精神的な負担も増大させている。

    幾つかのシステム上の問題は見られるが、バウンド・ドックそのものは当時の連邦軍のサイコミュ技術の粋を集めた機体であり、機体制御プログラムを変更する事でニュータイプ能力の低いパイロットや、一般兵でも操縦が可能といった柔軟な運用性を備えている点もこの機体の特徴といえた。なお、サイコミュの最終調整はオーガスタ研究所で行われたと言われている。

    カラーバリエーション [編集 | ソースを編集]

    1号機
    全身がグレーに塗装された機体。試作された1号機であり、ゲーツ・キャパが搭乗。複座式になっており、ロザミアの2号機と共に出撃した際にはデータ収集のためローレン・ナカモトがコパイロットとして同乗した。『Ζ』作中では終始MA形態で運用されている。
    2号機
    ピンクと濃紺に塗装された機体。ドゴス・ギア配備時にはロザミア・バダムが搭乗し、サイド2・13バンチ「モルガルテン」においてΖガンダムと交戦した。その後、同じカラーリングの機体[2]ジェリド・メサが搭乗し、彼の最後の搭乗機としてエゥーゴの最終決戦に投入された。
    3号機
    2号機の黄色とピンクを反転させたカラーリングの機体。元々は『Ζ』本編で未使用となったカラー画稿だが、一部媒体では一般兵用に調整された3号機かつジェリド機として扱われている(余談の項も参照)。

    登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

    機動戦士Ζガンダム
    初登場作品。第42話から登場し、1号機にゲーツ・キャパ、2号機にロザミア・バダムが搭乗する。内、1号機は第48話でゲーツが精神破綻した事により戦闘不能になり、そのまま消息を絶つ。第49話では2号機と同じカラーリングの機体にジェリド・メサが搭乗。Ζガンダムと死闘を繰り広げた末、被弾によって制御不能となり、運悪くラーディッシュの爆発に巻き込まれ撃墜された。
    ガンダムビルドファイターズ GMの逆襲
    ガンプラマフィアに転身したガウェイン・オークリーガンプラとして登場。機体カラーは黄金で、表面にダイヤモンドコーティングが施されている。リカルド・フェリーニガンダムフェニーチェリベルタのバスターライフルを無効化するほどの防御力を発揮したが、MA形態で下面から攻撃され撃破された。
    ∀ガンダム (コミックボンボン版)
    初期案ではTV本編に本機が登場する予定だったものの、最終的に本機に類似した姿のムットゥーが登場した。一方、漫画では初期案を基に作画が行われたらしく[3]、本機がそのままの姿で登場。ムットゥーと同様、ゼノア隊によって複数機が発掘され、ディアナ・カウンターの戦力に組み込まれた。

    装備・機能[編集 | ソースを編集]

    特殊機能[編集 | ソースを編集]

    変形
    モビルスーツ形態及びモビルアーマー形態へ変形可能。MS形態時の上半身を90度回転させ、下半身に収納する事でMA形態となる。MA形態ではMS形態の左腕部シールドに備えられたモノアイがメインカメラとなり、脚部自体が大型のクロー・アームを構成する。
    サイコミュシステム
    ニュータイプ用に開発されたマン・マシン・インタフェースの一種。『Ζ』第42話ではロザミアが機体外部から2号機をMS形態へと変形させている。

    武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]

    ビーム・ライフル
    専用のビーム・ライフル。通常の物より小型だが、主力MSの物と同等の威力を有していた。MS形態では左腕部マニピュレーターで保持し、MA形態ではスカートアーマー右側に装着して使用する。出力2.1MW。
    ビーム・サーベル
    グリップからビーム刃を展開する格闘兵装。右腕部がクローとなっている為、左腕での使用を前提とする。マニピュレーターが格納されるMA形態では使用できないものと思われる。
    腕部クロー
    右腕部はそれ自体が大型のクローになっている。構造上、ビーム・ライフルをはじめとする手持ち式火器の使用に制限があるが、格闘兵装として使用出来た。
    シールド
    左腕部に固定装備されているシールド。モノアイセンサーが内蔵されており、MA形態時にメインセンサーとして使用される。
    拡散メガ粒子砲
    左腕部シールド内に格納されている拡散メガ粒子砲。使用時にハッチが開き、クランク・アームで保持された砲身が展開される。通常の拡散メガ粒子砲と異なり出力16.4MWと高出力である。
    脚部クロー
    MS形態時の脚部は、MA形態ではクローとして使用される。前方に展開される為、可動範囲の自由度は低かったと思われるが、敵機の拘束や一撃離脱などに効果を発揮した。

    対決・名場面[編集 | ソースを編集]

    Ζガンダム

    関連機体[編集 | ソースを編集]

    系列機・派生機 [編集 | ソースを編集]

    アモン・ドッグ
    バウンド・ドックを上下に2機接続した機体。バウンド・ドックの完成機とする資料も存在する。
    リバウンド・ドック
    レジオンが再生産した機体を作業用として再設計した機体。

    技術的関与のある機体・関連性が疑われる機体 [編集 | ソースを編集]

    グラブロ
    開発のベース、もしくは参考とした機体。
    TR-4[ダンディライアン]
    本機と何らかの関係があると言われている機体。本機の開発にデータが使用されているとも言われている。
    ガンダムTR-6[ダンディライアンII]
    TR-4の完成形。機種統合計画における本機の後継機。
    サンドードック
    本機の可変構造をコピーしたミキシングビルドモビルスーツ

    その他 [編集 | ソースを編集]

    ハウンド・フォックス
    Gの影忍』に登場する、本機がベースのMS忍者。機体後部に有線サイコミュを9基装備し、九尾の狐を模したような外見となっている。
    ムットゥー
    』に登場する、本機に似た外見を持つ機体。

    余談[編集 | ソースを編集]

    • 黄色い機体についてはカラー設定画のみ存在している状態であり、『Ζ』作中では未使用となった。放送当時に発売された「模型情報」1985年11月号に掲載されている「最新MS設定集」ではこの黄色い機体のカラー設定画が機体解説に用いられており、86年1月号では2号機と共に掲載されゲーツ機として紹介。さらに86年4月号の表紙絵(及び旧キット「1/300 サイコガンダムMk-II」のパッケージ絵)ではサイコガンダムMk-IIと共に描かれているため、この黄色い機体は元々バウンド・ドックのカラー案の1つだった可能性がある。
      • 一方、当時発売された少年誌の掲載イラストやゲーム作品などの一部媒体では、ジェリド機および3号機として扱われるケースが多く、それ故か以降の媒体においても同様に扱われている。
    • デザインは小林誠の漫画『ドラゴンズヘブン』に登場するガンプがベースとなっており、OVA版ではそのリファイン版デザインが用いられている。

    商品情報[編集 | ソースを編集]

    ガンプラ[編集 | ソースを編集]

    フィギュア[編集 | ソースを編集]

    リンク[編集 | ソースを編集]

    脚注[編集 | ソースを編集]

    1. よく間違えられるが、名称は「ドッ」であって「ドッ」ではない。資料によっても「グ」と誤記されているケースが見られる
    2. 小説版『Ζ』では同一機であると明言
    3. ときた洸一氏のツイート