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;[[プルツー]] | ;[[プルツー]] | ||
− | : | + | :プルのクローン。プルとは違い、グレミーの手駒として彼の命令に実直に従っていたものの、ジュドーやプルの魂の説得を受け己の立場に疑問を抱くようになってしまい、最終的にジュドーの元に走った。 |
− | ;[[マリーダ・クルス | + | ;[[プルクローン]] |
− | : | + | :グレミーが率いる強化人間部隊。グレミーの指示に彼の亡き後も忠実に従ったものの、最終的に全滅する末路を迎えた。 |
+ | ;プルトゥエルブ ([[マリーダ・クルス]]) | ||
+ | :プルクローンの内の1人。姉妹が死んでいく中、辛うじて生き残り、紆余曲折あって「マリーダ・クルス」として再び戦いに身を投じる事になる。 | ||
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:ハマーンの命令でグレミーを監視していた。グレミーの切り札を見せられて彼の元にくだるが、ニュータイプとはいえ子供を戦力にしていたことに軍人としてのプライドが傷つけられ、ガンダムチームに挑むが敗れ去った。 | :ハマーンの命令でグレミーを監視していた。グレミーの切り札を見せられて彼の元にくだるが、ニュータイプとはいえ子供を戦力にしていたことに軍人としてのプライドが傷つけられ、ガンダムチームに挑むが敗れ去った。 | ||
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:グレミーは彼の遺伝子から作られた試験管ベビーであるとする資料もある。 | :グレミーは彼の遺伝子から作られた試験管ベビーであるとする資料もある。 | ||
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+ | :アフリカ独立戦線の「[[青の部隊]]」を率いる隊長。砂漠を彷徨っていたところを彼に助けられる。助ける条件としてグレミーに任務を強要させるも、大義を為そうとする彼の強い意思に次第に共感していき、最期は1人の戦士として認め、部隊と仲間達を託した。 | ||
+ | ;[[セリーヌ・ロム]] | ||
+ | :彼女をコールドスリープから目覚めさせる。目覚めた彼女の行動原理に対しては自分の境遇もあってかある程度の理解を示していた。 | ||
+ | :誰がグレミーに情報を教えたのか、どこまで彼女についての情報を知っていたのかは不明だが、セリーヌと[[フラナガン]]の人間関係についてもある程度は把握していた。教えたのは元[[フラナガン機関]]所属とされる[[マガニー]]ではないかとも推測は出来る。 | ||
== 名台詞 == | == 名台詞 == | ||
− | < | + | === 機動戦士ガンダムUC === |
− | < | + | ;”ようこそ、この世界へ。寒くはないか?”<br/>”君は十二番目の妹だ。姉さんたちはもう外で働いている。さあ、ぼくと一緒に外の世界へ行こう” |
− | + | :原作小説第4巻より、バナージが見たマリーダ(プルトゥエルブ)の過去にて。カプセルから自身を引き起こした青年の瞳は外気よりも冷たい。しかし手のひらを握るその手は温かく、プルトゥエルブは彼を自然と「マスター」と認識した自身に疑念を抱きつつ、外の世界へと足を踏み入れた――。<br/>文中には「金髪の青年」「ネオ・ジオン軍の制服を着た青年」としか表記されていないが、グレミーである事は間違いないだろう。 | |
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+ | :『ΖZ』第31話にて搭乗。[[青の部隊]]を率いた。 | ||
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+ | :『ΖΖ』第46話にてプルツーと同乗。グレミーの最後の搭乗機となった。 | ||
;[[ミンドラ]] | ;[[ミンドラ]] | ||
− | : | + | :座乗艦。地球降下作戦に伴いサンドラへと移乗した。 |
;[[サンドラ]] | ;[[サンドラ]] | ||
− | : | + | :地球降下作戦時の座乗艦。 |
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− | + | == 余談 == | |
− | + | *「B-CLUB 15 アニメディア別冊機動戦士ガンダムΖΖ PART2」や「アニメディア 1986年10月号」など、幾つかの書籍には『ΖΖ』のトミノメモにおけるグレミーの裏設定が紹介されている。それによれば、グレミーはギレンの精子とニュータイプの素質のある女性の卵子を人工的に受精させた試験管ベビーとの事だが、更にプルやプルツー、プルクローンは別の女性の卵子を使って生まれた一卵性双生児、つまり'''グレミーの妹'''であるとしている。 | |
