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− | 地球連邦軍の量産型MS・[[ジム]]の支援用として作業用ポッドに[[ガンタンク]]のキャノン砲を取り付ける形で開発された戦闘用ポッド<ref> | + | 地球連邦軍の量産型MS・[[ジム]]の支援用として作業用ポッドに[[ガンタンク]]のキャノン砲を取り付ける形で開発された戦闘用ポッド<ref>一般的には本機は「モビルポッド」とされるが、これは駆逐モビルポッド「[[オッゴ]]」の登場により普及した分類であり、ゲーム等では「モビルアーマー」に、プラモデルの解説書では「戦闘ポッドであり、簡易型MS」と表記される。</ref>。 |
なお、開発理由には諸説あり、ジオンに比べMS開発に大きく遅れを取り、量産と配備が一向に進まない事に業を煮やした連邦軍の窮余の策として開発された、とも言われる。 | なお、開発理由には諸説あり、ジオンに比べMS開発に大きく遅れを取り、量産と配備が一向に進まない事に業を煮やした連邦軍の窮余の策として開発された、とも言われる。 | ||
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:やられ役。しかも当時からある設定に反し長距離支援せずにジムと一緒に行動している。とはいえ物量作戦の一翼を担って勝利に貢献したのは確か。 | :やられ役。しかも当時からある設定に反し長距離支援せずにジムと一緒に行動している。とはいえ物量作戦の一翼を担って勝利に貢献したのは確か。 | ||
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− | :この機体の主武装。[[ガンタンク]]のものを流用している<ref>現在では'''ガンタンクの主砲は180mmではなく120mm'''と設定されているため矛盾が生じている。</ref> | + | :この機体の主武装。[[ガンタンク]]のものを流用している<ref>現在では'''ガンタンクの主砲は180mmではなく120mm'''と設定されているため矛盾が生じている。</ref>。作中ではドムを一撃で破壊しているほか、開発経緯を考えれば射程は長いと思われる。 |
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− | : | + | :連射可能なキャノン砲または機関砲。『MS IGLOO 黙示録0079』や『THE ORIGIN』に登場した一部の機体が装備。 |
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:一応『MS IGLOO 黙示録0079』では、新兵が回転しながらの体当たりやアームによる打撃を行っている。 | :一応『MS IGLOO 黙示録0079』では、新兵が回転しながらの体当たりやアームによる打撃を行っている。 | ||
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2019年9月22日 (日) 01:30時点における版
ボール | |
---|---|
外国語表記 | Ball |
登場作品 | |
デザイナー | 大河原邦男 |
スペック | |
---|---|
分類 | 支援用量産型モビルポッド |
型式番号 | RB-79 |
全高 | 12.8m |
本体重量 | 17.2t |
全備重量 | 49.0t |
主動力 | 燃料電池 |
ジェネレーター出力 | 400kW |
スラスター総推力 | 24,000kg |
装甲材質 | チタン合金(設計上はルナ・チタニウム合金) |
センサー有効半径 | 4,000m |
開発組織 | 地球連邦軍 |
所属 | 地球連邦軍 |
主なパイロット |
概要
地球連邦軍の量産型MS・ジムの支援用として作業用ポッドにガンタンクのキャノン砲を取り付ける形で開発された戦闘用ポッド[1]。
なお、開発理由には諸説あり、ジオンに比べMS開発に大きく遅れを取り、量産と配備が一向に進まない事に業を煮やした連邦軍の窮余の策として開発された、とも言われる。
一般的なモビルスーツやモビルアーマーとは異なり熱核融合炉ではなく燃料電池で駆動するため、推進剤の燃焼温度が低い(=加速力が弱い)、アームを俊敏に動かすほど出力が高くない(=AMBACができず運動性が低い)、稼働時間の制約が強い、といった弱点があるが、融合炉の冷却が不要なので運用設備が小規模で済む、戦闘機では不可能な後退もできるという利点もある。それでも戦闘力、特に防御力と運動性が非常に貧弱な事から、別名「動く棺桶」、あるいは「丸い棺桶」と呼ばれており[2]、MSとの戦では一方的に撃破される事が多い。
