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=== 系列機・派生機 ===
 
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:試作機。
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:キュベレイのマイナーチェンジ版。
 
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2024年3月26日 (火) 23:13時点における版

キュベレイ
外国語表記 Qubeley
登場作品
デザイナー 永野護
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スペック
分類 ニュータイプ専用試作型モビルスーツ
型式番号
  • AMX-004
  • MMS-003 (当初の設定)
頭頂高 18.4m
全高 18.9m
本体重量 35.2t
全備重量 57.2t
主動力 熱核融合炉
ジェネレーター出力 1,820kW
スラスター総推力 61,600kg
姿勢制御バーニア数 12基
装甲材質 ガンダリウム合金
センサー有効半径 10,900m
開発組織 アクシズ (ネオ・ジオン)
所属 アクシズ (ネオ・ジオン)
主なパイロット ハマーン・カーン
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概要

アクシズが開発したニュータイプモビルスーツ。名称の由来はギリシャ神話に登場する大地母神「キュベレー」から。

ジオン軍のNT専用モビルアーマーエルメスの小型化・MS化を目指して設計[1]されている。特にサイコミュシステム一年戦争時に小型化に難航し、MAクラスの機動兵器にしか搭載できなかったが、アクシズで研究が進められた結果、MSへ搭載可能なサイズに小型化されている。同時に、遠隔操作端末もエネルギーCAP技術の導入や内部機構の見直しによってダウンサイジングしたファンネルとして実用化された。

サイコミュの小型化を契機とする技術的発展によって、本機は極めて高性能な機体として完成したが、その性能は高度な能力を持つニュータイプをパイロットとして発揮できるものであった。この問題は、アクシズ宰相であるハマーン・カーンをパイロットとすることで解決しており、高いニュータイプ能力を持つ彼女の搭乗によってその性能を十全に発揮した。

特徴的な肩部ショルダーバインダーは機体の機動力を支えるフレキシブルスラスターバインダーとして機能し、計12基のスラスターを内蔵。脚部はコ・ジェネレーターとプロペラントを独立して搭載しており、下半身そのものが巨大なリザーブタンクとしても機能する[2]。また、ファンネルの操作補助を目的に後頭部やマニピュレータには感応波の送受信端末も内蔵されている[3]

高い完成度を誇る機体ではあったが、その特殊な仕様のためバリエーションは殆ど存在せず、キュベレイMk-II量産型キュベレイなどが存在する程度である。しかし、本機で確立されたシステムはこれ以降開発されるニュータイプ専用機に大きな性能を与えた事は紛れもない事実である。

登場作品と操縦者

機動戦士Ζガンダム
初登場作品。
機動戦士ガンダムΖΖ

装備・機能

特殊機能

バインダー
両肩に4基搭載されたバインダー。主推進器であると同時にAMBAC肢及びシールドとしての機能を持つ。腕部とは別に可動し、全身の姿勢制御バーニアの併用で高い機動性・運動性を発揮する。
サイコミュシステム
ニュータイプの感応波を使用したマンマシンインターフェース。アクシズで研究が進められた結果、一年戦争時の物からダウンサイジングを実現している。主にファンネルの制御に用いられ、頭部スタビライザーにもサイコミュ・アンテナが内蔵されている。
また、マニピュレータにはサイコミュの混信や共振を抑えるための感応波端末が内蔵されており、多数のファンネルを高精度に操作するために必須の装備であった。
サイコフィールド
サイコミュとハマーンの高いニュータイプ能力によって引き起こされたエネルギーフィールド。第一次ネオ・ジオン抗争終盤、ΖΖガンダムのハイ・メガ・キャノンを防ぎきった。

武装・必殺攻撃

ビーム・サーベル
両腕の袖口に計2基格納され、使用時にはポップアップしたグリップをマニピュレータで保持する。収納状態ではビーム・ガンとして使用可能。主武装はファンネルのため使用頻度は低い。
ビーム・ガン
ビーム・サーベルは腕に格納した状態ではビームガンとして使用可能。腕部の可動域がそのまま射界となる為、柔軟な射撃が可能。主に牽制などで使用される。射線との干渉を防ぐため、手部を広げて付き出す独特な射撃ポーズを取る事が多かった。
大型ビーム・サーベル
左右の肩部バインダーに格納されている長柄型グリップを備えたビーム・サーベル。
TV版最終話(劇場版3作目)で百式相手に一度だけ使用している。
ファンネル
背部のファンネル・コンテナ内に10基(あるいはそれ以上)内蔵されているキュベレイのメインウェポン。サイコミュによって制御され、これを展開したオールレンジ攻撃がキュベレイの主な攻撃手段となる。
小型化の結果ジェネレーターを搭載しておらず、稼働時間に制限がありファンネル・コンテナに収納する事で充電と推進剤の補給を行う必要がある。

対決・名場面

百式
ジ・O
Ζガンダム
ΖΖガンダム

関連機体

系列機・派生機

プロトタイプ・キュベレイ
試作機。サイコミュの小型化ができず、機体サイズが大型化したため採用されなかった。
キュベレイMk-II
キュベレイのマイナーチェンジ版。
量産型キュベレイ
キュベレイの量産型。
マグナ・マーテル
キュベレイシリーズの上位互換機として開発された機体。
ディマーテル
キュベレイの発展機として開発された機体。

技術的関与のある機体

トゥッシェ・シュヴァルツ
アクシズが開発したシュネー・ヴァイスの後継機。本機の運用データから次世代機の設計が構想された。
クィン・マンサ
本機の高性能化を目指して開発された。

関連する機体

エルメス
本機はこの機体の流れを汲んでいる。
G-3
この機体もエルメスの後継機として開発された。

その他

ガザ・レイ / ゴージャス・ガンダム
宇宙戦国時代のミキシングビルドモビルスーツ。前者は本機とガザCを合わせた機体、後者はこの機体の肩部に本機の脚部が使用されている。
キュベレイパピヨン
ガンダムビルドファイターズ』に登場する、本機をベースにしたガンプラ。
キュベレイダムド/キュベレイ・アンベリール
ビルドダイバーズ GBWC』に登場する、本機をベースにしたガンプラ。巨大なマニピュレータが特徴。

商品情報

ガンプラ

フィギュア

その他

リンク

脚注

  1. エルメスの構造をボディユニットに集約・再構成しており、装甲部には「LMES2」の開発コードも刻印されている。
  2. これは逆に上半身にも当てはまり、上下構造が双方のフェイルセイフを賄っている。
  3. ファンネル使用時に対象を指差す動作を行うのも、このためであると言われている。