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+ | {{書籍概要 | ||
+ | | 読み = | ||
+ | | 外国語表記 = ADVANCE OF Ζ The Flag of Titans | ||
+ | | 著者 = 今野敏 | ||
+ | | 原作 = 富野由悠季 矢立肇 | ||
+ | | 企画 = 電撃ホビーマガジン編集部 | ||
+ | | 企画協力 = サンライズ | ||
+ | | キャラクターデザイン = 斎藤卓也 | ||
+ | | メカニックデザイン = 藤岡建機 | ||
+ | | 設定協力 = 片岡大輔(アークライト) | ||
+ | | コミカライズ = みずきたつ | ||
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+ | *電撃ホビーマガジン(小説版) | ||
+ | *月刊コミック電撃大王 | ||
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+ | | 発表期間 = | ||
+ | | 掲載期間 = | ||
+ | *2002年9月号 ~ 2008年1月号(小説版) | ||
+ | *2003年2月号 ~ 2008年4月号(漫画版) | ||
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+ | | 巻数 = | ||
+ | *2巻(小説) | ||
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+ | *4巻(漫画) | ||
+ | }} | ||
+ | == 概要 == | ||
+ | <!-- 本文はここから --> | ||
+ | サンライズとメディアワークス(現KADOKAWA)のタイアップにより電撃ホビーマガジンで2002年から2008年にかけて連載された公式外伝。電撃ホビーの看板連載「ADVANCE OF Ζ」シリーズの第一作。ストーリーは今野敏。 | ||
+ | |||
+ | 連載期間中に「月刊コミック電撃大王」でのコミカライズや[[HGUC]]の発売が行われ、プラモと連動した雑誌付録などが企画されている。AOZシリーズで特に人気を博した作品であり、連載終了後も複数のレーベルで小説版が刊行され、プレミアムバンダイでのプラモデル展開も続けられている<ref>当時雑誌付録としてリリースされたメカニックのプラモデルも新規金型でリファインされ入手が可能。</ref>。 | ||
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+ | 本作は「[[機動戦士Ζガンダム]]」の外伝作品にあたり、同作で敵側として描かれて来た[[ティターンズ]]の側から[[グリプス戦役]]を紐解いていく。グリプス戦役後に軍法会議にかけられた主人公の無罪を証明する為に奔走する弁護士の姿を描く法廷ドラマとしての側面が強く、その途中でティターンズ時代の主人公の足取りを回想する形で戦時中の出来事が描かれる。漫画版ではグリプス戦役時の出来事がクローズアップされ法廷編は描かれていないが、漫画版のみに登場するキャラクターを含め、人間関係や心理描写の補完が行われている。 | ||
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+ | [[宇宙世紀]]0084。[[地球連邦軍_(UC)|地球連邦軍]]の将校[[エリアルド・ハンター]]は、念願だった軍のエリート部隊である[[ティターンズ]]入隊を命じられた。 | ||
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+ | 新型[[モビルスーツ]]のテストと共に、さまざまな作戦や実戦を繰り返し、パイロットとして成長していくエリアルド。だが、苛烈な『[[グリプス戦役]]』を戦い抜いた彼を待っていたのは、4つの罪状による軍事裁判という新たな戦いだった…。 | ||
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+ | 法務官[[コンラッド・モリス]]はエリアルドの弁護人となり、彼の無実を信じ、共に戦う決意と共にエリアルドのかつての仲間を探し出すべく奔走する。 | ||
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+ | == 登場人物 == | ||
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+ | :T3部隊の紅一点。メカフェチの一面があり、メカニックからも一目置かれている。戦闘で幾度もエリアルドらの窮地を救っているが、動物が苦手という弱点がある。 | ||
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+ | :T3部隊マーフィー小隊隊長。一年戦争からパイロットを務めるベテランパイロット。厳つい外見ながらうさぎ好きで、部隊のエンブレムにうさぎを選んだのも彼による。 | ||
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+ | :[[アレキサンドリア級]][[アスワン]]艦長。地球至上主義者の多いティターンズの中でもスペースノイドに対する偏見を持たない稀な人物で[[バスク・オム]]に対して反感を抱く。 | ||
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+ | === 地球連邦軍 === | ||