ジムと同じく集団戦を想定しており、長距離射撃によってジムを支援することが基本的な運用とされるほか、本来の用途である作業目的にも活用されている[3]。それに加え元々過酷な宇宙環境での作業を目的としていたこともあってか、センサー類に関してはザクはおろかジム以上、場合によってはガンキャノン並の性能があるとされる。
登場作品と操縦者
- 機動戦士ガンダム
- やられ役。しかも当時からある設定に反し長距離支援せずにジムと一緒に行動している。とはいえ物量作戦の一翼を担って勝利に貢献したのは確か。
- 機動戦士ガンダム MS IGLOO
- やられ役なのは相変わらずだが、『一年戦争秘録』第3話では、シャークマウスのノーズアートが施されたオハイオ小隊の機体が登場する他、地球から脱出したものの地上用のため無重力下ではまともに動けない陸戦型ザクIIを一方的に痛めつける等、それまでのイメージとは異なる「強いボール」が描かれる。
なお、ヨーツンヘイムの識別表にフィフティーンキャリバー装備機がK型として表示されているが[4]、同兵装の機体が作中設定でK型なのか、はたまたジオン側でK型として登録されているだけなのかは不明。 - 機動戦士ガンダム THE ORIGIN
- 機動戦士ガンダムMSV-R ジョニー・ライデンの帰還
- ガンダムビルドファイターズ
- 第3話で本機のガンプラをレイジが操縦。ガンプラバーの常連のガンプラをアーム一本で軽く打ちのめした。その後、逆上した常連5人を一度に相手にしたため追い込まれるが、フェリーニの加勢により助けられる。
装備・機能
武装・必殺攻撃
- 180mm低反動キャノン
- この機体の主武装。ガンタンクのものを流用している[5]。作中ではドムを一撃で破壊しているほか、開発経緯を考えれば射程は長いと思われる。
- 連装フィフティーンキャリバー
- 連射可能なキャノン砲または機関砲。『MS IGLOO 黙示録0079』や『THE ORIGIN』に登場した一部の機体が装備。
- 体当たり
- Gジェネなどのゲームで確認されているが、こんなので突っ込んでもたいしたことはないだろう。蹴り飛ばされたり投げつけられた場合は別だが…
- 一応『MS IGLOO 黙示録0079』では、新兵が回転しながらの体当たりやアームによる打撃を行っている。
- ビーム・ライフル、ビーム・サーベル
- 『機動戦士ガンダム (小説版)』でアームに装備。
対決・名場面
機動戦士ガンダム MS IGLOO 黙示録0079
- 対オッゴ
関連機体
- ボールK型
- 先行量産機。
- ボールF型
- 装甲と機動性を強化した機体。
- ボールG型
- キャノン砲をクレーンアームに換装した作業用の機体。
- ボールM型
- 機雷散布ポッドを装備した機体。
- フィッシュアイ、水中型ボール
- 水中用に改修された機体。
- ボール (サンダーボルト版)
- アームにマシンガン、機体下部にスキッドが追加された機体。
- スペースポッド
- 本機のベースとなった作業用ポッド。
- ボール改
- 『0083』に登場。本機の改良型。
- 133式ボール
- キャノン砲を3門に増やしたボール。
- シャア専用ボール
- シャア用にカスタマイズされたギャグ機体。
- Bガンダム
- ガンダムフェイス風の増加装甲を取り付けたボール。
- キャノン・ボール
- ボールとガリクソンを合わせた機体。
- NT試験用ジム "ジャグラー"
- 通称「ジム・ジャグラー」。攻撃ユニットは本機を改造した物。
- オッゴ
- ジオン軍側のモビルポッド。『MS IGLOO 黙示録0079』において、ボール対オッゴのモビルポッド同士の戦闘が描かれた。
- ドータップ
- 『機動新世紀ガンダムX』の機体で当機をモチーフにしている。劇中では第七次宇宙戦争の回想シーンでしか登場していない。
- ドータップ水中型
- ドータップの水中型。
- ポリポッドボール
- 『ガンダムビルドダイバーズ GIMM&BALL’S WOULD CHALLENGE』に登場する本機ベースのガンプラ。4脚が追加され、全領域に対応可能となっている。
商品情報
ガンプラ
リンク
脚注
- ↑ 一般的には本機は「モビルポッド」とされるが、これは駆逐モビルポッド「オッゴ」の登場により普及した分類であり、ゲーム等では「モビルアーマー」に、プラモデルの解説書では「戦闘ポッドであり、簡易型MS」と表記される。
- ↑ 勿論全く無力というわけではなく、『MS IGLOO』では護衛のMSを伴わない輸送艦やHLV、まともな挙動ができない陸戦仕様のザクIIにとっては大きな脅威となる様子が描かれている。
- ↑ 『0083』でソーラ・システムII展開作業を行っている機体など。
- ↑ 『黙示録0079』第2話、マイ中尉が6機のボールを確認するシーン
- ↑ 現在ではガンタンクの主砲は180mmではなく120mmと設定されているため矛盾が生じている。