「バイアラン」の版間の差分
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− | + | 両脇と腰部に搭載されたメイン・スラスターによりMS単体での大気圏内飛行能力を実現しており、更に肩部に装備された熱核ジェットエンジンは旋回や姿勢制御などに用いられる。また、[[熱核ロケットエンジン]]への換装で宇宙空間での運用も可能。 | |
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+ | 主推進器のメンテナンスが煩雑で開発コストも高く、余裕の無い設計ゆえに本格的な量産には至らなかったが、[[グリプス戦役]]後も独自の改修が施された後継機も開発されるなど一定の技術的成果を残す事になった。 | ||
== 登場作品と操縦者 == | == 登場作品と操縦者 == | ||
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;[[機動戦士Ζガンダム A New Translation]] | ;[[機動戦士Ζガンダム A New Translation]] | ||
− | : | + | :第三部にジェリド機のみ登場。TV版と活躍等はあまり変わらないが、地上での戦闘がカットされている。 |
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− | : | + | :第3話で[[ディエス・ロビン|ドナ・スター]]の搭乗機として登場。<br />[[U.C.]]0088時に発生したテロリストによる[[地球連邦軍 (UC)|連邦]]幹部機襲撃事件の際にその場に居合わせ、単機でテロリスト達を殲滅している。その上で旅客機を救助したが、彼の方針がティターンズの意にそぐわなかったため、上官であるゼフテラ中佐の計らいで戦死した事にされた。以後、ティターンズから離れた彼は、整備士ディエス・ロビンとして生きていく事になる。 |
;[[機動戦士ガンダム U.C.0094 アクロス・ザ・スカイ]] | ;[[機動戦士ガンダム U.C.0094 アクロス・ザ・スカイ]] | ||
− | : | + | :ディエス・ロビンが旧ティターンズ系の武装組織の本拠地「[[デビルズ・ネスト]]」にあった機体を強奪し搭乗。[[フレスベルク隊]]と[[レイヴン隊]]に加勢する形で戦闘を行なっている。 |
;[[機動戦士クロスボーン・ガンダム DUST]] | ;[[機動戦士クロスボーン・ガンダム DUST]] | ||
− | : | + | :第1話で強盗団の頭目が搭乗。頭部には[[ガンダムタイプ]]の伝説にあやかり、ガンダム風のマスクが付けられている。意図せず[[アッシュ・キング]]のトラウマを刺激してしまった事で、彼の乗る[[アンカー]]の前にほぼ一方的に撃破された。 |
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+ | :「アムロシャアモード」のキリマンジャロ戦でジェリドではなく[[ゲーツ・キャパ]]が搭乗。TV版のキリマンジャロ戦とは異なるカラーリングであり、頭部は頬にあたる部分が既に黄色に塗装され、頭部以外はTV版での再登場後のカラーリングと同一となっている。[[アムロ・レイ|アムロ]]や[[クワトロ・バジーナ|クワトロ]]を相手にある程度善戦はしたものの決着は付かず、[[ジャミトフ・ハイマン|ジャミトフ]]の乗るシャトル防衛のため、[[ロザミア・バダム|ロザミア]]のサイコガンダムと共に後退している。 | ||
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− | ;ビーム・サーベル | + | :接近戦用の斬撃武器。肘部の内側のサーベルラックに1基ずつ格納されており、使用時にサーベルの基部がポップアップし、反対の腕で抜刀する。本機のマニピュレータは3本指の為、保持のためにグリップの形状が三角柱型をした独特形状となっている。 |
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== 対決・名場面 == | == 対決・名場面 == | ||
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:第二次ネオ・ジオン抗争後にバイアランの残存機を改修して開発された技術試験機。 | :第二次ネオ・ジオン抗争後にバイアランの残存機を改修して開発された技術試験機。 | ||
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:[[ブッホ・コンツェルン]]が派遣した私兵集団『[[バーナム]]』の擁する改修機。顔がガンダムに似たツインアイとなっている。 | :[[ブッホ・コンツェルン]]が派遣した私兵集団『[[バーナム]]』の擁する改修機。顔がガンダムに似たツインアイとなっている。 | ||
+ | === 技術的関与のある機体 === | ||
+ | ;[[ガンダムTR-1[ヘイズル改]イカロス・ユニット装備]] | ||
+ | :[[ガンダムTR-1[ヘイズル改]]]に大気圏内飛行用のイカロス・ユニットを装着した機体。運用データがバイアランの開発に繋がっている。 | ||
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== 商品情報 == | == 商品情報 == | ||
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2023年12月8日 (金) 17:34時点における最新版
バイアラン | |
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外国語表記 | Byarlant |
登場作品 | |
デザイナー | 藤田一巳 |
スペック | |
---|---|
分類 | 空戦用試作型モビルスーツ |
生産形態 | 試作機 |
型式番号 | RX-160 |
頭頂高 | 18.6m |
本体重量 | 34.2t |
全備重量 | 54.7t |