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== リンク == | == リンク == | ||
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2024年1月11日 (木) 01:15時点における版
グレミー・トト | |
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外国語表記 | Glemy Toto |
登場作品 | 機動戦士ガンダムΖΖ |
声優 | 柏倉つとむ (現:カシワクラツトム) |
プロフィール | |
---|---|
種族 | 人間 (スペースノイド) |
性別 | 男 |
生年月日 | 宇宙世紀0070年 (71年とも) |
年齢 | 17歳 ⇒ 18歳 |
没年月日 | 宇宙世紀0089年1月15日 |
出身 | サイド3 (異説あり) |
身長 | 185cm |
体重 | 65kg |
髪色 | 金髪 |
瞳の色 | 青 |
血液型 | B型 |
特技 |
ダーツ ナイフ投げ |
趣味 | チェス |
好きな食べ物 | 日本料理 |
職業 |
|
所属組織 | ネオ・ジオン軍 ⇒ ネオ・ジオン軍 (グレミー軍) |
所属部隊 | エンドラ隊 (新兵時) |
主な搭乗機 |
概要
ハマーン・カーン率いるネオ・ジオン軍の若き士官。自らをザビ家の血脈に連なる者と公言しており、ザビ家再興を自らの大義として掲げている。
ザビ家の血脈という身分という事もあってか17歳という若さでありながらハマーンに重用されており、第一次ネオ・ジオン抗争に一兵卒として参戦した当初、マシュマー・セロ率いるエンドラ隊にMSパイロットとして配属されているが、後に対エゥーゴの戦闘指揮官、地球連邦政府との折衝役を務めるなど、異例の出世を果たしている。また、指揮官時には自身の部隊としてニュータイプ部隊「プルクローン」も有しており、「マスター」として彼女達を率いている。
ザビ家の血を引いているとされるが、詳細は明らかになっておらず、デギン・ソド・ザビの庶子という説[1]、デギンまたはギレン・ザビの遺伝子で作られた試験管ベビーという説等々、諸説があり定まっていない状態となっている。しかしながら自らをザビ家に連なる者と信じる意思は強く、ミネバ・ラオ・ザビを傀儡としジオンの再興を掲げるハマーンに対してはザビ家の名を騙る存在として密かに対抗心を燃やしており、出世の道を進みつつ次第に叛意を募らせていった。
エゥーゴのMSパイロット、ルー・ルカとは初陣の際に鉢合わせして一目惚れした片思いの関係であり、以降、度々彼女に執着し会うたびに口説こうとする年頃の青年らしさを見せている。しかし、それは同時に相手を敵として割り切れない彼の甘さを示している上、その気の無い彼女からは毎回いい様に利用され憂き目を見る羽目に陥っている。
ハマーンの下で戦いつつ密かに軍備を蓄えていったグレミーは戦争終盤、ハマーンに対して反旗を翻すと、アクシズを制圧し、反ハマーン派のネオ・ジオン兵を糾合。グレミー軍として決起し、ハマーン指揮下のハマーン軍と内戦状態に陥る。
しかし、ネオ・ジオン軍が地球制圧を順調に進めている中での唐突な反乱は、それまで追い込まれる立場にあった地球連邦軍とエゥーゴに付け入る隙を与える事に繋がってしまい、結果としてネオ・ジオン軍は崩壊。グレミーも戦争末期のアクシズ内部における戦闘においてプルツーの操縦するクィン・マンサに同乗し出撃するも、ネェル・アーガマ所属のガンダムチームと交戦の末、戦死した。
登場作品と役柄
- 機動戦士ガンダムΖΖ
- 初出作品。第9話で初登場しており、当初は一兵卒の若々しい青年で、世間知らずのお坊ちゃん、加えてマザコンという年相応のキャラクターだった。マシュマー・セロの部下としてガザCに乗って初陣を飾る際、敵であるルー・ルカと出会い、一目惚れするが、彼女がアーガマに帰還する為に利用されてしまう。…と、あからさまなボケキャラだったはずが、上官だったマシュマー、キャラが相次いで左遷したことにより巡洋艦ミンドラの指揮を任されてしまう。専用の軍服をたまわったり、新型機のバウを受領したり、サイコガンダムMk-IIを頂いたり、連邦高官と会食したり、突然の昇格であった。これは、彼の出生(の一説)が関係している。地球圏攻略に成果を上げたが、後に自らをジオンの正当の後継者と称し、ハマーンに反旗を翻した。この時に彼の大きな戦力となったのが、エルピー・プルやプルツーを始めとした、ニュータイプ部隊であった。しかし、手塩にかけて育てていたエルピー・プルは波長のあったジュドーの元に行ってしまい、切り札のプルツーも離反してしまう。ザビ家再興の大儀を掲げるが、ジュドーに「自己満足」と一蹴されてしまった。最後はクインマンサのコクピットを出たところを想い人のルーに狙撃されて命を落とした。
- 機動戦士ガンダムUC
- 直接の登場はしないものの、原作小説版第4巻およびOVA版episode 3にてバナージ・リンクスがマリーダ・クルスと精神感応して彼女の過去を見た際、彼女をコールドスリープから目覚めさせた人物である事を仄めかす描写がされた。