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+ | :漫画版に登場。エリアルドの元同僚。元はティターンズ所属を希望していたが、後に反ティターンズ派閥に所属する事になった。 | ||
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+ | === ジオン残党軍/エゥーゴ === | ||
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+ | :漫画版に登場。旧ジオン公国軍キルマイヤー小隊所属。ヘイズル奪取の為にエリアルドに接近するが、失敗し逃亡。その後エゥーゴに参加しゾラとエゥーゴとの橋渡し役を担う。 | ||
+ | ;[[マキシム・グナー]] | ||
+ | :デラーズ紛争時代のマーフィーの戦友。[[高機動型ガルバルディβ]]のテストの為にアスワンに赴任するが、その後ガルバルディを強奪しエゥーゴへ寝返った。 | ||
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+ | == 登場メカ == | ||
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+ | ::;[[ギャプランTR-5[アドバンスド・フライルー]]] | ||
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+ | ;[[ジム改高機動型]] | ||
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+ | ;[[フルドドII]] | ||
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+ | ;[[ガンダムTR-6[ウーンドウォート]]] | ||
+ | :;[[ガンダムTR-6[ウーンドウォート・ラー]]] | ||
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+ | :;[[ガンダムTR-6[ハイゼンスレイII・ラー]]] | ||
+ | ;[[ガンダムTR-6[インレ]]] | ||
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+ | :;[[ガンダムTR-6[ファイバーII]]] | ||
+ | :;[[ガンダムTR-6[ダンディライアンII]]] | ||
+ | |||
+ | ;[[ジム・クゥエル]] | ||
+ | ;[[バーザム]] | ||
+ | ;[[アスワン]] | ||
+ | ;[[イズミール]] | ||
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+ | === ジオン残党軍/エゥーゴ === | ||
+ | ;[[リック・ドム[シュトゥッツァー]]] | ||
+ | ;[[ゲルググ[シュトゥッツァー]]] | ||
+ | ;[[ザクII[シュトゥッツァー]]] | ||
+ | ;[[アッシマー]] | ||
+ | ;[[ネモ]] | ||
+ | ;[[ネモ・カノン]] | ||
+ | ;[[リック・ディアス[シュトゥッツァー]]] | ||
+ | ;[[ザンジバル級]] | ||
+ | |||
+ | === 地球連邦軍 === | ||
+ | ;[[ジム改]] | ||
+ | ;[[ジムIII]] | ||
+ | == 用語 == | ||
+ | <!-- ;名称:説明 --> | ||
+ | ;[[T3部隊]] | ||
+ | :コンペイトウを拠点とするティターンズの試験部隊。ティターンズ・テスト・チーム。 | ||
+ | ;[[TR計画]] | ||
+ | :ティターンズの次期主力機である「ガンダムTR-6」の開発計画。 | ||
+ | ;エリアルドの罪状 | ||
+ | :ティターンズ時代にエリアルドが犯したとされる4つの罪状。内容は以下の通り。 | ||
+ | :*[[30バンチ事件]]への関与 | ||
+ | :*[[プロトタイプアッシマーTR-3[キハール]|アッシマー]]による飛行規律違反 | ||
+ | :*[[コロニーレーザー]]争奪戦における敵前逃亡 | ||
+ | :*[[ガンダムTR-6[ハイゼンスレイII]|新兵器]]の無断破壊 | ||
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2023年7月2日 (日) 02:13時点における最新版
ADVANCE OF Ζ ティターンズの旗のもとに | |
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外国語表記 | ADVANCE OF Ζ The Flag of Titans |
著者 | 今野敏 |
原作 | 富野由悠季 矢立肇 |
企画 | 電撃ホビーマガジン編集部 |
キャラクターデザイン | 斎藤卓也 |
メカニックデザイン | 藤岡建機 |
レーベル |
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掲載誌 |
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掲載期間 |
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巻数 |
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概要[編集 | ソースを編集]