主動力 | 熱核融合炉 |
ジェネレーター出力 | 1,760kW |
スラスター総推力 | 86,400kg |
装甲材質 | ガンダリウム合金 |
センサー有効半径 | 9,890m |
開発組織 | ティターンズ |
開発拠点 | キリマンジャロ基地 |
所属 | ティターンズ |
主なパイロット |
ジェリド・メサ ドナ・スター |
概要[編集 | ソースを編集]
キリマンジャロ基地で開発されたティターンズの試作型モビルスーツ。
最大の特徴は、熱核ジェットエンジンの爆発的な推進力による飛行能力にあり、その運用思想の一つには大気圏外から侵入する敵機に対する高高度迎撃があったとされる。グリプス戦役当時、飛行能力を持つMSとして可変モビルスーツが開発されたが、開発費や整備性といった運用上の問題もあった。そうした状況下で、大推力スラスターを搭載した非変形MSとして考案されたのがバイアランである。
両脇と腰部に搭載されたメイン・スラスターによりMS単体での大気圏内飛行能力を実現しており、更に肩部に装備された熱核ジェットエンジンは旋回や姿勢制御などに用いられる。また、熱核ロケットエンジンへの換装で宇宙空間での運用も可能。
完成した機体は機体の軽量化と空力特性を追求し、ビーム・ライフルなどの装備品を切り捨て、腕部にメガ粒子砲を内蔵させるなどの改良が施された結果、モビルスーツ単独による滞空時間記録の大幅更新を実現しているが、その結果として武装と作戦継続時間の制限といった問題を有しており、MS同士による白兵戦能力にも乏しい。これはMSとしてのトータルバランスよりも大気圏内での飛行能力を優先したためで、その点で言えば当初のコンセプトを達成している。
主推進器のメンテナンスが煩雑で開発コストも高く、余裕の無い設計ゆえに本格的な量産には至らなかったが、グリプス戦役後も独自の改修が施された後継機も開発されるなど一定の技術的成果を残す事になった。
登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]
- 機動戦士Ζガンダム
- 初登場作品。第36話でジェリドがテスト中かつ全身がグレーの本機に強引に乗り込みカミーユのΖガンダムと交戦。その最中、カミーユを庇ったフォウのサイコガンダムを誤って撃墜している。再登場後は機体カラーが黒とグレーを基調としたものになっており、ダカールやゼダンの門等で度々Ζガンダムと交戦した他、アポリーのリック・ディアスやグワダンを撃墜する等の戦果を挙げている。
他にも第48話でパラス・アテネの直掩機として3機が確認されている。 - 機動戦士Ζガンダム A New Translation
- 第三部にジェリド機のみ登場。TV版と活躍等はあまり変わらないが、地上での戦闘がカットされている。
- 機動戦士ガンダムUC 星月の欠片
- 第3話でドナ・スターの搭乗機として登場。
U.C.0088時に発生したテロリストによる連邦幹部機襲撃事件の際にその場に居合わせ、単機でテロリスト達を殲滅している。その上で旅客機を救助したが、彼の方針がティターンズの意にそぐわなかったため、上官であるゼフテラ中佐の計らいで戦死した事にされた。以後、ティターンズから離れた彼は、整備士ディエス・ロビンとして生きていく事になる。 - 機動戦士ガンダム U.C.0094 アクロス・ザ・スカイ
- ディエス・ロビンが旧ティターンズ系の武装組織の本拠地「デビルズ・ネスト」にあった機体を強奪し搭乗。フレスベルク隊とレイヴン隊に加勢する形で戦闘を行なっている。
- 機動戦士クロスボーン・ガンダム DUST
- 第1話で強盗団の頭目が搭乗。頭部にはガンダムタイプの伝説にあやかり、ガンダム風のマスクが付けられている。意図せずアッシュ・キングのトラウマを刺激してしまった事で、彼の乗るアンカーの前にほぼ一方的に撃破された。
- 機動戦士ガンダム U.C. ENGAGE
- 「アムロシャアモード」のキリマンジャロ戦でジェリドではなくゲーツ・キャパが搭乗。TV版のキリマンジャロ戦とは異なるカラーリングであり、頭部は頬にあたる部分が既に黄色に塗装され、頭部以外はTV版での再登場後のカラーリングと同一となっている。アムロやクワトロを相手にある程度善戦はしたものの決着は付かず、ジャミトフの乗るシャトル防衛のため、ロザミアのサイコガンダムと共に後退している。
装備・機能[編集 | ソースを編集]
特殊機能[編集 | ソースを編集]
- 換装
- 熱核ジェットエンジンを熱核ロケットエンジンに換装する事で宇宙空間での戦闘にも対応できる。
武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]
- メガ粒子砲
- 両腕の掌部に1門ずつ内蔵されているメガ粒子砲。大気圏飛行能力を得るため、携行式の兵装を制限した結果、内蔵火器という形となった。出力は4.7MWと高く、ハイザックやマラサイのビームライフルの2倍以上ある。武装に制限がかかる問題こそ抱えているものの、腕部に搭載した事で広い射角を得ており、速射性にも優れるなど、機体に実用レベルの攻撃力を付与している。
- ビーム・サーベル
- 接近戦用の斬撃武器。肘部の内側のサーベルラックに1基ずつ格納されており、使用時にサーベルの基部がポップアップし、反対の腕で抜刀する。本機のマニピュレータは3本指の為、保持のためにグリップの形状が三角柱型をした独特形状となっている。
対決・名場面[編集 | ソースを編集]
関連機体[編集 | ソースを編集]
強化型・改修機 [編集 | ソースを編集]
- バイアラン・カスタム
- 第二次ネオ・ジオン抗争後にバイアランの残存機を改修して開発された技術試験機。
- バイアラン・カスタム2号機
- 上記のバイアラン・カスタムのデータをフィードバックして改修した完全版。
- バイアラン・イゾルデ
- ブッホ・コンツェルンが派遣した私兵集団『バーナム』の擁する改修機。顔がガンダムに似たツインアイとなっている。
技術的関与のある機体 [編集 | ソースを編集]
- ガンダムTR-1[ヘイズル改]イカロス・ユニット装備
- ガンダムTR-1[ヘイズル改]に大気圏内飛行用のイカロス・ユニットを装着した機体。運用データがバイアランの開発に繋がっている。
商品情報[編集 | ソースを編集]
ガンプラ[編集 | ソースを編集]