- 機動戦士ガンダム ギレン暗殺計画
- 機動戦士ガンダム U.C. ENGAGE
- ストーリーイベント「声なき声のささやきを」に登場。フラナガン機関に所属していたセリーヌ・ロムをコールドスリープから目覚めさせる。その後「アムロシャアモード」にも登場したが、こちらではプルクローンだけではなくグレミー自身も多数のクローンが存在している驚愕の設定になっている。
人間関係
エゥーゴ
- ルー・ルカ
- エゥーゴの志願兵。初陣の際、迷子になっていた彼女を助け、一目惚れしてしまう。以降、彼女にアタックをかけてはぞんざいにあしらわれる事の繰り返しで、想いが伝わる事の無いまま最終的に彼女によって討たれてしまった。
- ジュドー・アーシタ
- ΖΖガンダムのパイロット。
ネオ・ジオン
- エルピー・プル
- 配下のニュータイプ少女。当初はマスターであるグレミーに従っていたものの、ジュドーとの出会いを切欠にアーガマ側へと離反してしまう。
- プルツー
- プルのクローン。プルとは違い、グレミーの手駒として彼の命令に実直に従っていたものの、ジュドーやプルの魂の説得を受け己の立場に疑問を抱くようになってしまい、最終的にジュドーの元に走った。
- プルクローン
- グレミーが率いる強化人間部隊。グレミーの指示に彼の亡き後も忠実に従ったものの、最終的に全滅する末路を迎えた。
- プルトゥエルブ (マリーダ・クルス)
- プルクローンの内の1人。姉妹が死んでいく中、辛うじて生き残り、紆余曲折あって「マリーダ・クルス」として再び戦いに身を投じる事になる。
- ハマーン・カーン
- マシュマー・セロ
- 新兵時代の上官。彼が左遷される際、艦を降りる彼を只1人気遣った。しかしその後再び邂逅する事は無く、敵対する間柄となってしまう。
- ラカン・ダカラン
- 歴戦のベテランパイロット。地球の支配権を貰う条件でグレミー側についた。
- オウギュスト・ギダン
- ハマーンの命令でグレミーを監視していた。グレミーの切り札を見せられて彼の元にくだるが、ニュータイプとはいえ子供を戦力にしていたことに軍人としてのプライドが傷つけられ、ガンダムチームに挑むが敗れ去った。
その他
- ギレン・ザビ
- グレミーは彼の遺伝子から作られた試験管ベビーであるとする資料もある。
- ディドー・カルトハ
- アフリカ独立戦線の「青の部隊」を率いる隊長。砂漠を彷徨っていたところを彼に助けられる。助ける条件としてグレミーに任務を強要させるも、大義を為そうとする彼の強い意思に次第に共感していき、最期は1人の戦士として認め、部隊と仲間達を託した。
- セリーヌ・ロム
- 彼女をコールドスリープから目覚めさせる。目覚めた彼女の行動原理に対しては自分の境遇もあってかある程度の理解を示していた。
- 誰がグレミーに情報を教えたのか、どこまで彼女についての情報を知っていたのかは不明だが、セリーヌとフラナガンの人間関係についてもある程度は把握していた。教えたのは元フラナガン機関所属とされるマガニーではないかとも推測は出来る。
名台詞
機動戦士ガンダムUC
- ”ようこそ、この世界へ。寒くはないか?”
”君は十二番目の妹だ。姉さんたちはもう外で働いている。さあ、ぼくと一緒に外の世界へ行こう” - 原作小説第4巻より、バナージが見たマリーダ(プルトゥエルブ)の過去にて。カプセルから自身を引き起こした青年の瞳は外気よりも冷たい。しかし手のひらを握るその手は温かく、プルトゥエルブは彼を自然と「マスター」と認識した自身に疑念を抱きつつ、外の世界へと足を踏み入れた――。
文中には「金髪の青年」「ネオ・ジオン軍の制服を着た青年」としか表記されていないが、グレミーである事は間違いないだろう。
迷台詞
機動戦士ガンダムΖΖ
- 「よく見ればいい加減なモビルスーツ!一挙に潰す!」
- 第12話より、Ζザクを一目見た時の評価。味方からすらも酷評を受けたΖザクであったが、新兵であるグレミーからも完全に舐められる始末であった。
搭乗機体・関連機体
- ガザC
- 『ΖZ』第9話で搭乗。一兵卒時代のグレミーの最初の搭乗機。
- ガザD
- 『ΖZ』第12話で搭乗。
- バウ
- 主な搭乗機。『ZΖ』第15話から搭乗した。
- ドライセン
- 『ΖZ』第31話にて搭乗。青の部隊を率いた。
- クィン・マンサ
- 『ΖΖ』第46話にてプルツーと同乗。グレミーの最後の搭乗機となった。
- ミンドラ
- 座乗艦。地球降下作戦に伴いサンドラへと移乗した。
- サンドラ
- 地球降下作戦時の座乗艦。
余談
- 「B-CLUB 15 アニメディア別冊機動戦士ガンダムΖΖ PART2」や「アニメディア 1986年10月号」など、幾つかの書籍には『ΖΖ』のトミノメモにおけるグレミーの裏設定が紹介されている。それによれば、グレミーはギレンの精子とニュータイプの素質のある女性の卵子を人工的に受精させた試験管ベビーとの事だが、更にプルやプルツー、プルクローンは別の女性の卵子を使って生まれた一卵性双生児、つまりグレミーの妹であるとしている。
商品情報
資料リンク
リンク
脚注
- ↑ 書籍「機動戦士ガンダム エピソードガイド vol.3 ネオ・ジオン編」59ページ