サンライズとメディアワークス(現KADOKAWA)のタイアップにより電撃ホビーマガジンで2002年から2008年にかけて連載された公式外伝。電撃ホビーの看板連載「ADVANCE OF Ζ」シリーズの第一作。ストーリーは今野敏。
連載期間中に「月刊コミック電撃大王」でのコミカライズやHGUCの発売が行われ、プラモと連動した雑誌付録などが企画されている。AOZシリーズで特に人気を博した作品であり、連載終了後も複数のレーベルで小説版が刊行され、プレミアムバンダイでのプラモデル展開も続けられている[1]。
本作は「機動戦士Ζガンダム」の外伝作品にあたり、同作で敵側として描かれて来たティターンズの側からグリプス戦役を紐解いていく。グリプス戦役後に軍法会議にかけられた主人公の無罪を証明する為に奔走する弁護士の姿を描く法廷ドラマとしての側面が強く、その途中でティターンズ時代の主人公の足取りを回想する形で戦時中の出来事が描かれる。漫画版ではグリプス戦役時の出来事がクローズアップされ法廷編は描かれていないが、漫画版のみに登場するキャラクターを含め、人間関係や心理描写の補完が行われている。
ストーリー[編集 | ソースを編集]
宇宙世紀0084。地球連邦軍の将校エリアルド・ハンターは、念願だった軍のエリート部隊であるティターンズ入隊を命じられた。
新型モビルスーツのテストと共に、さまざまな作戦や実戦を繰り返し、パイロットとして成長していくエリアルド。だが、苛烈な『グリプス戦役』を戦い抜いた彼を待っていたのは、4つの罪状による軍事裁判という新たな戦いだった…。
法務官コンラッド・モリスはエリアルドの弁護人となり、彼の無実を信じ、共に戦う決意と共にエリアルドのかつての仲間を探し出すべく奔走する。
登場人物[編集 | ソースを編集]
ティターンズ [編集 | ソースを編集]
- エリアルド・ハンター
- 主人公。ティターンズの試験部隊「T3部隊」所属。ティターンズでは稀なスペースノイド。グリプス戦役後、戦時中に犯した4つの罪状により拘束される。
- カール・マツバラ
- T3部隊の後方支援担当。日系ハーフ。エリアルドと同期入隊したライバルで良き戦友。絵心があり、T3部隊のエンブレムデザインも彼の案によるもの。
- オードリー・エイプリル
- T3部隊の紅一点。メカフェチの一面があり、メカニックからも一目置かれている。戦闘で幾度もエリアルドらの窮地を救っているが、動物が苦手という弱点がある。
- ウェス・マーフィー
- T3部隊マーフィー小隊隊長。一年戦争からパイロットを務めるベテランパイロット。厳つい外見ながらうさぎ好きで、部隊のエンブレムにうさぎを選んだのも彼による。
- オットー・ペデルセン
- アレキサンドリア級アスワン艦長。地球至上主義者の多いティターンズの中でもスペースノイドに対する偏見を持たない稀な人物でバスク・オムに対して反感を抱く。
- ヘンドリック・ネス
- アスワンのメカニック・チーフ。マーフィーの良き理解者。
- トーマス・シュレーダー
- サラミス改級イズミール艦長。士官学校時代に「氷柱」とあだ名され、20代の若さで艦長になり、以降一人も部下を死なせた事がないという伝説の持ち主。
地球連邦軍 [編集 | ソースを編集]
- コンラッド・モリス
- 法務局所属の法務官。少佐。一年戦争時の負傷でリタイアし、常に歩行杖を常用する元MSパイロット。エリアルドの弁護を担当する。
- ジョアンナ・パブロア
- コンラッドの秘書官。ロシア系。元広報部所属で何人ものジャーナリストともコネを持つ。
- ゲオルギー・ミルコフ
- エリアルドの軍事法廷の判事を担当する准将。
- ジョン・ゴードン
- エリアルドの軍事法廷の検事を担当する大佐。元情報部。
- オルトヴァン・ジェスール
- 漫画版に登場。エリアルドの元同僚。元はティターンズ所属を希望していたが、後に反ティターンズ派閥に所属する事になった。
ジオン残党軍/エゥーゴ [編集 | ソースを編集]
- ガブリエル・ゾラ
- 旧ジオン公国軍大尉。当初はジオン再興を唱えていたものの、やがてT3部隊のガンダムに対して執着するようになる。
- カザック・ラーソン
- 旧ジオン軍大尉。ゾラの旧友でよき理解者。元はMSパイロットだったもののT3部隊との戦闘で片足を失う。
- ショーター
- ザクII[シュトゥッツァー]に搭乗するガブリエルの部下。
- ヒルデガルド・スコルツェニー
- 漫画版に登場。旧ジオン公国軍キルマイヤー小隊所属。ヘイズル奪取の為にエリアルドに接近するが、失敗し逃亡。その後エゥーゴに参加しゾラとエゥーゴとの橋渡し役を担う。
- マキシム・グナー
- デラーズ紛争時代のマーフィーの戦友。高機動型ガルバルディβのテストの為にアスワンに赴任するが、その後ガルバルディを強奪しエゥーゴへ寝返った。
登場メカ[編集 | ソースを編集]
ティターンズ [編集 | ソースを編集]
ジオン残党軍/エゥーゴ [編集 | ソースを編集]
地球連邦軍 [編集 | ソースを編集]
用語[編集 | ソースを編集]
- T3部隊
- コンペイトウを拠点とするティターンズの試験部隊。ティターンズ・テスト・チーム。
- TR計画
- ティターンズの次期主力機である「ガンダムTR-6」の開発計画。
- エリアルドの罪状
- ティターンズ時代にエリアルドが犯したとされる4つの罪状。内容は以下の通り。
商品情報[編集 | ソースを編集]
書籍[編集 | ソースを編集]
ムック [編集 | ソースを編集]
小説 [編集 | ソースを編集]
コミックス [編集 | ソースを編集]
資料リンク[編集 | ソースを編集]
リンク[編集 | ソースを編集]
脚注[編集 | ソースを編集]
- ↑ 当時雑誌付録としてリリースされたメカニックのプラモデルも新規金型でリファインされ入手が可能。