アスワン

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アスワン
外国語表記 Aswan
登場作品 ADVANCE OF Ζ ティターンズの旗のもとに
デザイナー 鋭之介 初代 日野 (模型作例)
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スペック
分類 宇宙巡洋艦
艦級 アレキサンドリア級
所属組織 ティターンズ
所属部隊 T3部隊
戦没 宇宙世紀0088年2月
主な艦長 オットー・ペデルセン
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概要[編集 | ソースを編集]

ティターンズが運用する宇宙巡洋艦アレキサンドリア級の内、コンペイトウを母港としてL5宙域でTR計画の各機材のテストを行うT3部隊の母艦として運用されている艦。艦長は同部隊の司令官を兼任するオットー・ペデルセン大佐。

当初はコンペイトウの周辺宙域でテストを行っていたが、T3部隊の実戦部隊化に際し、前線にも派遣されるようになった。実験部隊への配備に際し、ペイロードや艦内設備の拡大と拡充が図られ、モビルスーツ搭載数が増加。MSのテスト部隊であるT3部隊へ次々に搬入される新型機を十分にストックできるだけのMSデッキスペースが確保されており、元のアレキサンドリア級が持つ高いMS搭載・運用能力が強化されている。

宇宙世紀0084年よりガンダムTR-1[ヘイズル]などの新型機のテストを行いつつ、ジオン残党掃討任務や30バンチ事件における後方支援に従事。0087年にグリプス戦役が勃発してからは部隊に合流したサラミス改級イズミールにMS隊の母艦の役割を受け渡すも、引き続き部隊の母艦として作戦に従事した。

戦争の末期にはコンペイトウより機密レベルの新型機ガンダムTR-6[ウーンドウォート]を搬入し、エゥーゴとの最終決戦に参加。苛烈な戦いの中でイズミールが撃沈され、同艦からMS隊の母艦の役割を引き継ぐも、最終的に撃沈される末路を迎えた。

グリプス戦役末期にはガンダムTR-6[インレ]の専用運用艦であるアスワン改としての改修プランも検討されていたが、戦況の悪化に伴い、改修が実施される事はなかった。

登場作品[編集 | ソースを編集]

ADVANCE OF Ζ ティターンズの旗のもとに
初登場作品。主人公であるエリアルド・ハンター達の所属するT3部隊の当初の母艦として登場。イズミールの合流後はそちらが母艦として使われたが、グリプス戦役の末期には作戦行動を共にするようになった。最終決戦において戦況が悪化し、イズミールが撃沈される中、アスワンは懸命に戦闘を続行するものの、TR-6破壊の密命を受けて戦線離脱したエリアルドを追跡するためカール・マツバラが出撃した直後に撃沈された。
なお「電撃ホビーマガジン」での連載中に設定画が出来上がったのは連載が二期に入ってからであり、連載当初は設定画が用意されていなかった。そのため「アレキサンドリアベースで、主役っぽく」というざっくりとした注文を受けた初代ガンプラ王の鋭之介 初代 日野氏によるスクラッチモデルがフォトストーリーで用いられている。また、漫画版にはイズミールが登場しないため、終始T3部隊の母艦として描かれており、甲板にインレが駐機されている描写も存在する。
A.O.Ζ Re-Boot ガンダム・インレ-くろうさぎのみた夢-
Vol.28に新規作画のアスワンが掲載されており、『AOΖ』の設定画と比べて細かなディテールが変化している。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]

連装メガ粒子砲
主砲。船体中央上下に2基ずつ計4基装備されている。
単装メガ粒子砲
副砲。エンジンブロック側面に計2基装備。
連装対空砲 / 単装対空砲
艦体の各所に搭載されている機関砲。元のアレキサンドリア級と比べてエンジンブロック上部の物が2基ずつ計4基に変更されている。『AOΖ』や『Re-boot』の設定画など、資料によって連装か単装かが異なる箇所もある。

艦体・艦内設備[編集 | ソースを編集]

可変式複合アンテナ
艦橋の上部に増設された大型アンテナ。各種情報収集のため他の同系艦よりも通信能力の高い物が装備されている。寄港・停船時などはレーザーアンテナ部を半分に折り畳める他、クレーンの使用時には破損を避けるため前方に倒す事が可能。
後部格納庫用多目的クレーン
艦橋の上部に増設された大型クレーン。大型機の牽引などが可能。
格納庫 (後部)
艦橋の後部に増設された実験作業用の格納庫。
MSデッキ
艦中央部の格納庫。元のアレキサンドリア級では傾斜型だったハッチが、アルギザの物に近い垂直型に変更されている。

搭乗員[編集 | ソースを編集]

オットー・ペデルセン
艦長。T3部隊の司令官を兼任している。
ケイト・ロス
通信士。
ヘンドリック・ネス
整備主任。
ピート・シェルトン
メカニック。
ウェス・マーフィー / エリアルド・ハンター / カール・マツバラ
ブラックオター(マーフィー小隊)の隊長および隊員。
オードリー・エイプリル
MSパイロット兼オペレーター。
ジャン・ジャック・ゲール
第二小隊所属のベテランパイロット。
テオドロ・ウルバーニ
地球連邦軍の技術大尉。ビグウィグのテスト時などに乗艦。
マキシム・グナー
連邦軍のパイロット。アスワン赴任直後に乗機の高機動型ガルバルディβごと脱走。

艦載機[編集 | ソースを編集]

対決・名場面[編集 | ソースを編集]

関連艦[編集 | ソースを編集]

アスワン改
グリプス戦役末期に検討されていた本艦の改修案。艦首カタパルトとMSデッキがインレ3機を係留するための設備に変更され、艦底部にロンバルディア級のブースターが増設される予定であった。
アスワン(次世代化改修型)
電撃ホビーマガジンスペシャル「ADVANCE OF Ζ ~ティターンズの旗のもとに~ Vol.6」に「アレキサンドリア級の近代化強化バリエーション案」として掲載されていた改修型アスワン。艦橋はアスワン改の物に変更されており、エンジンブロックの下部に放熱板が増設されている。
アレキサンドリア級
本艦を含むティターンズの宇宙巡洋艦。
グラン・ザンドレル級陸上戦艦 / ガウンランド
本艦と同様、後年にMS母艦化が図られたアレキサンドリア級の系列艦。
サラミス改級イズミール
僚艦。エゥーゴとの実戦においてはこちらがMS隊の母艦として運用された。

商品情報[編集 | ソースを編集]

資料リンク[編集 | ソースを編集]

リンク[編集 | ソースを編集]